対ノ双龍天翔ケル時

恭介

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聖龍ト邪龍ノ伝承

ある実話

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長老が指差した町。
そこには邪龍の一族がいた。
聖龍の一族と違い魔法に科学を組み合わせ、一大文明を築いていた。
講堂で声がする。
「いいか、つまりこうだ・・・

邪龍と呼ばれる物は、人間を『動物』とする事で世界のバランスを保とうとしたんだ。ただし、“第一次“まで。その後、聖龍が統治するようになった。
法を造り、無駄な事まで監視、迫害したんだ。この町の法が緩いのはそういった理由がある。例えば、人を殺してはいけない。単純に倫理に乗っ取ってるが、それは良く考えれば、であって、実際問題他の町は食糧困難が慢性化している。この町は人口が減って行くから問題ない、というわけだ。このように、人間は邪龍の時代に戻るべきなのだ。そしてそれには、何が必要か。ファム、答えなさい」
ファムと呼ばれた少女は、何の迷いも無く続ける。
「伝説には、『我に負の感情持つもの、我の存在を助長したり』と在ります。つまり、聖龍の一族の生贄が必要か、と思われます」
「正解だ。そしていま、生贄の一族が接近している。」
そこで、その講習は終わりとなった。
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