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「――ミレーユが、王都に戻った?」
その報告を聞いた瞬間、私は息を呑んだ。
まるで悪夢が再び形を持って現れたようだった。
「どうやら、国外で保護されていたという名目で帰還したようだ」
レオンハルト殿下は冷ややかな声音で言った。
けれど、その拳は小さく震えていた。
「保護……? 逃亡ではなく?」
「表向きはそういうことになっている。背後にはまだ、貴族派閥がついているらしい」
私は唇を噛みしめる。
つまり、あの女はまだ権力の影に守られているのだ。
――そして、きっとまた殿下を狙う。
「殿下、私は……」
「来るな」
私が言葉を継ぐ前に、彼は低い声で制した。
その瞳は、どこか苦しげで。
「お前を危険な場所に行かせるわけにはいかない。ミレーユが戻った以上、また何を仕掛けてくるか分からん」
「でも……彼女は、殿下を――」
「いい。俺が終わらせる」
冷徹な声。
けれど、それは怒りではなく決意だった。
氷ではなく、炎のような瞳。
私はその横顔を見つめながら、小さく囁いた。
「……殿下、ひとりで背負わないでくださいね」
彼は、はっとしたようにこちらを見た。
そして、小さく微笑む。
「そう言うだろうと思った。お前は、昔からそういう女だ」
「それは、褒め言葉ですか?」
「ああ。最高の褒め言葉だ」
そう言って、彼はそっと私の頬に触れた。
その指先が優しく、でも確かに熱を帯びている。
「……ありがとう、リリアーナ。お前がいてくれて、本当に良かった」
翌日。
ミレーユが王宮に召喚された。
王の前で、正式に“帰還”の報告をするためだという。
私は謁見の間の扉の影からその様子を見つめていた。
彼女の姿を目にするのは、一年ぶりだった。
――変わらない。
金色の髪に、甘く作られた笑顔。
だが、その瞳の奥に潜む黒は、以前よりも深くなっていた。
「陛下、この一年、国外で病を患っておりましたの。けれど、ようやく快癒いたしました。戻ることをお許しいただけたこと、心より感謝申し上げますわ」
その柔らかい声が響くたび、殿下の眉がわずかに動く。
王は彼女に何かを問おうとしたが、ミレーユは先に口を開いた。
「それから……私、王太子殿下にお伝えしたいことがございますの」
場の空気が一瞬止まる。
彼女はゆっくりとレオンハルト殿下を見つめた。
その瞳に、あの日と同じ“憐れみの色”を浮かべて。
「殿下……私は、あなたを許します」
「……許す?」
「ええ。婚約を破棄したあの日、私は深く傷つきました。ですが、時間が経ってようやく悟ったのです。あなたはきっと、私を守るために――」
「やめろ」
その一言は、まるで刃のようだった。
彼の声には、かつての冷徹さが戻っていた。
だが今度は、冷たさではなく怒りに震えている。
「お前の偽りに、もう俺は騙されん」
「殿下……?」
「お前が何をしたか、すべて分かっている。リリアーナを陥れたのも、俺を貶めたのも、お前だ」
ミレーユの顔が一瞬で強張る。
だが、すぐに笑顔を作り直した。
「まあ……そんな噂をお信じになって? 殿下は本当に変わってしまわれたのね」
「変わったさ。リリアーナを失ってから、ようやく“人の心”を知った」
「……!」
ミレーユの唇が震える。
王や貴族たちがざわめく中、殿下は一歩、彼女に近づいた。
「お前の狙いは王位だろう。だが俺はもう、お前の芝居には乗らない。俺には――」
そう言って、彼は視線を私に向けた。
扉の影から見ていた私に、まっすぐな瞳を向ける。
「俺には、リリアーナがいる」
その瞬間、世界が止まったように感じた。
ざわめきも、王の声も、耳に入らなかった。
「……殿下」
ミレーユの瞳に、嫉妬と憎悪が宿る。
あの美しい微笑みが、崩れ落ちていく。
「……そう。なら、あなたも彼女も、同じ運命を辿ることになるわね」
「何を――」
彼女が懐から何かを取り出す。
それは小さな瓶。中には黒い液体が揺れていた。
「――っ、警備兵!!」
殿下が叫ぶより早く、ミレーユは瓶を床に叩きつけた。
黒い煙が広がり、視界が歪む。
目と鼻を刺すような臭い。悲鳴。混乱。
私の腕を掴む力強い手。
レオンハルト殿下が私を抱き寄せ、覆いかぶさるようにして守る。
「リリアーナ、目を閉じろ!」
私は言われるままに彼の胸に顔を埋めた。
煙の中でも、彼の心臓の鼓動だけははっきり聞こえた。
どれほどの時間が経っただろう。
煙が晴れたとき、ミレーユの姿はもうなかった。
「逃げたのね……!」
殿下が歯を食いしばる。
けれど、私を見てすぐに表情を和らげた。
「怪我はないか?」
「はい……殿下が、守ってくださったから」
「当然だ。お前を守るためなら、俺は――何度でも剣を抜く」
その真剣な瞳に、息を呑む。
その手がまだ私を抱いていることに気づき、胸が高鳴る。
彼の指先が、震えるように私の髪を撫でる。
「リリアーナ……お前がいない一年、俺は生きている実感がなかった。今こうして触れてようやく、少しだけ……救われた気がする」
その声音が、あまりにも優しくて。
私の胸の奥に、抑えきれない感情が溢れてくる。
「殿下……私は、貴方を……」
言いかけたその瞬間、彼の指が唇に触れた。
「言うな。今はまだ、言わせたくない」
「え……?」
「俺は、まだ全部を終わらせていない。お前を再び王妃として迎えるためには、俺自身がこの手で闇を断たねばならん。だから――」
彼の瞳が、静かに燃えている。
まるで、氷の中に炎を宿したように。
「その時が来たら、もう一度言ってくれ。俺を、選ぶと」
「……殿下」
その言葉だけで、胸が熱くなる。
どうしてこんなにも、真っすぐで苦しい人なの。
けれど、私はそっと彼の手を握り返した。
「分かりました。その時まで……待っています。必ず」
「……ありがとう。だが――」
彼は私の耳元に顔を寄せ、低く囁いた。
「待つだけじゃなく、覚悟もしておけ」
「……覚悟?」
「俺が全部を終わらせた時、お前を二度と離さない。どんな形であっても」
息が触れ合うほどの距離。
頬が熱くて、心臓が暴れそうになる。
彼の真剣な瞳が、私をまるごと飲み込むように見つめていた。
「リリアーナ。お前が俺の光だ」
「っ……殿下、それは……」
「真実だ。俺がこの先どれほど闇を歩こうとも、お前を見失わない」
その言葉に、もう抗えなかった。
気づけば、私の指先が彼の胸元を掴んでいた。
「……ずるい人」
「知ってる」
そう言って、彼は微笑んだ。
氷の王子が見せた、初めての“人間らしい”笑みだった。
その夜、私は殿下の執務室で眠れぬまま書簡を整理していた。
外では兵士たちがミレーユの行方を追っている。
けれど――どこか胸の奥に、奇妙な不安が残っていた。
(本当に……これで終わるの?)
殿下の覚悟を知っている。
彼はどこまでも誠実で、強い。
けれど、彼が一人で闇に立ち向かおうとするたびに、私は怖くなる。
――また、失ってしまうかもしれないから。
「リリアーナ」
不意に声をかけられ、振り向くと殿下が立っていた。
薄暗い灯りの中、彼の銀髪が月光を受けて輝いている。
「眠れないのか?」
「はい……いろいろ考えてしまって」
「そうか。なら、少し付き合え」
彼は私の手を取り、窓辺へと導いた。
夜風が吹き抜け、庭園の花々が月に照らされて揺れている。
静かで、どこか切ない夜。
「……昔、覚えているか? お前が王宮に来たばかりの頃」
「ええ。毎日緊張して、よく失敗していました」
「あの時も、こうして夜の庭でお前が泣いていた。俺は……何も言えなかった。慰める方法も知らなかった」
「……殿下」
「だが、今なら分かる。お前に触れてもいい理由を、もう探すつもりはない」
その言葉と同時に、彼の手が私の頬に触れた。
指先が、震えている。
静かな夜の中で、ただ彼の息づかいだけが近づいていく。
「リリアーナ。……お前を愛している」
「っ……」
「言葉にしてはいけないと思っていた。だが、もう抑えられない」
唇が、触れるか触れないかの距離で止まる。
その瞬間、私の心臓が跳ね上がった。
彼の瞳が、私だけを映している。
「……殿下」
「今は、“レオン”と呼べ。お前と俺の間に、称号はいらない」
その囁きが、あまりにも優しくて――
私は、抗うことができなかった。
けれど、その静寂を破るように、外から兵士の叫び声が響いた。
「報告! ミレーユの手の者が……城内に侵入しました!」
レオンハルトの表情が一瞬で引き締まる。
炎のような決意が、再びその瞳に宿る。
「リリアーナ、ここにいろ。必ず戻る」
「待ってください! 私も――!」
「駄目だ。今度こそ、終わらせる」
その言葉を最後に、彼は夜の闇へと走り出した。
月光の下、彼の背中が遠ざかっていく。
私はただ、その背に向かって祈った。
――どうか無事で。
そして、どうか帰ってきて。
胸に残るのは、あの囁きの余韻だけ。
『お前が俺の光だ』
その言葉が、闇の中で私を照らしていた。
その報告を聞いた瞬間、私は息を呑んだ。
まるで悪夢が再び形を持って現れたようだった。
「どうやら、国外で保護されていたという名目で帰還したようだ」
レオンハルト殿下は冷ややかな声音で言った。
けれど、その拳は小さく震えていた。
「保護……? 逃亡ではなく?」
「表向きはそういうことになっている。背後にはまだ、貴族派閥がついているらしい」
私は唇を噛みしめる。
つまり、あの女はまだ権力の影に守られているのだ。
――そして、きっとまた殿下を狙う。
「殿下、私は……」
「来るな」
私が言葉を継ぐ前に、彼は低い声で制した。
その瞳は、どこか苦しげで。
「お前を危険な場所に行かせるわけにはいかない。ミレーユが戻った以上、また何を仕掛けてくるか分からん」
「でも……彼女は、殿下を――」
「いい。俺が終わらせる」
冷徹な声。
けれど、それは怒りではなく決意だった。
氷ではなく、炎のような瞳。
私はその横顔を見つめながら、小さく囁いた。
「……殿下、ひとりで背負わないでくださいね」
彼は、はっとしたようにこちらを見た。
そして、小さく微笑む。
「そう言うだろうと思った。お前は、昔からそういう女だ」
「それは、褒め言葉ですか?」
「ああ。最高の褒め言葉だ」
そう言って、彼はそっと私の頬に触れた。
その指先が優しく、でも確かに熱を帯びている。
「……ありがとう、リリアーナ。お前がいてくれて、本当に良かった」
翌日。
ミレーユが王宮に召喚された。
王の前で、正式に“帰還”の報告をするためだという。
私は謁見の間の扉の影からその様子を見つめていた。
彼女の姿を目にするのは、一年ぶりだった。
――変わらない。
金色の髪に、甘く作られた笑顔。
だが、その瞳の奥に潜む黒は、以前よりも深くなっていた。
「陛下、この一年、国外で病を患っておりましたの。けれど、ようやく快癒いたしました。戻ることをお許しいただけたこと、心より感謝申し上げますわ」
その柔らかい声が響くたび、殿下の眉がわずかに動く。
王は彼女に何かを問おうとしたが、ミレーユは先に口を開いた。
「それから……私、王太子殿下にお伝えしたいことがございますの」
場の空気が一瞬止まる。
彼女はゆっくりとレオンハルト殿下を見つめた。
その瞳に、あの日と同じ“憐れみの色”を浮かべて。
「殿下……私は、あなたを許します」
「……許す?」
「ええ。婚約を破棄したあの日、私は深く傷つきました。ですが、時間が経ってようやく悟ったのです。あなたはきっと、私を守るために――」
「やめろ」
その一言は、まるで刃のようだった。
彼の声には、かつての冷徹さが戻っていた。
だが今度は、冷たさではなく怒りに震えている。
「お前の偽りに、もう俺は騙されん」
「殿下……?」
「お前が何をしたか、すべて分かっている。リリアーナを陥れたのも、俺を貶めたのも、お前だ」
ミレーユの顔が一瞬で強張る。
だが、すぐに笑顔を作り直した。
「まあ……そんな噂をお信じになって? 殿下は本当に変わってしまわれたのね」
「変わったさ。リリアーナを失ってから、ようやく“人の心”を知った」
「……!」
ミレーユの唇が震える。
王や貴族たちがざわめく中、殿下は一歩、彼女に近づいた。
「お前の狙いは王位だろう。だが俺はもう、お前の芝居には乗らない。俺には――」
そう言って、彼は視線を私に向けた。
扉の影から見ていた私に、まっすぐな瞳を向ける。
「俺には、リリアーナがいる」
その瞬間、世界が止まったように感じた。
ざわめきも、王の声も、耳に入らなかった。
「……殿下」
ミレーユの瞳に、嫉妬と憎悪が宿る。
あの美しい微笑みが、崩れ落ちていく。
「……そう。なら、あなたも彼女も、同じ運命を辿ることになるわね」
「何を――」
彼女が懐から何かを取り出す。
それは小さな瓶。中には黒い液体が揺れていた。
「――っ、警備兵!!」
殿下が叫ぶより早く、ミレーユは瓶を床に叩きつけた。
黒い煙が広がり、視界が歪む。
目と鼻を刺すような臭い。悲鳴。混乱。
私の腕を掴む力強い手。
レオンハルト殿下が私を抱き寄せ、覆いかぶさるようにして守る。
「リリアーナ、目を閉じろ!」
私は言われるままに彼の胸に顔を埋めた。
煙の中でも、彼の心臓の鼓動だけははっきり聞こえた。
どれほどの時間が経っただろう。
煙が晴れたとき、ミレーユの姿はもうなかった。
「逃げたのね……!」
殿下が歯を食いしばる。
けれど、私を見てすぐに表情を和らげた。
「怪我はないか?」
「はい……殿下が、守ってくださったから」
「当然だ。お前を守るためなら、俺は――何度でも剣を抜く」
その真剣な瞳に、息を呑む。
その手がまだ私を抱いていることに気づき、胸が高鳴る。
彼の指先が、震えるように私の髪を撫でる。
「リリアーナ……お前がいない一年、俺は生きている実感がなかった。今こうして触れてようやく、少しだけ……救われた気がする」
その声音が、あまりにも優しくて。
私の胸の奥に、抑えきれない感情が溢れてくる。
「殿下……私は、貴方を……」
言いかけたその瞬間、彼の指が唇に触れた。
「言うな。今はまだ、言わせたくない」
「え……?」
「俺は、まだ全部を終わらせていない。お前を再び王妃として迎えるためには、俺自身がこの手で闇を断たねばならん。だから――」
彼の瞳が、静かに燃えている。
まるで、氷の中に炎を宿したように。
「その時が来たら、もう一度言ってくれ。俺を、選ぶと」
「……殿下」
その言葉だけで、胸が熱くなる。
どうしてこんなにも、真っすぐで苦しい人なの。
けれど、私はそっと彼の手を握り返した。
「分かりました。その時まで……待っています。必ず」
「……ありがとう。だが――」
彼は私の耳元に顔を寄せ、低く囁いた。
「待つだけじゃなく、覚悟もしておけ」
「……覚悟?」
「俺が全部を終わらせた時、お前を二度と離さない。どんな形であっても」
息が触れ合うほどの距離。
頬が熱くて、心臓が暴れそうになる。
彼の真剣な瞳が、私をまるごと飲み込むように見つめていた。
「リリアーナ。お前が俺の光だ」
「っ……殿下、それは……」
「真実だ。俺がこの先どれほど闇を歩こうとも、お前を見失わない」
その言葉に、もう抗えなかった。
気づけば、私の指先が彼の胸元を掴んでいた。
「……ずるい人」
「知ってる」
そう言って、彼は微笑んだ。
氷の王子が見せた、初めての“人間らしい”笑みだった。
その夜、私は殿下の執務室で眠れぬまま書簡を整理していた。
外では兵士たちがミレーユの行方を追っている。
けれど――どこか胸の奥に、奇妙な不安が残っていた。
(本当に……これで終わるの?)
殿下の覚悟を知っている。
彼はどこまでも誠実で、強い。
けれど、彼が一人で闇に立ち向かおうとするたびに、私は怖くなる。
――また、失ってしまうかもしれないから。
「リリアーナ」
不意に声をかけられ、振り向くと殿下が立っていた。
薄暗い灯りの中、彼の銀髪が月光を受けて輝いている。
「眠れないのか?」
「はい……いろいろ考えてしまって」
「そうか。なら、少し付き合え」
彼は私の手を取り、窓辺へと導いた。
夜風が吹き抜け、庭園の花々が月に照らされて揺れている。
静かで、どこか切ない夜。
「……昔、覚えているか? お前が王宮に来たばかりの頃」
「ええ。毎日緊張して、よく失敗していました」
「あの時も、こうして夜の庭でお前が泣いていた。俺は……何も言えなかった。慰める方法も知らなかった」
「……殿下」
「だが、今なら分かる。お前に触れてもいい理由を、もう探すつもりはない」
その言葉と同時に、彼の手が私の頬に触れた。
指先が、震えている。
静かな夜の中で、ただ彼の息づかいだけが近づいていく。
「リリアーナ。……お前を愛している」
「っ……」
「言葉にしてはいけないと思っていた。だが、もう抑えられない」
唇が、触れるか触れないかの距離で止まる。
その瞬間、私の心臓が跳ね上がった。
彼の瞳が、私だけを映している。
「……殿下」
「今は、“レオン”と呼べ。お前と俺の間に、称号はいらない」
その囁きが、あまりにも優しくて――
私は、抗うことができなかった。
けれど、その静寂を破るように、外から兵士の叫び声が響いた。
「報告! ミレーユの手の者が……城内に侵入しました!」
レオンハルトの表情が一瞬で引き締まる。
炎のような決意が、再びその瞳に宿る。
「リリアーナ、ここにいろ。必ず戻る」
「待ってください! 私も――!」
「駄目だ。今度こそ、終わらせる」
その言葉を最後に、彼は夜の闇へと走り出した。
月光の下、彼の背中が遠ざかっていく。
私はただ、その背に向かって祈った。
――どうか無事で。
そして、どうか帰ってきて。
胸に残るのは、あの囁きの余韻だけ。
『お前が俺の光だ』
その言葉が、闇の中で私を照らしていた。
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