11 / 28
婚約破棄された商人の娘、異国の商人に拾われる
2
しおりを挟む
ロッシ商会の質素な事務所で、アレクセイは自分の計画を語った。
「スラヴィアは資源豊かな国です。良質な木材、琥珀、毛皮。特に冬の毛皮は最高級の品質を誇ります。しかし、これまで西方との交易路が確立されていませんでした。距離が遠く、途中の国々との交渉も複雑で、多くの商人が諦めてきました」
アレクセイは地図を広げた。スラヴィア国からヴェネツィアーナまでの長い道のりが、赤い線で描かれていた。
「私は新しいルートを開拓しました。陸路と河川を組み合わせることで、輸送時間を従来の半分に短縮できます。そして、途中の各地の領主とも交渉を終えています。通行税も抑えました」
ソフィアは地図を凝視した。確かに、このルートは効率的だ。従来の交易路とは異なり、危険な山岳地帯を避けている。
「しかし、なぜうちなのですか。フィオーレ商会のような大手の方が、資金も人脈も豊富ですが」
「大手は既存の利権に縛られています。新しい試みには、柔軟な商会が必要です。それに...」
アレクセイは真っ直ぐにソフィアを見つめた。
「私は、信頼できるパートナーが欲しいのです。お金だけの関係ではなく、共に事業を育てる仲間が。大手商会は、私を単なる仕入れ先としか見ないでしょう。しかし、あなたは違う。あなたなら、真のビジネスパートナーになれる」
その言葉に、ソフィアの心が震えた。誰も自分を「パートナー」とは見てくれなかった。マルコは彼女を「地味な添え物」としか見ていなかった。父は娘として愛してくれているが、対等なビジネスパートナーとは考えていない。
「具体的には、どのような取引を?」
「まずは小規模から始めましょう。私が毛皮と琥珀を持ち込みます。あなたはそれをこの街で販売する。利益は折半です。リスクも折半。対等な関係です」
アレクセイは書類を取り出した。
「これが契約書の草案です。目を通していただけますか」
ソフィアは契約書を受け取り、丁寧に読み始めた。内容は明確で、曖昧な部分がない。利益配分、リスク分担、契約期間、解除条件。すべてが公正に記載されていた。
「この条項は...」
「気になる点があれば、遠慮なく言ってください。契約は双方が納得してこそ、意味があります」
二人は数時間かけて、契約書の細部を議論した。ソフィアが指摘する度に、アレクセイは真剣に耳を傾け、必要であれば修正を加えた。このような対等な議論は、ソフィアにとって初めての経験だった。
「わかりました。お話を父に持ちかけてみます」
父のアントニオは、最初は慎重だった。
「ソフィア、その話は本当に大丈夫なのか。詐欺かもしれないぞ」
「いいえ、お父様。私は彼の目を見ました。彼は本気です。それに、この契約書を見てください。とても公正な内容です」
アントニオは契約書を読んだ。そして、娘の真剣な表情を見た。
「お前がそこまで言うなら...。しかし、最初は小規模にしよう。リスクを最小限に抑える」
「ありがとうございます、お父様」
こうして、ロッシ商会とアレクセイの協力が始まった。
最初の三ヶ月は困難の連続だった。スラヴィアからの輸送路は未整備で、商品が予定通りに届かない。最初の荷は、予定より二週間も遅れて到着した。通関手続きも複雑で、役人との交渉に時間がかかった。ヴェネツィアーナの税関は、見慣れない東方の商品に警戒心を示した。
「これは本当に琥珀なのか? 偽物ではないのか?」
税関の役人が疑いの目を向けた。
「本物です。鑑定書もあります」
アレクセイが冷静に答えた。
「しかし、この量は多すぎる。特別税が必要だ」
「法令によれば、この量では特別税は不要のはずです」
ソフィアが口を挟んだ。彼女は税法の条文を暗記していた。
「第七条三項によれば、琥珀は貴金属ではなく鉱物資源として分類されます。よって、通常の輸入税のみで十分です」
役人は渋々頷いた。
「...まあ、今回は見逃してやる」
通関を終えた後、アレクセイは感心したように言った。
「ソフィア、君は本当に博識だな。税法まで頭に入っているとは」
「商人として当然のことです。法律を知らなければ、不当に搾取されますから」
「その通りだ。君のような商人と組めて、本当に良かった」
しかし、商品を仕入れても、販売先がなければ意味がない。ロッシ商会の評判は地に落ちており、従来の顧客は戻ってこなかった。
ソフィアは新しい販路を開拓するため、街を歩き回った。かつては決して行かなかった下町の市場にも足を運んだ。
「この毛皮、見てください。スラヴィアの最高級品です」
「へえ、確かに手触りが良いな。でも、ロッシ商会だろ? 今、評判悪いって聞いたぞ」
「それは誤解です。うちの商会は、常に誠実に取引してきました」
「まあ、商品が良ければいいか。いくらだ?」
「この品質なら、通常は金貨十枚ですが...今回は特別に金貨七枚でいかがでしょう」
地道な営業活動が、少しずつ実を結び始めた。下町の商人たちは、社交界の噂など気にしない。商品の質と価格が妥当なら、喜んで買ってくれた。
そして、半年後。
最初の大口取引が成立した。スラヴィアの高級毛皮が、ヴェネツィアーナの富裕層に大人気となったのだ。フィオーレ商会が扱っていない独自の商品は、市場で高い評価を受けた。
「やった...やったわ!」
ソフィアは帳簿を見つめながら、小さく叫んだ。利益は予想を上回っていた。これで従業員の給料も払えるし、次の仕入れ資金も確保できる。去っていった従業員を呼び戻すことはできないが、新しい人を雇う余裕が生まれた。
「ソフィア、本当にありがとう」
アレクセイが言った。
「君がいなければ、この成功はなかった。君の正確な計算と、リスク管理と、そして諦めない心があったからこそだ」
「私こそ、感謝しています。あなたが私を信じてくれたから」
二人は互いに微笑んだ。
仕事を共にする中で、ソフィアはアレクセイという人間を知るようになった。彼は誠実で、勤勉で、約束を必ず守った。そして、彼女の能力を心から尊重してくれた。
早朝から深夜まで、二人は並んで働いた。帳簿を確認し、契約書を作成し、顧客と交渉する。時には意見が対立することもあったが、常に建設的な議論ができた。
「ソフィア、この価格設定はどうだろう」
「少し高すぎます。市場価格を考えると、一割下げた方が売れやすいでしょう」
「なるほど。しかし、利益率が下がりすぎないか」
「大丈夫です。回転率が上がれば、総利益は増えます。ほら、この計算を見てください」
「素晴らしい。君の分析力は本当に的確だ」
アレクセイは心から感心していた。
「君の分析力は素晴らしい。この街で一番の商才だと思うよ」
「そんな、大げさですよ」
「本当だ。マルコ・フィオーレは、とんでもない宝を見逃したんだ」
その言葉に、ソフィアの頬が紅潮した。
ある日、アレクセイが尋ねた。
「ソフィア、なぜ商人になりたかったんだ?」
「父の仕事を見ていて、憧れたんです。商人は、人々に必要なものを届ける。それは素晴らしいことだと思いました。それに...」
ソフィアは少し照れくさそうに続けた。
「数字を扱うのが好きなんです。帳簿を見ると、そこに物語が見える。収支のバランス、取引の流れ、市場の動き。すべてが数字で語られる。それを読み解くのが、楽しいんです」
「わかるよ。俺も同じだ」
アレクセイは笑った。
「周りからは『冷たい』とか『計算高い』とか言われるけど、そうじゃない。数字は嘘をつかない。感情や偏見に左右されず、真実を教えてくれる」
「その通りです!」
ソフィアは目を輝かせた。初めて、自分の感覚を理解してくれる人に出会った気がした。
一方で、ロッシ商会の復活は、街に波紋を広げていた。
「何だと? ロッシ商会が新しい交易を始めただと?」
フィオーレ商会の執務室で、マルコは怒りに顔を歪めた。豪華な装飾が施された部屋の中央で、彼は苛立ちを隠せなかった。
「はい。スラヴィア国からの毛皮や琥珀を扱い始めたそうです。かなりの利益を上げているとか」
部下の報告に、マルコは舌打ちした。
「潰れかけていた商会が、よくもまあ。あの地味女め、諦めが悪い」
隣にいたイザベラが、優雅に紅茶を啜りながら言った。
「マルコ、気にすることないわ。所詮は小さな商会。私たちには関係ないでしょう」
「そうだな。まあ、どうせ長くは続かないさ。一時的な成功に過ぎない」
しかし、マルコの予想は外れた。
「スラヴィアは資源豊かな国です。良質な木材、琥珀、毛皮。特に冬の毛皮は最高級の品質を誇ります。しかし、これまで西方との交易路が確立されていませんでした。距離が遠く、途中の国々との交渉も複雑で、多くの商人が諦めてきました」
アレクセイは地図を広げた。スラヴィア国からヴェネツィアーナまでの長い道のりが、赤い線で描かれていた。
「私は新しいルートを開拓しました。陸路と河川を組み合わせることで、輸送時間を従来の半分に短縮できます。そして、途中の各地の領主とも交渉を終えています。通行税も抑えました」
ソフィアは地図を凝視した。確かに、このルートは効率的だ。従来の交易路とは異なり、危険な山岳地帯を避けている。
「しかし、なぜうちなのですか。フィオーレ商会のような大手の方が、資金も人脈も豊富ですが」
「大手は既存の利権に縛られています。新しい試みには、柔軟な商会が必要です。それに...」
アレクセイは真っ直ぐにソフィアを見つめた。
「私は、信頼できるパートナーが欲しいのです。お金だけの関係ではなく、共に事業を育てる仲間が。大手商会は、私を単なる仕入れ先としか見ないでしょう。しかし、あなたは違う。あなたなら、真のビジネスパートナーになれる」
その言葉に、ソフィアの心が震えた。誰も自分を「パートナー」とは見てくれなかった。マルコは彼女を「地味な添え物」としか見ていなかった。父は娘として愛してくれているが、対等なビジネスパートナーとは考えていない。
「具体的には、どのような取引を?」
「まずは小規模から始めましょう。私が毛皮と琥珀を持ち込みます。あなたはそれをこの街で販売する。利益は折半です。リスクも折半。対等な関係です」
アレクセイは書類を取り出した。
「これが契約書の草案です。目を通していただけますか」
ソフィアは契約書を受け取り、丁寧に読み始めた。内容は明確で、曖昧な部分がない。利益配分、リスク分担、契約期間、解除条件。すべてが公正に記載されていた。
「この条項は...」
「気になる点があれば、遠慮なく言ってください。契約は双方が納得してこそ、意味があります」
二人は数時間かけて、契約書の細部を議論した。ソフィアが指摘する度に、アレクセイは真剣に耳を傾け、必要であれば修正を加えた。このような対等な議論は、ソフィアにとって初めての経験だった。
「わかりました。お話を父に持ちかけてみます」
父のアントニオは、最初は慎重だった。
「ソフィア、その話は本当に大丈夫なのか。詐欺かもしれないぞ」
「いいえ、お父様。私は彼の目を見ました。彼は本気です。それに、この契約書を見てください。とても公正な内容です」
アントニオは契約書を読んだ。そして、娘の真剣な表情を見た。
「お前がそこまで言うなら...。しかし、最初は小規模にしよう。リスクを最小限に抑える」
「ありがとうございます、お父様」
こうして、ロッシ商会とアレクセイの協力が始まった。
最初の三ヶ月は困難の連続だった。スラヴィアからの輸送路は未整備で、商品が予定通りに届かない。最初の荷は、予定より二週間も遅れて到着した。通関手続きも複雑で、役人との交渉に時間がかかった。ヴェネツィアーナの税関は、見慣れない東方の商品に警戒心を示した。
「これは本当に琥珀なのか? 偽物ではないのか?」
税関の役人が疑いの目を向けた。
「本物です。鑑定書もあります」
アレクセイが冷静に答えた。
「しかし、この量は多すぎる。特別税が必要だ」
「法令によれば、この量では特別税は不要のはずです」
ソフィアが口を挟んだ。彼女は税法の条文を暗記していた。
「第七条三項によれば、琥珀は貴金属ではなく鉱物資源として分類されます。よって、通常の輸入税のみで十分です」
役人は渋々頷いた。
「...まあ、今回は見逃してやる」
通関を終えた後、アレクセイは感心したように言った。
「ソフィア、君は本当に博識だな。税法まで頭に入っているとは」
「商人として当然のことです。法律を知らなければ、不当に搾取されますから」
「その通りだ。君のような商人と組めて、本当に良かった」
しかし、商品を仕入れても、販売先がなければ意味がない。ロッシ商会の評判は地に落ちており、従来の顧客は戻ってこなかった。
ソフィアは新しい販路を開拓するため、街を歩き回った。かつては決して行かなかった下町の市場にも足を運んだ。
「この毛皮、見てください。スラヴィアの最高級品です」
「へえ、確かに手触りが良いな。でも、ロッシ商会だろ? 今、評判悪いって聞いたぞ」
「それは誤解です。うちの商会は、常に誠実に取引してきました」
「まあ、商品が良ければいいか。いくらだ?」
「この品質なら、通常は金貨十枚ですが...今回は特別に金貨七枚でいかがでしょう」
地道な営業活動が、少しずつ実を結び始めた。下町の商人たちは、社交界の噂など気にしない。商品の質と価格が妥当なら、喜んで買ってくれた。
そして、半年後。
最初の大口取引が成立した。スラヴィアの高級毛皮が、ヴェネツィアーナの富裕層に大人気となったのだ。フィオーレ商会が扱っていない独自の商品は、市場で高い評価を受けた。
「やった...やったわ!」
ソフィアは帳簿を見つめながら、小さく叫んだ。利益は予想を上回っていた。これで従業員の給料も払えるし、次の仕入れ資金も確保できる。去っていった従業員を呼び戻すことはできないが、新しい人を雇う余裕が生まれた。
「ソフィア、本当にありがとう」
アレクセイが言った。
「君がいなければ、この成功はなかった。君の正確な計算と、リスク管理と、そして諦めない心があったからこそだ」
「私こそ、感謝しています。あなたが私を信じてくれたから」
二人は互いに微笑んだ。
仕事を共にする中で、ソフィアはアレクセイという人間を知るようになった。彼は誠実で、勤勉で、約束を必ず守った。そして、彼女の能力を心から尊重してくれた。
早朝から深夜まで、二人は並んで働いた。帳簿を確認し、契約書を作成し、顧客と交渉する。時には意見が対立することもあったが、常に建設的な議論ができた。
「ソフィア、この価格設定はどうだろう」
「少し高すぎます。市場価格を考えると、一割下げた方が売れやすいでしょう」
「なるほど。しかし、利益率が下がりすぎないか」
「大丈夫です。回転率が上がれば、総利益は増えます。ほら、この計算を見てください」
「素晴らしい。君の分析力は本当に的確だ」
アレクセイは心から感心していた。
「君の分析力は素晴らしい。この街で一番の商才だと思うよ」
「そんな、大げさですよ」
「本当だ。マルコ・フィオーレは、とんでもない宝を見逃したんだ」
その言葉に、ソフィアの頬が紅潮した。
ある日、アレクセイが尋ねた。
「ソフィア、なぜ商人になりたかったんだ?」
「父の仕事を見ていて、憧れたんです。商人は、人々に必要なものを届ける。それは素晴らしいことだと思いました。それに...」
ソフィアは少し照れくさそうに続けた。
「数字を扱うのが好きなんです。帳簿を見ると、そこに物語が見える。収支のバランス、取引の流れ、市場の動き。すべてが数字で語られる。それを読み解くのが、楽しいんです」
「わかるよ。俺も同じだ」
アレクセイは笑った。
「周りからは『冷たい』とか『計算高い』とか言われるけど、そうじゃない。数字は嘘をつかない。感情や偏見に左右されず、真実を教えてくれる」
「その通りです!」
ソフィアは目を輝かせた。初めて、自分の感覚を理解してくれる人に出会った気がした。
一方で、ロッシ商会の復活は、街に波紋を広げていた。
「何だと? ロッシ商会が新しい交易を始めただと?」
フィオーレ商会の執務室で、マルコは怒りに顔を歪めた。豪華な装飾が施された部屋の中央で、彼は苛立ちを隠せなかった。
「はい。スラヴィア国からの毛皮や琥珀を扱い始めたそうです。かなりの利益を上げているとか」
部下の報告に、マルコは舌打ちした。
「潰れかけていた商会が、よくもまあ。あの地味女め、諦めが悪い」
隣にいたイザベラが、優雅に紅茶を啜りながら言った。
「マルコ、気にすることないわ。所詮は小さな商会。私たちには関係ないでしょう」
「そうだな。まあ、どうせ長くは続かないさ。一時的な成功に過ぎない」
しかし、マルコの予想は外れた。
189
あなたにおすすめの小説
邪魔者な私なもので
あんど もあ
ファンタジー
婚約者のウィレル様が、私の妹を食事に誘ったと報告をしてきました。なんて親切な方なのでしょう。でも、シェフが家にいるのになぜレストランに行くのですか?
天然な人の良いお嬢さまが、意図せずざまぁをする話。
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
婚約破棄された公爵令嬢は虐げられた国から出ていくことにしました~国から追い出されたのでよその国で竜騎士を目指します~
ヒンメル
ファンタジー
マグナス王国の公爵令嬢マチルダ・スチュアートは他国出身の母の容姿そっくりなためかこの国でうとまれ一人浮いた存在だった。
そんなマチルダが王家主催の夜会にて婚約者である王太子から婚約破棄を告げられ、国外退去を命じられる。
自分と同じ容姿を持つ者のいるであろう国に行けば、目立つこともなく、穏やかに暮らせるのではないかと思うのだった。
マチルダの母の祖国ドラガニアを目指す旅が今始まる――
※文章を書く練習をしています。誤字脱字や表現のおかしい所などがあったら優しく教えてやってください。
※第二章まで完結してます。現在、最終章をゆっくり更新中です。書くスピードが亀より遅いので、お待たせしてすみませんm(__)m
※小説家になろう様にも投稿しています。
【完結】私の見る目がない?えーっと…神眼持ってるんですけど、彼の良さがわからないんですか?じゃあ、家を出ていきます。
西東友一
ファンタジー
えっ、彼との結婚がダメ?
なぜです、お父様?
彼はイケメンで、知性があって、性格もいい?のに。
「じゃあ、家を出ていきます」
女神に頼まれましたけど
実川えむ
ファンタジー
雷が光る中、催される、卒業パーティー。
その主役の一人である王太子が、肩までのストレートの金髪をかきあげながら、鼻を鳴らして見下ろす。
「リザベーテ、私、オーガスタス・グリフィン・ロウセルは、貴様との婚約を破棄すっ……!?」
ドンガラガッシャーン!
「ひぃぃっ!?」
情けない叫びとともに、婚約破棄劇場は始まった。
※王道の『婚約破棄』モノが書きたかった……
※ざまぁ要素は後日談にする予定……
妹の初恋は私の婚約者
あんど もあ
ファンタジー
卒業パーティーで、第一王子から婚約破棄を宣言されたカミーユ。王子が選んだのは、カミーユの妹ジョフロアだった。だが、ジョフロアには王子との婚約が許されない秘密があった。
【完結】私の事は気にせずに、そのままイチャイチャお続け下さいませ ~私も婚約解消を目指して頑張りますから~
山葵
恋愛
ガルス侯爵家の令嬢である わたくしミモルザには、婚約者がいる。
この国の宰相である父を持つ、リブルート侯爵家嫡男レイライン様。
父同様、優秀…と期待されたが、顔は良いが頭はイマイチだった。
顔が良いから、女性にモテる。
わたくしはと言えば、頭は、まぁ優秀な方になるけれど、顔は中の上位!?
自分に釣り合わないと思っているレイラインは、ミモルザの見ているのを知っていて今日も美しい顔の令嬢とイチャイチャする。
*沢山の方に読んで頂き、ありがとうございます。m(_ _)m
侯爵家を守るのは・・・
透明
恋愛
姑に似ているという理由で母親に虐げられる侯爵令嬢クラリス。
母親似の妹エルシーは両親に愛されすべてを奪っていく。
最愛の人まで妹に奪われそうになるが助けてくれたのは・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる