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第22章:光り輝く存在
第4話:悲しみを纏う結末
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「貴様のその禍々しい黒い呪力こそが、世が乱れる原因となっているのだ! 何故、それがわからんっ! 貴様が死ぬことこそが、世界平和なのだよっ! レオナルト=ヴィッダー!!」
「何、わけのわからねえことをほざいてやがるっ! 俺の生き死にが世界平和だと!? なら、俺がそんな運命を噛み砕いてやるってんだよっ!」
売り文句に買い文句とはまさにこのことであった。トーマス=ロコモーティブは秩序を守るための剛剣を振るい、レオナルト=ヴィッダーはその剛剣を砕いてやろうと、左の手のひらから発した黒い塊に呪力を注ぎ続ける。
レオナルト=ヴィッダーの心は怒りに支配されていた。貴様は世界の敵だと主張するトーマス=ロコモーティブの言葉を到底、受け入れることは出来ない。受け入れられないならば、どうするか? それは反抗心を持ってして、抗うことである。レオナルト=ヴィッダーは拮抗し合う呪力と神力とのぶつかり合いを制しようと、これでもかと、素戔嗚から呪力を絞り出す。
その時であった。レオナルト=ヴィッダーの右の腕先にも黒いオーラが纏わりつき始めたのである。レオナルト=ヴィッダーは無意識に右腕も用いて、左の手のひらから発した黒い球体を押し出す。その行為により、黒い球体はさらに直径を増していく。最初は直径Ⅰミャートルだったものが、みるみるうちに直径2ミャートルにまで膨れ上がる。レオナルト=ヴィッダーは両足で立ち上がり、その大きな黒い球体をトーマス=ロコモーティブの方へと押し出す。
「ぐぬぉぉぉ! 私が穢れた呪力に圧されるだとっ!? あの方と契約したことにより得られた神力でも叶わぬと言うのか!? ええいっ! ふざけるなっ!!」
「ふざけてんのはてめえのほうだ、トーマス=ロコモーティブッッッ! ここからいなくなれえええ!!」
レオナルト=ヴィッダーは一度、大きく息を吸い込み、フンッ! と息を止める。そうすることで、身体の血流を操作し、身体の奥底から呪力が発せられるようにする。トーマス=ロコモーティブはギリギリと大剣の柄を握るが、レオナルト=ヴィッダーの圧に抗うことは難しくなり、黒い球体ごと、後ろへと押し出され始める。
レオナルト=ヴィッダーは勝ちを確信した。それゆえに、両腕を自分の身体の左右へと引っ込め、まるで弓の弦が引き絞られるように、呪力を溜める。そして、両の手のひらを力いっぱい開きながら、引き絞られた弦を解き放つ。レオナルト=ヴィッダーは両腕を真っ直ぐに黒い球体へとぶち込み、トドメの一撃とするために、黒い球体をトーマス=ロコモーティブ側へと押し切る。
直径2ミャートルほどある黒い球体はトーマス=ロコモーティブが両手で持つ大剣の刃をギャリギャリと喰らいながら前進していく。黒い球体は大剣を喰らっただけでは留まらず、その大剣を持っていたトーマス=ロコモーティブの両腕も喰らい始める。トーマス=ロコモーティブはそれでも身体に神力をこめ続けた。そして、黒い球体がどんよりとした大空の遥か彼方へすっ飛んでいくと、そこには元はトーマス=ロコモーティブであった下半身のみが残されることとなる。
トーマス=ロコモーティブは確かに白鳥騎士団の団長にふさわしい漢であると証明するかのように、彼の下半身は大浴場の石畳の上で仁王立ちしていた。レオナルト=ヴィッダーはハァハァ……と大きく肩で息をしつつ、遺された彼の下半身を睨みつけていた。
「やったぞ……。俺は運命に打ち克ったんだっ! 俺は悪くねぇっ! 俺を殺そうとするなら、喰らってやるだけだっ!」
レオナルト=ヴィッダーは物言わぬトーマス=ロコモーティブの下半身に向かって、啖呵を切ってみせる。相手が何も言わぬ遺体と化しているのに、その遺物に対して、剣幕激しく罵ってみせる。
一部始終を紅と緑のオッドアイで見ていたクルス=サンティーモは、ギュッと胸が締め付けられる想いを抱いてしまう。誰にでも、そのひとなりの正義を心の奥底に抱いているものだ。トーマス=ロコモーティブを下半身だけの姿にしたご主人様であるレオン様を責めるつもりは毛頭無いクルス=サンティーモであったが、哀しみが胸に去来してしまう。レオン様がその身を削って、強敵を打ち払ってきたのは良いが、それは主義主張の違いで、それが起きているのではないのだろうか? と思えてしょうがないクルス=サンティーモである。
もし、運命の歯車がすこしズレていてくれれば、トーマス=ロコモーティブのみならず、レオン様のかつての戦友であるジルバ=フリューゲルとも、わかり合えたのではないのか? と、レオン様としては到底受け入れられぬ考えを抱いてしまう、クルス=サンティーモであった。
「レオン様。ぼくはレオン様が地獄行きになっても、ぼくは決してレオン様の御側から離れないのですゥ……」
「ああ。俺の行く道は修羅道なのか、畜生道なのかはわからねぇ。それでもだ。俺は地獄のどこに堕ちようとも、クルスを初めとして、皆と共にその道を歩むつもりだ」
レオナルト=ヴィッダーは息を整え終えた後、心配そうな顔つきで自分を見つめてくるクルス=サンティーモを優し気な視線を送りつつ、彼女の蒼髪オカッパの頂点を丁寧に左手で撫でてみせる。
どんよりとした大空にかかった雲にはぽっかりと大穴が空いていた。それを為したのはレオナルト=ヴィッダーが放った黒い球体であった。分厚い雲の隙間から太陽がもたらしたと思わしき一条の光が大浴場のある一点に降り注がれる。
その時であった。エクレア=シューが湯舟の中で立ち上がり、レオナルト=ヴィッダーとクルス=サンティーモをかばうように前へと出たのは。彼女は両腕を自分の身体の前へと突き伸ばし、自身の身体からターコイズブルー色の魔力を溢れ出させる。その魔力が手のひらの先へと集中し、ターコイズブルーの宝石が先端に取り付けられた魔法の杖が現出する。
「レオン様~~~。皆を連れて、この場から逃げてください~~~! トーマス=ロコモーティブが復活しようとしているのです~~~!!」
「え? 今、何て言ったんだ!?」
「ですから、トーマス=ロコモーティブが復活しようとしているのです~~~! 丸腰のままで戦える相手ではなさそうなのです~~~!!」
エクレア=シューは魔法の杖を構えたまま、その身に宿る膨大なターコイズブルー色の魔力を魔術障壁に集中させていく。彼女の柔らかなターコイズブルーの髪の毛がふわりと浮き上がり、臨戦態勢へと移っていく。そうせねばならぬほどの相手が自分たちの眼の前に現れるというメッセージでもあった。
「何、わけのわからねえことをほざいてやがるっ! 俺の生き死にが世界平和だと!? なら、俺がそんな運命を噛み砕いてやるってんだよっ!」
売り文句に買い文句とはまさにこのことであった。トーマス=ロコモーティブは秩序を守るための剛剣を振るい、レオナルト=ヴィッダーはその剛剣を砕いてやろうと、左の手のひらから発した黒い塊に呪力を注ぎ続ける。
レオナルト=ヴィッダーの心は怒りに支配されていた。貴様は世界の敵だと主張するトーマス=ロコモーティブの言葉を到底、受け入れることは出来ない。受け入れられないならば、どうするか? それは反抗心を持ってして、抗うことである。レオナルト=ヴィッダーは拮抗し合う呪力と神力とのぶつかり合いを制しようと、これでもかと、素戔嗚から呪力を絞り出す。
その時であった。レオナルト=ヴィッダーの右の腕先にも黒いオーラが纏わりつき始めたのである。レオナルト=ヴィッダーは無意識に右腕も用いて、左の手のひらから発した黒い球体を押し出す。その行為により、黒い球体はさらに直径を増していく。最初は直径Ⅰミャートルだったものが、みるみるうちに直径2ミャートルにまで膨れ上がる。レオナルト=ヴィッダーは両足で立ち上がり、その大きな黒い球体をトーマス=ロコモーティブの方へと押し出す。
「ぐぬぉぉぉ! 私が穢れた呪力に圧されるだとっ!? あの方と契約したことにより得られた神力でも叶わぬと言うのか!? ええいっ! ふざけるなっ!!」
「ふざけてんのはてめえのほうだ、トーマス=ロコモーティブッッッ! ここからいなくなれえええ!!」
レオナルト=ヴィッダーは一度、大きく息を吸い込み、フンッ! と息を止める。そうすることで、身体の血流を操作し、身体の奥底から呪力が発せられるようにする。トーマス=ロコモーティブはギリギリと大剣の柄を握るが、レオナルト=ヴィッダーの圧に抗うことは難しくなり、黒い球体ごと、後ろへと押し出され始める。
レオナルト=ヴィッダーは勝ちを確信した。それゆえに、両腕を自分の身体の左右へと引っ込め、まるで弓の弦が引き絞られるように、呪力を溜める。そして、両の手のひらを力いっぱい開きながら、引き絞られた弦を解き放つ。レオナルト=ヴィッダーは両腕を真っ直ぐに黒い球体へとぶち込み、トドメの一撃とするために、黒い球体をトーマス=ロコモーティブ側へと押し切る。
直径2ミャートルほどある黒い球体はトーマス=ロコモーティブが両手で持つ大剣の刃をギャリギャリと喰らいながら前進していく。黒い球体は大剣を喰らっただけでは留まらず、その大剣を持っていたトーマス=ロコモーティブの両腕も喰らい始める。トーマス=ロコモーティブはそれでも身体に神力をこめ続けた。そして、黒い球体がどんよりとした大空の遥か彼方へすっ飛んでいくと、そこには元はトーマス=ロコモーティブであった下半身のみが残されることとなる。
トーマス=ロコモーティブは確かに白鳥騎士団の団長にふさわしい漢であると証明するかのように、彼の下半身は大浴場の石畳の上で仁王立ちしていた。レオナルト=ヴィッダーはハァハァ……と大きく肩で息をしつつ、遺された彼の下半身を睨みつけていた。
「やったぞ……。俺は運命に打ち克ったんだっ! 俺は悪くねぇっ! 俺を殺そうとするなら、喰らってやるだけだっ!」
レオナルト=ヴィッダーは物言わぬトーマス=ロコモーティブの下半身に向かって、啖呵を切ってみせる。相手が何も言わぬ遺体と化しているのに、その遺物に対して、剣幕激しく罵ってみせる。
一部始終を紅と緑のオッドアイで見ていたクルス=サンティーモは、ギュッと胸が締め付けられる想いを抱いてしまう。誰にでも、そのひとなりの正義を心の奥底に抱いているものだ。トーマス=ロコモーティブを下半身だけの姿にしたご主人様であるレオン様を責めるつもりは毛頭無いクルス=サンティーモであったが、哀しみが胸に去来してしまう。レオン様がその身を削って、強敵を打ち払ってきたのは良いが、それは主義主張の違いで、それが起きているのではないのだろうか? と思えてしょうがないクルス=サンティーモである。
もし、運命の歯車がすこしズレていてくれれば、トーマス=ロコモーティブのみならず、レオン様のかつての戦友であるジルバ=フリューゲルとも、わかり合えたのではないのか? と、レオン様としては到底受け入れられぬ考えを抱いてしまう、クルス=サンティーモであった。
「レオン様。ぼくはレオン様が地獄行きになっても、ぼくは決してレオン様の御側から離れないのですゥ……」
「ああ。俺の行く道は修羅道なのか、畜生道なのかはわからねぇ。それでもだ。俺は地獄のどこに堕ちようとも、クルスを初めとして、皆と共にその道を歩むつもりだ」
レオナルト=ヴィッダーは息を整え終えた後、心配そうな顔つきで自分を見つめてくるクルス=サンティーモを優し気な視線を送りつつ、彼女の蒼髪オカッパの頂点を丁寧に左手で撫でてみせる。
どんよりとした大空にかかった雲にはぽっかりと大穴が空いていた。それを為したのはレオナルト=ヴィッダーが放った黒い球体であった。分厚い雲の隙間から太陽がもたらしたと思わしき一条の光が大浴場のある一点に降り注がれる。
その時であった。エクレア=シューが湯舟の中で立ち上がり、レオナルト=ヴィッダーとクルス=サンティーモをかばうように前へと出たのは。彼女は両腕を自分の身体の前へと突き伸ばし、自身の身体からターコイズブルー色の魔力を溢れ出させる。その魔力が手のひらの先へと集中し、ターコイズブルーの宝石が先端に取り付けられた魔法の杖が現出する。
「レオン様~~~。皆を連れて、この場から逃げてください~~~! トーマス=ロコモーティブが復活しようとしているのです~~~!!」
「え? 今、何て言ったんだ!?」
「ですから、トーマス=ロコモーティブが復活しようとしているのです~~~! 丸腰のままで戦える相手ではなさそうなのです~~~!!」
エクレア=シューは魔法の杖を構えたまま、その身に宿る膨大なターコイズブルー色の魔力を魔術障壁に集中させていく。彼女の柔らかなターコイズブルーの髪の毛がふわりと浮き上がり、臨戦態勢へと移っていく。そうせねばならぬほどの相手が自分たちの眼の前に現れるというメッセージでもあった。
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