73 / 261
第8章:地上の楽園
第2話:エクレアの名乗り出
しおりを挟む
レオナルト=ヴィッダー一行が青銅製の戦士たちと出くわしたのは、森の真っただ中だというのに、開けた場所であった。平らな石が草原に敷き詰められており、石畳による闘技場を思わせる造りであった。そこに青銅製の戦士たちが立ち並び、レオナルト=ヴィッダーたちと問答を繰り返していたのだ。そして、レオナルト=ヴィッダーがいつも通りに神から与えられた試練に抗いを見せたと同時に青銅製の戦士たちは武器を手に取り、その闘技場の上へと登ったのだ。
「さあ、誰が最初にワレラを打ち倒してクレルノカ? ワレラは誰からの挑戦も受けヨウゾ」
青銅製の戦士たちのリーダーがそう言ってくるのを受けて、レオナルト=ヴィッダーたちは円陣を組む。そして、誰が石畳製の闘技場の上にあがるのかと相談し始める。候補としては、デーブ=オクボーンとリリベル=ユーリィの両名である。しかし、デーブ=オクボーンはここまでの道中、道なき道を切り開いてきたために、体力を消耗しきっている。ここで怪我でもされたら、この後が大変になる。そういう理由から、皆の視線はリリベル=ユーリィに集中することとなる。
「あっ。リリベルさ~ん。あたしでも構いませんよ~? あたし、こう見えても人並み以上に戦えるんです~~~」
暗黙の了解でリリベル=ユーリィに決まりかけていたところに、エクレア=シューが名乗りをあげる。リリベル=ユーリィは無意識に眉間にシワをよせてみせるが、エクレア=シューは実りかけのスイカのようなおっぱいを右手でドンと叩いてみせて、任せてほしいと願いでる。リリベル=ユーリィは難しい顔つきになりつつ、指示を仰ぐためにもレオナルト=ヴィッダーに顔を向ける。
「まあ、良いんじゃねえか? 名乗り出たのがクルスなら止めるが、エクレアがここまで自信ありげに言うからには、勝算が十分にあるんだろう」
リリベル=ユーリィもまた、レオナルト=ヴィッダーと同じ考えを抱いていた。なんと言っても、エクレア=シューはかの海皇の娘である。73番目の娘と言えども、海皇の血を引いているのだ。そんな彼女が人並み以上に戦えるというのであれば、今のうちにその実力を見極めておいたほうが得だと思った。この先、自分だけの力ではレオを護り切れない時がやってくるかもしれない。戦力は多いほど良いのだ。それが自分の恋敵だとしても。
「じゃあ、エクレア。ここは任せたわよ。大怪我だけはしないでちょうだい」
「はい、わかりましたのです~~~。秒殺してくるので、腰を抜かさないように注意してくださいね~~~」
リリベル=ユーリィは『秒殺』してくるという言葉を聞き、カチンと頭にきてしまう。闘技場を占拠している戦士たちは見るからに身体全体が青銅製だというのに、それを秒殺してくると宣言するこの女狐に腹が立ってしょうがない。現に向こうはエクレア=シューの呑気な秒殺宣言が聞こえたらしく、青銅製の顔でありながらも、コメカミにビキビキと青筋らしきものを立てている。
どこからどう見ても悪いのはエクレア=シューである。しかし、彼女はまるでその辺に散歩でも行ってくるといった感じの軽やかなステップを踏みながら、闘技場にのぼっていってしまう。
「さて、お待たせしたのです~~~。か弱い女性ですが、どうかお手柔らかに全員でかかってくるのです~~~」
エクレア=シューはあくまでも青銅製の戦士たちを挑発し続けた。青銅製の戦士たちの青筋は浮かびあがるだけでは済まずに、ビキビキッ! とはっきりとした亀裂へと変わってしまう。青銅製の戦士たちは戦士道精神を捨てて、闘技場にあがってきたエクレア=シューを取り囲んでしまう。そして、彼らはその手に武器を持ったまま、じりじりとその包囲網を狭めていく。しかしながら、エクレア=シューはまったくもって、無頓着に詠唱を開始する。
エクレア=シューが詠唱を開始すると同時に、彼女の足元の石畳に申し訳ない程度の水たまりが出来上がる。そして、その水たまりの底から彼女の瞳の色と同じ色をしたターコイズブルーの宝石が先端にはまった魔法の杖が現出したのである。その魔法の杖は宙に浮いたまま、宝石から発する光を強めていく。光が強まると同時にエクレア=シューの身体の内側から海色の魔力があふれ出し、それがさざ波から津波へと変化するまで数秒程度しか時間を要さなかった。
青銅製の戦士たちは、濃厚な密度を持つエクレア=シューの魔力の波を受け、後ずさりせずにはいられなかった。一歩、また一歩、海色の魔力押されて、物理的に彼女から距離を空けていく青銅製の戦士たちであった。しかし、たかが小娘に気圧されてばかりでいてたまるかと、青銅製の戦士Aが目に見えぬ濁流に向かって、前へ前へと歩を進めていく。
しかし、他の青銅製の戦士B~Fの目には驚愕の光景が映ることとなる。なんと、青銅製の戦士Aが波に洗われるかのように、その青銅で出来た身体をボロボロに崩れさせ始めたのである。最初は身体の表面にある汚れた部分だけが洗い流されていた。しかし、エクレア=シューとの距離を縮めれば縮めるほどに、長年において付着した汚れだけでなく、青銅製の戦士Aが着る青銅製の全身鎧までもがボロボロに風化していく。
この時点でエクレア=シューは自分の身から放たれる魔力を実際の物質へと変換してはいなかった。ただ、その身から溢れる海色をした魔力の波だけで、青銅製の戦士Aの身体全体が粉々のバラバラにしてしまったのだ。そうしたというのに、彼女はさも準備運動が終わったとばかりにブルーターコイズが先端に取り付けられた魔法の杖をその両手で握り、戦闘の構えを取る。
青銅製の戦士B~Fはたまったものではなかった。眼の前の小娘が魔術のひとつでも使うその前段階だけで、自分たちの戦友のひとりを砕いてしまったことに戦々恐々となってしまう。青銅製の戦士B~Fは戦いを続行するか、それともおめおめと逃げ出すかの二択を迫られることとなる。
だが誰一人、青銅製の戦士たちは逃げるという選択を選びはしなかった。青銅製の戦士B~Fは誇りを大事にした。その手に持つ武器を振り上げて、小娘に向かって振り下ろす。しかし、その凶刃は決してエクレア=シューを傷つけることは出来なかった。海色の魔術障壁がエクレア=シューを包み込むように展開されており、青銅製の戦士たちが振り下ろした5重撃の全てが受け止められることとなる。
そして、その5重撃の衝撃を受け止めきった海色の魔術障壁は、受けた衝撃を鋭い棘へと変換し、障壁の外側へと発散させる。発散された棘エネルギーは真っ直ぐに青銅製の戦士B~Fに向かっていく……。
「さあ、誰が最初にワレラを打ち倒してクレルノカ? ワレラは誰からの挑戦も受けヨウゾ」
青銅製の戦士たちのリーダーがそう言ってくるのを受けて、レオナルト=ヴィッダーたちは円陣を組む。そして、誰が石畳製の闘技場の上にあがるのかと相談し始める。候補としては、デーブ=オクボーンとリリベル=ユーリィの両名である。しかし、デーブ=オクボーンはここまでの道中、道なき道を切り開いてきたために、体力を消耗しきっている。ここで怪我でもされたら、この後が大変になる。そういう理由から、皆の視線はリリベル=ユーリィに集中することとなる。
「あっ。リリベルさ~ん。あたしでも構いませんよ~? あたし、こう見えても人並み以上に戦えるんです~~~」
暗黙の了解でリリベル=ユーリィに決まりかけていたところに、エクレア=シューが名乗りをあげる。リリベル=ユーリィは無意識に眉間にシワをよせてみせるが、エクレア=シューは実りかけのスイカのようなおっぱいを右手でドンと叩いてみせて、任せてほしいと願いでる。リリベル=ユーリィは難しい顔つきになりつつ、指示を仰ぐためにもレオナルト=ヴィッダーに顔を向ける。
「まあ、良いんじゃねえか? 名乗り出たのがクルスなら止めるが、エクレアがここまで自信ありげに言うからには、勝算が十分にあるんだろう」
リリベル=ユーリィもまた、レオナルト=ヴィッダーと同じ考えを抱いていた。なんと言っても、エクレア=シューはかの海皇の娘である。73番目の娘と言えども、海皇の血を引いているのだ。そんな彼女が人並み以上に戦えるというのであれば、今のうちにその実力を見極めておいたほうが得だと思った。この先、自分だけの力ではレオを護り切れない時がやってくるかもしれない。戦力は多いほど良いのだ。それが自分の恋敵だとしても。
「じゃあ、エクレア。ここは任せたわよ。大怪我だけはしないでちょうだい」
「はい、わかりましたのです~~~。秒殺してくるので、腰を抜かさないように注意してくださいね~~~」
リリベル=ユーリィは『秒殺』してくるという言葉を聞き、カチンと頭にきてしまう。闘技場を占拠している戦士たちは見るからに身体全体が青銅製だというのに、それを秒殺してくると宣言するこの女狐に腹が立ってしょうがない。現に向こうはエクレア=シューの呑気な秒殺宣言が聞こえたらしく、青銅製の顔でありながらも、コメカミにビキビキと青筋らしきものを立てている。
どこからどう見ても悪いのはエクレア=シューである。しかし、彼女はまるでその辺に散歩でも行ってくるといった感じの軽やかなステップを踏みながら、闘技場にのぼっていってしまう。
「さて、お待たせしたのです~~~。か弱い女性ですが、どうかお手柔らかに全員でかかってくるのです~~~」
エクレア=シューはあくまでも青銅製の戦士たちを挑発し続けた。青銅製の戦士たちの青筋は浮かびあがるだけでは済まずに、ビキビキッ! とはっきりとした亀裂へと変わってしまう。青銅製の戦士たちは戦士道精神を捨てて、闘技場にあがってきたエクレア=シューを取り囲んでしまう。そして、彼らはその手に武器を持ったまま、じりじりとその包囲網を狭めていく。しかしながら、エクレア=シューはまったくもって、無頓着に詠唱を開始する。
エクレア=シューが詠唱を開始すると同時に、彼女の足元の石畳に申し訳ない程度の水たまりが出来上がる。そして、その水たまりの底から彼女の瞳の色と同じ色をしたターコイズブルーの宝石が先端にはまった魔法の杖が現出したのである。その魔法の杖は宙に浮いたまま、宝石から発する光を強めていく。光が強まると同時にエクレア=シューの身体の内側から海色の魔力があふれ出し、それがさざ波から津波へと変化するまで数秒程度しか時間を要さなかった。
青銅製の戦士たちは、濃厚な密度を持つエクレア=シューの魔力の波を受け、後ずさりせずにはいられなかった。一歩、また一歩、海色の魔力押されて、物理的に彼女から距離を空けていく青銅製の戦士たちであった。しかし、たかが小娘に気圧されてばかりでいてたまるかと、青銅製の戦士Aが目に見えぬ濁流に向かって、前へ前へと歩を進めていく。
しかし、他の青銅製の戦士B~Fの目には驚愕の光景が映ることとなる。なんと、青銅製の戦士Aが波に洗われるかのように、その青銅で出来た身体をボロボロに崩れさせ始めたのである。最初は身体の表面にある汚れた部分だけが洗い流されていた。しかし、エクレア=シューとの距離を縮めれば縮めるほどに、長年において付着した汚れだけでなく、青銅製の戦士Aが着る青銅製の全身鎧までもがボロボロに風化していく。
この時点でエクレア=シューは自分の身から放たれる魔力を実際の物質へと変換してはいなかった。ただ、その身から溢れる海色をした魔力の波だけで、青銅製の戦士Aの身体全体が粉々のバラバラにしてしまったのだ。そうしたというのに、彼女はさも準備運動が終わったとばかりにブルーターコイズが先端に取り付けられた魔法の杖をその両手で握り、戦闘の構えを取る。
青銅製の戦士B~Fはたまったものではなかった。眼の前の小娘が魔術のひとつでも使うその前段階だけで、自分たちの戦友のひとりを砕いてしまったことに戦々恐々となってしまう。青銅製の戦士B~Fは戦いを続行するか、それともおめおめと逃げ出すかの二択を迫られることとなる。
だが誰一人、青銅製の戦士たちは逃げるという選択を選びはしなかった。青銅製の戦士B~Fは誇りを大事にした。その手に持つ武器を振り上げて、小娘に向かって振り下ろす。しかし、その凶刃は決してエクレア=シューを傷つけることは出来なかった。海色の魔術障壁がエクレア=シューを包み込むように展開されており、青銅製の戦士たちが振り下ろした5重撃の全てが受け止められることとなる。
そして、その5重撃の衝撃を受け止めきった海色の魔術障壁は、受けた衝撃を鋭い棘へと変換し、障壁の外側へと発散させる。発散された棘エネルギーは真っ直ぐに青銅製の戦士B~Fに向かっていく……。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる