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敵わない恋
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「アニストン家のマチルダ様でしょう? 」
不意に声をかけられた。
ロイは誰かに呼び出され、渋々と広間へ戻っている。
残されたマチルダが、ぼんやりと月のない空を見上げていたときだ。
おそらく相手は、マチルダが一人になる機会を逃さず、声を掛けてきたのだ。
「初めまして。主人から、あなたのお話は窺ってましてよ」
「主人? 」
マチルダは覚えがなく、首を捻る。
漆黒の髪を後ろで高く結い上げた女性は、おそらく三十半ばほど。マチルダほど背は高くはないが、平均よりは高い。しなやかな肢体が藍染めのドレスによって、かなり色香を含ませている。まるで舞台女優のような美女。
「私、ローレンスの妻のオリビアです」
美女は自己紹介し、髪と同じ色の目を細めた。
「娼館の……奥様……? 」
娼館の妻、ということは。
ロイは娼館の主人。
即ち、ロイの妻!
マチルダの脳天を雷が直撃した。
「主人が、こちらの伯爵と懇意にしておりまして。平民ながら招待を受けましたの」
何故、ロイがこの場で堂々とした振る舞いをしているのか。オリビアはあっさりと暴露した。
何のことはない。彼はブライス伯爵直々に招待を受けていたのだ。
伯爵家の紋章を用いても、何のお咎めなしであったことも、ひょっとすると相手も承知の上でのことだったのかも知れない。
伯爵はロイのおふざけに、嬉々として乗っていたのかも。
そうでなければ、彼の行動に納得出来ない。
「お噂通り、とても美しい方ね」
夫と馴れ馴れしくダンスを踊っていた女を妬むでもなく、オリビアは艶然と笑う。
これが妻の余裕というのか。
マチルダの爪先が冷えていく。
「夫ったら、あなたのことをとても気にかけて。毎日毎日、あなたの話ばかりなんですよ」
つまり、マチルダとのことは筒抜けになっているのか。
つい今しがたの、ロイがマチルダを抱きたいと告げたことも。
マチルダの視界がだんだん薄暗くなっていく。
「先日は随分、体調が悪かったとか。もう、回復なさったの? 」
「そ、そこまでご主人はお話しされたのですか? 」
「あら? 何かまずいことでもありました? 」
「い、いえ」
姉から媚薬を飲まされて、それがきっかけでロイと睦み合ったことすら、彼女は知っているというのか。
ロイはそこまで愚かだろうか。
マチルダの心がどくどくと波打つ。
「あの方からは、何もお聞きにはなっていないのですか? 」
「あら? 何かありまして? 」
不思議そうにオリビアが小首を傾げた。
どうやらロイは底抜けのバカではないらしい。
「い、いえ。何も」
笑おうとしたが、唇が引き攣って失敗した。
「わ、私は……あの方とは……特別な関係ではありません……。ましてや、不倫なんて……」
「ええ。当然ですわ? 」
力説するマチルダの本心が全く掴めない。そんなふうにオリビアは首を傾げる。
まさか夫が、目の前の小娘の体を狙っているなんて思いもしないに違いない。
貴族の中には、不倫を娯楽だと捉える不埒者が多い。現に姉のイメルダも、恋することが美貌の秘訣などと尤もらしく言い訳して、婚約者がいながら楽しんでいる。
だが、マチルダは違う。
不倫なんて以ての外。
愛する一人だけに、全てを傾けたい。
「主人はあなたのことを、まるで娘のようだと」
オリビアの屈託ない笑顔が、鋭い刃となって心臓を狙ってきた。
「……娘? 」
マチルダの喉元が締め付けられる。
「あら、レディに対して不躾なことを」
「い、いえ。お気になさらずに」
娘同然に思っている女を、よくも抱きたいとのたまったものだ。
やはりロイはバカだ。果てしなく大バカだ。
いや、むしろ変態だ。
娘を抱きたいなんて、人智に劣る。
ニヤニヤするロイの顔を思い出し、マチルダは憤怒で顔が真っ赤になった。
もし今、目の前にいたなら、否応なく拳で顔面を叩きつけているところだ。
「で、ですが。娘といえど、あの方はまだお若いわ。それに、とても見目が良くて。私のような大きな娘がいるようには、とても思えません」
三十歳だが、彼は引き締まった体躯だし、髪はふさふさで艶やか、健康そのものの肌。そして何より、笑うと少年ぽくなる麗しい顔。
オリビアは大きく頷いた。
「確かに。あの人はこの上なくハンサムだし、気配りは出来るし。おまけに品性もある。子供がいるとは思えないくらい、若々しいでしょう? 」
「お、お子様がいらっしゃるの? 」
マチルダの喉がひくつく。
「ええ。五人」
「ご、五人も!? 」
「ええ。一番上の息子は、今は寄宿学校に入っておりますの」
「そ、そんなに大きなお子様が」
「とても、子供がいるようには見えませんでしょう? 」
確かに子沢山には見えない。
独身だとばかり。
だが、彼から結婚していると聞いたことはなかったが、独身であることもなかった。
彼は嘘はついていない。
だが、敢えて言わないなんて卑怯だ。
「私達、若い頃に結婚しましたから」
マチルダは真後ろに倒れそうになり、どうにか踏ん張る。
「で、では、もう随分と婚姻関係が続いてらっしゃるの? 」
「ええ。彼が寄宿学校を卒業してすぐだから、ざっと十二年かしら」
「じゅ、十二年! 」
最早、敵わない。
夫婦の繋がりは強固だ。
「な、仲がよろしいのですね」
「ええ。おかげさまで。未だに新婚気分ですわ」
マチルダが入り込む余地はない。
「ふふ。秘訣は互いを思いやり、信頼することですよ」
愛されている妻。
残酷な笑顔を向けてくるオリビアに、マチルダはもう耐えられなかった。
ふらりとテラスの柵に全身を預ける。
生温い風が頬を撫でた。
「あら、マチルダ様? どうなさいました? 」
マチルダの異変に気づいたオリビアが駆け寄る。
ふわり、と風に乗った優しい香り。薔薇を基調にしたフローラルは、安らぎを与える。
包容力。その言葉をオリビアから連想させた。
マチルダが持ち得ないもの。
ロイはこの安らぎの中、自由奔放に飛び回っているのだ。
彼女の手のひらの上で。
「も、申し訳ありません。少々、目眩が」
「まだ体調が優れませんの? 」
「いえ。違います。大丈夫ですから」
オリビアはマチルダの背をそっと撫でて、マチルダのざわざわする気持ちを宥めにかかる。
心底、目の前にいる小娘を心配していた。
恋敵にもならない。
出発点にすら立たせてもらえないのだ。
視界が歪む。マチルダは、瞳に溜まっていく涙が零れ落ちないよう、必死に瞬きを繰り返して堪えた。
「このお屋敷には空き部屋があくさんありましてよ。そちらで休まれますか? 」
「い、いえ。大丈夫です」
「では、誰かをお呼びに」
「いえ。大丈夫ですから」
オリビアの優しさは、マチルダの心臓を抉り、ついに深く大きな穴を開けた。
不意に声をかけられた。
ロイは誰かに呼び出され、渋々と広間へ戻っている。
残されたマチルダが、ぼんやりと月のない空を見上げていたときだ。
おそらく相手は、マチルダが一人になる機会を逃さず、声を掛けてきたのだ。
「初めまして。主人から、あなたのお話は窺ってましてよ」
「主人? 」
マチルダは覚えがなく、首を捻る。
漆黒の髪を後ろで高く結い上げた女性は、おそらく三十半ばほど。マチルダほど背は高くはないが、平均よりは高い。しなやかな肢体が藍染めのドレスによって、かなり色香を含ませている。まるで舞台女優のような美女。
「私、ローレンスの妻のオリビアです」
美女は自己紹介し、髪と同じ色の目を細めた。
「娼館の……奥様……? 」
娼館の妻、ということは。
ロイは娼館の主人。
即ち、ロイの妻!
マチルダの脳天を雷が直撃した。
「主人が、こちらの伯爵と懇意にしておりまして。平民ながら招待を受けましたの」
何故、ロイがこの場で堂々とした振る舞いをしているのか。オリビアはあっさりと暴露した。
何のことはない。彼はブライス伯爵直々に招待を受けていたのだ。
伯爵家の紋章を用いても、何のお咎めなしであったことも、ひょっとすると相手も承知の上でのことだったのかも知れない。
伯爵はロイのおふざけに、嬉々として乗っていたのかも。
そうでなければ、彼の行動に納得出来ない。
「お噂通り、とても美しい方ね」
夫と馴れ馴れしくダンスを踊っていた女を妬むでもなく、オリビアは艶然と笑う。
これが妻の余裕というのか。
マチルダの爪先が冷えていく。
「夫ったら、あなたのことをとても気にかけて。毎日毎日、あなたの話ばかりなんですよ」
つまり、マチルダとのことは筒抜けになっているのか。
つい今しがたの、ロイがマチルダを抱きたいと告げたことも。
マチルダの視界がだんだん薄暗くなっていく。
「先日は随分、体調が悪かったとか。もう、回復なさったの? 」
「そ、そこまでご主人はお話しされたのですか? 」
「あら? 何かまずいことでもありました? 」
「い、いえ」
姉から媚薬を飲まされて、それがきっかけでロイと睦み合ったことすら、彼女は知っているというのか。
ロイはそこまで愚かだろうか。
マチルダの心がどくどくと波打つ。
「あの方からは、何もお聞きにはなっていないのですか? 」
「あら? 何かありまして? 」
不思議そうにオリビアが小首を傾げた。
どうやらロイは底抜けのバカではないらしい。
「い、いえ。何も」
笑おうとしたが、唇が引き攣って失敗した。
「わ、私は……あの方とは……特別な関係ではありません……。ましてや、不倫なんて……」
「ええ。当然ですわ? 」
力説するマチルダの本心が全く掴めない。そんなふうにオリビアは首を傾げる。
まさか夫が、目の前の小娘の体を狙っているなんて思いもしないに違いない。
貴族の中には、不倫を娯楽だと捉える不埒者が多い。現に姉のイメルダも、恋することが美貌の秘訣などと尤もらしく言い訳して、婚約者がいながら楽しんでいる。
だが、マチルダは違う。
不倫なんて以ての外。
愛する一人だけに、全てを傾けたい。
「主人はあなたのことを、まるで娘のようだと」
オリビアの屈託ない笑顔が、鋭い刃となって心臓を狙ってきた。
「……娘? 」
マチルダの喉元が締め付けられる。
「あら、レディに対して不躾なことを」
「い、いえ。お気になさらずに」
娘同然に思っている女を、よくも抱きたいとのたまったものだ。
やはりロイはバカだ。果てしなく大バカだ。
いや、むしろ変態だ。
娘を抱きたいなんて、人智に劣る。
ニヤニヤするロイの顔を思い出し、マチルダは憤怒で顔が真っ赤になった。
もし今、目の前にいたなら、否応なく拳で顔面を叩きつけているところだ。
「で、ですが。娘といえど、あの方はまだお若いわ。それに、とても見目が良くて。私のような大きな娘がいるようには、とても思えません」
三十歳だが、彼は引き締まった体躯だし、髪はふさふさで艶やか、健康そのものの肌。そして何より、笑うと少年ぽくなる麗しい顔。
オリビアは大きく頷いた。
「確かに。あの人はこの上なくハンサムだし、気配りは出来るし。おまけに品性もある。子供がいるとは思えないくらい、若々しいでしょう? 」
「お、お子様がいらっしゃるの? 」
マチルダの喉がひくつく。
「ええ。五人」
「ご、五人も!? 」
「ええ。一番上の息子は、今は寄宿学校に入っておりますの」
「そ、そんなに大きなお子様が」
「とても、子供がいるようには見えませんでしょう? 」
確かに子沢山には見えない。
独身だとばかり。
だが、彼から結婚していると聞いたことはなかったが、独身であることもなかった。
彼は嘘はついていない。
だが、敢えて言わないなんて卑怯だ。
「私達、若い頃に結婚しましたから」
マチルダは真後ろに倒れそうになり、どうにか踏ん張る。
「で、では、もう随分と婚姻関係が続いてらっしゃるの? 」
「ええ。彼が寄宿学校を卒業してすぐだから、ざっと十二年かしら」
「じゅ、十二年! 」
最早、敵わない。
夫婦の繋がりは強固だ。
「な、仲がよろしいのですね」
「ええ。おかげさまで。未だに新婚気分ですわ」
マチルダが入り込む余地はない。
「ふふ。秘訣は互いを思いやり、信頼することですよ」
愛されている妻。
残酷な笑顔を向けてくるオリビアに、マチルダはもう耐えられなかった。
ふらりとテラスの柵に全身を預ける。
生温い風が頬を撫でた。
「あら、マチルダ様? どうなさいました? 」
マチルダの異変に気づいたオリビアが駆け寄る。
ふわり、と風に乗った優しい香り。薔薇を基調にしたフローラルは、安らぎを与える。
包容力。その言葉をオリビアから連想させた。
マチルダが持ち得ないもの。
ロイはこの安らぎの中、自由奔放に飛び回っているのだ。
彼女の手のひらの上で。
「も、申し訳ありません。少々、目眩が」
「まだ体調が優れませんの? 」
「いえ。違います。大丈夫ですから」
オリビアはマチルダの背をそっと撫でて、マチルダのざわざわする気持ちを宥めにかかる。
心底、目の前にいる小娘を心配していた。
恋敵にもならない。
出発点にすら立たせてもらえないのだ。
視界が歪む。マチルダは、瞳に溜まっていく涙が零れ落ちないよう、必死に瞬きを繰り返して堪えた。
「このお屋敷には空き部屋があくさんありましてよ。そちらで休まれますか? 」
「い、いえ。大丈夫です」
「では、誰かをお呼びに」
「いえ。大丈夫ですから」
オリビアの優しさは、マチルダの心臓を抉り、ついに深く大きな穴を開けた。
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