名探偵シュウと秘密の校舎

にゃんころ魔人

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Ep44:星見探偵団の挑戦

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星見小学校で活動を始めた星見探偵団は、新たな道を歩み始めていた。星見キッズを辞めた3人は、4年生の女の子から依頼された無くなったリコーダーを解決できず断念してた。

3人は放課後、校庭の片隅にあるベンチに集まり、話し合いをしていた。


ケンタがノートを手に、ため息をついた。

「リコーダー…。結局、解決できなかったな。シュウがいないと、僕たち、ダメだ…」


カナエが冷静に頷き、目を伏せた。

「ケンタ、そうだね…。シュウの推理力とリーダーシップがあってこそ、星見キッズは動けてた。私たち、素人だよ…


」リナが小さく呟いた。

「シュウ…。やっぱりすごかった…。タクミとのイチャイチャは嫌だったけど、シュウの力は認める…」


ケンタが拳を握り、決意を込めて言った。

「でも、僕たち、星見探偵団だろ? シュウに頼らなくても、いつか自分たちで解決できるようにならないと…」


カナエが少し明るい声で提案した。

「そうだね、ケンタ。もっと努力すれば、私たちも探偵として成長できる。次の依頼が来たら、絶対解決しよう」


リナが頷き、静かに言った。

「うん…。シュウみたいに、みんなを守れる探偵になりたい…」



その時、3年生の男の子がベンチに近づいてきた。少し緊張した様子で、ケンタに話しかけた。

「あの…。星見探偵団ですよね? 僕、3年1組の田中翔太です。お願いがあって…。僕の上履きが毎日汚されてるんです。やったのが誰か、解決してほしい…」


ケンタが立ち上がり、翔太に優しく声をかけた。

「翔太くん、よく来たね。星見探偵団、引き受けるよ。どんな状況か、詳しく教えてくれる?」


翔太が目を潤ませながら説明した。

「朝、教室に来ると、上履きが泥だらけになってる…。昨日も一昨日も…。誰がやってるか分からないけど、怖い…」


カナエがノートにメモを取りながら、質問した。

「翔太、上履きは下駄箱に入れてる? 誰か怪しい人はいない?」


翔太が首を振った。

「うん、下駄箱に入れてる…。怪しい人は…分からない…。でも、朝一番に来る子がいるかも…」


リナが周囲を見渡し、提案した。

「ケンタ、3年1組の教室を調べよう。下駄箱もチェックした方がいい…」


ケンタが頷き、チームに指示を出した。

「よし、カナエは下駄箱を調べて。リナは教室の周りを見てきて。僕は翔太くんと一緒に話を聞くよ」


星見探偵団は早速動き出した。カナエが下駄箱を調べると、翔太の上履きに付いた泥が、他の子の靴にも少し付着していることに気づいた。

「ケンタ、この泥…。他の子の靴にもついてる。犯人は下駄箱で汚したのかも…」


リナが教室の外を調べ、校庭の近くに泥の足跡を見つけた。

「ケンタ、校庭から泥を持って来たみたい…。足跡、小さい…。3年生くらいかな…」


ケンタが翔太にさらに質問した。

「翔太くん、朝一番に来る子って、誰か覚えてる?」


翔太が少し考えて答えた。

「うーん…。いつも早いのは、佐々木悠斗…。でも、悠斗がそんなことするかな…」


ケンタがノートにメモを取り、推理を試みた。

「泥の足跡、下駄箱の痕跡…。朝一番に来る悠斗が怪しいけど、動機が分からない…。もっと証拠が必要だ…」


カナエが提案した。

「ケンタ、明日、朝早く来て、悠斗が来る前に下駄箱をチェックしよう。隠れて見張れば、犯人が分かるかも…」


リナが頷き、補足した。

「うん…。朝、校庭の足跡ももう一度見てみよう…」


ケンタが決意を込めて言った。

「よし、明日、必ず犯人を見つける。星見探偵団、頑張るぞ!」


3人は新たな依頼に挑む決意を固めたが、シュウの不在を改めて痛感していた。シュウの推理力やリーダーシップがあれば、もっとスムーズに進むはずだと感じながらも、自分たちで成長しようと努力していた。


その夜、ケンタは自宅でノートを見直していた。星見キッズの過去と、星見探偵団の未来が頭をよぎった。「シュウ…。僕たち、いつか君に負けない探偵になるよ…。翔太の上履き事件、絶対解決する…」星見探偵団の挑戦が、静かに続いていた。


(Ep44 完)

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