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8 王同士の和合
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ニュトには水の記憶しかない。形すらなく、まるでゼリーのような塊を拾ってくれた。名前もトトがつけてくれた。名が付くと形が定まった。
生まれてすら来なかった子…水は羊水かもしれないと、トトは話してくれたが、ニュトにはその意味すらわからない。父も母も知らないが、緑王であるトトがニュトの全てで、ニュトにはそれ以外、何もいらない。
だから、ニュトが願った唯一の心象。
物心付いた時には、青王宮は緑王宮の横にできて、湖の浅瀬を渡り廊下で歩くことが出来た。
ニュトは王の努めを果すトトが、国民の男に足を開くのが好きではないことを知っている。見てはならないと言われたが、トトを独占している人がいるのが嫌だった。
トトの臍周りに紋様が付くまでと、女官は言っていたが、男の残精を処理しているトトが、悲痛なため息を漏らすのを見ては、心が痛んだ。
万能薬になるという王の精…白珠を出すのも、トトに手伝ってもらい、女官の手に出していた。
男の精を受けて和合する。王のもう一つの努めも果たせると思っていたのに、怖くて出来なかった。
「ん…」
甘い香りがして、ニュトは目を覚ます。
ニュトのいつも眠る大きすぎる寝台に敷き詰められた香りのよい花の中で、一糸まとわぬ姿で眠っていたのだ。
「トト様、どこ?」
扉から入ってくるトトをニュトは見つめる。緑の長い髪はひと房に、小さなニュトを育てるために、邪魔だとざっくりと肩で切り落とした髪。深い緑の慈愛に満ちた瞳に、背の高い綺麗な立ち姿。
ゆったりとした寝巻きのまま、白い花を抱えてニュトのところに歩み寄ってきた。
「私の母の国では、花嫁の寝台に花を散らし、祝うのだと言う」
「花嫁……?」
ニュトにはわからないことで一杯だ。
トトが寝台に座ると、花をはらはらとニュトの頭に乗せた。
「トト様!」
ニュトが驚くと、トトがゆっくりと抱き締めて来る。耳元を鼻でくすぐられ、低い声で囁かれた。
「交合をしよう、最愛のニュト」
「え、トト様?」
「嫌か?初めての交合が、私では」
ニュトの真っ青な瞳に、緑王が映る。
王であるからこそ、絶対に手が届かないと思っていた、一番愛おしい慕う王。
「い、いいえ、いいえ、トト様!」
ニュトはトトの服にしがみつく。涙が溢れた。
「ニュトを、ニュトを、お召しください」
緑王が安心したようにニュトを花畑のような寝台に横たえ、接吻をしてくる。
「あっ……トト様……」
啄むようだったそれが深くなり、舌を噛むように吸われると、腰が震え背を反らしてしまう。するとトトの香油をまとった指が、尻の狭間に入り込み、ゆっくりともぐり込んだ。
「んっ、あっ……」
襞をくすぐる指が繰り返し襞裏を押してきて、足先から火花が散るような感覚が走り、トトの痩躯にしがみつく。
「トト様っ。お召しくださいっ。ニュトはっ……」
屹立した切っ先が苦しくて、内壁が痺れるような感じが続き、おかしくなりそうで、トトならばどうにかしてくれると思ったからだ。
「ニュト、力を抜け」
トトの屹立は逞しく、ニュトが噛み締めた唇を開き息を吐くと、滑らかではあるがやや張り出した切っ先が、入り込む。
腰を掴まれて長い屹立が二度三度突きながら、ぐん…と最奥を穿つ。
突き入れられニュトの白濁が溢れ出し、ニュトはトトの腰に足を絡めた。
「あああっ……っ!」
閉じた目の裏が真っ白になり、一気に五色の光が差し、ニュトは快楽痙攣を繰り返す。脳を焼くような悦楽が、腰を使った深い挿入出の度にニュトを包みこみ、ニュトは長い髪を乱して悶えた。
「あ……ああ……トト様っ……怖い……怖いっ……。あああーーっ」
柔らかで貪欲な内壁と押され感じる核がびくびくと震えて、ニュトはか細い悲鳴を上げて絶頂に達して吐露する。
「あ……あ……あ……」
快楽痙攣が治まらず、ニュトは揺さぶられながら内壁だけで繰り返し達し、トトが息を詰めてニュトの体内に白濁を排出する頃には、朦朧としてしまう。
「ニュト、大丈夫か」
頷くものの力が入らなくて、トトの手を触り絡め唇を付けた。
「トト様……」
「ニュト、愛おしい我が青王よ」
ニュトは唇にトトの唇を感じ、目を閉じる。ニュトの出した白濁の溜まった臍がカッと熱くなり、ニュトは瞳を開いた。
「トト様……!」
形の良い臍の回りに、草花の蔦が絡まるような紋様が現れ、差し込むような傷みがやって来る。鼓動が臍に伝わるような、恐ろしい痛みに、ニュトはトトにしがみつき、泣きながら叫んだ。
「ニュトは…ニュトは、トト様と共にいたい!トト様と……あああ……あぅっ…」
絶頂からのきざはしから突き落とされるような痛みに、ニュトは目を閉じる。
「ニュト!」
トトの声が遠くに聞こえた。
生まれてすら来なかった子…水は羊水かもしれないと、トトは話してくれたが、ニュトにはその意味すらわからない。父も母も知らないが、緑王であるトトがニュトの全てで、ニュトにはそれ以外、何もいらない。
だから、ニュトが願った唯一の心象。
物心付いた時には、青王宮は緑王宮の横にできて、湖の浅瀬を渡り廊下で歩くことが出来た。
ニュトは王の努めを果すトトが、国民の男に足を開くのが好きではないことを知っている。見てはならないと言われたが、トトを独占している人がいるのが嫌だった。
トトの臍周りに紋様が付くまでと、女官は言っていたが、男の残精を処理しているトトが、悲痛なため息を漏らすのを見ては、心が痛んだ。
万能薬になるという王の精…白珠を出すのも、トトに手伝ってもらい、女官の手に出していた。
男の精を受けて和合する。王のもう一つの努めも果たせると思っていたのに、怖くて出来なかった。
「ん…」
甘い香りがして、ニュトは目を覚ます。
ニュトのいつも眠る大きすぎる寝台に敷き詰められた香りのよい花の中で、一糸まとわぬ姿で眠っていたのだ。
「トト様、どこ?」
扉から入ってくるトトをニュトは見つめる。緑の長い髪はひと房に、小さなニュトを育てるために、邪魔だとざっくりと肩で切り落とした髪。深い緑の慈愛に満ちた瞳に、背の高い綺麗な立ち姿。
ゆったりとした寝巻きのまま、白い花を抱えてニュトのところに歩み寄ってきた。
「私の母の国では、花嫁の寝台に花を散らし、祝うのだと言う」
「花嫁……?」
ニュトにはわからないことで一杯だ。
トトが寝台に座ると、花をはらはらとニュトの頭に乗せた。
「トト様!」
ニュトが驚くと、トトがゆっくりと抱き締めて来る。耳元を鼻でくすぐられ、低い声で囁かれた。
「交合をしよう、最愛のニュト」
「え、トト様?」
「嫌か?初めての交合が、私では」
ニュトの真っ青な瞳に、緑王が映る。
王であるからこそ、絶対に手が届かないと思っていた、一番愛おしい慕う王。
「い、いいえ、いいえ、トト様!」
ニュトはトトの服にしがみつく。涙が溢れた。
「ニュトを、ニュトを、お召しください」
緑王が安心したようにニュトを花畑のような寝台に横たえ、接吻をしてくる。
「あっ……トト様……」
啄むようだったそれが深くなり、舌を噛むように吸われると、腰が震え背を反らしてしまう。するとトトの香油をまとった指が、尻の狭間に入り込み、ゆっくりともぐり込んだ。
「んっ、あっ……」
襞をくすぐる指が繰り返し襞裏を押してきて、足先から火花が散るような感覚が走り、トトの痩躯にしがみつく。
「トト様っ。お召しくださいっ。ニュトはっ……」
屹立した切っ先が苦しくて、内壁が痺れるような感じが続き、おかしくなりそうで、トトならばどうにかしてくれると思ったからだ。
「ニュト、力を抜け」
トトの屹立は逞しく、ニュトが噛み締めた唇を開き息を吐くと、滑らかではあるがやや張り出した切っ先が、入り込む。
腰を掴まれて長い屹立が二度三度突きながら、ぐん…と最奥を穿つ。
突き入れられニュトの白濁が溢れ出し、ニュトはトトの腰に足を絡めた。
「あああっ……っ!」
閉じた目の裏が真っ白になり、一気に五色の光が差し、ニュトは快楽痙攣を繰り返す。脳を焼くような悦楽が、腰を使った深い挿入出の度にニュトを包みこみ、ニュトは長い髪を乱して悶えた。
「あ……ああ……トト様っ……怖い……怖いっ……。あああーーっ」
柔らかで貪欲な内壁と押され感じる核がびくびくと震えて、ニュトはか細い悲鳴を上げて絶頂に達して吐露する。
「あ……あ……あ……」
快楽痙攣が治まらず、ニュトは揺さぶられながら内壁だけで繰り返し達し、トトが息を詰めてニュトの体内に白濁を排出する頃には、朦朧としてしまう。
「ニュト、大丈夫か」
頷くものの力が入らなくて、トトの手を触り絡め唇を付けた。
「トト様……」
「ニュト、愛おしい我が青王よ」
ニュトは唇にトトの唇を感じ、目を閉じる。ニュトの出した白濁の溜まった臍がカッと熱くなり、ニュトは瞳を開いた。
「トト様……!」
形の良い臍の回りに、草花の蔦が絡まるような紋様が現れ、差し込むような傷みがやって来る。鼓動が臍に伝わるような、恐ろしい痛みに、ニュトはトトにしがみつき、泣きながら叫んだ。
「ニュトは…ニュトは、トト様と共にいたい!トト様と……あああ……あぅっ…」
絶頂からのきざはしから突き落とされるような痛みに、ニュトは目を閉じる。
「ニュト!」
トトの声が遠くに聞こえた。
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