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第十四章
入院②
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「学校帰りなので、スマホを持っていなくて……」
焦ると上手く説明できない。
「落ち着いて。あなたのお母さんの番号はわかる?」
「わからないです……」
「お友達のおうちの番号なんてわからないわよね……。あなたの自宅の番号は?」
「お母さん、多分今日は家にいないです」
「じゃあ、学校ね。そこの中学よね?」
「はい」
スマホで中学校の番号を調べてくれて、電話をかけてくれている。電話に出た先生に今の状況を説明してくれているのだ。
「体調が悪い子の、クラスと名前を聞かれているわ」
「1年2組の竹内由奈です」
「あなたは?」
「同じクラスの北川朱里です」
そのまま伝えてくれて、「わかりました」と電話を切った。
「真鍋さんってわかる?」
「はい。真鍋先生は一年生の先生です」
「その方が出て、今から竹内さんのお母さんに連絡を入れて、こちらに向かうって。あなたも不安だと思うけど、竹内さんに付き添ってもう少し待ってね」
「はい。ありがとうございました」
「お大事にね」
親切に連絡をしてくれた母親は、自分の子供に呼ばれて滑り台に行ってしまった。
「ゆーちゃん、大丈夫?連絡してもらえたから、もう少しの我慢ね」
「あ、ありがとう……」
痛みで由奈の意識が朦朧としてきている。今まで経験したことのない痛みに、薄っすらと涙が滲む。
数分しか経っていないのに、何時間も待っている気になるほど由奈は我慢の限界に達している。
「竹内さん、北川さん!」
「大丈夫か?」
真鍋先生と由奈の担任が、公園の前に車を止めて走ってくる。
「先生」
「北川さん、不安だったわね。今から竹内さんを病院に連れて行くけれど、一人で帰れる?」
「はい」
「じゃあ、急ぐから行くわね」
緊急事態でゆっくり話をしている暇もなく、担任が由奈をベンチから抱き上げ連れて行く。朱里は、先生の車を見送ってから、公園の中を見回してみたが、連絡をしてくれた女性の姿はなかった。気が動転していてお礼しか言えなったが、名前を聞いておけばよかったと後悔する。
由奈が心配だが、今朱里にできることはないので、連絡を待つしかない……。
焦ると上手く説明できない。
「落ち着いて。あなたのお母さんの番号はわかる?」
「わからないです……」
「お友達のおうちの番号なんてわからないわよね……。あなたの自宅の番号は?」
「お母さん、多分今日は家にいないです」
「じゃあ、学校ね。そこの中学よね?」
「はい」
スマホで中学校の番号を調べてくれて、電話をかけてくれている。電話に出た先生に今の状況を説明してくれているのだ。
「体調が悪い子の、クラスと名前を聞かれているわ」
「1年2組の竹内由奈です」
「あなたは?」
「同じクラスの北川朱里です」
そのまま伝えてくれて、「わかりました」と電話を切った。
「真鍋さんってわかる?」
「はい。真鍋先生は一年生の先生です」
「その方が出て、今から竹内さんのお母さんに連絡を入れて、こちらに向かうって。あなたも不安だと思うけど、竹内さんに付き添ってもう少し待ってね」
「はい。ありがとうございました」
「お大事にね」
親切に連絡をしてくれた母親は、自分の子供に呼ばれて滑り台に行ってしまった。
「ゆーちゃん、大丈夫?連絡してもらえたから、もう少しの我慢ね」
「あ、ありがとう……」
痛みで由奈の意識が朦朧としてきている。今まで経験したことのない痛みに、薄っすらと涙が滲む。
数分しか経っていないのに、何時間も待っている気になるほど由奈は我慢の限界に達している。
「竹内さん、北川さん!」
「大丈夫か?」
真鍋先生と由奈の担任が、公園の前に車を止めて走ってくる。
「先生」
「北川さん、不安だったわね。今から竹内さんを病院に連れて行くけれど、一人で帰れる?」
「はい」
「じゃあ、急ぐから行くわね」
緊急事態でゆっくり話をしている暇もなく、担任が由奈をベンチから抱き上げ連れて行く。朱里は、先生の車を見送ってから、公園の中を見回してみたが、連絡をしてくれた女性の姿はなかった。気が動転していてお礼しか言えなったが、名前を聞いておけばよかったと後悔する。
由奈が心配だが、今朱里にできることはないので、連絡を待つしかない……。
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