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アリシアの計画は、着実に形になっていった。トーマスと協力して東方からの紅茶の独占輸入権を確保し、次は店舗の準備に取り掛かった。
王都の中心部、貴族たちが頻繁に行き来する通りに、理想的な物件を見つけた。二階建ての瀟洒な建物で、一階を店舗に、二階をサロンスペースにできる。しかし、大家は頑固な老人で、簡単には首を縦に振らなかった。
「令嬢が商売だと?そんな道楽に、私の大切な建物は貸せん」
大家のグリゴリーは、アリシアの提案を一蹴した。しかしアリシアは諦めなかった。
「グリゴリーさん、私は道楽で商売をするつもりはありません。これは真剣なビジネスです」
「真剣?令嬢が真剣に商売など、笑わせる」
「では、私のビジネスプランを見ていただけませんか?数字で示します」
アリシアは詳細な事業計画書を差し出した。市場調査、収支予測、リスク分析。すべてが緻密に計算されていた。
グリゴリーは半信半疑で目を通したが、次第に表情が変わっていった。
「これは…本気だな」
「ええ。私は本気です。そして、この事業は必ず成功させます」
グリゴリーは長い沈黙の後、ゆっくりと頷いた。
「分かった。ただし、家賃は市場価格だ。公爵令嬢だからといって、値引きはせん」
「もちろんです。正当な対価を支払います」
契約が成立し、アリシアは初めて自分の「城」を手に入れた。
改装工事は、母の日記に記されていた職人たちに依頼した。大工のマルクス、家具職人のエルザ、装飾家のフェリックス。彼らはみな、かつて母の慈善事業で救われた人々だった。
「奥様には恩があります。その娘さんのためなら、最高の仕事をさせていただきます」
アリシアは彼らと一緒に汗を流した。設計図を手に、壁の色を決め、家具の配置を考える。淑女らしからぬ姿に、通りがかりの貴族たちは驚いたが、アリシアは気にしなかった。
「アリシア様、ここの棚はもう少し高くした方がいいんじゃないですか?」
マルクスが提案すると、アリシアは実際に立って高さを確認する。
「そうね、あなたの言う通りだわ。では15センチ高くしましょう」
職人たちは、この令嬢の率直さと柔軟性に好感を持った。彼女は偉ぶることなく、良い提案は誰からでも受け入れた。
店の設計には、アリシア独自のこだわりがあった。貴族向けの高級スペースと、中流階級も入りやすいカジュアルなスペース。二つの異なる客層を、同じ屋根の下で共存させる試みだ。
「お嬢様、しかし貴族の方々は、平民と同じ空間にいることを嫌うのでは?」
執事のセバスチャンが心配そうに言った。
「だから、空間は分けるの。でも、同じ建物で、同じ紅茶を楽しむ。いつか、身分を超えて人々が交流できる場所になればいいわ」
アリシアの理想は壮大だった。しかし、その目には確固たる信念が宿っていた。
紅茶の淹れ方を学ぶため、東方出身の商人リュウから指導を受けた。彼は紅茶の本場から来た、この道のプロフェッショナルだった。
「お嬢様、紅茶は繊細な飲み物です。茶葉の種類、お湯の温度、抽出時間。すべてが味を左右します」
リュウは厳しかったが、アリシアは真剣に学んだ。何度も何度も練習し、時には失敗し、それでも諦めなかった。
「良いです、お嬢様。今の一杯は完璧でした」
リュウの賞賛の言葉に、アリシアは心から喜んだ。これは、誰かに認められるために作った完璧さではない。自分の努力と情熱が結実した、本物の達成感だった。
焼き菓子のレシピ開発には、屋敷の料理長ブランシェが協力してくれた。紅茶に合う繊細な味わい、美しい見た目、そして程よい甘さ。二人は何度も試作を繰り返した。
「アリシア様、この配合はいかがでしょう?」
「うーん、もう少しバターを減らして、代わりにアーモンドパウダーを増やしてみましょう」
試食を重ねるうちに、アリシアの服がきつくなってきた。エリザベスが心配そうに言う。
「お嬢様、少し食べ過ぎでは…」
「いいのよ、エリザベス。これも仕事のうちだから」
アリシアは笑って答えた。かつての彼女なら、体型を気にして食事制限をしていただろう。しかし今は違う。仕事のためなら、多少の体重増加など気にしなかった。
店名を決める時、アリシアは悩んだ。エレガントな名前がいいのか、それとも親しみやすい名前がいいのか。
ある夜、庭園を散歩していると、満開の薔薇が目に入った。美しいが、触れれば棘がある。
「そうだ」
アリシアは閃いた。
「『ローズ・アンド・ソーン』。薔薇と棘。美しいだけでなく、強さも持つ。それが私のお店よ」
開店準備が進む中、社交界では様々な噂が飛び交っていた。
「アリシア様が本当にお店を開くらしいわ」
「まあ、信じられない。公爵令嬢が商売だなんて」
「きっとすぐに飽きて、閉店するわよ」
批判的な声が多かったが、一部の若い令嬢たちは興味を持っていた。特に、アリシアの従姉妹であるソフィア子爵令嬢は、密かに応援していた。
「アリシアは勇気があるわ。私たちができないことを、堂々とやっている」
ソフィアは友人たちに言った。
「開店したら、絶対に行きましょう。そして、成功を祈るのよ」
開店日が近づいてきた。アリシアは最終確認に追われていた。茶器は揃っているか、スタッフの訓練は完璧か、内装に問題はないか。
トーマスが助言する。
「お嬢様、完璧を求めすぎないでください。開店してから改善していけばいいのです」
「でも、初日は大切でしょう?」
「もちろんです。しかし、最も大切なのは、お嬢様が楽しむことです。その情熱が、お客様に伝わるのですから」
トーマスの言葉に、アリシアはハッとした。そうだ、これは誰かのためではない。自分のための挑戦なのだ。
開店前日の夜、アリシアは一人で店に立った。静かな店内に、月明かりが差し込む。椅子に座り、目を閉じて深呼吸する。
「明日から、新しい人生が始まる」
胸の高鳴りを感じながら、アリシアは微笑んだ。不安はある。失敗するかもしれない。でも、それでいい。これは自分で選んだ道なのだから。
その時、店の扉が開いた。父である公爵が立っていた。
「お父様、どうしてここに?」
「娘の晴れ舞台を見に来た。それだけだ」
公爵は店内を見回した。
「素晴らしい店だ、アリシア。お前の母も、きっと誇りに思っているだろう」
「お父様…」
アリシアの目に涙が浮かんだ。
「アリシア、お前は本当に変わった。いや、本当のお前に戻ったのだな」
「ええ。やっと、自分らしく生きられるようになりました」
公爵は娘を抱きしめた。
「これからも、お前らしく生きなさい。父は、いつもお前の味方だ」
「ありがとうございます、お父様」
その夜、アリシアは安心して眠ることができた。支えてくれる人々がいる。信じてくれる人々がいる。そして何より、自分自身を信じることができる。
翌朝、『ローズ・アンド・ソーン』の開店を告げる看板が掲げられた。深紅の薔薇が描かれた美しい看板だ。
アリシアは深呼吸をして、店の扉を開けた。
「さあ、始めましょう」
一方、その頃ヴィクターは、マリアンヌとの朝食中に新聞を読んでいた。そこには小さな記事があった。
『元公爵令嬢アリシア・ヴァンフリート、紅茶サロンを開店』
ヴィクターは記事を読みながら、複雑な表情を浮かべた。
「アリシアが、商売を?」
彼が知っているアリシアは、控えめで内向的な令嬢だった。しかし、この記事に書かれているアリシアは、まるで別人のようだ。
「ヴィクター様、どうかなさいました?」
マリアンヌが心配そうに尋ねる。
「いや、何でもない」
ヴィクターは新聞を置いたが、心の中では様々な感情が渦巻いていた。アリシアの新しい人生に対する好奇心。そして、なぜか感じる一抹の寂しさ。
しかし彼は、それが何を意味するのか、まだ理解していなかった。理解するのは、もっと後のことになる。そして、その時にはもう、すべてが遅すぎるのだ。
王都の中心部、貴族たちが頻繁に行き来する通りに、理想的な物件を見つけた。二階建ての瀟洒な建物で、一階を店舗に、二階をサロンスペースにできる。しかし、大家は頑固な老人で、簡単には首を縦に振らなかった。
「令嬢が商売だと?そんな道楽に、私の大切な建物は貸せん」
大家のグリゴリーは、アリシアの提案を一蹴した。しかしアリシアは諦めなかった。
「グリゴリーさん、私は道楽で商売をするつもりはありません。これは真剣なビジネスです」
「真剣?令嬢が真剣に商売など、笑わせる」
「では、私のビジネスプランを見ていただけませんか?数字で示します」
アリシアは詳細な事業計画書を差し出した。市場調査、収支予測、リスク分析。すべてが緻密に計算されていた。
グリゴリーは半信半疑で目を通したが、次第に表情が変わっていった。
「これは…本気だな」
「ええ。私は本気です。そして、この事業は必ず成功させます」
グリゴリーは長い沈黙の後、ゆっくりと頷いた。
「分かった。ただし、家賃は市場価格だ。公爵令嬢だからといって、値引きはせん」
「もちろんです。正当な対価を支払います」
契約が成立し、アリシアは初めて自分の「城」を手に入れた。
改装工事は、母の日記に記されていた職人たちに依頼した。大工のマルクス、家具職人のエルザ、装飾家のフェリックス。彼らはみな、かつて母の慈善事業で救われた人々だった。
「奥様には恩があります。その娘さんのためなら、最高の仕事をさせていただきます」
アリシアは彼らと一緒に汗を流した。設計図を手に、壁の色を決め、家具の配置を考える。淑女らしからぬ姿に、通りがかりの貴族たちは驚いたが、アリシアは気にしなかった。
「アリシア様、ここの棚はもう少し高くした方がいいんじゃないですか?」
マルクスが提案すると、アリシアは実際に立って高さを確認する。
「そうね、あなたの言う通りだわ。では15センチ高くしましょう」
職人たちは、この令嬢の率直さと柔軟性に好感を持った。彼女は偉ぶることなく、良い提案は誰からでも受け入れた。
店の設計には、アリシア独自のこだわりがあった。貴族向けの高級スペースと、中流階級も入りやすいカジュアルなスペース。二つの異なる客層を、同じ屋根の下で共存させる試みだ。
「お嬢様、しかし貴族の方々は、平民と同じ空間にいることを嫌うのでは?」
執事のセバスチャンが心配そうに言った。
「だから、空間は分けるの。でも、同じ建物で、同じ紅茶を楽しむ。いつか、身分を超えて人々が交流できる場所になればいいわ」
アリシアの理想は壮大だった。しかし、その目には確固たる信念が宿っていた。
紅茶の淹れ方を学ぶため、東方出身の商人リュウから指導を受けた。彼は紅茶の本場から来た、この道のプロフェッショナルだった。
「お嬢様、紅茶は繊細な飲み物です。茶葉の種類、お湯の温度、抽出時間。すべてが味を左右します」
リュウは厳しかったが、アリシアは真剣に学んだ。何度も何度も練習し、時には失敗し、それでも諦めなかった。
「良いです、お嬢様。今の一杯は完璧でした」
リュウの賞賛の言葉に、アリシアは心から喜んだ。これは、誰かに認められるために作った完璧さではない。自分の努力と情熱が結実した、本物の達成感だった。
焼き菓子のレシピ開発には、屋敷の料理長ブランシェが協力してくれた。紅茶に合う繊細な味わい、美しい見た目、そして程よい甘さ。二人は何度も試作を繰り返した。
「アリシア様、この配合はいかがでしょう?」
「うーん、もう少しバターを減らして、代わりにアーモンドパウダーを増やしてみましょう」
試食を重ねるうちに、アリシアの服がきつくなってきた。エリザベスが心配そうに言う。
「お嬢様、少し食べ過ぎでは…」
「いいのよ、エリザベス。これも仕事のうちだから」
アリシアは笑って答えた。かつての彼女なら、体型を気にして食事制限をしていただろう。しかし今は違う。仕事のためなら、多少の体重増加など気にしなかった。
店名を決める時、アリシアは悩んだ。エレガントな名前がいいのか、それとも親しみやすい名前がいいのか。
ある夜、庭園を散歩していると、満開の薔薇が目に入った。美しいが、触れれば棘がある。
「そうだ」
アリシアは閃いた。
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開店準備が進む中、社交界では様々な噂が飛び交っていた。
「アリシア様が本当にお店を開くらしいわ」
「まあ、信じられない。公爵令嬢が商売だなんて」
「きっとすぐに飽きて、閉店するわよ」
批判的な声が多かったが、一部の若い令嬢たちは興味を持っていた。特に、アリシアの従姉妹であるソフィア子爵令嬢は、密かに応援していた。
「アリシアは勇気があるわ。私たちができないことを、堂々とやっている」
ソフィアは友人たちに言った。
「開店したら、絶対に行きましょう。そして、成功を祈るのよ」
開店日が近づいてきた。アリシアは最終確認に追われていた。茶器は揃っているか、スタッフの訓練は完璧か、内装に問題はないか。
トーマスが助言する。
「お嬢様、完璧を求めすぎないでください。開店してから改善していけばいいのです」
「でも、初日は大切でしょう?」
「もちろんです。しかし、最も大切なのは、お嬢様が楽しむことです。その情熱が、お客様に伝わるのですから」
トーマスの言葉に、アリシアはハッとした。そうだ、これは誰かのためではない。自分のための挑戦なのだ。
開店前日の夜、アリシアは一人で店に立った。静かな店内に、月明かりが差し込む。椅子に座り、目を閉じて深呼吸する。
「明日から、新しい人生が始まる」
胸の高鳴りを感じながら、アリシアは微笑んだ。不安はある。失敗するかもしれない。でも、それでいい。これは自分で選んだ道なのだから。
その時、店の扉が開いた。父である公爵が立っていた。
「お父様、どうしてここに?」
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公爵は店内を見回した。
「素晴らしい店だ、アリシア。お前の母も、きっと誇りに思っているだろう」
「お父様…」
アリシアの目に涙が浮かんだ。
「アリシア、お前は本当に変わった。いや、本当のお前に戻ったのだな」
「ええ。やっと、自分らしく生きられるようになりました」
公爵は娘を抱きしめた。
「これからも、お前らしく生きなさい。父は、いつもお前の味方だ」
「ありがとうございます、お父様」
その夜、アリシアは安心して眠ることができた。支えてくれる人々がいる。信じてくれる人々がいる。そして何より、自分自身を信じることができる。
翌朝、『ローズ・アンド・ソーン』の開店を告げる看板が掲げられた。深紅の薔薇が描かれた美しい看板だ。
アリシアは深呼吸をして、店の扉を開けた。
「さあ、始めましょう」
一方、その頃ヴィクターは、マリアンヌとの朝食中に新聞を読んでいた。そこには小さな記事があった。
『元公爵令嬢アリシア・ヴァンフリート、紅茶サロンを開店』
ヴィクターは記事を読みながら、複雑な表情を浮かべた。
「アリシアが、商売を?」
彼が知っているアリシアは、控えめで内向的な令嬢だった。しかし、この記事に書かれているアリシアは、まるで別人のようだ。
「ヴィクター様、どうかなさいました?」
マリアンヌが心配そうに尋ねる。
「いや、何でもない」
ヴィクターは新聞を置いたが、心の中では様々な感情が渦巻いていた。アリシアの新しい人生に対する好奇心。そして、なぜか感じる一抹の寂しさ。
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