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婚約破棄された私は商会を立ち上げました
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舞踏会当日、私は最高級のドレスに身を包んだ。深紅のベルベットに、金糸の刺繍。商会の利益で購入した、かつては手の届かなかった品だ。
髪は優雅に結い上げ、首元には大粒のルビーのネックレス。これも、自分で稼いだお金で買ったものだ。誰かに買い与えられたものではない。
レオンが迎えに来た時、彼は一瞬、息を呑んだ。
「……美しい」
「ありがとうございます」
会場に入ると、周囲の視線が一斉に私たちに集まった。ざわめきが広がる。婚約破棄されたエルンスト侯爵令嬢が、社交界に復帰した。しかも、噂の辺境伯子息と共に。
「あれが、ローゼンハイン商会のセシリア・エルンストか」
「信じられない変貌ね」
「あの化粧品は本当に素晴らしいのよ」
「レオン・カーライルを伴っているなんて」
囁き声が聞こえてくる。だが、かつてのような嘲笑ではない。驚嘆と、羨望が混じった声だ。
そして、私は彼を見つけた。王太子アレクシス殿下。隣には、マリアンヌ嬢がいる。だが、二人の様子がおかしかった。
マリアンヌの顔色は優れず、殿下の表情も暗い。何かあったのだろうか?
「セシリア様、お久しぶりです」
声をかけてきたのは、公爵令嬢のイザベラだった。彼女は婚約破棄の場にもいた一人だ。
「イザベラ様、お元気でしたか?」
「ええ。それよりも、貴女の商会の化粧品、本当に素晴らしいわ。私も愛用させていただいているの」
「ありがとうございます」
「ねえ、今度ゆっくりお茶でもいかが? 実は、新しい商品についてご相談したいことがあるの」
こうして、次々と貴婦人たちが私に話しかけてきた。かつては私を見下していた彼女たちが、今では媚を売るように接してくる。
人は、結局のところ、力と金に従うのだ。そのことを、私は痛感した。
舞踏会が始まり、レオンが手を差し出した。
「一曲、よろしいですか?」
「喜んで」
私たちは舞踏会場の中央へと進んだ。音楽が始まり、ワルツを踊る。レオンのリードは完璧で、私は自然と体を任せることができた。
踊りながら、彼の目を見つめる。緑の瞳が、優しく私を見つめ返していた。
「セシリア様、貴女と出会えて、本当に良かった」
「私もです、レオン様」
「いや、レオンと呼んでください。もう、私たちはビジネスパートナー以上の関係でしょう?」
その言葉に、顔が熱くなる。
「では、貴方も私をセシリアと」
「セシリア」
名前を呼ぶ声が、胸に響いた。
曲が終わり、私たちは軽く離れた。周囲から拍手が起こる。その時、人混みの中から、王太子殿下が近づいてきた。
「セシリア嬢、お久しぶりです」
冷たい声。だが、そこには以前のような傲慢さはなく、どこか疲れたような響きがあった。
「殿下、ご機嫌麗しゅう」
私は儀礼的に一礼した。
「貴女は、随分と変わられましたね」
「おかげさまで」
「その、商会のことですが……」
殿下が何か言いかけた時、マリアンヌ嬢が駆け寄ってきた。
「殿下、どちらに……ああ、セシリアさん」
彼女の表情には、明らかな焦りがあった。以前の余裕は微塵もない。
「マリアンヌ嬢、お久しぶりです」
「え、ええ。その、セシリアさん、少しお話が……」
「申し訳ございません。私、これから他の方との約束がございますので」
私は冷たく微笑んで、レオンの腕を取った。
「では、失礼いたします」
二人を置いて、私たちはその場を離れた。背後から、殿下の呆然とした視線を感じた。
テラスに出ると、夜風が心地よかった。
「すっきりしましたか?」
レオンが笑って言った。
「ええ、とても」
「殿下の様子、気になりませんでしたか?」
「少しだけ。何かあったのでしょうか?」
「噂では、王室の財政が厳しいとか。マリアンヌ嬢の実家、ベルモント公爵家も、最近は芳しくないようです」
「そうなのですか」
「ええ。一方、貴女の商会は絶好調。皮肉なものですね」
確かに、皮肉だった。かつて私を財政難を理由に捨てた王太子が、今度は自分が財政難に苦しんでいる。
だが、それは私の問題ではない。私には、もっと大切なものがある。
「レオン」
「はい?」
「ありがとう。貴方がいてくれたから、ここまで来られました」
「いえ、私は少し手伝っただけです。全ては、貴女自身の力です」
レオンは私の手を取った。
「セシリア、実は今日、貴女に伝えたいことがあって」
その瞬間、会場から慌ただしい足音が聞こえてきた。侍従が駆け寄ってくる。
「レオン様、セシリア様、大変です! 王太子殿下が、突然倒れられました!」
私たちは顔を見合わせた。まさか、何が起きたというのだろうか。
会場は大混乱に陥っていた。王太子殿下が突然倒れ、医師たちが駆けつけている。マリアンヌ嬢は泣き崩れ、国王陛下も駆けつけてきた。
私とレオンも会場に戻ったが、できることは何もなかった。ただ、遠くから様子を見守るしかない。
「過労だそうです」
侍従の一人が小声で言った。
「殿下は、最近ずっと財政問題に頭を悩ませていらしたとか。連日徹夜で、書類と格闘されていたそうです」
ああ、やはり。王室の財政問題は、予想以上に深刻なのだろう。
結局、殿下は王宮に運ばれ、舞踏会は中止となった。私たちも屋敷に戻ることにした。
馬車の中で、レオンが口を開いた。
「セシリア、貴女は殿下のことを、まだ心配していますか?」
「いいえ」
私は即答した。
「もう、何も感じません。ただ、一人の人間として、早く回復されればいいと思うだけです」
「そうですか」
レオンは安堵したように微笑んだ。
「実は、今日伝えようと思っていたことがあります」
「何でしょう?」
「私は、貴女に恋をしています」
心臓が止まりそうになった。
「最初にお会いした時から、貴女の強さと聡明さに惹かれていました。一緒に仕事をする中で、その想いはますます強くなりました」
レオンは私の手を取った。
「セシリア、私と結婚してください。貴女と共に、人生を歩みたい」
涙が溢れそうになった。嬉しくて、幸せで、言葉が出てこない。
「レオン……私も、貴方を愛しています」
「では……」
「はい、喜んで」
レオンは私を抱きしめた。温かい腕の中で、私は安心感に包まれた。これが、本当の愛なのだと実感した。
王太子との婚約は、政略と形式だけのものだった。だが、レオンとの愛は本物だ。互いを尊重し、支え合い、共に成長していく関係。
翌日、レオンの求婚は正式に両家の承認を得た。父も母も、心から喜んでくれた。
「セシリア、本当に良かった。レオン様は素晴らしい方だ」
父は涙ぐんでいた。
「お父様、ありがとうございます。それと、お父様」
「なんだ?」
「もう、家の財政を心配する必要はありませんよ」
私は微笑んだ。
婚約の知らせは、瞬く間に社交界に広まった。エルンスト侯爵令嬢と辺境伯次男の婚約。実業界の二大勢力が結びつくことは、大きな話題となった。
だが、予想外の来客があった。
「セシリア様、王太子殿下がお見えです」
執事の言葉に、私は驚いた。殿下が、私の屋敷に?
応接室に入ると、そこには憔悴しきった殿下の姿があった。かつての傲慢な態度は微塵もなく、まるで別人のようだった。
「セシリア嬢、突然の訪問をお許しください」
「殿下、ご体調は大丈夫なのですか?」
「ええ、もう問題ありません。それよりも、貴女にどうしても謝罪したくて参りました」
殿下は深く頭を下げた。
「あの時、貴女を侮辱し、婚約を破棄したこと。本当に申し訳ありませんでした」
「……顔をお上げください、殿下」
「私は愚かでした。真に価値あるものを見極める目がなかった。マリアンヌ嬢の華やかさに目が眩み、貴女の真の才能を見抜けなかった」
殿下の声は、後悔に満ちていた。
「今、私は貴女がどれほど素晴らしい方だったか、痛感しています。もし、あの時……」
「殿下」
私は静かに遮った。
「もう、過去のことです。殿下も、私も、それぞれの道を歩んでいます」
「そうですね……」
殿下は寂しげに笑った。
「実は、もう一つお願いがあって参りました」
「お願い、ですか?」
「王室の財政についてです。率直に申し上げて、我が国の財政は危機的状況にあります。このままでは、国家の運営すら危うい」
ああ、やはり。噂通り、いや噂以上に深刻なのだろう。
「それで、貴女の商会に……いえ、貴女個人に、財政顧問をお願いできないかと」
「私に、ですか?」
「貴女ほど財政に明るい方は、この国にいません。どうか、お力をお貸しください」
殿下の目は真剣だった。かつての傲慢さは消え、一国の将来を憂う為政者の目があった。
私は少し考えてから、答えた。
「条件があります」
「何なりと」
「王室の財政に関与する以上、完全な裁量権をいただきます。殿下といえども、私の決定には口を出さない」
「……承知しました」
「それから、報酬は必要ありません。その代わり、私の商会に対する特権的な扱いも不要です。公平な競争環境を維持してください」
「それも承知しました」
「最後に、マリアンヌ嬢との関係を整理してください。公私混同は、財政再建の妨げになります」
殿下は苦しげな表情を浮かべたが、頷いた。
「……分かりました。マリアンヌとは、既に婚約解消の話を進めています」
「そうですか。では、お引き受けします」
こうして、私は王室の財政顧問となった。レオンも、この決定を支持してくれた。
「セシリア、貴女らしい決断です。私も、できる限り協力します」
「ありがとう、レオン」
髪は優雅に結い上げ、首元には大粒のルビーのネックレス。これも、自分で稼いだお金で買ったものだ。誰かに買い与えられたものではない。
レオンが迎えに来た時、彼は一瞬、息を呑んだ。
「……美しい」
「ありがとうございます」
会場に入ると、周囲の視線が一斉に私たちに集まった。ざわめきが広がる。婚約破棄されたエルンスト侯爵令嬢が、社交界に復帰した。しかも、噂の辺境伯子息と共に。
「あれが、ローゼンハイン商会のセシリア・エルンストか」
「信じられない変貌ね」
「あの化粧品は本当に素晴らしいのよ」
「レオン・カーライルを伴っているなんて」
囁き声が聞こえてくる。だが、かつてのような嘲笑ではない。驚嘆と、羨望が混じった声だ。
そして、私は彼を見つけた。王太子アレクシス殿下。隣には、マリアンヌ嬢がいる。だが、二人の様子がおかしかった。
マリアンヌの顔色は優れず、殿下の表情も暗い。何かあったのだろうか?
「セシリア様、お久しぶりです」
声をかけてきたのは、公爵令嬢のイザベラだった。彼女は婚約破棄の場にもいた一人だ。
「イザベラ様、お元気でしたか?」
「ええ。それよりも、貴女の商会の化粧品、本当に素晴らしいわ。私も愛用させていただいているの」
「ありがとうございます」
「ねえ、今度ゆっくりお茶でもいかが? 実は、新しい商品についてご相談したいことがあるの」
こうして、次々と貴婦人たちが私に話しかけてきた。かつては私を見下していた彼女たちが、今では媚を売るように接してくる。
人は、結局のところ、力と金に従うのだ。そのことを、私は痛感した。
舞踏会が始まり、レオンが手を差し出した。
「一曲、よろしいですか?」
「喜んで」
私たちは舞踏会場の中央へと進んだ。音楽が始まり、ワルツを踊る。レオンのリードは完璧で、私は自然と体を任せることができた。
踊りながら、彼の目を見つめる。緑の瞳が、優しく私を見つめ返していた。
「セシリア様、貴女と出会えて、本当に良かった」
「私もです、レオン様」
「いや、レオンと呼んでください。もう、私たちはビジネスパートナー以上の関係でしょう?」
その言葉に、顔が熱くなる。
「では、貴方も私をセシリアと」
「セシリア」
名前を呼ぶ声が、胸に響いた。
曲が終わり、私たちは軽く離れた。周囲から拍手が起こる。その時、人混みの中から、王太子殿下が近づいてきた。
「セシリア嬢、お久しぶりです」
冷たい声。だが、そこには以前のような傲慢さはなく、どこか疲れたような響きがあった。
「殿下、ご機嫌麗しゅう」
私は儀礼的に一礼した。
「貴女は、随分と変わられましたね」
「おかげさまで」
「その、商会のことですが……」
殿下が何か言いかけた時、マリアンヌ嬢が駆け寄ってきた。
「殿下、どちらに……ああ、セシリアさん」
彼女の表情には、明らかな焦りがあった。以前の余裕は微塵もない。
「マリアンヌ嬢、お久しぶりです」
「え、ええ。その、セシリアさん、少しお話が……」
「申し訳ございません。私、これから他の方との約束がございますので」
私は冷たく微笑んで、レオンの腕を取った。
「では、失礼いたします」
二人を置いて、私たちはその場を離れた。背後から、殿下の呆然とした視線を感じた。
テラスに出ると、夜風が心地よかった。
「すっきりしましたか?」
レオンが笑って言った。
「ええ、とても」
「殿下の様子、気になりませんでしたか?」
「少しだけ。何かあったのでしょうか?」
「噂では、王室の財政が厳しいとか。マリアンヌ嬢の実家、ベルモント公爵家も、最近は芳しくないようです」
「そうなのですか」
「ええ。一方、貴女の商会は絶好調。皮肉なものですね」
確かに、皮肉だった。かつて私を財政難を理由に捨てた王太子が、今度は自分が財政難に苦しんでいる。
だが、それは私の問題ではない。私には、もっと大切なものがある。
「レオン」
「はい?」
「ありがとう。貴方がいてくれたから、ここまで来られました」
「いえ、私は少し手伝っただけです。全ては、貴女自身の力です」
レオンは私の手を取った。
「セシリア、実は今日、貴女に伝えたいことがあって」
その瞬間、会場から慌ただしい足音が聞こえてきた。侍従が駆け寄ってくる。
「レオン様、セシリア様、大変です! 王太子殿下が、突然倒れられました!」
私たちは顔を見合わせた。まさか、何が起きたというのだろうか。
会場は大混乱に陥っていた。王太子殿下が突然倒れ、医師たちが駆けつけている。マリアンヌ嬢は泣き崩れ、国王陛下も駆けつけてきた。
私とレオンも会場に戻ったが、できることは何もなかった。ただ、遠くから様子を見守るしかない。
「過労だそうです」
侍従の一人が小声で言った。
「殿下は、最近ずっと財政問題に頭を悩ませていらしたとか。連日徹夜で、書類と格闘されていたそうです」
ああ、やはり。王室の財政問題は、予想以上に深刻なのだろう。
結局、殿下は王宮に運ばれ、舞踏会は中止となった。私たちも屋敷に戻ることにした。
馬車の中で、レオンが口を開いた。
「セシリア、貴女は殿下のことを、まだ心配していますか?」
「いいえ」
私は即答した。
「もう、何も感じません。ただ、一人の人間として、早く回復されればいいと思うだけです」
「そうですか」
レオンは安堵したように微笑んだ。
「実は、今日伝えようと思っていたことがあります」
「何でしょう?」
「私は、貴女に恋をしています」
心臓が止まりそうになった。
「最初にお会いした時から、貴女の強さと聡明さに惹かれていました。一緒に仕事をする中で、その想いはますます強くなりました」
レオンは私の手を取った。
「セシリア、私と結婚してください。貴女と共に、人生を歩みたい」
涙が溢れそうになった。嬉しくて、幸せで、言葉が出てこない。
「レオン……私も、貴方を愛しています」
「では……」
「はい、喜んで」
レオンは私を抱きしめた。温かい腕の中で、私は安心感に包まれた。これが、本当の愛なのだと実感した。
王太子との婚約は、政略と形式だけのものだった。だが、レオンとの愛は本物だ。互いを尊重し、支え合い、共に成長していく関係。
翌日、レオンの求婚は正式に両家の承認を得た。父も母も、心から喜んでくれた。
「セシリア、本当に良かった。レオン様は素晴らしい方だ」
父は涙ぐんでいた。
「お父様、ありがとうございます。それと、お父様」
「なんだ?」
「もう、家の財政を心配する必要はありませんよ」
私は微笑んだ。
婚約の知らせは、瞬く間に社交界に広まった。エルンスト侯爵令嬢と辺境伯次男の婚約。実業界の二大勢力が結びつくことは、大きな話題となった。
だが、予想外の来客があった。
「セシリア様、王太子殿下がお見えです」
執事の言葉に、私は驚いた。殿下が、私の屋敷に?
応接室に入ると、そこには憔悴しきった殿下の姿があった。かつての傲慢な態度は微塵もなく、まるで別人のようだった。
「セシリア嬢、突然の訪問をお許しください」
「殿下、ご体調は大丈夫なのですか?」
「ええ、もう問題ありません。それよりも、貴女にどうしても謝罪したくて参りました」
殿下は深く頭を下げた。
「あの時、貴女を侮辱し、婚約を破棄したこと。本当に申し訳ありませんでした」
「……顔をお上げください、殿下」
「私は愚かでした。真に価値あるものを見極める目がなかった。マリアンヌ嬢の華やかさに目が眩み、貴女の真の才能を見抜けなかった」
殿下の声は、後悔に満ちていた。
「今、私は貴女がどれほど素晴らしい方だったか、痛感しています。もし、あの時……」
「殿下」
私は静かに遮った。
「もう、過去のことです。殿下も、私も、それぞれの道を歩んでいます」
「そうですね……」
殿下は寂しげに笑った。
「実は、もう一つお願いがあって参りました」
「お願い、ですか?」
「王室の財政についてです。率直に申し上げて、我が国の財政は危機的状況にあります。このままでは、国家の運営すら危うい」
ああ、やはり。噂通り、いや噂以上に深刻なのだろう。
「それで、貴女の商会に……いえ、貴女個人に、財政顧問をお願いできないかと」
「私に、ですか?」
「貴女ほど財政に明るい方は、この国にいません。どうか、お力をお貸しください」
殿下の目は真剣だった。かつての傲慢さは消え、一国の将来を憂う為政者の目があった。
私は少し考えてから、答えた。
「条件があります」
「何なりと」
「王室の財政に関与する以上、完全な裁量権をいただきます。殿下といえども、私の決定には口を出さない」
「……承知しました」
「それから、報酬は必要ありません。その代わり、私の商会に対する特権的な扱いも不要です。公平な競争環境を維持してください」
「それも承知しました」
「最後に、マリアンヌ嬢との関係を整理してください。公私混同は、財政再建の妨げになります」
殿下は苦しげな表情を浮かべたが、頷いた。
「……分かりました。マリアンヌとは、既に婚約解消の話を進めています」
「そうですか。では、お引き受けします」
こうして、私は王室の財政顧問となった。レオンも、この決定を支持してくれた。
「セシリア、貴女らしい決断です。私も、できる限り協力します」
「ありがとう、レオン」
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