どうか、僕を嫌いになって

華愁

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番外編② “訪問者”

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<雲雀>が体力を戻し、肉付きが良くなって来た頃、
ついに寛君が家に来た。

「犀星!! いるんだろう!!」

その声に<雲雀>がびくっと身体を震わせた。

「大丈夫だよ、君はとみ子と一緒に二階の書斎に。

とみ子、頼んだよ」

「わかってるわ。<雲雀>さん、お昼寝しましょうね」

二人が二階に上がるのを見届けてから玄関に向かった。

「なんだい寛君、僕の家の戸を壊す気かい?」

寛君の後ろには川端君と中野君がいた。

「龍之介が行方をくらましてから半月だ。

あいつの行きつけの旅館も店も全部ひっくり返したが見つからない。

家族にも置き手紙一つだけだ!!」

「あまり大きな声を出さないでくれ、近所迷惑だ。

芥川君のことだから、君たちが馴染みの旅館や店を
探し回るのがわかっていて、あえて、安宿に
泊まっているのかもしれないよ?」

「安宿だ!? あの神経質で綺麗好きで病弱な
龍之介が半月も泊まれるわけないだろう!!」

殺気だった寛君を俯瞰して見ながら二階にいるとみ子と<雲雀>を思った。

「まぁまぁ、落ちつきたまえ。

安宿でないにしろ、芥川君にだって息抜きする権利はあるのだから
帰ってくるまで待とうではないか。

僕にさえ、連絡をして来ないというこのは
今は本気で誰とも関わりたくないんだろう」

龍之介改めて<雲雀>は文壇という空を飛ぶことに疲れてしまった小鳥だ。

「芥川君から連絡が来たら、真っ先に寛君に
伝えるから今日は帰ってくれないか。

とみ子が風邪気味でね、お粥を作る所だったんだよ」

ため息を吐いて告げるとあれほど勢いよく怒鳴っていた
寛君も病人がいるとわかって申し訳なさそうに謝った。

「それはすまなかった」

「構わないよ。芥川君が心配なのは僕も同じだけど
こればかりは彼の心の問題だからね、
心配ではあるが連絡が来るか、
帰ってくるのを待つしかないさ」

僕の言葉に寛君たちは諦めて帰って行った。

三人を見送った後、玄関の鍵を閉めた。

「<雲雀>、寛君たちは帰ったから出ておいで」

階下から呼ぶととみ子に支えられながらゆっくりと降りてきた。

「まったく、寛君には困ったものだね、君を“友人”と言っておきながら、
その実、あの騒がしい文壇という空を飛べというのだから。

寛君は今だに君が病弱で神経質で綺麗好きな高潔だと思い込んでいたよ。

実際は僕に噛まれながら身体を拓かれることに
喜びを覚えてしまった小鳥なのにね。

君はもう、外に春を告げに行かなくていいんだよ」

僕はとみ子がいることは気にせず、
<雲雀>の着物の袂から手を入れ
その白磁の肌を撫でた。

「んん、犀星君……もっと、触れて、はん、ぁ!!」

僕の手が乳嘴を掠めると、より一層、甲高い声で鳴いた。

「おや、足を擦り合わせてどうしたんだい?

ほら、言ってごらん?」

とみ子の前で言うのが恥ずかしいんだろう。

「ぁ、なかが……寂しいから、早く、犀星君のもので、
思い切り、かき回して……

胎内なかに全部、出して!!」

本当に僕たちの<雲雀>は可愛い。

「とみ子、<雲雀>の着物の帯を解いてくれるかい?」

「わかったわ、この可愛い<雲雀>さんがより一層
可愛らしい声で啼くお手伝をするわね」

するっと帯が解け、襦袢姿になった<雲雀>。

「ふふ、半月前よりも肉付きがよくなりましたね。

犀星さん、<雲雀>さんを満たしてあげてくださいな」

とみ子に襦袢を捲り上げられ、<雲雀>は自らの手で
膝を割って僕に懇願した。

「いい子だ、しっかり、僕を受け入れておくれ」

指で馴らした胎内なかへ一気に突き入れた。

「ひぐ、ぁ、ぁ、ぁぁあ!!」

居間でとみ子に見られるどころか手伝われながら僕に
身体を拓かれた感想はどうだい?」

「恥ずかしい……けど……嬉しい……とみ子さんにも、
僕の胎内なか、触れてほしい……」

とみ子は僕の楔が挿入っている<雲雀>の秘部に指を二本挿れた。

「どうかしら?」

とみ子の指が二本挿ったことで無理やり押し広げられる感覚に<雲雀>は大きな声で啼いた。

「ぁぁあ!! とみ子さん、そこ、駄目!!」

僕たちの可愛い<雲雀>が“駄目”と言ったとみ子の指が
触れた箇所は“前立腺”だ。

無慈悲にもとみ子は<雲雀>の“前立腺”を指で挟んで転がした。

「ひゃ、ぁ、とみ子さん……駄目……でも、もっと……」

矛盾する言葉に僕もとみ子も口角を上げた。

「龍之介を高潔だと思っている寛君が見たら硬直してしまうかもしれないね」

「い、や、龍之介って、呼ばないで……

僕は、犀星君ととみ子さんの<雲雀>たがら!!

春、告げに行かなくて、いいんだよね?」

「もちろん、ほら、僕の楔ととみ子の指で思い切り達ってごらん」

僕の楔を最奥に打ち込み、とみ子の指が“前立腺”を挟んで潰した。

「ぁぁぁぁぁぁあ!! 

ひぎっ、ぁ、ぁ、気持ちいいのと痛いのが混ざって……

ねぇ、とみ子さん、もう一度、前立腺”を挟んで潰して……」

「あらあらまぁまぁ、 まだ足りなかったのね。

いいわ、次は挟んで潰すだけじゃなく
捏ねてあげましょね」

僕の妻ながら、かなり無慈悲だ。

とみ子は挟んで、潰して、
捏ねるを交互に繰り返し最後に弾いた。

「ぁ"ぁ"、は、ぉ" ぉ"~ひぐ!!」

「ふふ、<雲雀>さんは気に入ってくれたのね」

“前立腺”を弄る指に先程よりも若干、力を込めた。

「ひ、ぁ、ぁ、強い……!! 痛い!!」

「あら、<雲雀>さん、ごめんなさいね。

今、止めますから」

指を抜こうとしたとみ子の手首を掴んだ。

「止めちゃ、嫌、お願い、ね?」

「痛がるのにほしいなんて、
我が儘な小鳥さんね」

もう一度、挟んで、潰して、
捏ねた後、今度は弾くのではなく
ガリっと音がしそうに引っ掻いた。

「かは、ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!」

かつて、文壇の寵児と呼ばれた<文豪・芥川龍之介>は
もう、何処にもいない。

今の彼は僕ととみ子という<飼い主>の
<愛玩動物>として飼われる<小鳥>にすぎない。

散々、絶頂した<雲雀>は僕の腕の中で
息も絶え絶えに恍惚と笑って
僕ととみ子の頬に口づけをしてきた。

「犀星君、とみ子さん、
ありがとう、愛してる」

「お礼を言うのは僕たちの方だよ、ありがとう。

僕たちも愛してるよ<雲雀>。

疲れただろう、ゆっくりお休み」

肉付きがよくなったとはいえ、まだまだ軽い身体を
抱き上げ、二階の部屋に戻り、
三人で眠った。
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