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〜1学期編〜
想い
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僕を抱きしめる来夢君の腕が、若干震えています。
きっと、自分への責任感に押しつぶされそうになっているのだと思いました。
「来夢君、やっぱり僕強くなりたいです」
「どうしたんだ?急に……」
「言われたんです……普通科の人達に。今日は隣のデカい人が居ないから、威勢がないなって。悔しかったですけど、当たってます。
いつもは来夢君が居るっていう安心感がありましたけど、いざ1人になった時、本当に怖くて……無駄な抵抗を続ける事で、誰かが助けに来てくれるのを待つしか出来ませんでした。
生徒会に入って、少しは強くなれたかな?って思ってましたけど……とんだ勘違いだったって、身に染みて分かっちゃいました」
自分で言いながら情けなくなってきました。あんな状況になったとしても、来夢君なら簡単に相手を負かしたでしょうし……
都華咲君なら、持ち前のコミュ力を発揮し、どんでん返しで友達にでもなって校正させたかもしれません。
なんのスキルも持ち合わせていない僕は、結局誰かの助けが必要で……1人じゃなんにも出来ない子供と同じです。
「椿、決して喧嘩に勝てる奴だけが"強い"とは言わねぇぞ。
椿は確かに力も弱いし、喧嘩もしたことねぇだろうけど……必死に自分を守ろうと頑張っただろ?諦めずに。その気持ちが大切なんだよ。
もし直ぐに諦めてたら、取り返しのつかない事になってた。椿も、相手もな。
椿が諦めなかったから助かったんだ。それって、十分強いだろ?俺は、そう思うぞ」
乱れた僕の髪を、手で解くように撫でました。
「強くなりたい。そう思うのは良い事だよ。でももっと自分を信じていいんじゃないのか?」
そう言って、再び抱きしめました。
それから2時間近く経った頃……
コンコンっと部屋をノックし、
「椿、来夢、入るよ」
と、ミツ先輩が入ってきました。
「どう?落ち着いた?」
「はい。さっきは、ありがとうございました」
「当然の事をしたまでだよ。兎に角無事で良かった」
「ミツ先輩。あいつらは、どうなったんっスか?」
「あーあー。アレね……クスクス……あの後は……椿は見なくて良かったかもしれないな」
「どういう……事ですか……?」
「エイトを怒らせたからね。ま、当然の報いかな。」
「……まさか……ボコボコに⁉︎」
「そんな何度も殴ったりしないよ!右手と左手に1人ずつ首根っこ捕まえて……こう……ガンッッ!て……頭ぶつけたら終わり。一撃だよ。30秒くらい気を失ってたんじゃない?その後、体育倉庫の掃除させてたんだ。あ、ハチマキも出てきたよ」
はいっと探していたハチマキを来夢君に手渡します。
「「………怖っ……」」
「本当、バカだよねぇ。椿のバックには俺らがいる事くらい分かるだろうに……今頃エイトに連れられて、学園長に自主退学届けを提出しに行ってるんじゃない?」
「退学……なんですか?」
「そりゃね。レイプ未遂じゃ立派な犯罪だよ。でも、倉庫で2人で喧嘩して暴れまくって備品壊したところを、エイトと俺に見つかったって事にしてるから。椿はもう何も心配しなくていいよ」
「先輩……僕のためにそこまで……」
「エイトはね、生徒会メンバーの事を家族と同じくらい大切に想ってるんだ。だから、何かあった時は全力で守るよ。椿も俺達をしっかり頼ってよ。その方が皆んな喜ぶしね」
「ミツ先輩……ありがとうございます!」
「だから、お礼なんて良いよ。あっ!そう言えば、下で都華咲君とやらに会ってね、凄く心配していたよ。どうする?まだ休んでるって伝えようか?」
「都華咲君……会いたいです」
「じゃあ来夢、付き添ってあげて。俺はまた直ぐに学校に戻るんだ。今から普通科の生徒会長呼び出すからね。帰り遅くなるかも。その間、しっかり守ってよ」
「勿論っス!」
ミツ先輩は踵を返して部屋を出ていきました。
「じゃ、行くか?下まで連れてく」
そう言って僕を抱きかかえました。
「来夢君!僕、歩きます!!」
「ダメだ。今、ミツ先輩と約束したばかりだからな。椿を守るって。それに、本当はまだ動かない方がいいくらいなんだぞ?」
来夢君に抱えられたままエレベーターで1階まで降りると、ドアの目の前で都華咲君が待ってました。
「えっ?……つ……椿……歩けねぇの?」
来夢君に抱えられる僕を見て、過剰に心配してる様子です。
「大丈夫だ。何もされてねぇよ。でも今は椿自身が思ってる以上に体力を消耗させてる。あんまり無理はさせられねぇ」
「そっか……椿、ゴメンな。助けに行ってやれなくて……悔しいよ。大事な時に側に居てやれないなんて……」
「ま、そういう話は部屋でゆっくりしろ。ほら」
と、僕を都華咲君に預けました。
「椿……!」
僕を抱きかかえた都華咲君が顔を寄せます。
「だから、そういうことは部屋でしろって!!ったく!……夕食は、おばちゃんに頼んで部屋まで運んでやるよ。消灯前に、また迎えに行く」
「了解。来夢、本当にありがとう」
「当たり前の事をしただけだ」
そう言って、食堂へ入っていきました。
1125号室に入ると、ベッドの上で都華咲君に包み込まれるように抱きしめられたまま会話をしました。
「椿、本当に無事で良かった……本当にゴメン。俺が1番に助けに行きたかった。どんな時も1番近くで椿を守りたいのに」
「ありがとうございます。僕、都華咲君以外の人とは絶対イヤだから……って思って、抵抗し続けたんです。
都華咲君の存在があったからこそ、諦めずに助けを待つことが出来ました。それって、1番近くないですか?」
「椿!!」
さっきよりも抱きしめる腕に力が入ります。
「今は、無理すんな。自分の事だけ考えろよ。俺に気を遣わなくていいから。怖かっただろ?
本当にありがとう。無事でいてくれて。
俺、椿の顔見るまで不安で不安で……無理して移動させちまってゴメン。でもどうしても椿の無事をこの目で確かめたかった」
「僕こそ、本当に怖かったですけど皆んなが助けてくれたので……そうだ!磨理王にお礼言わないといけません!」
「そうだな。磨理王が1番に異変に気付いてくれたから。椿が降りてくるの待ってる間、一緒に食堂で居たんだよ。来夢が食堂入ってったし、もしかしたらまだ居るかもな。行ってみるか?」
「はい」
「椿、本当に何もされてないんだな?」
「……無理矢理、キスされました……でも!僕はあんなの認めません!!思い出すと唇が気持ち悪くて……」
「クソが……!!じゃ、それだけ上書きさせて?」
都華咲君が優しく口付けてくれました。
「んっ……ぅん……」
「しっかり消毒しとかねぇとな」
とろけるように優しくキスで浄化してくれたので、もう安心ですね。
「よし、行こう……ってかさ……"君"付けるのヤメるんだろ?」
部屋を出ながら諭してきました。そこ、そんなに拘るなんて……。
「じゃあ、今から都華咲って10回言います」
「ヤぁーだ!100回言って!」
.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇
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生徒会に入って、少しは強くなれたかな?って思ってましたけど……とんだ勘違いだったって、身に染みて分かっちゃいました」
自分で言いながら情けなくなってきました。あんな状況になったとしても、来夢君なら簡単に相手を負かしたでしょうし……
都華咲君なら、持ち前のコミュ力を発揮し、どんでん返しで友達にでもなって校正させたかもしれません。
なんのスキルも持ち合わせていない僕は、結局誰かの助けが必要で……1人じゃなんにも出来ない子供と同じです。
「椿、決して喧嘩に勝てる奴だけが"強い"とは言わねぇぞ。
椿は確かに力も弱いし、喧嘩もしたことねぇだろうけど……必死に自分を守ろうと頑張っただろ?諦めずに。その気持ちが大切なんだよ。
もし直ぐに諦めてたら、取り返しのつかない事になってた。椿も、相手もな。
椿が諦めなかったから助かったんだ。それって、十分強いだろ?俺は、そう思うぞ」
乱れた僕の髪を、手で解くように撫でました。
「強くなりたい。そう思うのは良い事だよ。でももっと自分を信じていいんじゃないのか?」
そう言って、再び抱きしめました。
それから2時間近く経った頃……
コンコンっと部屋をノックし、
「椿、来夢、入るよ」
と、ミツ先輩が入ってきました。
「どう?落ち着いた?」
「はい。さっきは、ありがとうございました」
「当然の事をしたまでだよ。兎に角無事で良かった」
「ミツ先輩。あいつらは、どうなったんっスか?」
「あーあー。アレね……クスクス……あの後は……椿は見なくて良かったかもしれないな」
「どういう……事ですか……?」
「エイトを怒らせたからね。ま、当然の報いかな。」
「……まさか……ボコボコに⁉︎」
「そんな何度も殴ったりしないよ!右手と左手に1人ずつ首根っこ捕まえて……こう……ガンッッ!て……頭ぶつけたら終わり。一撃だよ。30秒くらい気を失ってたんじゃない?その後、体育倉庫の掃除させてたんだ。あ、ハチマキも出てきたよ」
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「「………怖っ……」」
「本当、バカだよねぇ。椿のバックには俺らがいる事くらい分かるだろうに……今頃エイトに連れられて、学園長に自主退学届けを提出しに行ってるんじゃない?」
「退学……なんですか?」
「そりゃね。レイプ未遂じゃ立派な犯罪だよ。でも、倉庫で2人で喧嘩して暴れまくって備品壊したところを、エイトと俺に見つかったって事にしてるから。椿はもう何も心配しなくていいよ」
「先輩……僕のためにそこまで……」
「エイトはね、生徒会メンバーの事を家族と同じくらい大切に想ってるんだ。だから、何かあった時は全力で守るよ。椿も俺達をしっかり頼ってよ。その方が皆んな喜ぶしね」
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「都華咲君……会いたいです」
「じゃあ来夢、付き添ってあげて。俺はまた直ぐに学校に戻るんだ。今から普通科の生徒会長呼び出すからね。帰り遅くなるかも。その間、しっかり守ってよ」
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ミツ先輩は踵を返して部屋を出ていきました。
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「来夢君!僕、歩きます!!」
「ダメだ。今、ミツ先輩と約束したばかりだからな。椿を守るって。それに、本当はまだ動かない方がいいくらいなんだぞ?」
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「えっ?……つ……椿……歩けねぇの?」
来夢君に抱えられる僕を見て、過剰に心配してる様子です。
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「椿……!」
僕を抱きかかえた都華咲君が顔を寄せます。
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「了解。来夢、本当にありがとう」
「当たり前の事をしただけだ」
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1125号室に入ると、ベッドの上で都華咲君に包み込まれるように抱きしめられたまま会話をしました。
「椿、本当に無事で良かった……本当にゴメン。俺が1番に助けに行きたかった。どんな時も1番近くで椿を守りたいのに」
「ありがとうございます。僕、都華咲君以外の人とは絶対イヤだから……って思って、抵抗し続けたんです。
都華咲君の存在があったからこそ、諦めずに助けを待つことが出来ました。それって、1番近くないですか?」
「椿!!」
さっきよりも抱きしめる腕に力が入ります。
「今は、無理すんな。自分の事だけ考えろよ。俺に気を遣わなくていいから。怖かっただろ?
本当にありがとう。無事でいてくれて。
俺、椿の顔見るまで不安で不安で……無理して移動させちまってゴメン。でもどうしても椿の無事をこの目で確かめたかった」
「僕こそ、本当に怖かったですけど皆んなが助けてくれたので……そうだ!磨理王にお礼言わないといけません!」
「そうだな。磨理王が1番に異変に気付いてくれたから。椿が降りてくるの待ってる間、一緒に食堂で居たんだよ。来夢が食堂入ってったし、もしかしたらまだ居るかもな。行ってみるか?」
「はい」
「椿、本当に何もされてないんだな?」
「……無理矢理、キスされました……でも!僕はあんなの認めません!!思い出すと唇が気持ち悪くて……」
「クソが……!!じゃ、それだけ上書きさせて?」
都華咲君が優しく口付けてくれました。
「んっ……ぅん……」
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とろけるように優しくキスで浄化してくれたので、もう安心ですね。
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部屋を出ながら諭してきました。そこ、そんなに拘るなんて……。
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