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第七章
真っ直ぐな想い⑫
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目が覚めると、寝室のベッドで全裸のまま蒼空さんに腕枕をされているではないか。
昨夜のことを思い出そうとしても、ソファでの情事の途中で記憶が途切れている。何度も繰り返された行為を思い出し、恥ずかしさが襲う。恥ずかしいけれど、近くで感じる蒼空さんの存在に幸せを感じるのだ。
何度見ても飽きることのない綺麗な寝顔を、今日はゆっくり眺めることができる。長いまつ毛にスッと高い鼻、薄っすらと髭が生えている姿ですらカッコイイ。
「ンンッ……」
色っぽい吐息が漏れ、ゆっくりと目が開き私を捕らえる。
「おはよう」
寝起きで少しかすれた声が、なんといえない色気を放っているのだ。
「おはよう。いつの間にか寝てしまったみたい……」
「クスッ、慣れない体勢で体力を使ったからな」
「……」
最近、私の知っているクールな蒼空さんはどこへ行ったのか、甘くてよく笑うし、ちょっぴり? いや、かなりエッチになっている。会社ではクールなままだが、以前よりも少し柔らかくなった気がするのだ。今まで以上に女性を虜にしている。
ホテルに着いた時の宣言通りに、滞在中はバスローブ姿で濃厚な時間を過ごした。
長年のすれ違いを埋めるかのように会話を楽しみ、そして身体を繋げる――
蒼空さんに翻弄され続けた身体は、触れられるだけで反応してしまう。初めてだったはずの私の身体は、すっかり蒼空さんに愛し合うことを教えられて、期待に濡れるのだ。
始まったばかりの関係は、順調に愛を育てている。
日曜の午後、『SAKURA』をチェックアウトして、私達は仲良くマンションまでの道のりを歩く。途中、スーパーに寄って買い物をする。夢の時間は終わっても、私達の日常はまだまだ続くのだ。
まさかそんな私達の姿を、睨み見ている人物がいるとは、夢にも思わなかった。
林先輩がいなくなっても、蒼空さんのファンはたくさんいることを忘れたわけではなかったが、完全に油断してしまっていた。林先輩よりも執念深い視線が、私達に向けられていたなんて……
昨夜のことを思い出そうとしても、ソファでの情事の途中で記憶が途切れている。何度も繰り返された行為を思い出し、恥ずかしさが襲う。恥ずかしいけれど、近くで感じる蒼空さんの存在に幸せを感じるのだ。
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「ンンッ……」
色っぽい吐息が漏れ、ゆっくりと目が開き私を捕らえる。
「おはよう」
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「……」
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