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最終話 十年後と新たな命
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龍之介君が“生き返って”
結依人が生まれて十年、
彼のお腹には、また新しい命が宿っている。
そう、“女の子”が。
「また、犀星君の子を
産めるなんて嬉しい」
まだ、膨らんでいないお腹を
撫でながら龍之介君が言った。
「僕も嬉しい。
ありがとう、龍之介君。
そういえば、結依人が
妹の名前、考えるって
張り切ってたよ」
昨日、一生懸命ノートに
名前候補を書いていた。
月日が経ち、今日は出産日。
奇しくも、龍之介君の誕生日でもある今日は三月一日。
「頑張って!! 龍之介君」
十年前、結依人の時も同じように出産に立ち会った。
「おめでとうございます。
元気な女の子ですよ」
分娩室に元気な産声が響いた。
病室に移り、とみ子と結依人が来た。
「お母さん、お父さん、
入って大丈夫?」
「大丈夫だよ、入っておいで」
僕はドアを開いてとみ子と
結依人を
病室の中に入れた。
龍之介君のベッドの隣にある
ベビーベッドで寝ている
妹とを見て結依人が呟いた。
「奏美ってどうかな?
美しい音を奏でて
色んな人を幸せにできるように」
言葉の選び方が僕と龍之介君の子だなと思った。
「いい名前だね。
結依人、ありがとう。
遅くなっちゃったけど、
龍之介君、奏美を
産んでくれてありがとう。
それから、お誕生日おめでとう」
また、新たに増えた家族のためにも、
より一層、頑張らなきゃと思った。
結依人が生まれて十年、
彼のお腹には、また新しい命が宿っている。
そう、“女の子”が。
「また、犀星君の子を
産めるなんて嬉しい」
まだ、膨らんでいないお腹を
撫でながら龍之介君が言った。
「僕も嬉しい。
ありがとう、龍之介君。
そういえば、結依人が
妹の名前、考えるって
張り切ってたよ」
昨日、一生懸命ノートに
名前候補を書いていた。
月日が経ち、今日は出産日。
奇しくも、龍之介君の誕生日でもある今日は三月一日。
「頑張って!! 龍之介君」
十年前、結依人の時も同じように出産に立ち会った。
「おめでとうございます。
元気な女の子ですよ」
分娩室に元気な産声が響いた。
病室に移り、とみ子と結依人が来た。
「お母さん、お父さん、
入って大丈夫?」
「大丈夫だよ、入っておいで」
僕はドアを開いてとみ子と
結依人を
病室の中に入れた。
龍之介君のベッドの隣にある
ベビーベッドで寝ている
妹とを見て結依人が呟いた。
「奏美ってどうかな?
美しい音を奏でて
色んな人を幸せにできるように」
言葉の選び方が僕と龍之介君の子だなと思った。
「いい名前だね。
結依人、ありがとう。
遅くなっちゃったけど、
龍之介君、奏美を
産んでくれてありがとう。
それから、お誕生日おめでとう」
また、新たに増えた家族のためにも、
より一層、頑張らなきゃと思った。
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