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第9章:海皇の娘
第1話:エクレアの役目
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デーブ=オクボーンはエクレア=シューを両腕で抱きかかえ、レオナルト=ヴィッダー、リリベル=ユーリィ、そして緋喰い鳥との戦いに巻き込まれない位置で、固唾を飲んで戦いの趨勢を見守っていた。すでに自分が介入できる戦いでないことは重々承知であり、その場から足を一歩も動かせなくなっていた。彼の傍らに立つクルス=サンティーモも同様である。この事態を誰かが収集をつけなければならないというのに、黒い大蛇が暴れまわる戦場に一歩、足を踏み入れれば、自分たちは死の世界へと誘われるだろうと確信めいたものを心に抱いていた。
「降ろしてほしいのです~。このままじゃ、本当の意味でレオン様があっち側から戻ってこれなくなっちゃうのです~」
デーブ=オクボーンはギョッとする。お姫様抱っこしていたエクレア=シューが鈍い汗を額からだらだらと流しているというのに、左手をデーブ=オクボーンの左手に添えながら、自分がやらねば誰がやるのだと言わんばかりの表情でデーブ=オクボーンに訴えかける。デーブ=オクボーンはどうしてよいものかと逡巡するが、エクレア=シューを信じて、彼女を草地の上に降ろす。
草地の上に2本の足で立ったエクレア=シューは心配そうにこちらを見てくるクルス=サンティーモに向かってにっこりと微笑む。
「あたしがパパからレオン様との同行を許されたのは、きっと、この事態をどうにかしろと言われていたからだと思うのです~~~。だから、あたしはあたしの役目を全うするのです~~~」
エクレア=シューはあっさりと自分の父親がレオンとくっつくのを良しとしたことに、少しだけ懐疑の心を抱いていた。いくら73番目の娘だとしても、可愛い盛りの娘をどこの馬の骨ともしれぬ男の下に行っても良いと快諾したのだ。そこに何かの思惑があることは当然であった。レオンは左腕に装着した素戔嗚に飲み込まれ、自我を失いかけていることを感じずにはいられなかった。レオンに注ぎ込まれた素戔嗚の呪力の残滓が、エクレア=シューの身体を未だに蝕み続けている。
しかし、怪我の功名という言葉通り、呪力の残滓がレオンの今の状態をエクレア=シューに教えてくれていた。身体の内側がヒリヒリと真夏の太陽に焼かれているかのような感触を味わうこととなる。全身に倦怠感と軽い痺れを覚えると同時に、どうしても心の底から怒りの色が沸き上がってくる。残滓でこれだから、本体の方は太陽の核近くで太陽の熱を直に浴びているほどに違いないと思えて仕方がないエクレア=シューであった。
だからこそ、太陽のような偉大な存在には、『母なる海』で対抗するしかないと思うエクレア=シューであった。彼女は海皇の73番目の娘である。海色に近しいターコイズブルーの彼女の眼に強い光が宿る。彼女の眼の色と同じ色の宝石が先端にはめこまれた魔法の杖を両手で強く握り、それを本当の意味で杖代わりにしながら、暴威が荒れ狂う戦場へと一歩、また一歩と身体を前へと進めていく。
エクレア=シューはちらりとリリベル=ユーリィの方を見ると、彼女は大量のイバラに喰われたと思えば、次の瞬間にはイバラが花弁のように花開き、紅い全身鎧に身を包んでいた。
(リリベルさんも、この場に居ないといけない人物だったんですね~~~)
薔薇騎士として生まれ変わったリリベル=ユーリィを見て、エクレア=シューは疑念を確信へと変える。レオンに関わる人物はそれぞれに役目を背負っているのだと。リリベル=ユーリィは名乗り通りにレオンの盾であり、剣であった。彼女の身に巻き付かんとしている黒い大蛇たちを次々と圧倒していく。その雄姿に勇気づけられたエクレア=シューは、虚空を見続けながら高笑いしつづけるレオンの背中側から近づいていく。
(あとちょっとなのです~~~。レオンに母性を与えるのはあたしの役目なのです~~~)
エクレア=シューとレオナルト=ヴィッダーまでの距離は5ミャートルまで縮まっていた。レオンに近づけば近づくほど、彼女の身体を蝕む呪力の残滓は暴れる力を増していく。エクレア=シューは恐怖に飲み込まれそうになるが、それでもレオンへ向かって歩いていく。そして、ついにターコイズブルーの宝石がはめこまれた魔法の杖がレオンの背中に届くところまで接近することに成功する。
そうであるのに、レオナルト=ヴィッダーは彼女に気づかぬままに両腕を大きく左右に広げたまま、ハーハハッ! と高笑いをし続けるのみである。エクレア=シューは好機だと思った。海色の魔力を魔法の杖の先端からあふれ出させ、レオンの身体に流し込めると思っていた。
しかし、レオンは背中に魔法の杖の先端をあてがわれると同時に、背中側から素戔嗚の呪力を突風のように吹き荒らす。真っ黒な突風がエクレア=シューに突き刺さり、エクレア=シューは思わず、魔法の杖を両手で抱え込んだ格好で尻餅をついてしまう。ハアハア……と荒い呼吸をし、唾を一度、喉奥へと押下する。そして、吹き荒れる突風を押しのけるように、またもや2本の足で草地に立ち上がり、もう一度、魔法の杖の先端をレオンの背中にあてがう。
「しつこいぞ、このクソアマ。少しばかり乳袋がデカいからといって、俺様を懐柔できると思うなっ!!」
レオナルト=ヴィッダーはエクレア=シューに背中を向けたまま、彼女に向かって暴言を放つ。エクレア=シューはギリッと歯ぎしりする。自分はGカップあり、少しばかりと言われる筋合いなど皆無であった。Gカップが少しばかりと言われるのなら、リリベル=ユーリィのようなBカップあるのかどうかわからないまな板はどうなるのか? と問い詰めたくなってしまう。
「ククッ。わかってないな? 豊乳は羨望の的であることは確かだが、対して貧乳は誉れ高き存在だ。豊乳は金貨が詰まった大袋で、男どもの欲望を満たすかもしれん。しかし、真に尊厳が溢れるのは貧乳だ」
レオンのその言葉にカチンときたエクレア=シューは魔力をレオンの背中に流し込むよりも、魔法の杖の先端でポカポカと不機嫌に叩きまくったのだ。しかし、レオナルト=ヴィッダーは痒いとばかりにハーハハッ! とまたしても高笑いをしたのだ。実際、エクレア=シューの膂力で幾度、魔法の杖でレオナルト=ヴィッダーの背中を叩いたところで、彼が着こむ革製の部分鎧を貫通して、彼の肉体そのものにダメージを通すことなど、ほぼほぼ出来なかった。
エクレア=シューは自慢に思っている実りかけのスイカをバカにされたことで、唇をアヒルのクチバシのように尖らせ、さらには河豚のようにほっぺたを膨らまし、さらにはターコイズブルーの眼尻に涙をためてしまう……。
「降ろしてほしいのです~。このままじゃ、本当の意味でレオン様があっち側から戻ってこれなくなっちゃうのです~」
デーブ=オクボーンはギョッとする。お姫様抱っこしていたエクレア=シューが鈍い汗を額からだらだらと流しているというのに、左手をデーブ=オクボーンの左手に添えながら、自分がやらねば誰がやるのだと言わんばかりの表情でデーブ=オクボーンに訴えかける。デーブ=オクボーンはどうしてよいものかと逡巡するが、エクレア=シューを信じて、彼女を草地の上に降ろす。
草地の上に2本の足で立ったエクレア=シューは心配そうにこちらを見てくるクルス=サンティーモに向かってにっこりと微笑む。
「あたしがパパからレオン様との同行を許されたのは、きっと、この事態をどうにかしろと言われていたからだと思うのです~~~。だから、あたしはあたしの役目を全うするのです~~~」
エクレア=シューはあっさりと自分の父親がレオンとくっつくのを良しとしたことに、少しだけ懐疑の心を抱いていた。いくら73番目の娘だとしても、可愛い盛りの娘をどこの馬の骨ともしれぬ男の下に行っても良いと快諾したのだ。そこに何かの思惑があることは当然であった。レオンは左腕に装着した素戔嗚に飲み込まれ、自我を失いかけていることを感じずにはいられなかった。レオンに注ぎ込まれた素戔嗚の呪力の残滓が、エクレア=シューの身体を未だに蝕み続けている。
しかし、怪我の功名という言葉通り、呪力の残滓がレオンの今の状態をエクレア=シューに教えてくれていた。身体の内側がヒリヒリと真夏の太陽に焼かれているかのような感触を味わうこととなる。全身に倦怠感と軽い痺れを覚えると同時に、どうしても心の底から怒りの色が沸き上がってくる。残滓でこれだから、本体の方は太陽の核近くで太陽の熱を直に浴びているほどに違いないと思えて仕方がないエクレア=シューであった。
だからこそ、太陽のような偉大な存在には、『母なる海』で対抗するしかないと思うエクレア=シューであった。彼女は海皇の73番目の娘である。海色に近しいターコイズブルーの彼女の眼に強い光が宿る。彼女の眼の色と同じ色の宝石が先端にはめこまれた魔法の杖を両手で強く握り、それを本当の意味で杖代わりにしながら、暴威が荒れ狂う戦場へと一歩、また一歩と身体を前へと進めていく。
エクレア=シューはちらりとリリベル=ユーリィの方を見ると、彼女は大量のイバラに喰われたと思えば、次の瞬間にはイバラが花弁のように花開き、紅い全身鎧に身を包んでいた。
(リリベルさんも、この場に居ないといけない人物だったんですね~~~)
薔薇騎士として生まれ変わったリリベル=ユーリィを見て、エクレア=シューは疑念を確信へと変える。レオンに関わる人物はそれぞれに役目を背負っているのだと。リリベル=ユーリィは名乗り通りにレオンの盾であり、剣であった。彼女の身に巻き付かんとしている黒い大蛇たちを次々と圧倒していく。その雄姿に勇気づけられたエクレア=シューは、虚空を見続けながら高笑いしつづけるレオンの背中側から近づいていく。
(あとちょっとなのです~~~。レオンに母性を与えるのはあたしの役目なのです~~~)
エクレア=シューとレオナルト=ヴィッダーまでの距離は5ミャートルまで縮まっていた。レオンに近づけば近づくほど、彼女の身体を蝕む呪力の残滓は暴れる力を増していく。エクレア=シューは恐怖に飲み込まれそうになるが、それでもレオンへ向かって歩いていく。そして、ついにターコイズブルーの宝石がはめこまれた魔法の杖がレオンの背中に届くところまで接近することに成功する。
そうであるのに、レオナルト=ヴィッダーは彼女に気づかぬままに両腕を大きく左右に広げたまま、ハーハハッ! と高笑いをし続けるのみである。エクレア=シューは好機だと思った。海色の魔力を魔法の杖の先端からあふれ出させ、レオンの身体に流し込めると思っていた。
しかし、レオンは背中に魔法の杖の先端をあてがわれると同時に、背中側から素戔嗚の呪力を突風のように吹き荒らす。真っ黒な突風がエクレア=シューに突き刺さり、エクレア=シューは思わず、魔法の杖を両手で抱え込んだ格好で尻餅をついてしまう。ハアハア……と荒い呼吸をし、唾を一度、喉奥へと押下する。そして、吹き荒れる突風を押しのけるように、またもや2本の足で草地に立ち上がり、もう一度、魔法の杖の先端をレオンの背中にあてがう。
「しつこいぞ、このクソアマ。少しばかり乳袋がデカいからといって、俺様を懐柔できると思うなっ!!」
レオナルト=ヴィッダーはエクレア=シューに背中を向けたまま、彼女に向かって暴言を放つ。エクレア=シューはギリッと歯ぎしりする。自分はGカップあり、少しばかりと言われる筋合いなど皆無であった。Gカップが少しばかりと言われるのなら、リリベル=ユーリィのようなBカップあるのかどうかわからないまな板はどうなるのか? と問い詰めたくなってしまう。
「ククッ。わかってないな? 豊乳は羨望の的であることは確かだが、対して貧乳は誉れ高き存在だ。豊乳は金貨が詰まった大袋で、男どもの欲望を満たすかもしれん。しかし、真に尊厳が溢れるのは貧乳だ」
レオンのその言葉にカチンときたエクレア=シューは魔力をレオンの背中に流し込むよりも、魔法の杖の先端でポカポカと不機嫌に叩きまくったのだ。しかし、レオナルト=ヴィッダーは痒いとばかりにハーハハッ! とまたしても高笑いをしたのだ。実際、エクレア=シューの膂力で幾度、魔法の杖でレオナルト=ヴィッダーの背中を叩いたところで、彼が着こむ革製の部分鎧を貫通して、彼の肉体そのものにダメージを通すことなど、ほぼほぼ出来なかった。
エクレア=シューは自慢に思っている実りかけのスイカをバカにされたことで、唇をアヒルのクチバシのように尖らせ、さらには河豚のようにほっぺたを膨らまし、さらにはターコイズブルーの眼尻に涙をためてしまう……。
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