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王女が遺したもの
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国王陛下の書斎に通していただくと、入ってすぐにセレスティーヌ王女殿下の絵本が見えた。その絵本は、ガラスケースの中に入れて大切に保管されている。
側近が白い手袋を取り出し渡してくれた。私も仕事用の物を持っているのだが、ご厚意に甘えて借りることにした。
絵本は、まるで教会に飾られた女神様の像であるかのように荘厳な雰囲気を漂わせている。そんな絵本を、側近が慎重に取り出して机の上に置いてくれた。
表紙を見て、息を呑んだ。
セレスティーヌ王女殿下が書いた絵本は、私がよく知っている絵本だったのだ。
「『星を捕まえる魔術師』、ですね?」
「ええ、一般的には知らされてはいませんが、これはセレスティーヌ王女殿下が書かれたものです」
「国家機密なのだよ?」
国王陛下は悪戯っぽい笑顔で私にウインクして見せる。そんなお茶目な姿で言われてもピンとこないのであるが、たしかにこの絵本は作者不明とされてきた。私はてっきり、伝承されたおとぎ話だから作者が分からないものだと思っていたけど……。
「どうして秘密にしているのですか?」
「それが彼女たちの希望だったからだよ」
何か、メッセージがあるのだろうか?
誰か、大切な人その人だけに伝えたかった気持ちとかそう言ったものが。
その隠された想いは、ちゃんと伝わったのだろうか?
司書の魔法を使ってみて見たいなと思った。
本を書いた人たちの気持ちを、届けてあげたい。せっかく、本と人を繋げられる仕事に就いているのだもの。後で魔法を使ってもいいか国王陛下に聞いてみよう。
私は本の表紙をそっと撫でてページを開く。すると、眩い光が溢れ出し、本から巨大な大木が生えて天井を覆い、林檎の実を実らせた。
「魔法を使っていないのに?!」
しかも、現れた植物を見て私は驚愕した。
果実の樹と林檎が意味する本の性質は【史実】と【禁忌】。
おとぎ話の本から現れる植物ではない。
「シエナちゃん逃げて!」
エドワール王子が私に向かって手を伸ばす。
彼の緊迫した表情に私は自分の身の危険を察知したが、気づいた時にはもう本から伸びてきた蔦に摑まり、あっという間に光る植物に覆われて意識が遠のいていった。
◇◇◇
気づくと、私は荒れ果てた街に立っている。かなり雰囲気が変わっているが、首都の噴水広場のようだ。
辺りを見回したいのだが、身体が自由に動かない。誰かの記憶の中のようで、私の意思とは無関係に視点が動く。
空を見上げると、赤黒く光る不気味な雲間に穴があり、得体の知れない黒い生き物の身体の一部が、ゆっくりと降りてきている。
人々の悲鳴が、怒声が、空気を破りそうなほど響いている。
”私”の目の前に、ノアが現れた。彼の髪は今よりも長く、1つの三つ編みに結っている。魔術師団の制服を着ている彼に、”私”は縋りついた。
『行かないでノア!もうすぐで神官長様が来てくれるわ!そうしたら私が光属性の魔法でなんとかできるから!』
『心配するな、セレスティーヌ。俺は誰よりも強い魔術師だ。お前がお呼びになる前に片付けるからよ』
ノアは跪いて”私”の手を取り、手の甲に口づけをした。
『いい子で待っているんだぞ?』
『こんな時にまで子ども扱いしないで……』
彼は手を離すと、噴水広場の真ん中に立つ男たちに近づく。すると、男たちはこちらを見た。
『これはこれは、セレスティーヌ王女殿下にモルガン卿ではありませんか!』
男は顔を歪ませて不気味に笑っている。その近くには、黒い鎧を身に着けた人影が数人いる。
『おじさま!父上の善き家臣であるあなたがなぜこのようなことを!女神イーシュトリアへの冒涜を繰り返す焚書魔術組織と手を組んでまで何をなさっているのです?!』
『どうして?セレスティーヌ王女殿下は何も知らないからそう言えるのです。王になるべく育てられた我らが兄弟の行く末を。あいつが王になったとたん、俺たちは王宮を追い出されてただの国民に成り下がり、同情の目に晒された挙句に周りに居た奴らは手のひらを返してあいつに媚びへつらうようになった。……こんな国、跡形もなく滅んでしまえ!』
男の声に合わせて鎧を着た男たちが構える。鎧を着た男たちが動き出したその刹那、ノアが片手を動かすと彼らはその場に崩れた。
鎧は粉々に飛び散り、血が滴り落ちる。
信じられなかった。
呪文を唱えることなく、ノアは魔法を使っていたのだ。
”私”に話しかけていた男もまた、血を流して地面に這いつくばっている。
『さすがは化け物だな。詠唱も無しに殺めるとは』
『ああ、俺は人じゃないらしい。だから人でなしのやり方で守ることしかできない』
そう言うと、彼は男に向かって氷の刃を放ち、黙らせた。彼は男の瞼を閉じさせると、空を仰ぐ。黒く禍々しいオーラを身に纏う生き物が雲間から完全に姿を現した。
終末を呼ぶ悪魔ニグレードアだ。
『ニグレードア、生憎だが呼び出した奴を俺が殺してしまったのだ。どうしても叶えたい願いがあるもんでね。だから俺と取引をしよう』
『ふむ、その醜い強欲さに免じて願いを叶えてやろう。見たところそれなりに魔力があるようだし、その身体を対価にしようか』
『ああ、人間界を出歩くのにはちょうど良い容れ物になるだろ。俺の願いにも合致しているから都合が良い。俺に憑依してこの大陸を支配する力を貸して欲しい』
『とんだ野心家だな。面白い、契約成立だ』
ニグレードアは口を歪ませると地面に影を伸ばしてゆき、月明かりに照らされてノアの足元から伸びる彼の影の中に入り込んでゆく。すると、ノアは苦しみ呻き声を上げ始めた。彼は喉を押さえて息苦しそうにした後、血を吐き、地面に倒れ込む。
”私”はノアの元に行こうとしたが、近衛騎士2人に両側からおさえられてしまい身動きがとれない。
目の前で倒れているノアの姿がぼやけてゆく。
歪んでゆくノアの姿が、微かに動いた。彼は震える腕で右手を空高くに伸ばす。すると、その手にかすかな光が集まり始めた。
それに呼応するように夜空を覆う雲が取り払われて星空が広がり、オーロラが現れた。空から瞬く星の光が降り注ぎ、彼の手の中に集まって光のベールが彼を覆う。
ノアの顔を見ると、その瞳にはオレンジ色の光が宿っている。
光に包まれたノアは、神聖な生き物や、精霊のようにも見えた。
『油断したな、ニグレードア』
彼がこぶしを握り空を切ると、幾つもの流星が降り注いでニグレードアに直撃していく。
ニグレードアは地響きのような叫び声を上げた。
『お前は俺の中で眠れ、永遠に』
彼は自分の首元に血で印を書くと、地面に掌をつけた。すると地面に大きな魔法陣が浮かび、光が現れてニグレードアを捕らえその姿を鎖へと変えてノアの身体の中に入っていった。
眩い光が辺り一面を覆い、真っ白い世界だけが広がる。
何も見えなくなった。
側近が白い手袋を取り出し渡してくれた。私も仕事用の物を持っているのだが、ご厚意に甘えて借りることにした。
絵本は、まるで教会に飾られた女神様の像であるかのように荘厳な雰囲気を漂わせている。そんな絵本を、側近が慎重に取り出して机の上に置いてくれた。
表紙を見て、息を呑んだ。
セレスティーヌ王女殿下が書いた絵本は、私がよく知っている絵本だったのだ。
「『星を捕まえる魔術師』、ですね?」
「ええ、一般的には知らされてはいませんが、これはセレスティーヌ王女殿下が書かれたものです」
「国家機密なのだよ?」
国王陛下は悪戯っぽい笑顔で私にウインクして見せる。そんなお茶目な姿で言われてもピンとこないのであるが、たしかにこの絵本は作者不明とされてきた。私はてっきり、伝承されたおとぎ話だから作者が分からないものだと思っていたけど……。
「どうして秘密にしているのですか?」
「それが彼女たちの希望だったからだよ」
何か、メッセージがあるのだろうか?
誰か、大切な人その人だけに伝えたかった気持ちとかそう言ったものが。
その隠された想いは、ちゃんと伝わったのだろうか?
司書の魔法を使ってみて見たいなと思った。
本を書いた人たちの気持ちを、届けてあげたい。せっかく、本と人を繋げられる仕事に就いているのだもの。後で魔法を使ってもいいか国王陛下に聞いてみよう。
私は本の表紙をそっと撫でてページを開く。すると、眩い光が溢れ出し、本から巨大な大木が生えて天井を覆い、林檎の実を実らせた。
「魔法を使っていないのに?!」
しかも、現れた植物を見て私は驚愕した。
果実の樹と林檎が意味する本の性質は【史実】と【禁忌】。
おとぎ話の本から現れる植物ではない。
「シエナちゃん逃げて!」
エドワール王子が私に向かって手を伸ばす。
彼の緊迫した表情に私は自分の身の危険を察知したが、気づいた時にはもう本から伸びてきた蔦に摑まり、あっという間に光る植物に覆われて意識が遠のいていった。
◇◇◇
気づくと、私は荒れ果てた街に立っている。かなり雰囲気が変わっているが、首都の噴水広場のようだ。
辺りを見回したいのだが、身体が自由に動かない。誰かの記憶の中のようで、私の意思とは無関係に視点が動く。
空を見上げると、赤黒く光る不気味な雲間に穴があり、得体の知れない黒い生き物の身体の一部が、ゆっくりと降りてきている。
人々の悲鳴が、怒声が、空気を破りそうなほど響いている。
”私”の目の前に、ノアが現れた。彼の髪は今よりも長く、1つの三つ編みに結っている。魔術師団の制服を着ている彼に、”私”は縋りついた。
『行かないでノア!もうすぐで神官長様が来てくれるわ!そうしたら私が光属性の魔法でなんとかできるから!』
『心配するな、セレスティーヌ。俺は誰よりも強い魔術師だ。お前がお呼びになる前に片付けるからよ』
ノアは跪いて”私”の手を取り、手の甲に口づけをした。
『いい子で待っているんだぞ?』
『こんな時にまで子ども扱いしないで……』
彼は手を離すと、噴水広場の真ん中に立つ男たちに近づく。すると、男たちはこちらを見た。
『これはこれは、セレスティーヌ王女殿下にモルガン卿ではありませんか!』
男は顔を歪ませて不気味に笑っている。その近くには、黒い鎧を身に着けた人影が数人いる。
『おじさま!父上の善き家臣であるあなたがなぜこのようなことを!女神イーシュトリアへの冒涜を繰り返す焚書魔術組織と手を組んでまで何をなさっているのです?!』
『どうして?セレスティーヌ王女殿下は何も知らないからそう言えるのです。王になるべく育てられた我らが兄弟の行く末を。あいつが王になったとたん、俺たちは王宮を追い出されてただの国民に成り下がり、同情の目に晒された挙句に周りに居た奴らは手のひらを返してあいつに媚びへつらうようになった。……こんな国、跡形もなく滅んでしまえ!』
男の声に合わせて鎧を着た男たちが構える。鎧を着た男たちが動き出したその刹那、ノアが片手を動かすと彼らはその場に崩れた。
鎧は粉々に飛び散り、血が滴り落ちる。
信じられなかった。
呪文を唱えることなく、ノアは魔法を使っていたのだ。
”私”に話しかけていた男もまた、血を流して地面に這いつくばっている。
『さすがは化け物だな。詠唱も無しに殺めるとは』
『ああ、俺は人じゃないらしい。だから人でなしのやり方で守ることしかできない』
そう言うと、彼は男に向かって氷の刃を放ち、黙らせた。彼は男の瞼を閉じさせると、空を仰ぐ。黒く禍々しいオーラを身に纏う生き物が雲間から完全に姿を現した。
終末を呼ぶ悪魔ニグレードアだ。
『ニグレードア、生憎だが呼び出した奴を俺が殺してしまったのだ。どうしても叶えたい願いがあるもんでね。だから俺と取引をしよう』
『ふむ、その醜い強欲さに免じて願いを叶えてやろう。見たところそれなりに魔力があるようだし、その身体を対価にしようか』
『ああ、人間界を出歩くのにはちょうど良い容れ物になるだろ。俺の願いにも合致しているから都合が良い。俺に憑依してこの大陸を支配する力を貸して欲しい』
『とんだ野心家だな。面白い、契約成立だ』
ニグレードアは口を歪ませると地面に影を伸ばしてゆき、月明かりに照らされてノアの足元から伸びる彼の影の中に入り込んでゆく。すると、ノアは苦しみ呻き声を上げ始めた。彼は喉を押さえて息苦しそうにした後、血を吐き、地面に倒れ込む。
”私”はノアの元に行こうとしたが、近衛騎士2人に両側からおさえられてしまい身動きがとれない。
目の前で倒れているノアの姿がぼやけてゆく。
歪んでゆくノアの姿が、微かに動いた。彼は震える腕で右手を空高くに伸ばす。すると、その手にかすかな光が集まり始めた。
それに呼応するように夜空を覆う雲が取り払われて星空が広がり、オーロラが現れた。空から瞬く星の光が降り注ぎ、彼の手の中に集まって光のベールが彼を覆う。
ノアの顔を見ると、その瞳にはオレンジ色の光が宿っている。
光に包まれたノアは、神聖な生き物や、精霊のようにも見えた。
『油断したな、ニグレードア』
彼がこぶしを握り空を切ると、幾つもの流星が降り注いでニグレードアに直撃していく。
ニグレードアは地響きのような叫び声を上げた。
『お前は俺の中で眠れ、永遠に』
彼は自分の首元に血で印を書くと、地面に掌をつけた。すると地面に大きな魔法陣が浮かび、光が現れてニグレードアを捕らえその姿を鎖へと変えてノアの身体の中に入っていった。
眩い光が辺り一面を覆い、真っ白い世界だけが広がる。
何も見えなくなった。
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