宇宙人に転生した私の力が最強過ぎる、そして周りの女の子達がカワイイ過ぎる。

ゆにこーん

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第一章 ~第三ウェーブ~

91話 キラキラバウムクーヘン

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 目指すは地下施設。
 さあ、住民のみんなを助けに行こう!

 というわけで、スプリィムに案内されて、地下に向かうエレベータに乗ってるよ。
 エレベータってホントに便利だよね……だって……。

「ソーラ、大丈夫ですか?」

「うん……なんとかね……」

 ダークマターを使いすぎて、正直かなりフラフラだからね。
 みんなを助けるって意気込んだのはいいけど、徒歩だったらきっと死んでた。
 ていうか、どうして今まで敵の施設の中って、徒歩ばかりだったんだろう?
 宇宙なんだから、もう少しハイテクにしててほしいよ。

《ポーン……最下層です》

 おっと、どうやら到着したみたい。

「ついに地下施設ですわ!」

「ずいぶん下まで降りてきたニャ~」

「扉が開きます、行きましょう!」

 さあ、地下施設に突入だ……って、あれぇ?

 機械でいっぱいかと思ったら、ただのガラス張りの部屋だよ。
 壁も床も天井も、全面ガラスのスケスケな部屋だ。
 部屋の真ん中にモニターが浮かんでるだけで、他はなんにもない。

「住民のみんなは? ここは地下施設じゃないの?」

「スプリィムよ、住民はどこにおるのじゃ?」

「……下を見てみなさい……」

 下って、ガラスの下のことかな?
 なんだろう……ぼんやりと何か見える……あれは……。

「バウムクーヘン?」

 もの凄く大きな……超巨大バウムクーヘンだ。
 数えきれないくらい沢山並んでて、グルグルと回転してる。
 表面はキラキラ光ってる、キラキラバウムクーヘンだね。

「あれは一体なんじゃ?」

「……あれこそ“生命力変換装置”よ……あの中で住民は、生命力をダークマターに変換され続けているのよ……」

「なんですって!? おじい様、早く住民を解放しましょう!」

「もちろんじゃ! スプリィムよ、装置を停止するのじゃ!」

「停止するのは構わないけれど……本当に停止していいのかしらね……?」

「……どういう意味じゃ?」

「フフフ……そこのモニターを見てみなさい……」

 モニター? 映っているのは……折れ線グラフだ。
 ピコピコと音を立てて、たまに小さく上下してる。

「そのグラフはねぇ……住民の生命力を示しているのよ」

「生命力って……このグラフ、ほとんど動いてないですわよ!」

「そうよ……長年装置に繋がれて、住民はすでに虫の息というわけ……。今は装置から栄養を補給されて、かろうじて生きているけれど……装置を停止すれば、あっという間に死んでしまうでしょうね……」

「貴様なんとかせい! さもなくばメスブタの刑じゃぞ!」

「ひぃ……どうにも出来ないわ……長い時間をかけて、ゆっくり回復させるしかない……」

 ようやくここまで来たのに、装置を止めたら住民の命は……。
 だけど装置を止めなくちゃ、みんなは自由になれない……。

「お父様とお母様はずっとこのまま? あんまりですわ……っ」

「落ちついてくださいエルリン、何か方法を考えましょう」

「そうだニャ。一緒に方法を考えるニャ」

 そうだ、チコタンとミィシャンの言うとおりだ。
 きっと解決策はある、だから諦めちゃダメ。

 考えて……みんなを助ける方法を……。
 なんでもいいから考えるの!

 何か……何かヒントを……。

「フフフッ……残念だったわねぇ……」

「黙らんか! 貴様の命を変換して、住民に分け与えてやろうか!」

「ひぃ……やめてぇ……」

 ……うん?

 命を変換して住民に……?

 ……あぁ、そっか!

「おじいちゃん、その作戦いけるかも!」
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