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第17章:襲来
第7話:薪ストーブのデーブ
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エクレア=シューの鋭いツッコミに、誰しもが彼女から視線を外す。誰も答えたくないのだ。レオナルト=ヴィッダーが男の娘を寵愛している事実について。確かに、嫁や彼女がいようと、法律上では娼婦と男の娘はセーフなのだが、感情部分では納得出来ないのがヒトというものだ。だからこそ、そこは曖昧にすべきとこなのである。
「チュッチュッチュ。デーブがレオンとリリベルの鎧一式を廊下に持ってきているから、ふたりは早くそれを着込むでッチュウ。急がないと、ジカーゴの街全体が死の都へと様変わりしてしまうでッチュウ」
「お、おう。リリベル、急ぐぞ。皆、それぞれに装備が整ったら、宿屋の1階で集合だっ!」
コッシロー=ネヅが空気を読まぬ発言をし、結局のところ、エクレア=シューの発言は無かったことにされる。エクレア=シューはむ~~~と唸るが、皆も反応しづらく、エクレア=シューを無視する形となる。しかしながら、プレイルームから外の廊下に出ようとしていたレオンはエクレア=シューの頭にポンと優しく右手を乗せることで、エクレア=シューの機嫌を治すことになる。
(レオン様は外道のようで紳士なのです~~~。頬が緩んでしょうがないのです~~~)
エクレア=シューは今は頭に優しく手を置いてもらえるだけで満足であった。順番的に先にリリベル=ユーリィがレオナルト=ヴィッダーに孕ませられることになるであろうが、次は自分がレオナルト=ヴィッダーにせがもうと思うのであった。
レオナルト=ヴィッダーたちがプレイルームから飛び出し、15分も経つと、彼らが寝泊まりしている安宿の1階で集合を終えることとなる。レオナルト=ヴィッダーは黒を基調とした部分鎧を着こみ、対照的にリリベル=ユーリィは紅を基調とした部分鎧を着こんでいた。先ほどまで、エロエロモードになっていたとは思えないほど、ふたりは整った格好へ様変わりしていた。
「あんたたちっ! 外に出ちゃ危ないわよっ! 季節外れの冷気に街が支配されっちゃってるのよっ!」
大家の奥さんであるオレンジ=フォゲットが戦支度を終えたレオナルト=ヴィッダー一行を見て、今から外に出る気なのかと問い詰める。レオナルト=ヴィッダーたちは真剣な顔つきでオレンジ=フォゲットの顔を見つめる。オレンジ=フォゲットは、ふぅ……と長いため息をつき
「あんたたちでどうこう出来ることじゃないと思うけど、あんたたちは行かなきゃならないのね?」
「ああ……。俺たちは新婚旅行のために、この街にきたわけじゃない。街を冷気で覆い尽くそうとしている彼奴を倒すために、遠路はるばるウィーゼ王国からやってきたんだ。大丈夫。俺はまたこの宿に戻ってくる」
レオナルト=ヴィッダーたちの瞳には固い意志を示す炎が宿っていた。オレンジ=フォゲットは止めても無駄だと悟り、せめてもの手向けに彼らに春先に着るコートを手渡していく。
「これはあげるわけじゃないのよ。貸しただけ。絶対に生きて戻ってらっしゃい。わかってるわよね?」
「ありがとうございますニャン! レオン様! あちきが紅玉眼の蒼き竜をぎったんぎったんのばったんばったんにしてみせますニャン!」
フード付きコートを羽織ったマリア=アコナイトが威勢よくそう言ってみせる。そして、彼女は先駆けは自分だとばかりに宿屋の出入り口のドアを開けて、外へと飛び出していく。一番危なっかしい半猫半人がいの一番に宿屋の外へ出ていくものだから、余計におろおろと心配になってしまう大家の奥さんであった。
デーブ=オクボーンは後頭部をぼりぼりと掻きながら、しょうがねえ! と言いつつ、2番目に宿屋の外へとエクレア=シューを追いかけていく。それに続いて、クルス=サンティーモ、エクレア=シュー、さらにはリリベル=ユーリィが外へ出る。最後にレオナルト=ヴィッダーがオレンジ=フォゲットに向かって、軽く会釈をし、コッシロー=ネヅを頭に乗せて、宿屋の外へと出る。
「さっぶ! さっぶ! さっぶぅぅぅいいい!」
「へ、へっくちょん! やっぱり宿屋の中へ帰りましょうよォ! こんなところに居たら、3分もしないうちに凍え死んでしまいますゥ!」
「せっかくコートを貸してもらったけど、気休めにもならないくらいに冷気が身体に纏わりついてくる……。魔力に鈍感なヒトでも、異様さに気づいて、建物の中に避難するわよね、これじゃ……」
レオナルト=ヴィッダーが子宝袋の中身まで一瞬で冷やされたかのように、襲い掛かる寒さに身体を飛び上がらせる。クルス=サンティーモは少しでも自分の体温を奪われぬようにと。脂肪の塊であるデーブ=オクボーンにくっつく。デーブ=オクボーンは風除けになろうと、クルス=サンティーモとマリア=アコナイトの前に立ち、彼女らの衝立となる。
暑さや寒さに身体をすぐにやられてしまうのは、背の低い者、脂肪が少ない者たちである。その両方に当てはまるクルス=サンティーモとマリア=アコナイトは心底、冷気を嫌がる表情となっており、デーブ=オクボーンは豚ニンゲンでありながら、紳士な態度に出る。
「チュッチュッチュ。僕が魔術でデーブ=オクボーンの脂肪を燃焼させて、皆を温めてやるでッチュウ。デーブがスマートでイケメンな豚ニンゲンになる前に、決着をつけるでッチュウ!」
コッシロー=ネヅがレオナルト=ヴィッダーの頭から、デーブ=オクボーンの頭へと移動し、なにかしらの呪文の詠唱を開始する。すると、デーブ=オクボーンを中心として、横に直径3ミャートルのドームが形成され、その中は春のような心地の良い気候に覆われる。
「暖かいのですゥ。まるでデーブさんの優しさに包み込まれているみたいなのですゥ」
「ありがたいですニャン……。デーブさんはもしかしてホトケ様か何かですかニャン?」
「おいらは歩く薪ストーブ。おいらは歩く薪ストーブ……」
コッシロー=ネヅが発動した魔術は、幻惑魔術の一種であり、デーブ=オクボーンが発汗と発熱を行うようにと、彼自身を歩く薪ストーブに変えてしまう。デーブ=オクボーンはぶつぶつと念仏を唱えるように、自分自身が皆を温める暖房器具だと自己主張してやまない。
夏場の発汗して発熱しているデブはただの公害だが、冷気が身体に纏わりつくこの現状下、レオナルト=ヴィッダーたちにとっては、貴重な熱源であった。レオナルト=ヴィッダー一行は熱源であるデーブ=オクボーンを中心に円陣の構えを取り、冷気の出どころを求めて、首都であるジカーゴをさまよい歩き始める。彼らが寝泊まりしている宿屋から外に出て、探索を始めてから30分後、彼らの眼には信じがたい光景が飛び込んでくることになる。
「チュッチュッチュ。デーブがレオンとリリベルの鎧一式を廊下に持ってきているから、ふたりは早くそれを着込むでッチュウ。急がないと、ジカーゴの街全体が死の都へと様変わりしてしまうでッチュウ」
「お、おう。リリベル、急ぐぞ。皆、それぞれに装備が整ったら、宿屋の1階で集合だっ!」
コッシロー=ネヅが空気を読まぬ発言をし、結局のところ、エクレア=シューの発言は無かったことにされる。エクレア=シューはむ~~~と唸るが、皆も反応しづらく、エクレア=シューを無視する形となる。しかしながら、プレイルームから外の廊下に出ようとしていたレオンはエクレア=シューの頭にポンと優しく右手を乗せることで、エクレア=シューの機嫌を治すことになる。
(レオン様は外道のようで紳士なのです~~~。頬が緩んでしょうがないのです~~~)
エクレア=シューは今は頭に優しく手を置いてもらえるだけで満足であった。順番的に先にリリベル=ユーリィがレオナルト=ヴィッダーに孕ませられることになるであろうが、次は自分がレオナルト=ヴィッダーにせがもうと思うのであった。
レオナルト=ヴィッダーたちがプレイルームから飛び出し、15分も経つと、彼らが寝泊まりしている安宿の1階で集合を終えることとなる。レオナルト=ヴィッダーは黒を基調とした部分鎧を着こみ、対照的にリリベル=ユーリィは紅を基調とした部分鎧を着こんでいた。先ほどまで、エロエロモードになっていたとは思えないほど、ふたりは整った格好へ様変わりしていた。
「あんたたちっ! 外に出ちゃ危ないわよっ! 季節外れの冷気に街が支配されっちゃってるのよっ!」
大家の奥さんであるオレンジ=フォゲットが戦支度を終えたレオナルト=ヴィッダー一行を見て、今から外に出る気なのかと問い詰める。レオナルト=ヴィッダーたちは真剣な顔つきでオレンジ=フォゲットの顔を見つめる。オレンジ=フォゲットは、ふぅ……と長いため息をつき
「あんたたちでどうこう出来ることじゃないと思うけど、あんたたちは行かなきゃならないのね?」
「ああ……。俺たちは新婚旅行のために、この街にきたわけじゃない。街を冷気で覆い尽くそうとしている彼奴を倒すために、遠路はるばるウィーゼ王国からやってきたんだ。大丈夫。俺はまたこの宿に戻ってくる」
レオナルト=ヴィッダーたちの瞳には固い意志を示す炎が宿っていた。オレンジ=フォゲットは止めても無駄だと悟り、せめてもの手向けに彼らに春先に着るコートを手渡していく。
「これはあげるわけじゃないのよ。貸しただけ。絶対に生きて戻ってらっしゃい。わかってるわよね?」
「ありがとうございますニャン! レオン様! あちきが紅玉眼の蒼き竜をぎったんぎったんのばったんばったんにしてみせますニャン!」
フード付きコートを羽織ったマリア=アコナイトが威勢よくそう言ってみせる。そして、彼女は先駆けは自分だとばかりに宿屋の出入り口のドアを開けて、外へと飛び出していく。一番危なっかしい半猫半人がいの一番に宿屋の外へ出ていくものだから、余計におろおろと心配になってしまう大家の奥さんであった。
デーブ=オクボーンは後頭部をぼりぼりと掻きながら、しょうがねえ! と言いつつ、2番目に宿屋の外へとエクレア=シューを追いかけていく。それに続いて、クルス=サンティーモ、エクレア=シュー、さらにはリリベル=ユーリィが外へ出る。最後にレオナルト=ヴィッダーがオレンジ=フォゲットに向かって、軽く会釈をし、コッシロー=ネヅを頭に乗せて、宿屋の外へと出る。
「さっぶ! さっぶ! さっぶぅぅぅいいい!」
「へ、へっくちょん! やっぱり宿屋の中へ帰りましょうよォ! こんなところに居たら、3分もしないうちに凍え死んでしまいますゥ!」
「せっかくコートを貸してもらったけど、気休めにもならないくらいに冷気が身体に纏わりついてくる……。魔力に鈍感なヒトでも、異様さに気づいて、建物の中に避難するわよね、これじゃ……」
レオナルト=ヴィッダーが子宝袋の中身まで一瞬で冷やされたかのように、襲い掛かる寒さに身体を飛び上がらせる。クルス=サンティーモは少しでも自分の体温を奪われぬようにと。脂肪の塊であるデーブ=オクボーンにくっつく。デーブ=オクボーンは風除けになろうと、クルス=サンティーモとマリア=アコナイトの前に立ち、彼女らの衝立となる。
暑さや寒さに身体をすぐにやられてしまうのは、背の低い者、脂肪が少ない者たちである。その両方に当てはまるクルス=サンティーモとマリア=アコナイトは心底、冷気を嫌がる表情となっており、デーブ=オクボーンは豚ニンゲンでありながら、紳士な態度に出る。
「チュッチュッチュ。僕が魔術でデーブ=オクボーンの脂肪を燃焼させて、皆を温めてやるでッチュウ。デーブがスマートでイケメンな豚ニンゲンになる前に、決着をつけるでッチュウ!」
コッシロー=ネヅがレオナルト=ヴィッダーの頭から、デーブ=オクボーンの頭へと移動し、なにかしらの呪文の詠唱を開始する。すると、デーブ=オクボーンを中心として、横に直径3ミャートルのドームが形成され、その中は春のような心地の良い気候に覆われる。
「暖かいのですゥ。まるでデーブさんの優しさに包み込まれているみたいなのですゥ」
「ありがたいですニャン……。デーブさんはもしかしてホトケ様か何かですかニャン?」
「おいらは歩く薪ストーブ。おいらは歩く薪ストーブ……」
コッシロー=ネヅが発動した魔術は、幻惑魔術の一種であり、デーブ=オクボーンが発汗と発熱を行うようにと、彼自身を歩く薪ストーブに変えてしまう。デーブ=オクボーンはぶつぶつと念仏を唱えるように、自分自身が皆を温める暖房器具だと自己主張してやまない。
夏場の発汗して発熱しているデブはただの公害だが、冷気が身体に纏わりつくこの現状下、レオナルト=ヴィッダーたちにとっては、貴重な熱源であった。レオナルト=ヴィッダー一行は熱源であるデーブ=オクボーンを中心に円陣の構えを取り、冷気の出どころを求めて、首都であるジカーゴをさまよい歩き始める。彼らが寝泊まりしている宿屋から外に出て、探索を始めてから30分後、彼らの眼には信じがたい光景が飛び込んでくることになる。
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