【R18】俺は悪くねえ! ~愛しのお姫様が女騎士に変化しているのを知らずに後ろの穴を穿ってしまいました~

ももちく

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第13章:暴力の制御

第9話:泡々の濡れ濡れタオル

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(うぅ……。クルスは恥ずかしくないニャン? あちきは恥ずかしさで卒倒しそうニャン)

 レオナルト=ヴィッダーたちは宿屋の1階部分にあるこじんまりとしたお風呂場にやってきていた。それほど高くない宿屋にレオナルト=ヴィッダーたちは泊っており、風呂場には湯が張れるような湯舟は無かった。その代わりに大きな木製の樽にあふれ出しそうなほどの湯が注がれており、それを木製の桶ですくい、身体にかけるという方式の風呂場であった。

 レオナルト=ヴィッダー、クルス=サンティーモ、マリア=アコナイトは今、その風呂場で産まれたままの姿であった。さらにこの風呂場にはありがた迷惑なほどに、窓から外の光が差し込み、彼らの裸体はありありとその光で浮き彫りになっていた。

 レオナルト=ヴィッダーは木製のこしかけにどっかりと尻を乗せ、クルス=サンティーモに木製の桶を用いて、頭からお湯をかぶらせてもらっていた。

「うっほ、気持ちいいわー。さっそく背中を洗ってもらおうか?」

「はい! 喜んで御奉仕させてもらうのですゥ!」

 クルス=サンティーモはまず、石鹸を両手で泡立たせ、自分の身体正面にその石鹸の泡をまんべんなく擦り付ける。マリア=アコナイトはクルスは何をしていると思っていたのだが、次にクルスがしたことでマリア=アコナイトはびっくり仰天してしまう。なんと、クルス=サンティーモは自分の身体自体をレオナルト=ヴィッダーの身体を擦り洗うための濡れ濡れタオルと化したのである。

(にゃ、にゃにをしているニャン!? そんな洗い方、あちきは知らないニャン!)

 クルス=サンティーモは自分自身をアワアワの濡れ濡れタオルと化したことに、エクレア=シューは声にならぬ声で悲鳴をあげてしまいそうになる。クルス=サンティーモは淫婦の天使であり、かつてはヴァルハラの住人であった。それゆえに殿方を喜ばせる性技を先輩方から叩きこまれていた。それゆえにクルス=サンティーモにとっては、今やっていることは常識であり、娼館に2カ月ほどしか在籍せず、さらにはすぐに『立ちんぼ』となってしまったマリア=アコナイトには非常識な行為であった。

 マリア=アコナイトはクルス=サンティーモには無い『ざらついた舌』という半猫半人ハーフ・ダ・ニャン特有の身体的特徴を所持していた。この舌があれば、殿方のおちんこさんはあっけなくスペル魔を放出してしまう。しかしながら、それが災いし、マリア=アコナイトは口技しか鍛えていなかった。

 クルス=サンティーモは男の娘であるため、他の淫婦の天使のように膣で男を楽しませることが出来ない。それゆえに、徹底的に身体の全てを用いて、殿方を満足させる方法を先輩方から叩きこまれたのだ。男はぶっちゃけ、膣の蕩けそうなほどの暖かさと質感だけでイッテしまう情けない生物なのである。もちろん、膣ではイケない殿方がいることも承知だ。

 それを差し置いても女性器というのは、男を簡単にイカせる機能を有している。それを持っていないクルス=サンティーモは性技を磨くしかない。元々、勤勉なクルス=サンティーモであるため、めきめきと腕を上げ、先輩方顔負けの性技を手に入れていた。クルス=サンティーモは男の娘ではあるが、尻穴だけでレオナルト=ヴィッダーを籠絡したわけでは無い。

 どんな性技をもってしても、御主人様であるレオン様をイカせることが出来るという自負に溢れていた。そんなクルス=サンティーモがリリベル=ユーリィとエクレア=シューの師匠になるのは当然の話である。彼女たちはクルス=サンティーモとふたりっきりの時は、どのようにレオを喜ばせば良いのかと相談していたのだ。そして、このふたり娘がクルス=サンティーモとペアでレオナルト=ヴィッダーと夜の合戦に臨む際は、クルス師匠にこれで良いかと常に師事を仰いでいたのだ。

 しかし、マリア=アコナイトはクルス=サンティーモとペアになることは運悪く、無かったのである。さらには彼女はクルス=サンティーモを可愛らしい男の娘としか、認識していなかった。

 リリベル=ユーリィとエクレア=シューはクルス=サンティーモを淫婦の天使だと畏れ敬っている部分がある。しかしながら、マリア=アコナイトはクルス=サンティーモを同世代の仲の良い男の娘としか思っていなかった。その差が顕著に出たのが、このお風呂場エッチであった。

 当然、レオナルト=ヴィッダーはマリア=アコナイトがリリベル=ユーリィ同様に、クルス=サンティーモに性技の数々を伝授されていると思い込んでいた。それゆえに、レオナルト=ヴィッダーは、マリア=アコナイトにとって、無茶振りを言いまくることになる。

「クルス。ありがとう。次に俺の背中を洗ってくれるのはマリアだな。よろしく頼む」

「まってほしいニャン!? あちき、そんなこと、やったことが無いニャン!」

「え? ええーーー!? マリアさんは娼婦をやっていたのに、自分の身体を用いての洗い方を知らないんですゥ!? そのことのほうがぼくとしては驚きですよォ!?」

「ははっ。クルス、マリアは照れ隠しで言ってるだよ。マリア、お前の胸で俺をおおいに刺激してくれ」

 レオナルト=ヴィッダーは木製のこしかけに座り、背中を向けたままにマリア=アコナイトにそう言う。しかしながら、クルス=サンティーモはマリア=アコナイトが今にも泣きそうな顔をしているのを見れる位置にいる。そのため、クルス=サンティーモの方が、マリア=アコナイトよりも慌てふためいた顔つきになってしまう。

(と、とりあえず、ぼくのしていたことをそのままやってください! マリアさんならすぐにコツを掴めますゥ!)

 泡てふためくクルス=サンティーモがマリア=アコナイトに小声で囁く。マリア=アコナイトはネコ耳から火が噴きだすのではなかろうかというほどに、顔中が真っ赤になっていた。過度な緊張でマリア=アコナイトのさらけ出されている乳首が針のように尖ってしまっている。マリア=アコナイトはその細く硬くなっている乳首がレオン様の大きくてゴツゴツとした背中に突き刺さってしまうのではないかという危惧を抱きながら、恐る恐るレオナルト=ヴィッダーの背中に自分の上半身の前側をくっつける。

「ああ、マリアの乳首の感触が痛気持ち良い。マリア、俺のおちんこさんの方も頼む」

 マリア=アコナイトはレオナルト=ヴィッダーの背中に自分の上半身の前側をぴったりくっつけて、ぎこちなく上下に身体を動かしていた。レオナルト=ヴィッダーが満足気な表情で、同時におちんこさんを刺激してほしいと言い出す。マリア=アコナイトは首からさび付いたドアノブが鳴らしそうなギギギという音を奏でながら、クルス=サンティーモの方に顔を向ける。

 マリア=アコナイトはどうしようどうしようという困り果てた顔になっていた。クルス=サンティーモは混沌のるつぼと化したこの風呂場から逃げ出したい気持ちになっていた。マリア=アコナイトが今にも泣きそうな顔になっており、助けてほしいと顔の表情でクルス=サンティーモに訴えかけてくる。しかし、性技とは言葉で説明するだけで上達するのなら、誰も苦労しないのだ。

「マリアさん……。レオン様のおちんこさんを頼みます……。マリアさんの好きなように扱ってください……」
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