【R18】俺は悪くねえ! ~愛しのお姫様が女騎士に変化しているのを知らずに後ろの穴を穿ってしまいました~

ももちく

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第3章:石造りの楽園

第5話:絶対防御の崩壊

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 フローラ=クレープスはそう言った後、憂い顔になり、自分が言った言葉を後悔することとなる。禁忌の愛だということは重々承知だ。兄との仲を国民たちが知れば、兄ともどもにこの国から追い出されるかもしれない。だが、それでも自分は強くありたいと願うフローラ=クレープスであった。親に敷かれた道の上を歩くことをよしとしないのは、何も妹であるアイリス=クレープスだけではないのだ。

 婚約者がいる身ではあるが、それでも焦がれた心を癒してくれるのは、今、目の前で自分の乳首をチュパチュパと赤ん坊のように吸っている男だ。痛いようなくすぐったいような吸い方をしてくる兄に対して、フローラ=クレープスは悩んでいること自体が馬鹿らしく感じてしまう。そんな兄の身体を押しのけ、同じベッドの上で兄を仰向けの状態にする。そして、自分も楽しまなければ損だとばかりに、兄の身体をまたぎ、その兄の腹の上に自分の尻を乗せる格好となる。

「おっとぅ! まだ前戯は十分じゃないでしょう? 濡れぬままに挿入されるのは嫌がるフローラくんでしょう?」

「たまには痛みも感じてみるのも一興と思いまして。さあ、誰かに密会場所を嗅ぎつかれる前に、出すもの出してもらいますわっ!」

 フローラ=クレープスはそう言うなり、右手を兄の胸に起き、左手で兄のお仕置き棒の位置を調整する。兄のお仕置き棒はすでにギンギンに立ち上がり天井を向いている。そのお仕置き棒の角度と位置を左手で調整したフローラ=クレープスはうぅんっ! と一度、いやらしい漏れ声を出した後、一気にそのお仕置き棒を自分の卑肉の内側へと埋没させる。その後、両手を兄のみぞおち近くに置き、リズミカルに尻を上下させて、兄のお仕置き棒の熱と硬さを存分に味わう。

 フローラ=クレープスが尻を上下させるたびに、彼女の下腹に浮かぶ紋様がほのかに明滅する。その紋様の明滅と彼女の快楽は同期しており、フィルフェン=クレープスから見ても、妹が存分に喜んでくれていることを知ることが出来る。そして、もっと妹を喜ばせるためにも、フィルフェン=クレープスは彼女の尻の上下運動に合わせて、自分の腰も器用に上下させる。

 兄の腰骨と妹の尻が音楽を奏でるたびに、彼女はみだらかな唄をそのぷっくりとした唇を震わせて歌い出す。そんな妹をお仕置き棒だけでなく、視覚でも堪能する兄は段々と限界に達しようとしていた。つい先ほどまで余裕しゃくしゃくとした顔をしていたフィルフェン=クレープスであったが、脳から背中、さらに腰へと電流が流れて行き、それはお仕置き棒と子宝袋に伝播していく。さらには電流の量自体も増していき、不覚にもフィルフェン=クレープスの方も喘ぎ声をあげ始める。

 その声に気を良くしたのか、逆に余裕が生まれたのが妹のフローラ=クレープスであった。彼女は上下運動だけでなく、前後にも尻を振り始める。内股を兄の下腹に付けたままのその前後運動は兄の嬌声をあからさまに増させた。

 今、ベッドの上での主導権は完全に妹であるフローラ=クレープスが握っており、兄のフィルフェン=クレープスは腰を上下させることもできぬほどになっていた。ただ、必死に子宝袋から管を通して、お仕置き棒の先端からスペル魔が飛び出すのを必死に抑えるだけの身となってしまっていた。

「わたくしの勝ちですわ。さあ、おイキなさいな?」

「くっ! まだです、まだこれからですっ! 詠唱コード入力。天使の御業……。『絶対防御の崩壊クラッシュ・ダイアモンド』!!」

 勝ちを確信していたフローラ=クレープスはいきなり禁忌魔術の詠唱を開始した兄に驚くことになる。兄の身体全体がほのかに明滅し、ついで、彼の額近くの空中に詠唱コードが輪を描く。そして、その輪が弾け飛ぶや否や、フローラ=クレープスの下腹に描かれていた紋様が揺らめいた後、その紋様自体がかき消されるように霧散していく。

「フィル! あなたっ!!」

「ははっ! この時を待っていました……。さあ、存分に孕みなさいっ!」

 フローラ=クレープスは身の危険を感じ、卑肉から兄のお仕置き棒を抜こうとする。だが、兄はそんな妹の動きを静止させるために、上半身を起き上がらせ、さらには勢いを持ってして、騎乗位から座位、さらには正常位へと移行する。もちろん、卑肉とお仕置き棒は繋がったままだ。妹をベッドの上に押し倒す体位へと移行した後、兄は自分の全体重で妹を押しつぶしてしまう。

 兄であるフィルフェン=クレープスは学者肌のために、申し訳ない程度の筋肉しかその身体に身についていない。だが、それでも男の肉体であることは変わらない。フローラ=クレープスは兄が覆いかぶさってくることで、御自慢のFカップが余計に潰れてしまう。それでも、なんとか抗おうとするが、それよりも先に卑肉の中で埋もれているお仕置き棒が細かく振動しはじめたことを素早く察知する。

 フローラ=クレープスは両目を必死に閉じ、まるで今にも死んでしまいそうなほどに、両腕、両足を用いて兄の身体をがっちりとホールドしてしまったのだ。兄はそれをゴーサインだと勘違いし、子宝袋の中に溜まっていた2年分のスペル魔を妹の膣内に射出する。それは久方ぶりの膣内射精であった。いくら傲慢なフィルフェン=クレープスといえども、城に住む人々の眼を気にして、この2年ばかり、この行為が出来ずにいたのだ。フィルフェン=クレープスはありったけのスペル魔をフローラ=クレープスに惜しみなく注ぎ込み続ける。

 対して、それをされているフローラ=クレープスの胸中は恐怖心に支配されていた。自分個人としては兄の子を孕んでも良いと思っている。いや、願っている。だが、それは今ではないのだ。周りに認められてからの話なのだ。それなのに、兄はそんな妹の気も知らずに散々にマグマの塊を自分の膣内に発射した。それがどれほどの恐怖なのかを兄がわかってくれないことに涙した。

「ひどいのですわ……」

「ええ、先生はひどい男です」

 泣きじゃくる妹に対して、兄は身体を重ねたまま、丁寧に妹の銀髪を撫でる。許されない行為であることを知っているが、それでもスペル魔を放射することをやめれなかった兄はその行為自体をごまかすように妹のほっぺたにキスをする。そうでありながらも、赤子のように泣きじゃくる妹をよしよしとなだめつつも、未だに妹の卑肉の中に居座るお仕置き棒は再び硬度と熱量を増す一方であった。

「すいません……。貴女の泣きじゃくる顔を見ていたら、また立ってしまいました」

「ばかっ!」

 その後のフィルフェン=クレープスが妹に取った行動は、男として情けないの一言であった。彼はフローラ=クレープスの寝室の床で土下座を敢行し、妹の機嫌が直るまで、その体勢を維持させられ、さらには妹の足先でお仕置き棒を散々に踏みつけられることとなる……。
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