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幕間一
本の御魂三人衆の箸休め
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第一話「謎の鍵が示す先」どうだった。楽しんでもらえたかな。
ここでちょっとだけ、おいら樹実渡がちょっとした美味い話を。
題して『樹実渡の食べるって幸せ』のコーナー。ぱちぱちぱち。なんてね。
本編とは別に箸休め的なものだと思ってくれたらいいかな。少しだけページを貰ったので紹介しちゃうよ。
『どんどん焼き』って知っているかな。
小麦粉で作る焼き物ってところだ。んっ、違う、粉ものか。まあ、シンプルなお好み焼きみたいなものだな。
ただ地方によって呼び方も形も違ったりするんだけど。おいらが作るのは円盤状のどんどん焼きだ。形はお好み焼きと同じだな。源蔵が好きだったな。
ちなみに半円状のものやロール状のものもあるぞ。それに醤油味とソース味のものもあるな。
作り方は簡単だ。小麦粉を水で溶いて焼けばいい。桜エビを入れたり、紅ショウガ入れたり、源蔵は鰹節入れるのが好きだったな。魚肉ソーセージも入れていたっけ。まあ、お好みで具材入れちゃってくれ。おいらは適当大好きだ。美味しければなんでもあり。
ソースも醤油もどっちも美味い。源蔵はどっちも食べていたぞ。おいらもだけど。
ああ、なんだか食べたくなってきた。
「おーい、遼哉。小麦粉あるかぁ」
「ないよ」
「な、なに。頼むから買ってきてくれ」
「面倒だからあとでな」
「ダメだ。今だ。今食べたい。早く買ってきてくれよ。絶対に美味いからさ」
「まったく仕方がないな。なら、一緒に行くか」
「おお、いいぞ」
「おーい、樹実渡。仕方がないですね。行ってしまいましたね。せっかくのコーナー放って行ってしまうなんて。では僕が引き継ぎますか」
ここからは流瀧が豆知識を。
題して『流瀧の知恵袋』ってところでしょうか。では早速、樹実渡が話していた『どんどん焼き』について話しましょう。
『どんどん焼き』は東北地方で食べられていることが多いようなのですが、発祥は東京と言われているそうですよ。もんじゃ焼きが変化したものという説もあるようです。
源蔵は昔、宮城県に住んでいたことがあったらしくてそこで『どんどん焼き』も知ったのかもしれませんね。これは勝手な想像ですが。
それと、『どんどん焼き』と言えば小正月に行われる火祭りのことをそう呼ぶ地域もあるようですね。『どんど焼き』とも言われます。注連縄や書初めや門松を焼き、出迎えた歳神様を見送るなんて風習があるのです。
おっと、食べ物のほうの話でしたね。
『どんどん焼き』は確かに美味しいです。私も好物です。
そうそう、駄菓子でも『どんどん焼』なるものがありますね。知っていますか。ソース味なのですよね。小さなせんべいというかあられのようなお菓子ですね。二、三粒くらいピーナッツも入っていたでしょうか。
あっ、すみません。また脱線してしまいました。
知識をひけらかすのはやめたほうがいいなんてよく火乃花に言われてしまうのですが、これも性格なもので申し訳ありません。
「あれれ、流瀧。おいらの出番だぞ。なにを話しているんだよ」
「樹実渡がどこかに行ってしまったのですから、仕方がないではないですか」
「そうか、ごめん。遼哉と一緒に小麦粉を買いに行っていたんだ。今、遼哉がどんどん焼きを作っているから食べような。おーい、火乃花。どこいったぁ。どんどん焼きを食おうよぉ」
また行ってしまいましたね。では、私もどんどん焼きを食したいと思いますので失礼させていただきます。なんとも言えないいい香りが漂ってきましたからね。
あっ、そうそう『本の御魂が舞い降りる』は連作短編で進めたいと思いますので、第二話をお楽しみに。
「おーい、流瀧。どんどん焼きが焼けたぞぉ。箸休めのコーナーはもう終わりにして、早く来いよぉ」
「ねぇ、何よ。私に黙って今何かしていたでしょう。箸休めがどうとかって何よ。私も次は誘ってよね。そういうのって可愛い女の子が必要じゃないの。ねぇってば。それにこの美味しそうな匂いはなに。私に黙って食べるつもりだったの。そんなのダメよ」
あれ、火乃花は言いたいことだけ言って走って行ってしまいましたよ。
「うまい、うまい」との声が。
まったく、樹実渡も火乃花も騒がしいですね。全部食べられてしまいそうなので、僕も食べに行ってきます。
では、第二話でお会いしましょう。
「あああ、樹実渡ったら私のぶんまで食べたわね。食べ物の怨みは恐ろしいのよ」
「大丈夫だって、ほら遼哉がまだ焼いてくれているだろう」
「そうね、ならいいわ。流瀧のぶんを食べちゃうから」
「火乃花、それは人としてやってはいけないことですよ」
「ふん、私は人じゃないからいいのよ。流瀧も馬鹿ね」
なんてことを。ここは怒ってはいけない。冷静に、冷静に。
「ほら、火乃花。醤油味は香ばしくていいぞ。流瀧のぶんだけど食べな」
「ありがとう、樹実渡」
「樹実渡、いけないといったばかりですよ」
「まだ、いっぱいあるって大丈夫だって」
この調子では第二話もどうなることやら。僕が頑張るしかないようですね。
おっと、まだ読者殿と繋がっていたようですね。
では、スイッチ切りますよ。ポチッ。
ここでちょっとだけ、おいら樹実渡がちょっとした美味い話を。
題して『樹実渡の食べるって幸せ』のコーナー。ぱちぱちぱち。なんてね。
本編とは別に箸休め的なものだと思ってくれたらいいかな。少しだけページを貰ったので紹介しちゃうよ。
『どんどん焼き』って知っているかな。
小麦粉で作る焼き物ってところだ。んっ、違う、粉ものか。まあ、シンプルなお好み焼きみたいなものだな。
ただ地方によって呼び方も形も違ったりするんだけど。おいらが作るのは円盤状のどんどん焼きだ。形はお好み焼きと同じだな。源蔵が好きだったな。
ちなみに半円状のものやロール状のものもあるぞ。それに醤油味とソース味のものもあるな。
作り方は簡単だ。小麦粉を水で溶いて焼けばいい。桜エビを入れたり、紅ショウガ入れたり、源蔵は鰹節入れるのが好きだったな。魚肉ソーセージも入れていたっけ。まあ、お好みで具材入れちゃってくれ。おいらは適当大好きだ。美味しければなんでもあり。
ソースも醤油もどっちも美味い。源蔵はどっちも食べていたぞ。おいらもだけど。
ああ、なんだか食べたくなってきた。
「おーい、遼哉。小麦粉あるかぁ」
「ないよ」
「な、なに。頼むから買ってきてくれ」
「面倒だからあとでな」
「ダメだ。今だ。今食べたい。早く買ってきてくれよ。絶対に美味いからさ」
「まったく仕方がないな。なら、一緒に行くか」
「おお、いいぞ」
「おーい、樹実渡。仕方がないですね。行ってしまいましたね。せっかくのコーナー放って行ってしまうなんて。では僕が引き継ぎますか」
ここからは流瀧が豆知識を。
題して『流瀧の知恵袋』ってところでしょうか。では早速、樹実渡が話していた『どんどん焼き』について話しましょう。
『どんどん焼き』は東北地方で食べられていることが多いようなのですが、発祥は東京と言われているそうですよ。もんじゃ焼きが変化したものという説もあるようです。
源蔵は昔、宮城県に住んでいたことがあったらしくてそこで『どんどん焼き』も知ったのかもしれませんね。これは勝手な想像ですが。
それと、『どんどん焼き』と言えば小正月に行われる火祭りのことをそう呼ぶ地域もあるようですね。『どんど焼き』とも言われます。注連縄や書初めや門松を焼き、出迎えた歳神様を見送るなんて風習があるのです。
おっと、食べ物のほうの話でしたね。
『どんどん焼き』は確かに美味しいです。私も好物です。
そうそう、駄菓子でも『どんどん焼』なるものがありますね。知っていますか。ソース味なのですよね。小さなせんべいというかあられのようなお菓子ですね。二、三粒くらいピーナッツも入っていたでしょうか。
あっ、すみません。また脱線してしまいました。
知識をひけらかすのはやめたほうがいいなんてよく火乃花に言われてしまうのですが、これも性格なもので申し訳ありません。
「あれれ、流瀧。おいらの出番だぞ。なにを話しているんだよ」
「樹実渡がどこかに行ってしまったのですから、仕方がないではないですか」
「そうか、ごめん。遼哉と一緒に小麦粉を買いに行っていたんだ。今、遼哉がどんどん焼きを作っているから食べような。おーい、火乃花。どこいったぁ。どんどん焼きを食おうよぉ」
また行ってしまいましたね。では、私もどんどん焼きを食したいと思いますので失礼させていただきます。なんとも言えないいい香りが漂ってきましたからね。
あっ、そうそう『本の御魂が舞い降りる』は連作短編で進めたいと思いますので、第二話をお楽しみに。
「おーい、流瀧。どんどん焼きが焼けたぞぉ。箸休めのコーナーはもう終わりにして、早く来いよぉ」
「ねぇ、何よ。私に黙って今何かしていたでしょう。箸休めがどうとかって何よ。私も次は誘ってよね。そういうのって可愛い女の子が必要じゃないの。ねぇってば。それにこの美味しそうな匂いはなに。私に黙って食べるつもりだったの。そんなのダメよ」
あれ、火乃花は言いたいことだけ言って走って行ってしまいましたよ。
「うまい、うまい」との声が。
まったく、樹実渡も火乃花も騒がしいですね。全部食べられてしまいそうなので、僕も食べに行ってきます。
では、第二話でお会いしましょう。
「あああ、樹実渡ったら私のぶんまで食べたわね。食べ物の怨みは恐ろしいのよ」
「大丈夫だって、ほら遼哉がまだ焼いてくれているだろう」
「そうね、ならいいわ。流瀧のぶんを食べちゃうから」
「火乃花、それは人としてやってはいけないことですよ」
「ふん、私は人じゃないからいいのよ。流瀧も馬鹿ね」
なんてことを。ここは怒ってはいけない。冷静に、冷静に。
「ほら、火乃花。醤油味は香ばしくていいぞ。流瀧のぶんだけど食べな」
「ありがとう、樹実渡」
「樹実渡、いけないといったばかりですよ」
「まだ、いっぱいあるって大丈夫だって」
この調子では第二話もどうなることやら。僕が頑張るしかないようですね。
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