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第三章
完璧な上司で先輩との関係⑦
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戸惑う私とは違い動じる様子もなく慣れた足取りでカウンターに向かう蒼空さんに、黙ってついて行くしかない。
「何飲む?」
バーカウンターの中に入り私達の正面に立った神楽坂さんから聞かれるも、こんなオシャレな場所に縁のない私は何を頼んでいいのかすらわからない。
「俺はビール。凛花は、アルコール度数の低い甘めのカクテルで」
「了解!」
私はアルコールにあまり強くはなく、会社の飲み会でも最初の一杯だけであとはいつもソフトドリンクだ。私には無関心だと思っていた蒼空さんが、そのことを知ってくれていたことに嬉しさをおぼえる。
カウンターの中には、バーテンダーらしき人がいるにも関わらず、神楽坂さんが自ら作ってくれている。
「どうぞ」
「わー綺麗」
「凛花、乾杯」
「蒼空さん、お疲れ様でした。そしておめでとうございます」
「ありがとう」
アプリの完成と契約のお祝いを、まだ直接は伝えていなかった。カクテルは、薄いピンクで見た目から可愛らしく、飲んだらピーチの優しい甘さが口の中に広がった。
「で?やっと二人はカップル?」
「え⁈」
「陽さん!!」
慌てた様子の蒼空さんと神楽坂さんはどんな関係なのだろうか。私が二人の関係を聞いてもいいのだろうか。
「凛花ちゃんって呼んでもいい?」
「はい」
「高校の頃から蒼空はモテモテだったんじゃない?」
「はい。他校の生徒まで蒼空先輩目当てで学校まで来ていました」
「凛花、真面目に答えなくていいから。陽さんほどモテませんから」
「あの、お二人の関係は……」
「そうだな。そこからだな。陽さんは名前でわかると思うけど、神楽坂グループの御曹司で現社長の弟なんだ」
「御曹司は止めてくれよ」
「事実じゃないですか。凛花、うちの会社がこのホテル『SAKURA』のアプリを作らせてもらったんだ」
「あっ、蒼空さんがうちに入社してすぐに大きなホテルの仕事を受注したって盛り上がっていたのってSAKURAでしたっけ……」
「蒼空のアイデアと丁寧なプレゼン、そして人柄に惚れて依頼したんだよ。それからだから二年弱の付き合いか」
「何飲む?」
バーカウンターの中に入り私達の正面に立った神楽坂さんから聞かれるも、こんなオシャレな場所に縁のない私は何を頼んでいいのかすらわからない。
「俺はビール。凛花は、アルコール度数の低い甘めのカクテルで」
「了解!」
私はアルコールにあまり強くはなく、会社の飲み会でも最初の一杯だけであとはいつもソフトドリンクだ。私には無関心だと思っていた蒼空さんが、そのことを知ってくれていたことに嬉しさをおぼえる。
カウンターの中には、バーテンダーらしき人がいるにも関わらず、神楽坂さんが自ら作ってくれている。
「どうぞ」
「わー綺麗」
「凛花、乾杯」
「蒼空さん、お疲れ様でした。そしておめでとうございます」
「ありがとう」
アプリの完成と契約のお祝いを、まだ直接は伝えていなかった。カクテルは、薄いピンクで見た目から可愛らしく、飲んだらピーチの優しい甘さが口の中に広がった。
「で?やっと二人はカップル?」
「え⁈」
「陽さん!!」
慌てた様子の蒼空さんと神楽坂さんはどんな関係なのだろうか。私が二人の関係を聞いてもいいのだろうか。
「凛花ちゃんって呼んでもいい?」
「はい」
「高校の頃から蒼空はモテモテだったんじゃない?」
「はい。他校の生徒まで蒼空先輩目当てで学校まで来ていました」
「凛花、真面目に答えなくていいから。陽さんほどモテませんから」
「あの、お二人の関係は……」
「そうだな。そこからだな。陽さんは名前でわかると思うけど、神楽坂グループの御曹司で現社長の弟なんだ」
「御曹司は止めてくれよ」
「事実じゃないですか。凛花、うちの会社がこのホテル『SAKURA』のアプリを作らせてもらったんだ」
「あっ、蒼空さんがうちに入社してすぐに大きなホテルの仕事を受注したって盛り上がっていたのってSAKURAでしたっけ……」
「蒼空のアイデアと丁寧なプレゼン、そして人柄に惚れて依頼したんだよ。それからだから二年弱の付き合いか」
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