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エイデン君と私
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キエェェエエ!
キエエェエエエ!
(嘘でしょっ!?)
なんと「私」という獲物を奪い合うように魔獣同士で喧嘩をしているのだ。
魔獣の鋭い爪の付いた足が私に向かってガシガシと襲い掛かる。が、私を捕まえている魔獣がそれを阻止し身体が揺れる。
(いや、コレどっちに転んでも助からないヤツ…!)
その時、下から大きな舌打ちが聞こえた様な気がした。
ボフッ
(…っ!?)
視界に広がる大きな炎。気づけば鳥の足から解放されており、目の前には炎に包まれた魔物2体。そして私はというと…――
「っ!ギャー―――!!」
当たり前だが落下している。あいにく浮遊魔法はまだ習っていない。習っていたからと言って出来るかは定かではないが、とりあえず自身には治癒魔法しか使えない。先生の姿はまだ見えない。これは自分で何とかしろということか。
(こうなれば受け身を上手くとって、その後治癒魔法で自己処理する!?そういうことっ!?いや、打ちどころ悪かったら死ぬって先生っ!!)
「おいっ!」
どう対処しようか考えていると再び下から聞こえてくる叫び声。
キエエェエエエ!
(嘘でしょっ!?)
なんと「私」という獲物を奪い合うように魔獣同士で喧嘩をしているのだ。
魔獣の鋭い爪の付いた足が私に向かってガシガシと襲い掛かる。が、私を捕まえている魔獣がそれを阻止し身体が揺れる。
(いや、コレどっちに転んでも助からないヤツ…!)
その時、下から大きな舌打ちが聞こえた様な気がした。
ボフッ
(…っ!?)
視界に広がる大きな炎。気づけば鳥の足から解放されており、目の前には炎に包まれた魔物2体。そして私はというと…――
「っ!ギャー―――!!」
当たり前だが落下している。あいにく浮遊魔法はまだ習っていない。習っていたからと言って出来るかは定かではないが、とりあえず自身には治癒魔法しか使えない。先生の姿はまだ見えない。これは自分で何とかしろということか。
(こうなれば受け身を上手くとって、その後治癒魔法で自己処理する!?そういうことっ!?いや、打ちどころ悪かったら死ぬって先生っ!!)
「おいっ!」
どう対処しようか考えていると再び下から聞こえてくる叫び声。
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