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第五章
鍵付きノート②
紺色のベルベット調の素材にゴールドの星が散りばめられた、想像以上に素敵な鍵付きのノートが入っていた。由奈用の鍵には星のキーホルダーがつけられていて、見ているだけでドキドキする。
ずっと見ていたいが中も気になる。緊張する手で鍵を回した。
『カチャ』と小さい音がして鍵が開いたのだが、由奈には大きな音に聞こえた。
深呼吸をして、丁寧に1ページ目を開く。
そこには、綺麗な字で瑞希らしいルールが書いてあった。
『◯学校・勉強・部活など最優先
◯無理をしない
◯嘘をつかない
◯何かあれば悩みは遠慮なく吐き出す
◯思いやりをもつ』
そして1ページ目の一番下に昨日の日付が書いてあった。
卒業式の日に、スマホデビューが嬉しくて安易に連絡先を交換してしまって後悔したことをふと思い出す。
スマホと違いやり取りに時間がかかる交換ノートだとしても、こうしてルールを決めていないと早く返事がほしくて、無理をしてでも返事を書くことを最優先していたかもしれない。そして、相手にも期待してしまう。返事がないと嫌われたのかもと悩んでしまっていたかもしれない。
同級生で初恋の相手だが、兄のような頼れる存在で憧れの人。
ルールの次のページには、瑞希からのメッセージが書かれていた。
『由奈ちゃんへ
勝手にルールを決めちゃいました。もし補足することがあれば足して下さい。
まずは、リアルの生活が最優先なので、テスト期間などは返せないと思う。返事が遅れても、やめたわけではなく忙しいんだなと思って下さい。
もし、急ぎの用事や困ったことがあれば、由奈ちゃんのお母さん経由で僕の母に連絡して下さい。
遠慮はいらないから。
瑞希』
長くはないメッセージだが、読み終わるといつも温かい気持ちになる。卒業式が終わってからまだ一度も会えていないが、近くに瑞希の存在を感じる。
宿題が終わって時間に余裕のある由奈は、さっそく瑞希に返事を書く。
素敵な交換ノートに素直な気持ちを綴る。
感謝の気持ちを詰め込んで……。
ずっと見ていたいが中も気になる。緊張する手で鍵を回した。
『カチャ』と小さい音がして鍵が開いたのだが、由奈には大きな音に聞こえた。
深呼吸をして、丁寧に1ページ目を開く。
そこには、綺麗な字で瑞希らしいルールが書いてあった。
『◯学校・勉強・部活など最優先
◯無理をしない
◯嘘をつかない
◯何かあれば悩みは遠慮なく吐き出す
◯思いやりをもつ』
そして1ページ目の一番下に昨日の日付が書いてあった。
卒業式の日に、スマホデビューが嬉しくて安易に連絡先を交換してしまって後悔したことをふと思い出す。
スマホと違いやり取りに時間がかかる交換ノートだとしても、こうしてルールを決めていないと早く返事がほしくて、無理をしてでも返事を書くことを最優先していたかもしれない。そして、相手にも期待してしまう。返事がないと嫌われたのかもと悩んでしまっていたかもしれない。
同級生で初恋の相手だが、兄のような頼れる存在で憧れの人。
ルールの次のページには、瑞希からのメッセージが書かれていた。
『由奈ちゃんへ
勝手にルールを決めちゃいました。もし補足することがあれば足して下さい。
まずは、リアルの生活が最優先なので、テスト期間などは返せないと思う。返事が遅れても、やめたわけではなく忙しいんだなと思って下さい。
もし、急ぎの用事や困ったことがあれば、由奈ちゃんのお母さん経由で僕の母に連絡して下さい。
遠慮はいらないから。
瑞希』
長くはないメッセージだが、読み終わるといつも温かい気持ちになる。卒業式が終わってからまだ一度も会えていないが、近くに瑞希の存在を感じる。
宿題が終わって時間に余裕のある由奈は、さっそく瑞希に返事を書く。
素敵な交換ノートに素直な気持ちを綴る。
感謝の気持ちを詰め込んで……。
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