6 / 22
第1話 結菜、33代目の夢使いに
1-6
しおりを挟む
あれから、1時間。部屋の時計が夜8時をさしても獏は姿を見せなかった。
「お父さんの嘘つき……うぅぅ、ダメだ。そんなことより、お腹が空いてもう限界っ……」
結菜はベッドで仰向けになりながら、スマホでファッション誌のWEBページをめくっていた。
どこかで、獏のバクさんが姿を現すことを期待していたのだ。
だが結局、しばらくスマホを見ながらチラチラと天井を観察していたのだが、何も変化は起きなかった。
(こんなことなら、おでんを食べていればよかった)
結菜は後悔し、今夜の食事は我慢することにした。
というより、自動的に我慢することとなった。
「自分磨きに励むモデルたちは、夜8時以降にご飯を食べない、か……はぁ」
学校一モテる、という野望を胸に秘めた結菜はこれでなかなか意志が強かった。
自分磨きに余念のない女性たちに負けじと、マイルールを頑なに守っている。
(私も夜8時を過ぎたら、美貌と体型維持のためにご飯は食べないぞ――)
結菜はぬいぐるみを敷き詰めた枕もとにスマホを放ってうつ伏せになる。
グウウウッ!
盛大にお腹が鳴った。
「だけど、私の良いところは融通が利くところ……。お腹がすっごく助けを求めてるんだから、さすがに無視はできないわよねぇ」
結菜は自分にそう言い聞かせ、うつ伏せのまま机の三段目の引き出しに腕を伸ばす。
手探りで器用に選び取ったのは魚肉ソーセージ。
結菜はその赤いフィルムを剥がし、一口かじった。
「キャアアア、うまいっ」
水の入ったバケツに乾いたスポンジを入れたみたいに、空腹の胃に魚肉の旨味が浸透していく。
「う、うますぎ……」
結菜は感動のあまり、ソーセージを握ったままの手で枕を何度も叩いた。
日頃から結菜は、父が買い込んだ缶詰(お酒のおつまみ用の焼き鳥)やお菓子(クッキー・グミ・おかき)に目星を付け、少しずつバレないよう非常食をため込んでいた。
今日みたいに、晩ご飯を食べ損ねた時のために。
「あと3口は楽しめそうねぇ――」
結菜がもう一口ソーセージをかじろうとしたその時。
ガサガサガサガサガサガサササササ!
「えっ?」
虫が天井を這うような音が聞こえた。
それは、紛れもなく複数の虫の足音で。
「ぬあ~っ、まさか今のはムカデとか!?」
結菜の全身に身の毛がよだった。結菜はこの世で虫が一番嫌い。とくに足が4本以上ある生き物については、それはもう得体の知れない宇宙生命体だと考え警戒している。
(イカやタコの足はせいぜい8~10本……で、でもっ)
「百足」と書いて「ムカデ」と読むことを思い出し、結菜の顔からサッと血の気が引く。
「ぬあ~っ、足百本なんてもはや宇宙生命体の中の王者じゃないのよ~っ! 私の部屋に現れても何にも得はないから出て行って~っ」
結菜はパニックで掛け布団を頭からかぶる。
「失礼な、わしをムカデと一緒にせんといて」
「へっ?」
突然のしゃがれ声に、結菜は布団から恐る恐る顔を出した。
「まさか……、バク?」
結菜はピンときて、勇気を振り絞って尋ねた。
「せや! でも名前がちょーっとだけ、ちゃう!」
癖の強い関西弁は、テレビで見た漫才師みたい。
『――ちなみに、名前はバクじゃなく、バクさんだ』
結菜は、父のさっきの言葉を思い出し、
「そうだ、バクさん!」
と、すぐに名前を訂正した。
すると。
「正解や! 敬称を現すなら、バクさん様、バクさん先生、バクさん閣下でもええで~」
やけに陽気なトーンのしゃがれ声が聞こえた。
次の瞬間、
ドオオンっ、ボアアアンっ!
「……、ぬあ~っ」
結菜は天井の蛍光灯の辺りを見上げて思わず絶叫した。なんとそこに、たれ耳たれ目のブサカワな小型犬が浮かんでいたのだ。
「やっほ~、ごきげんよう~っ、ハロ~、ナイストゥーミーチュ~」
「どう見ても、獏とちゃうし~っ!」
結菜は、宙に浮くパグ犬に思わず関西弁で突っ込んだ。
(たしか獏は、鼻が象みたいに長かったはずでしょ……)
しかし。
「ぬあ~っ、超犬じゃん! しかも体が透けてて透明や~んっ」
どう見ても成仏し損ねたパグ犬にしか見えず、結菜の関西弁は止まらない。
(これって、放っておいたらヤバいことになるよね……)
結菜は神妙な顔つきで、クリクリお目目のブサカワ犬に手を合わせ、拝み始めた。
「どうか憐れなパグ犬に憑依されませんように、南無妙法蓮華経……南無阿弥陀仏……大安仏滅……皆既日食ハレー彗星……牛丼豚丼つくね丼イクラ丼海鮮丼」
「わし、死んでへんし! しかも途中から、お経とちゃうし! てか自分、絶~っ対に、腹減ってるや~んっ!」
宙でそうずっこけたバクさんに、
「ふ~ん、一応は突っ込めるんだ」
結菜は冷静な顔で、お笑いセンスがあるかどうかをチェックした。
「良かったわ。あんたって、ただのごぼう天の使いじゃなかったのね」
「わしはチクワや、ってアホ! どう見ても、おでん種とちゃうしっ」
「うんうん。漫才師の伝家の宝刀、ノリ突っ込みもちゃんとできるみたいね――分かったわ、あんたがバクさんだってこと、信じてあげる」
「どこで信用勝ち取ってんね~ん、わし……それに、その謎のお笑い上から目線、やめてくれんかな?」
バクさんは悲しそうな目で訴えた。
「関西人は、関西人以外から、謎のお笑い上から目線を向けられがちなのよね~」
「その通り! 関西弁を喋るだけでおもろい奴ってレッテルを貼られてな、困ってるんやで。お笑い文化が進んだ今、日本は1億総お笑いチェックマンや……」
「なるほどね。たしかに人はみんな、自分が面白いかどうかは別として、他人の評価には超キビシイもんねぇ」
結菜はベッドで正座になって、しみじみと頷く。
関西弁を喋るバクさんの気苦労を察したのだ。
「下手にボケたら命とりや――」
「でも待って」
結菜はバクさんを遮り、十分な間をとってから、言った。
「あんた、関西人ちゃうや~ん! ただの超犬や~んっ!」
「だから犬ちゃう! わしは花咲海斗の相棒バクさんやっ」
バクさんに怒った口調で突っ込み返され、結菜は「冗談じゃん」と、ふて腐れながら足を崩した。
「つまんな~い。すぐマジになる犬なんてつまんな~い」
「シャラップ! ええか、結菜が予知夢を見始めたんは偶然やないで!」
バクさんは仕切り直すように宙であぐらをかく。
「花咲家っちゅうんは、人を助けるために、神さまからすんごい力を与えられたすんごい一族なんやで」
「私が……、選ばれし民?」
バクさんが真剣に話し始め、結菜の表情も自然と引き締まる。
「せや! わしも結菜も、神さまの使い、っちゅうこっちゃ!」
結菜は神さまというパワーワードに緊張を感じ、急いでベッドで正座になった。
「いや、待てよ? ……私ってば、もうそんなに偉くなっちゃった? 人間にモテまくって今度は神さまにも? ……ぬあ~っ、レベチ(レベルが違う)じゃん!」
「はぐうっ……、天下一品のうぬぼれ屋さんが登場やで」
バクさんは何を言い出すのか、という口調になる。
すると今度は結菜を見下ろして、試すように言った。
「てゆ~か、細っ! そんなやわな体つきで夢使いになれると思ったら大間違いやで」
まるで夢使いの資格がないとでも言いたそうな目を向けられる。
最初はブサカワなパグ犬だと油断していたが、だんだんと父に似て口うるさい相手かも知れないと結菜は思い始めた。
「あんた失礼ね! 見た目で判断しないでよねっ!」
結菜は勉強が苦手なことを言われるのは我慢できるが、運動神経を馬鹿にされるのは我慢ならなかった。
だから。
「私は幼稚園からバレエとダンスを習ってるのよ!」
結菜は特技のバック転でベッドを下りてみせ、さらに床では華麗な逆立ち歩きを披露(ひろう)してみせた。
すると。
「ああ、せや!」
バクさんは何かを思い出すように両前足を合わせて叩く。
「ずっと昔、わしが海斗に言うたんやった。娘にも体力をつけさせるため、体操やダンスを習わせときいって」
「……、だからか」
結菜は、妙に納得。
父は塾を止めたいと言っても決して怒らなかったが、結菜がバレエやダンスの練習をサボるとすごく怒った。
(あれはきっと……)
自分が、夢使いになった時のことを思ってのことだったのだろう。
結菜は、過去に感じていた父の不思議な言動の数々を、やっと理解できた気がした。
(これかあ。ミステリードラマとかでよく言う、点が線になるってやつ――なんだか、このスッキリ感はクセになりそうねぇ)
まさにこの瞬間から、名探偵結菜が誕生しそうになったその時だ。
「……はぐうっ」
突然バクさんが苦痛に顔をゆがめ、ガクガクブルブルと宙で身体を震わせるのだった。
「お父さんの嘘つき……うぅぅ、ダメだ。そんなことより、お腹が空いてもう限界っ……」
結菜はベッドで仰向けになりながら、スマホでファッション誌のWEBページをめくっていた。
どこかで、獏のバクさんが姿を現すことを期待していたのだ。
だが結局、しばらくスマホを見ながらチラチラと天井を観察していたのだが、何も変化は起きなかった。
(こんなことなら、おでんを食べていればよかった)
結菜は後悔し、今夜の食事は我慢することにした。
というより、自動的に我慢することとなった。
「自分磨きに励むモデルたちは、夜8時以降にご飯を食べない、か……はぁ」
学校一モテる、という野望を胸に秘めた結菜はこれでなかなか意志が強かった。
自分磨きに余念のない女性たちに負けじと、マイルールを頑なに守っている。
(私も夜8時を過ぎたら、美貌と体型維持のためにご飯は食べないぞ――)
結菜はぬいぐるみを敷き詰めた枕もとにスマホを放ってうつ伏せになる。
グウウウッ!
盛大にお腹が鳴った。
「だけど、私の良いところは融通が利くところ……。お腹がすっごく助けを求めてるんだから、さすがに無視はできないわよねぇ」
結菜は自分にそう言い聞かせ、うつ伏せのまま机の三段目の引き出しに腕を伸ばす。
手探りで器用に選び取ったのは魚肉ソーセージ。
結菜はその赤いフィルムを剥がし、一口かじった。
「キャアアア、うまいっ」
水の入ったバケツに乾いたスポンジを入れたみたいに、空腹の胃に魚肉の旨味が浸透していく。
「う、うますぎ……」
結菜は感動のあまり、ソーセージを握ったままの手で枕を何度も叩いた。
日頃から結菜は、父が買い込んだ缶詰(お酒のおつまみ用の焼き鳥)やお菓子(クッキー・グミ・おかき)に目星を付け、少しずつバレないよう非常食をため込んでいた。
今日みたいに、晩ご飯を食べ損ねた時のために。
「あと3口は楽しめそうねぇ――」
結菜がもう一口ソーセージをかじろうとしたその時。
ガサガサガサガサガサガサササササ!
「えっ?」
虫が天井を這うような音が聞こえた。
それは、紛れもなく複数の虫の足音で。
「ぬあ~っ、まさか今のはムカデとか!?」
結菜の全身に身の毛がよだった。結菜はこの世で虫が一番嫌い。とくに足が4本以上ある生き物については、それはもう得体の知れない宇宙生命体だと考え警戒している。
(イカやタコの足はせいぜい8~10本……で、でもっ)
「百足」と書いて「ムカデ」と読むことを思い出し、結菜の顔からサッと血の気が引く。
「ぬあ~っ、足百本なんてもはや宇宙生命体の中の王者じゃないのよ~っ! 私の部屋に現れても何にも得はないから出て行って~っ」
結菜はパニックで掛け布団を頭からかぶる。
「失礼な、わしをムカデと一緒にせんといて」
「へっ?」
突然のしゃがれ声に、結菜は布団から恐る恐る顔を出した。
「まさか……、バク?」
結菜はピンときて、勇気を振り絞って尋ねた。
「せや! でも名前がちょーっとだけ、ちゃう!」
癖の強い関西弁は、テレビで見た漫才師みたい。
『――ちなみに、名前はバクじゃなく、バクさんだ』
結菜は、父のさっきの言葉を思い出し、
「そうだ、バクさん!」
と、すぐに名前を訂正した。
すると。
「正解や! 敬称を現すなら、バクさん様、バクさん先生、バクさん閣下でもええで~」
やけに陽気なトーンのしゃがれ声が聞こえた。
次の瞬間、
ドオオンっ、ボアアアンっ!
「……、ぬあ~っ」
結菜は天井の蛍光灯の辺りを見上げて思わず絶叫した。なんとそこに、たれ耳たれ目のブサカワな小型犬が浮かんでいたのだ。
「やっほ~、ごきげんよう~っ、ハロ~、ナイストゥーミーチュ~」
「どう見ても、獏とちゃうし~っ!」
結菜は、宙に浮くパグ犬に思わず関西弁で突っ込んだ。
(たしか獏は、鼻が象みたいに長かったはずでしょ……)
しかし。
「ぬあ~っ、超犬じゃん! しかも体が透けてて透明や~んっ」
どう見ても成仏し損ねたパグ犬にしか見えず、結菜の関西弁は止まらない。
(これって、放っておいたらヤバいことになるよね……)
結菜は神妙な顔つきで、クリクリお目目のブサカワ犬に手を合わせ、拝み始めた。
「どうか憐れなパグ犬に憑依されませんように、南無妙法蓮華経……南無阿弥陀仏……大安仏滅……皆既日食ハレー彗星……牛丼豚丼つくね丼イクラ丼海鮮丼」
「わし、死んでへんし! しかも途中から、お経とちゃうし! てか自分、絶~っ対に、腹減ってるや~んっ!」
宙でそうずっこけたバクさんに、
「ふ~ん、一応は突っ込めるんだ」
結菜は冷静な顔で、お笑いセンスがあるかどうかをチェックした。
「良かったわ。あんたって、ただのごぼう天の使いじゃなかったのね」
「わしはチクワや、ってアホ! どう見ても、おでん種とちゃうしっ」
「うんうん。漫才師の伝家の宝刀、ノリ突っ込みもちゃんとできるみたいね――分かったわ、あんたがバクさんだってこと、信じてあげる」
「どこで信用勝ち取ってんね~ん、わし……それに、その謎のお笑い上から目線、やめてくれんかな?」
バクさんは悲しそうな目で訴えた。
「関西人は、関西人以外から、謎のお笑い上から目線を向けられがちなのよね~」
「その通り! 関西弁を喋るだけでおもろい奴ってレッテルを貼られてな、困ってるんやで。お笑い文化が進んだ今、日本は1億総お笑いチェックマンや……」
「なるほどね。たしかに人はみんな、自分が面白いかどうかは別として、他人の評価には超キビシイもんねぇ」
結菜はベッドで正座になって、しみじみと頷く。
関西弁を喋るバクさんの気苦労を察したのだ。
「下手にボケたら命とりや――」
「でも待って」
結菜はバクさんを遮り、十分な間をとってから、言った。
「あんた、関西人ちゃうや~ん! ただの超犬や~んっ!」
「だから犬ちゃう! わしは花咲海斗の相棒バクさんやっ」
バクさんに怒った口調で突っ込み返され、結菜は「冗談じゃん」と、ふて腐れながら足を崩した。
「つまんな~い。すぐマジになる犬なんてつまんな~い」
「シャラップ! ええか、結菜が予知夢を見始めたんは偶然やないで!」
バクさんは仕切り直すように宙であぐらをかく。
「花咲家っちゅうんは、人を助けるために、神さまからすんごい力を与えられたすんごい一族なんやで」
「私が……、選ばれし民?」
バクさんが真剣に話し始め、結菜の表情も自然と引き締まる。
「せや! わしも結菜も、神さまの使い、っちゅうこっちゃ!」
結菜は神さまというパワーワードに緊張を感じ、急いでベッドで正座になった。
「いや、待てよ? ……私ってば、もうそんなに偉くなっちゃった? 人間にモテまくって今度は神さまにも? ……ぬあ~っ、レベチ(レベルが違う)じゃん!」
「はぐうっ……、天下一品のうぬぼれ屋さんが登場やで」
バクさんは何を言い出すのか、という口調になる。
すると今度は結菜を見下ろして、試すように言った。
「てゆ~か、細っ! そんなやわな体つきで夢使いになれると思ったら大間違いやで」
まるで夢使いの資格がないとでも言いたそうな目を向けられる。
最初はブサカワなパグ犬だと油断していたが、だんだんと父に似て口うるさい相手かも知れないと結菜は思い始めた。
「あんた失礼ね! 見た目で判断しないでよねっ!」
結菜は勉強が苦手なことを言われるのは我慢できるが、運動神経を馬鹿にされるのは我慢ならなかった。
だから。
「私は幼稚園からバレエとダンスを習ってるのよ!」
結菜は特技のバック転でベッドを下りてみせ、さらに床では華麗な逆立ち歩きを披露(ひろう)してみせた。
すると。
「ああ、せや!」
バクさんは何かを思い出すように両前足を合わせて叩く。
「ずっと昔、わしが海斗に言うたんやった。娘にも体力をつけさせるため、体操やダンスを習わせときいって」
「……、だからか」
結菜は、妙に納得。
父は塾を止めたいと言っても決して怒らなかったが、結菜がバレエやダンスの練習をサボるとすごく怒った。
(あれはきっと……)
自分が、夢使いになった時のことを思ってのことだったのだろう。
結菜は、過去に感じていた父の不思議な言動の数々を、やっと理解できた気がした。
(これかあ。ミステリードラマとかでよく言う、点が線になるってやつ――なんだか、このスッキリ感はクセになりそうねぇ)
まさにこの瞬間から、名探偵結菜が誕生しそうになったその時だ。
「……はぐうっ」
突然バクさんが苦痛に顔をゆがめ、ガクガクブルブルと宙で身体を震わせるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【3章】GREATEST BOONS ~幼なじみのほのぼのバディがクリエイトスキルで異世界に偉大なる恩恵をもたらします!~
丹斗大巴
児童書・童話
幼なじみの2人がグレイテストブーンズ(偉大なる恩恵)を生み出しつつ、異世界の7つの秘密を解き明かしながらほのぼの旅をする物語。
異世界に飛ばされて、小学生の年齢まで退行してしまった幼なじみの銀河と美怜。とつじょ不思議な力に目覚め、Greatest Boons(グレイテストブーンズ:偉大なる恩恵)をもたらす新しい生き物たちBoons(ブーンズ)とアイテムを生みだした! 彼らのおかげでサバイバルもトラブルもなんのその! クリエイト系の2人が旅するほのぼの異世界珍道中。
便利な「しおり」機能を使って読み進めることをお勧めします。さらに「お気に入り登録」して頂くと、最新更新のお知らせが届いて便利です! レーティング指定の描写はありませんが、万が一気になる方は、目次※マークをさけてご覧ください。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
【もふもふ手芸部】あみぐるみ作ってみる、だけのはずが勇者ってなんなの!?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
網浜ナオは勉強もスポーツも中の下で無難にこなす平凡な少年だ。今年はいよいよ最高学年になったのだが過去5年間で100点を取ったことも運動会で1等を取ったこともない。もちろん習字や美術で賞をもらったこともなかった。
しかしそんなナオでも一つだけ特技を持っていた。それは編み物、それもあみぐるみを作らせたらおそらく学校で一番、もちろん家庭科の先生よりもうまく作れることだった。友達がいないわけではないが、人に合わせるのが苦手なナオにとっては一人でできる趣味としてもいい気晴らしになっていた。
そんなナオがあみぐるみのメイキング動画を動画サイトへ投稿したり動画配信を始めたりしているうちに奇妙な場所へ迷い込んだ夢を見る。それは現実とは思えないが夢と言うには不思議な感覚で、沢山のぬいぐるみが暮らす『もふもふの国』という場所だった。
そのもふもふの国で、元同級生の丸川亜矢と出会いもふもふの国が滅亡の危機にあると聞かされる。実はその国の王女だと言う亜美の願いにより、もふもふの国を救うべく、ナオは立ち上がった。
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
大人で子供な師匠のことを、つい甘やかす僕がいる。
takemot
児童書・童話
薬草を採りに入った森で、魔獣に襲われた僕。そんな僕を助けてくれたのは、一人の女性。胸のあたりまである長い白銀色の髪。ルビーのように綺麗な赤い瞳。身にまとうのは、真っ黒なローブ。彼女は、僕にいきなりこう尋ねました。
「シチュー作れる?」
…………へ?
彼女の正体は、『森の魔女』。
誰もが崇拝したくなるような魔女。とんでもない力を持っている魔女。魔獣がわんさか生息する森を牛耳っている魔女。
そんな噂を聞いて、目を輝かせていた時代が僕にもありました。
どういうわけか、僕は彼女の弟子になったのですが……。
「うう。早くして。お腹がすいて死にそうなんだよ」
「あ、さっきよりミルク多めで!」
「今日はダラダラするって決めてたから!」
はあ……。師匠、もっとしっかりしてくださいよ。
子供っぽい師匠。そんな師匠に、今日も僕は振り回されっぱなし。
でも時折、大人っぽい師匠がそこにいて……。
師匠と弟子がおりなす不思議な物語。師匠が子供っぽい理由とは。そして、大人っぽい師匠の壮絶な過去とは。
表紙のイラストは大崎あむさん(https://twitter.com/oosakiamu)からいただきました。
だからウサギは恋をした
東 里胡
児童書・童話
第2回きずな児童書大賞奨励賞受賞
鈴城学園中等部生徒会書記となった一年生の卯依(うい)は、元気印のツインテールが特徴の通称「うさぎちゃん」
入学式の日、生徒会長・相原 愁(あいはら しゅう)に恋をしてから毎日のように「好きです」とアタックしている彼女は「会長大好きうさぎちゃん」として全校生徒に認識されていた。
困惑し塩対応をする会長だったが、うさぎの悲しい過去を知る。
自分の過去と向き合うことになったうさぎを会長が後押ししてくれるが、こんがらがった恋模様が二人を遠ざけて――。
※これは純度100パーセントなラブコメであり、決してふざけてはおりません!(多分)
運よく生まれ変われたので、今度は思いっきり身体を動かします!
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞」重度の心臓病のため、生まれてからずっと病院のベッドから動けなかった少年が12歳で亡くなりました。両親と両祖父母は毎日のように妾(氏神)に奇跡を願いましたが、叶えてあげられませんでした。神々の定めで、現世では奇跡を起こせなかったのです。ですが、記憶を残したまま転生させる事はできました。ほんの少しだけですが、運動が苦にならない健康な身体と神与スキルをおまけに付けてあげました。(氏神談)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる