完結・みそらミソラ〜僕は竜くんのペットでオナホで肉便器〜〈完結〉

クリム

文字の大きさ
41 / 55
第三章 僕と竜くんのえっちな人達

僕と左右田先輩の呼び出し

しおりを挟む
 大学に進学した左右田先輩からスマホに連絡があったのは、久保田くんの会社がお盆休みに入った時だった。

 もちろん、鈴木螺子も少し前に休みに入ってる。

 ただ、竜くんと宗像くんは夏休み最終日に出す若手企業コンペのネジの受け手の部分に苦戦していて、久保田ベアリングの開発部で機械を動かし続けてる。

 夜になった工場の片隅で、久保田くんの会社の人にすき家の牛丼を差し入れてもらって食べていた僕は、少し迷ったけど、

「竜くん、三矢先輩の家に行ってくるね。左右田先輩が呼んでて」

って、竜くんに話した。

「えー、みそらクン……」

 竜くんが手を止めて、少し悩んだみたいなんだけど、手元の設計図と機械を見て、そっちを優先したみたい。

 ここから三矢先輩の家はすぐ近くなんだ、だから、心配しないでって伝えると、

「みそらクン、ちょっと」

と、ちょいちょいって手招きされ、図面の前に呼ばれて行くと、竜くんが抱き締めてきてキスをされた。

「んっ……」

 竜くんの舌が口の中に入ってきて、僕は竜くんの舌を少しだけ噛んで、前歯茎の裏をざらって舐められて、ぞくぞくってする。  
 
「みそらクン、わかったー。うちでねー」

って、竜くんは僕を離すと全力で手を振ってくれて、律儀に後ろを向いていてくれた宗像くんとまた試作を始める。

 近頃は僕が読んできかせなくても字を追えるようになった竜くんは、宗像くんと2人だけでいることもできるようになった。

 久保田くんがいても大丈夫で、久保田くんと宗像くんと3人で話すこともあるんだ。

 仕事の話には僕はついていけなくて、なんだか寂しいこともあるけど、竜くんが疲れてきたりするタイミングは僕が1番分かってて、だからいなくてはダメだと、久保田くんにも言われている。

 そんな久保田くんは初盆とかで、社長として色々な人と会ってるみたい。

 あ、僕もおばあちゃんのお墓にお参りにいかないと……。

 そんなこんなを考えていたら、三矢先輩の家に着いちゃった。

 三矢先輩のうちはここからそんなに遠くない。

 左右田先輩には夏休み毎日ってくらい会ってるけど、三矢先輩とは卒業式以来。

「三矢先輩、元気かな?」

 卒業式の日、野球部のキャプテン……元キャプテンが、左右田先輩にまた言い寄って……って言うか、力づくで迫って、三矢先輩と殴り合いになっちゃったんだ。

 卒業式の解散の後で、左右田先輩をかばった僕も野球部のキャプテンに殴られちゃったら、竜くんが大暴れして……。

 結局、宗像くんが竜くんを止めて、野球部のキャプテンも止めた。

 宗像くんは古武術ってのをやってたみたいで、久保田くんは驚いてた。

 三矢先輩は野球部のキャプテンにめちゃめちゃ殴られてて、左右田先輩はすっごい泣いてて……。

 先生達が職員室から出てくる前になんとか逃げたんだけど……。

「こんばんはー、三矢先輩」

 弁護士のお父さんと二人暮らしの三矢先輩が黒いエプロンをして出てきて、

「左右田が待ってるから二階へ」

って、入れてくれた。

 前に泊まらせてもらった部屋に蒲団が敷いてあって、左右田先輩が膝を抱えて座ってる。

「左右田先輩、どうしたんですか?」

 左右田先輩が顔を上げて、

「田中……」

 いつもと違う、困った顔をしてる。

 猫みたいな目は情けなさそうで、少し伸びた襟足と、焦げ茶色に染めた髪が、左右田先輩に似合ってるのに、なんだか不安そうで、ぽろっ……て涙をこぼす。

「え、え、左右田先輩」

「田中……俺、どうしよう……」

「また、野球部のキャプテンとかですか?」

 左右田先輩は首を横に振って、また、丸くなってしまった。

「三矢が、セックスするって言うんだ」

「はい?」

 僕は汗で張り付いた髪を掴んでパタパタやりながら、左右田先輩の前に座る。

「三矢が、一緒に暮らし付き合ってるんなら、きちんとセックスしようって言ってきた。俺……三矢でメスイキ自信がない……どうしよう」

 ルームシェアして沿線上で暮らしている2人は、そんな風になっていたんだ。

「おい、左右田」

「ぎゃっ……三矢」

 三矢先輩が入ってくると左右田先輩の頭を掴んで、首を上げさせると、ぱくって感じにキスをしてきた。

 口を離してから涙を指で拭くと、にこって笑ったんだ。

「だから、田中を呼んだんだろ。お前が脳内兄貴とセックスしてるのを見てるのからな」

「え?何を……」

 つまり、僕は左右田先輩と三矢先輩のえっちを見るために呼ばれたんだって理解した。 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

守り守られ

ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師 患者 瀬咲朔 腸疾患・排泄障害・下肢不自由 看護師 ベテラン山添さん 準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん 木島 尚久 真幌の恋人同棲中

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

処理中です...