88 / 261
第9章:海皇の娘
第7話:仲良きことは美しきかな
しおりを挟む
レオナルト=ヴィッダーたちは浜辺近くの野営地に戻ると、早めの夕食にありつくことになる。行って帰っての往復だけでも8時間近くが経過しており、結局のところ、昼食用に準備していたサンドイッチなどを夕食と合わせて食べることとなる。クルス=サンティーモは自身の両腕で抱え込んでいた緋喰い鳥の羽根をどうしようか未だに悩んでいると、コッシロー=ネヅは尻に敷く布代わりにでもしておけばよいというとんでもないことを言い出す。
「コッシロー様ァ。緋喰い鳥さんとは因縁浅からぬ雰囲気だったから、あまりあの方のことをよく思ってないのはわかっているんですけどォ」
「チュッチュッチュ。だからこそ、尻に敷いとけばよいと言っているのでッチュウ。クルス。あいつの羽根を尻に敷いておくと、毎日、快便出来るでッチュウよ?」
「ちょっと……、コッシロー。食べてる時にそっち系の話はやめてもらえる? 一気に食欲が無くなったじゃないの……」
「女性の永遠の悩みと言えば、お通じなのでッチュウ。便秘が続けば、身体だけでなく、顔までむくんでいってしまのでッチュウ。僕は親切にもアドバイスをしているつもりでッチュウけど?」
ああ言えば、こう言うの典型であるコッシロー=ネヅに皆は呆れ顔になってしまう。皆はデリカシーの欠片も無いコッシロー=ネヅから物理的に距離を空けてしまう。コッシロー=ネヅはうぐぐ……と唸り、次にはゴホンと咳をひとつする。
「ああ。わかった、わかった。今回ばかりは僕が悪かったのでッチュウ。おい、クルス。僕が魔術でその羽根のサイズを小さくしてやるから、魔法の荷物入れにしまうのでッチュウ」
「最初からそうすれば良いんです~~~。コッシローちゃんはなんでそんなにへそ曲がりなの~~~?」
コッシロー=ネヅは皆から無視されるのを嫌がり、結局のところ、クルス=サンティーモに助け舟を出す。コッシロー=ネヅは身体から紫色の魔力を漂わせ、前足を器用に動かす。紫色の魔力はクルス=サンティーモが両腕で抱え込んでいる緋喰い鳥の羽根に纏わりつき、見る見るうちに元の大きさの3分の1のサイズに縮ませる。クルス=サンティーモの顔はパッと華が開いたかのような笑顔になり、急いで肩紐付きの魔法の荷物入れに8枚の緋喰い鳥の羽根をしまい込んでしまう。
「これでぼくもようやく夕食にありつけるのですゥ。コッシロー様、ありがとうございますゥ」
「うう。なんだかすっごく悪いことをしていた気持ちにさせられるのでッチュウ……。おい、クルス。お前はもう少し、心が汚れていたほうが身のためでッチュウ」
クルス=サンティーモはコッシロー=ネヅに意地悪をされていたというのに、魔法の荷物入れに緋喰い鳥の羽根をすんなりと収められたとたんに、ペコリとコッシロー=ネヅに頭を下げてみせる。こんなことをされれば、調子を崩すのはコッシロー=ネヅの方である。リリベル=ユーリィや、エクレア=シューのように憎まれ口には憎まれ口で返してくれたほうが、よっぽど気が楽なものだ。
だが、クルス=サンティーモはどこまでも汚れを知らない純心さそのもので、感謝の念を伝えてくる。コッシロー=ネヅは前足で後頭部をボリボリと掻き、何かをごまかすように、お椀に盛られた海魚と野菜のごった煮をバクバクと食べ始めるのであった。
リリベル=ユーリィとエクレア=シューはそんなコッシロー=ネヅの様子を見た後、お互いの顔を見合い、一度、プフッと軽く微笑みあう。この二人にとっても、クルス=サンティーモの純心さは羨ましいものであり、そんな彼女? に対して、嫉妬心を抱くこと自体がやましい行為な気がしてたまらない。
「仲良きことは美しきかな。これって誰が言った言葉だったっけかな?」
デーブ=オクボーンが頭の中に思いついた言葉をそのままに言葉にする。誰しもが聞いたことがあるような言葉であり、それを一番最初に言い出したのが誰かがわからない。昔から人々の間で語られている言葉であろうと思っていると、意外な人物から回答を得ることとなる。
「それは、天使界の偉い天使様が言われた言葉なのですゥ。天界には多くの天使が住んでいるのですが、その中でも天使階級第2位に位置するラファエル様の御言葉なのですゥ」
クルス=サンティーモの解説では、大天使ラファエルが地上の様子を水鏡を通して、のぞき見をしていると、とある森、とある湖のほとりで、若いハイエルフとダークエルフが仲良く歌を唄い合い、互いの頭に花冠と草冠を乗せ合っていたのを見たのだそうだ。
そして、彼女らはあられもない姿になり、互いの身体をついばみあっていた。それを微笑ましい表情でのぞき見をしていたラファエルは同僚のミカエルに何か面白いものでも見ているのか? と問われたのだと。
その時に、ラファエルはごまかすかのように『仲良きことは美しきかな』という名言を残しながら、ミカエルにのぞき見がバレないようにと水鏡を手でかき混ぜて、自分が見ていたものをミカエルが見れないようにしてしまったのだと。
「ようは百合百合しいものを見ていたラファエル様が、こんなのミカエル様に見せられるわけがねーーー! ってことで、ごまかしたんです~~~?」
「そういうことらしいのですゥ。ぼくはウルト様からそう聞かされていますゥ。本当のところはどうなのかはわからないですが、デーブさんの先ほどの言葉はラファエル様が起源っぽいんですゥ」
皆はなるほど……と納得せざるをえなかった。これがおっさん同士のむつみ合いから取られた言葉ではなかっただけマシだと思うしかなかった。おっさん同士がそういう関係なのが悪いわけではない。ただ、絵面が汚いというだけだ。クルス=サンティーモのような可愛い男の娘同士がむつみ合いをしているのなら、好意的に捉えることはなんとか出来る。しかし、おっさんはおっさんであり、その当時のことを夢想するにしても、おっさんに結び付けるのはキツイものがあった。
「チュッチュッチュ。天界は基本、平和ゆえに、地上のもめごとを水鏡を使ってのぞき見するのが普通でッチュウから、案外、クルスの言っていることは、そのままの通りに受け取っていっかもしれないのでッチュウ」
「そういうものなの? じゃあ、今、わたしたちが談笑しながら、ごはんを食べているところを、天使たちはのぞき見してかもってこと?」
リリベル=ユーリィが興味深そうに天使たちの普段の行動について、コッシロー=ネヅに尋ねてみる。コッシロー=ネヅはいつも通り、チュッチュッチュと不敵な笑い声をあげつつ
「神々の黄昏の時に、神々は地上の生物たちを巻き込んだせいで、あわや、世界の存在そのものが崩壊の危機に陥ってしまったのでッチュウ。奴らはそれを猛省し、地上への積極的な介入をしないことを約束し合ったのでッチュウ。だから、僕たちが奴らの監視対象になろうが、あちらからはそうそう手を出せないから、安心すると良いのでッチュウ」
「コッシロー様ァ。緋喰い鳥さんとは因縁浅からぬ雰囲気だったから、あまりあの方のことをよく思ってないのはわかっているんですけどォ」
「チュッチュッチュ。だからこそ、尻に敷いとけばよいと言っているのでッチュウ。クルス。あいつの羽根を尻に敷いておくと、毎日、快便出来るでッチュウよ?」
「ちょっと……、コッシロー。食べてる時にそっち系の話はやめてもらえる? 一気に食欲が無くなったじゃないの……」
「女性の永遠の悩みと言えば、お通じなのでッチュウ。便秘が続けば、身体だけでなく、顔までむくんでいってしまのでッチュウ。僕は親切にもアドバイスをしているつもりでッチュウけど?」
ああ言えば、こう言うの典型であるコッシロー=ネヅに皆は呆れ顔になってしまう。皆はデリカシーの欠片も無いコッシロー=ネヅから物理的に距離を空けてしまう。コッシロー=ネヅはうぐぐ……と唸り、次にはゴホンと咳をひとつする。
「ああ。わかった、わかった。今回ばかりは僕が悪かったのでッチュウ。おい、クルス。僕が魔術でその羽根のサイズを小さくしてやるから、魔法の荷物入れにしまうのでッチュウ」
「最初からそうすれば良いんです~~~。コッシローちゃんはなんでそんなにへそ曲がりなの~~~?」
コッシロー=ネヅは皆から無視されるのを嫌がり、結局のところ、クルス=サンティーモに助け舟を出す。コッシロー=ネヅは身体から紫色の魔力を漂わせ、前足を器用に動かす。紫色の魔力はクルス=サンティーモが両腕で抱え込んでいる緋喰い鳥の羽根に纏わりつき、見る見るうちに元の大きさの3分の1のサイズに縮ませる。クルス=サンティーモの顔はパッと華が開いたかのような笑顔になり、急いで肩紐付きの魔法の荷物入れに8枚の緋喰い鳥の羽根をしまい込んでしまう。
「これでぼくもようやく夕食にありつけるのですゥ。コッシロー様、ありがとうございますゥ」
「うう。なんだかすっごく悪いことをしていた気持ちにさせられるのでッチュウ……。おい、クルス。お前はもう少し、心が汚れていたほうが身のためでッチュウ」
クルス=サンティーモはコッシロー=ネヅに意地悪をされていたというのに、魔法の荷物入れに緋喰い鳥の羽根をすんなりと収められたとたんに、ペコリとコッシロー=ネヅに頭を下げてみせる。こんなことをされれば、調子を崩すのはコッシロー=ネヅの方である。リリベル=ユーリィや、エクレア=シューのように憎まれ口には憎まれ口で返してくれたほうが、よっぽど気が楽なものだ。
だが、クルス=サンティーモはどこまでも汚れを知らない純心さそのもので、感謝の念を伝えてくる。コッシロー=ネヅは前足で後頭部をボリボリと掻き、何かをごまかすように、お椀に盛られた海魚と野菜のごった煮をバクバクと食べ始めるのであった。
リリベル=ユーリィとエクレア=シューはそんなコッシロー=ネヅの様子を見た後、お互いの顔を見合い、一度、プフッと軽く微笑みあう。この二人にとっても、クルス=サンティーモの純心さは羨ましいものであり、そんな彼女? に対して、嫉妬心を抱くこと自体がやましい行為な気がしてたまらない。
「仲良きことは美しきかな。これって誰が言った言葉だったっけかな?」
デーブ=オクボーンが頭の中に思いついた言葉をそのままに言葉にする。誰しもが聞いたことがあるような言葉であり、それを一番最初に言い出したのが誰かがわからない。昔から人々の間で語られている言葉であろうと思っていると、意外な人物から回答を得ることとなる。
「それは、天使界の偉い天使様が言われた言葉なのですゥ。天界には多くの天使が住んでいるのですが、その中でも天使階級第2位に位置するラファエル様の御言葉なのですゥ」
クルス=サンティーモの解説では、大天使ラファエルが地上の様子を水鏡を通して、のぞき見をしていると、とある森、とある湖のほとりで、若いハイエルフとダークエルフが仲良く歌を唄い合い、互いの頭に花冠と草冠を乗せ合っていたのを見たのだそうだ。
そして、彼女らはあられもない姿になり、互いの身体をついばみあっていた。それを微笑ましい表情でのぞき見をしていたラファエルは同僚のミカエルに何か面白いものでも見ているのか? と問われたのだと。
その時に、ラファエルはごまかすかのように『仲良きことは美しきかな』という名言を残しながら、ミカエルにのぞき見がバレないようにと水鏡を手でかき混ぜて、自分が見ていたものをミカエルが見れないようにしてしまったのだと。
「ようは百合百合しいものを見ていたラファエル様が、こんなのミカエル様に見せられるわけがねーーー! ってことで、ごまかしたんです~~~?」
「そういうことらしいのですゥ。ぼくはウルト様からそう聞かされていますゥ。本当のところはどうなのかはわからないですが、デーブさんの先ほどの言葉はラファエル様が起源っぽいんですゥ」
皆はなるほど……と納得せざるをえなかった。これがおっさん同士のむつみ合いから取られた言葉ではなかっただけマシだと思うしかなかった。おっさん同士がそういう関係なのが悪いわけではない。ただ、絵面が汚いというだけだ。クルス=サンティーモのような可愛い男の娘同士がむつみ合いをしているのなら、好意的に捉えることはなんとか出来る。しかし、おっさんはおっさんであり、その当時のことを夢想するにしても、おっさんに結び付けるのはキツイものがあった。
「チュッチュッチュ。天界は基本、平和ゆえに、地上のもめごとを水鏡を使ってのぞき見するのが普通でッチュウから、案外、クルスの言っていることは、そのままの通りに受け取っていっかもしれないのでッチュウ」
「そういうものなの? じゃあ、今、わたしたちが談笑しながら、ごはんを食べているところを、天使たちはのぞき見してかもってこと?」
リリベル=ユーリィが興味深そうに天使たちの普段の行動について、コッシロー=ネヅに尋ねてみる。コッシロー=ネヅはいつも通り、チュッチュッチュと不敵な笑い声をあげつつ
「神々の黄昏の時に、神々は地上の生物たちを巻き込んだせいで、あわや、世界の存在そのものが崩壊の危機に陥ってしまったのでッチュウ。奴らはそれを猛省し、地上への積極的な介入をしないことを約束し合ったのでッチュウ。だから、僕たちが奴らの監視対象になろうが、あちらからはそうそう手を出せないから、安心すると良いのでッチュウ」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる