【R18】俺は悪くねえ! ~愛しのお姫様が女騎士に変化しているのを知らずに後ろの穴を穿ってしまいました~

ももちく

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序章

プロローグ:姫初め

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――北ラメリア大陸歴1492年9月30日 ウィーゼ王国 首都:オールドヨークにて――

 この日、北ラメリア大陸における各国で、秋の収穫を祝う祭りが一斉におこなわれていた。この大陸の東海岸に位置するウィーゼ王国でももれなく収穫祭が執りおこなわれており、人々は出来上がったばかりのウィーダ王国産の若いワインに酔いしれ、テーブルに並べられた料理に舌鼓を打っていた。

 この日ばかりはウィーゼ王国の国王であるエルフ族のロータス=クレープス自身も国民たちと一緒に、祭りに参加し、豊穣の神:ウケモチノカミに感謝の念を国王自ら伝えるのであった。

 毎年おこなわれるウィーダ王国主催の収穫祭では、無礼講が通例であり、国民たちは大きな広場の中央に設置された、これまた大きな丸テーブルの席に国王であるロータス=クレープスと共に座り、夜を通して歓談を楽しむこととなる。

 今年は特に果物系の実りが良く、それを用いて造られた各種の果実酒は格別な味を醸し出すこととなる。国王:ロータス=クレープスは国民たちと酒杯を交わし、ここ数年で一番と言われるほどの上機嫌となる。

 だが、国王の機嫌が良かったのは、自分の娘がどこぞの馬の骨とも知らぬ男と密会していることを知らない間までであった……。

 国王は同じエルフ族の王妃との間に一人の男児と二人の女児をもうけることとなる。そして、息子や娘たちはすくすくと育ち、中でも次女に当たるアイリス=クレープスは齢14にして、国一番の美女に成長していくだろうと、誰しもから羨ましがられるほどであった。そんな国民たちの羨望の的でありながらも、彼女自身は末っ子らしく自由奔放をモットーに育ってしまった。

 そして、そんな彼女であるからこそ、身分の壁を越えて、一人のニンゲン族の男と恋仲になってしまったのだ。14歳であるアイリス=クレープスが選んだ相手の名はレオナルト=ヴィッダー。彼は現在18歳であり、アイリス=クレープスより4歳ばかり年上であった。しかしながら、若輩者でありながらも数カ月前までは城の衛兵隊副長の任についていたのだ。

 なぜ、数カ月前までなのかと言えば、国王であるロータス=クレープスに、アイリス=クレープスとの関係を知られてしまったからだ。国王は手塩に育てた娘を庶民上がりの衛兵隊副長如きに渡すつもりは当然無かった。それゆえに、娘とレオナルト=ヴィッダーの仲を割くために、彼を衛兵隊から解雇して、さらには城の外へと追い出したのだ。

 だが、国王は油断していた。若い男女というモノは、障害が多ければ多いほど、その恋の炎が天を衝くほどに燃え上がらせることをだ。そして、アイリス=クレープスとレオナルト=ヴィッダーは密会を重ね、ついには首都:オールドヨークの一角にある愛し合う宿アイラブユー・ホテルに身を潜めることとなる。

「ま、待って! そんなの入らないっ! 痛い、痛いよ、レオ……」

「ごめん、アイリス。でも、俺はもう抑えられないっ」

 ダニが居座っていそうな簡素なベッドの上で、一国の姫と無職に近い若い男が半裸でお互いの身体を密着しあっていた。流れるように美しい銀髪で腰辺りまでのロングヘア―が特徴である姫の下半身にある幼い割れ目からは破瓜はかを象徴する血が流れだしており、それを為したのは赤が強い茶褐色の髪の男であった。

 彼は姫と同じくこれが初めてとなる性交であり、姫をおもんばかることが出来ないのであった。それゆえに、いきり立つおちんこさんを強引に姫の幼き割れ目に押し付け、さらには強盗が家屋に押し入るかのように姫の中へと侵入を果たしたのである。それだけならまだしも、その男は姫が初めての性交だというのに、その蕩けてしまいそうなほどの膣熱に脳を焼かれてしまい、強引に腰を前後にスライドさせてしまう。

 姫は青碧玉ブルー・サファイア色の両目からボロボロと大粒の涙を流すことになる。だが、それでも男は腰を前後に動かすのを止めずに、自分唯一人、一気に絶頂へと登り詰めようとしたのだ。

「やめて……。レオ、もっと優しくして……」

「うぐっ! アイリスの中が熱くて、俺はもうっ!!」

 姫は初体験というものはもっとロマンティックなモノだと想像していた。しかし、愛するレオナルトに半ば強引に大股を開かされ、親にも見せたこともない自分の内側をさらけ出されることとなる。さらには待ってほしい、優しくしてほしいと泣いて懇願しているのに、レオナルトは自分の意思を汲んではくれずじまいだ。

 股の内側から広がる痛みはレオナルトが腰を前後に動かす度に全身を駆け抜ける。半裸で抱き合っていた時は幸福の絶頂であったのに、今は地獄の炎で体内を焼かれているような気持ちに変わっていた。しかし、そんな彼女に対して、レオナルトは真逆の感想を抱いていた。肉棒と肉壁が十分な潤滑油も無しでこすれ合うことにより、レオナルトの幸福感は一気に高まり、ゾクゾクとした感覚が肉棒から脳内まで一気に駆け登ることとなる。

 そして、レオナルトの脳内が肉棒と子宝袋に送った次の命令は『アイリス=クレープスの膣内に白い毒液をまき散らせ』であった。レオナルトの子宝袋から肉棒の先端まであるパイプを大量の毒液が巡り、今まさに大量の毒液がアイリス=クレープスの膣内に噴射されることとなる。

 アイリス=クレープスはこの瞬間、何が起きたのかわからなかった。熱い溶岩が自分の下半身の内側を焼いたかのようにも思ったのだ。そして、次の瞬間には自分の身体へとレオナルト=ヴィッダーが全体重を預けてくることとなる。自分に乱暴を働いたこの男は今にも死んでしまうのかと思えるほどに荒い呼吸を自分の耳元で繰り返す。そして、ようやくアイリス=クレープスも気付くことになる。これが男でいうところの『果てる』であることを。

「はあはあ……。ごめん、アイリス。アイリスの中が気持ち良くて……」

「ううん……。でも、嬉しい。気持ち良いって言ってくれただけでも、わたしはホッとしちゃう」

 アイリス=クレープスは自分も彼と同様に『果てる』ことが出来なかったことは残念だと思ったが、それでもレオが気持ち良くなってくれただけで幸せであった。それだけで破瓜はかの痛みに耐えた甲斐はあったと思うのである。そして、出来るなら、自分の銀色に染まる頭を優しくレオに撫でてもらいたいと願うのであった。

 だが、レオナルト=ヴィッダーが彼女のそんな気持ちを察する前に、彼らの部屋に設置されている木製のドアを強引に蹴破られる。それだけでは済まされるはずもなく、簡易な鎧に身を包んだ兵士が数人、その部屋へずかずかと押し入る。

「レオナルト=ヴィッダー。ウィーダ王国に対する大罪を償ってもらうぜ?」

「ジル……バ? なんでお前がここに?」

 朦朧とする意識の中、レオナルト=ヴィッダーは侵入してきた兵士たちの一番前に出てきた男の顔を見て、驚きの表情をその顔に浮かべるしかなかった。自分とアイリス=クレープスとの仲を打ち明け、さらには親身に相談に乗ってくれた親友である男。その者の名はジルバ=フリューゲル。彼の顔はレオナルト=ヴィッダーに一度も見せたことも無い悪魔のような愉悦に満ち溢れた表情であった……。
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