35 / 48
状態が浦島太郎なんだが?
しおりを挟む
目を覚ますと、侯爵の寝室に居た。
どうやら、眠らされた後ここに運ばれたようだ。
塔の中も外も騒がしい。
怒声が聞こえ、思わず身を固くする。
一体、何が起こっているのだろうか?
窓の外は明るく、空には建国祭の時に浮かぶ魔法のバルーンが飛んでいる。
塔の下を見ると、大勢の騎士が黒い鎧の集団を相手にしている。あの鎧は焚書魔術組織、エルランジェ公爵が討伐した残党だ。
建国祭のイベントが始まったんだ。
長い間寝てしまったみたいだが、今は何日目で何時なのだろうか?
身体を動かすと、パタンと音を立てて本がベッドから滑り落ちる。王女殿下の絵本だ。王女殿下が魔法を解いたと言っていたが、もしかしてこの絵本を呼び寄せたのも彼女だろうか?
絵本に落とした視線は、シーツに描かれている魔法陣を捉えた。ベッドから起き上がり見てみると、シーツいっぱいにインクで描かれているが、本が落ちていた場所だけシーツが破れ魔法陣が途切れている。
侯爵は、私が起きないようにしていたようだ。
ひとまず、この部屋を出よう。
黒い手袋をはめて王女殿下の絵本を片手に持つ。髪留めを探したが、それは見つからなかった。仕方がなく髪を下ろしたまま扉に向かうと、張り紙がある。侯爵の筆跡だ。
『フェレメレン
もし目が覚めても、この部屋を出るな。
エルランジェ嬢が迎えに来るまでここでじっとしていなさい。
決して外に出るなよ。
物音や人の声が聞こえても心配するな。この部屋は外から見えないようにした。中に居る限り安全だ。
絶対に、外に出るなよ。
ディラン・ハワード』
手紙まで残すなんて。本当に全てお見通しですね侯爵。
しかし、そんなフリみたいなこと書かれちゃ私はもう出ていきますよ。これ以上、侯爵に抱えさせませんからね。
ドアノブに手をかけると、執務室の方から足音が聞こえてくる。扉を開けるのをやめ、息を殺して様子を探る。男が何人かいて、話をしている。侯爵やノアではないようだ。
心臓が脈打つ。口から出てきてしまいそうなほど、大きく。
「チッ、あの司書がどの本棚にも魔法をかけて本を盗れなくしてやがる」
「計画が狂っちまう。神殿と噴水広場で待っている奴らに魔法書を渡せられねぇ」
「まるで俺たちが来るのを知っているような周到さだな。空から襲撃したのにすぐに現れただろ?」
「やはり殺すしかねぇか。上に加勢しよう」
「けどよ、あいつの魔王みてぇな強さを見ただろ?あれ本当に司書か?」
「確かに騎士と同じ服を着ていたが、自分で司書だと言っていたし……」
「まあ、今はセドリック王子殿下がいるから大丈夫か」
男たちは侯爵の命を狙っている。
しかも、侯爵は塔の上の方で戦っているようだ。絶対に、彼に近づけてはならない。今ここで、私が何とかしないといけない。
私は深呼吸して落ち着かせ、足音に耳を澄ませる。相手はおそらく2人。
眠らせた方が良いかもしれないが、ヘルメットで目が見られないとかけられない魔法だ。身体の自由を奪う作戦でいこう。
足音が外へと移動し始めた頃合にドアを開けて飛び出す。黒い鎧を身に着けた2人組がこちらを見た。
「女が隠れていたのか?!」
「捕まえて人質にしろ!」
私はすぐに人差し指を彼らに向けた。
「拘束!」
男たちは直立の状態になって手が動かせなくなった。
次に彼らの足元を指さす。
「捕縛!」
脚力を奪われた彼らが地面に倒れたため、ヘルメットを外してそれぞれ眠らせる。武器は全部取り上げて寝室に隠した。最後に魔法で紐を作り出し彼らの身体を縛った。
執務室に静寂が戻る。足の力が抜けて地面に座り込んでしまった。
今になって恐怖が押し寄せてくる。じんわりと涙が溢れ視界を奪う。それでも、侯爵はまだ危険な場所に居るのにここで留まっているわけにもいかない。ノアも巻き込まれているはずだ。
2人の元に行かなければならない。
王女殿下の絵本を手にすると、じんわりと光が宿る。王女殿下が励ましてくれているような気がした。立ち上がって執務室を出た。
「うっ……」
階段を上がっていくと斬られて倒れていたり、氷漬けにされている侵入者が点々といる。もしかして、侯爵はこの人たちと闘ったのだろうか?
領地でも首都でも、今まで平和な場所で暮らしてきたから失念していたがここは剣と魔法が使われる世界だ。幻想の隣に死があるということを改めて思い知らされる。
心臓がずっと大きな音を立てている。
ぐるぐると巻いている螺旋階段を上るたびに、階段や部屋で敵と遭遇したらどうしようかと不安に駆られる。実際に何人か蹲っている侵入者を見つけ、魔法で動きを封じていった。
侯爵は、こうなることを知っていたの?
そうだとしたら、なぜ?
……まさか、彼も転生者でこのゲームを知っている?
全部、聞かせて欲しい。もう何も隠して欲しくない。知らないままで、私だけ安全な場所に居たくない。
延々と続く階段が不安を煽る。
いつも上から下まで往復していた階段が、妙に長く感じる。実際に17階もあるんだから長いんだけど。こんなに焦っている時には果てることのないように思えてしまう。
足よ動け。
もっと早く。
螺旋階段の渦を辿る。
上がれども侯爵とノアの姿は見えない。
幾つもの部屋の入り口が通り過ぎてゆくのに、一向に行きたい場所に着かない。
何も知らない自分が憎い。
力が足りないのが悔しい。
2人に何かあったら、間に合わなかったら、そんな不安が襲い掛かる。絶えず胸に刺すような痛みが走る。駆け上がり続けているせいで息も上がっていて苦しい。
「ハワード侯爵!!ノア!!」
気持ちばかりが前に出てしまう。耐えられず声を絞り出して彼らを呼んだ。
「フェレメレン?!」
侯爵の声が聞こえてきた。
階段の先に微かな光が見える。
上がっていくと、その先には天井が無く空が広がっていた。
目を疑った。塔の天井が破壊されていたのだ。
視線を下ろすと、私が立っている場所とは正反対の場所でハワード侯爵がノアを庇うように前に立っている。そして、私のすぐ近くには1人の男がいる。
侯爵と向き合うように立っている彼は、後姿しか見えないがおそらく今まで会ったことのない人物だ。
漆黒の髪は綺麗に整えられており、王族の礼装を纏っている。
彼こそが、セドリック・リュドン・フェリエール。
このゲームの黒幕で、暗躍王子だ。
どうやら、眠らされた後ここに運ばれたようだ。
塔の中も外も騒がしい。
怒声が聞こえ、思わず身を固くする。
一体、何が起こっているのだろうか?
窓の外は明るく、空には建国祭の時に浮かぶ魔法のバルーンが飛んでいる。
塔の下を見ると、大勢の騎士が黒い鎧の集団を相手にしている。あの鎧は焚書魔術組織、エルランジェ公爵が討伐した残党だ。
建国祭のイベントが始まったんだ。
長い間寝てしまったみたいだが、今は何日目で何時なのだろうか?
身体を動かすと、パタンと音を立てて本がベッドから滑り落ちる。王女殿下の絵本だ。王女殿下が魔法を解いたと言っていたが、もしかしてこの絵本を呼び寄せたのも彼女だろうか?
絵本に落とした視線は、シーツに描かれている魔法陣を捉えた。ベッドから起き上がり見てみると、シーツいっぱいにインクで描かれているが、本が落ちていた場所だけシーツが破れ魔法陣が途切れている。
侯爵は、私が起きないようにしていたようだ。
ひとまず、この部屋を出よう。
黒い手袋をはめて王女殿下の絵本を片手に持つ。髪留めを探したが、それは見つからなかった。仕方がなく髪を下ろしたまま扉に向かうと、張り紙がある。侯爵の筆跡だ。
『フェレメレン
もし目が覚めても、この部屋を出るな。
エルランジェ嬢が迎えに来るまでここでじっとしていなさい。
決して外に出るなよ。
物音や人の声が聞こえても心配するな。この部屋は外から見えないようにした。中に居る限り安全だ。
絶対に、外に出るなよ。
ディラン・ハワード』
手紙まで残すなんて。本当に全てお見通しですね侯爵。
しかし、そんなフリみたいなこと書かれちゃ私はもう出ていきますよ。これ以上、侯爵に抱えさせませんからね。
ドアノブに手をかけると、執務室の方から足音が聞こえてくる。扉を開けるのをやめ、息を殺して様子を探る。男が何人かいて、話をしている。侯爵やノアではないようだ。
心臓が脈打つ。口から出てきてしまいそうなほど、大きく。
「チッ、あの司書がどの本棚にも魔法をかけて本を盗れなくしてやがる」
「計画が狂っちまう。神殿と噴水広場で待っている奴らに魔法書を渡せられねぇ」
「まるで俺たちが来るのを知っているような周到さだな。空から襲撃したのにすぐに現れただろ?」
「やはり殺すしかねぇか。上に加勢しよう」
「けどよ、あいつの魔王みてぇな強さを見ただろ?あれ本当に司書か?」
「確かに騎士と同じ服を着ていたが、自分で司書だと言っていたし……」
「まあ、今はセドリック王子殿下がいるから大丈夫か」
男たちは侯爵の命を狙っている。
しかも、侯爵は塔の上の方で戦っているようだ。絶対に、彼に近づけてはならない。今ここで、私が何とかしないといけない。
私は深呼吸して落ち着かせ、足音に耳を澄ませる。相手はおそらく2人。
眠らせた方が良いかもしれないが、ヘルメットで目が見られないとかけられない魔法だ。身体の自由を奪う作戦でいこう。
足音が外へと移動し始めた頃合にドアを開けて飛び出す。黒い鎧を身に着けた2人組がこちらを見た。
「女が隠れていたのか?!」
「捕まえて人質にしろ!」
私はすぐに人差し指を彼らに向けた。
「拘束!」
男たちは直立の状態になって手が動かせなくなった。
次に彼らの足元を指さす。
「捕縛!」
脚力を奪われた彼らが地面に倒れたため、ヘルメットを外してそれぞれ眠らせる。武器は全部取り上げて寝室に隠した。最後に魔法で紐を作り出し彼らの身体を縛った。
執務室に静寂が戻る。足の力が抜けて地面に座り込んでしまった。
今になって恐怖が押し寄せてくる。じんわりと涙が溢れ視界を奪う。それでも、侯爵はまだ危険な場所に居るのにここで留まっているわけにもいかない。ノアも巻き込まれているはずだ。
2人の元に行かなければならない。
王女殿下の絵本を手にすると、じんわりと光が宿る。王女殿下が励ましてくれているような気がした。立ち上がって執務室を出た。
「うっ……」
階段を上がっていくと斬られて倒れていたり、氷漬けにされている侵入者が点々といる。もしかして、侯爵はこの人たちと闘ったのだろうか?
領地でも首都でも、今まで平和な場所で暮らしてきたから失念していたがここは剣と魔法が使われる世界だ。幻想の隣に死があるということを改めて思い知らされる。
心臓がずっと大きな音を立てている。
ぐるぐると巻いている螺旋階段を上るたびに、階段や部屋で敵と遭遇したらどうしようかと不安に駆られる。実際に何人か蹲っている侵入者を見つけ、魔法で動きを封じていった。
侯爵は、こうなることを知っていたの?
そうだとしたら、なぜ?
……まさか、彼も転生者でこのゲームを知っている?
全部、聞かせて欲しい。もう何も隠して欲しくない。知らないままで、私だけ安全な場所に居たくない。
延々と続く階段が不安を煽る。
いつも上から下まで往復していた階段が、妙に長く感じる。実際に17階もあるんだから長いんだけど。こんなに焦っている時には果てることのないように思えてしまう。
足よ動け。
もっと早く。
螺旋階段の渦を辿る。
上がれども侯爵とノアの姿は見えない。
幾つもの部屋の入り口が通り過ぎてゆくのに、一向に行きたい場所に着かない。
何も知らない自分が憎い。
力が足りないのが悔しい。
2人に何かあったら、間に合わなかったら、そんな不安が襲い掛かる。絶えず胸に刺すような痛みが走る。駆け上がり続けているせいで息も上がっていて苦しい。
「ハワード侯爵!!ノア!!」
気持ちばかりが前に出てしまう。耐えられず声を絞り出して彼らを呼んだ。
「フェレメレン?!」
侯爵の声が聞こえてきた。
階段の先に微かな光が見える。
上がっていくと、その先には天井が無く空が広がっていた。
目を疑った。塔の天井が破壊されていたのだ。
視線を下ろすと、私が立っている場所とは正反対の場所でハワード侯爵がノアを庇うように前に立っている。そして、私のすぐ近くには1人の男がいる。
侯爵と向き合うように立っている彼は、後姿しか見えないがおそらく今まで会ったことのない人物だ。
漆黒の髪は綺麗に整えられており、王族の礼装を纏っている。
彼こそが、セドリック・リュドン・フェリエール。
このゲームの黒幕で、暗躍王子だ。
23
あなたにおすすめの小説
私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私は実は“本物の聖女”でした。
さら
恋愛
私――ミリアは、クラスで地味で取り柄もない“都合のいい子”だった。
そんな私が、いじめの張本人だった美少女・沙羅と一緒に異世界へ召喚された。
王城で“聖女”として迎えられたのは彼女だけ。
私は「魔力が測定不能の無能」と言われ、冷たく追い出された。
――でも、それは間違いだった。
辺境の村で出会った青年リオネルに助けられ、私は初めて自分の力を信じようと決意する。
やがて傷ついた人々を癒やすうちに、私の“無”と呼ばれた力が、誰にも真似できない“神の光”だと判明して――。
王都での再召喚、偽りの聖女との再会、かつての嘲笑が驚嘆に変わる瞬間。
無能と呼ばれた少女が、“本物の聖女”として世界を救う――優しさと再生のざまぁストーリー。
裏切りから始まる癒しの恋。
厳しくも温かい騎士リオネルとの出会いが、ミリアの運命を優しく変えていく。
取り巻き令嬢Aは覚醒いたしましたので
モンドール
恋愛
揶揄うような微笑みで少女を見つめる貴公子。それに向き合うのは、可憐さの中に少々気の強さを秘めた美少女。
貴公子の周りに集う取り巻きの令嬢たち。
──まるでロマンス小説のワンシーンのようだわ。
……え、もしかして、わたくしはかませ犬にもなれない取り巻き!?
公爵令嬢アリシアは、初恋の人の取り巻きA卒業を決意した。
(『小説家になろう』にも同一名義で投稿しています。)
ヒロイン気質がゼロなので攻略はお断りします! ~塩対応しているのに何で好感度が上がるんですか?!~
浅海 景
恋愛
幼い頃に誘拐されたことがきっかけで、サーシャは自分の前世を思い出す。その知識によりこの世界が乙女ゲームの舞台で、自分がヒロイン役である可能性に思い至ってしまう。貴族のしきたりなんて面倒くさいし、侍女として働くほうがよっぽど楽しいと思うサーシャは平穏な未来を手にいれるため、攻略対象たちと距離を取ろうとするのだが、彼らは何故かサーシャに興味を持ち関わろうとしてくるのだ。
「これってゲームの強制力?!」
周囲の人間関係をハッピーエンドに収めつつ、普通の生活を手に入れようとするヒロイン気質ゼロのサーシャが奮闘する物語。
※2024.8.4 おまけ②とおまけ③を追加しました。
巻き込まれて婚約破棄になった私は静かに舞台を去ったはずが、隣国の王太子に溺愛されてしまった!
ユウ
恋愛
伯爵令嬢ジゼルはある騒動に巻き込まれとばっちりに合いそうな下級生を庇って大怪我を負ってしまう。
学園内での大事件となり、体に傷を負った事で婚約者にも捨てられ、学園にも居場所がなくなった事で悲しみに暮れる…。
「好都合だわ。これでお役御免だわ」
――…はずもなかった。
婚約者は他の女性にお熱で、死にかけた婚約者に一切の関心もなく、学園では派閥争いをしており正直どうでも良かった。
大切なのは兄と伯爵家だった。
何かも失ったジゼルだったが隣国の王太子殿下に何故か好意をもたれてしまい波紋を呼んでしまうのだった。
春の女神は知っている。~モフモフと力を合わせて、ヤンデレメリバフラグ回避してみせます!~
古駒フミ
恋愛
教師との悲恋、そして突然の死をもって転生をした少女、シャーロット・ジェム。凍れる国にて、小さな魔法屋を営んでいた。名門学園からの推薦状が届いたことにより、平和だった日々に暗雲が訪れるように。
今世も彼女に死は訪れる――未来を望むには二つ。
――ヤンデレからもたらされる愛によって、囲われる未来か。そして。
――小さくて可愛いモフモフ、女神の眷属と共に乗り越えていくか。
鳥籠に囚われるカナリア色の髪の少女、ヤンデレホイホイの彼女が抗っていく物語。
生きていく物語。
小説家になろう様でも連載中です。
看病しに行ったら、当主の“眠り”になってしまった
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全36話⭐︎
倒れた当主を看病する役目を振られた使用人リィナは、彼の部屋へ通うことになる。
栄養、灯り、静かな時間、話し相手――“眠れる夜”を整えていく。そして、回復していく当主アレクシス。けれど彼は、ある夜そっと手を握り返し、低い声で囁く。
「責任、取って?」
噂が燃える屋敷で、ふたりが守るのは“枠(ルール)”。
手だけ、時間だけ、理由にしない――鍵はリィナが握ったまま。
けれど、守ろうとするほど情は育ち、合図の灯りはいつしか「帰る」ではなく「眠る」へ変わっていく。
看病から始まった優しい夜は、静かな執着に捕まっていく。
それでも、捕獲の鍵は彼ではなく――彼女の手にある。
生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる