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1章
3話
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side???
「っ、はぁ、はぁ....っ、くそっ...!」
魔物の大群を相手にしながら思わず汚い言葉が漏れる。
ペアで動いていた者とはいつの間かはぐれてしまった。
私も既に満身創痍だ。
団長も、他の団員も見える範囲にはおらず、居るのは魔物ばかり。
魔物が増えていると知ってはいたがこれほどとは....。
これほど多くの魔物に囲まれれば私はもう助からないだろう。
それでも、命続く限り一体でも多くの魔物を倒す。
腕が動かなくなるまで、意識がなくなるまで剣を振るった。
◇◇◇◇
———。
———。
———寒い...。
私は.....どう、なった.....?
痛みは何も感じないが身体はやけに重い。
そうだ。魔物の暴走が....。
じゃあ、やはり私は死んだのだな....。
「———?」
誰....?声が聞こえる....?
重たい瞼を持ち上げると人影がうっすらと見えた。
———黒い、髪の毛....?
「——綺麗.....」
綺麗....?
そんな事を言ってくれたのはあの人だけだ。
黒い髪と瞳をもった、心の綺麗な人。
もしかして、ハルト....?
ああ、そうか。これは夢か。
死にゆくなか、神が最期に与えてくれたのだろう。
ぼーっとする意識のなか目の前にいる人を引き寄せ、自身の唇に押し当てた。
拒否されない、ということはやはり都合のいい夢だ。
それならば何をしたって許されますよね?
舌を侵入させると、ねっとりと絡みついてきたことに驚き思わず引っ込める。
だが、逃がさないとばかりに舌が追ってくる。
生々しい感覚に息をするのも忘れた。
....気持ちいい....もっ...と....欲しい....。
私の気持ちに応えるように再度深く口付けられる。
いつの間にか寒さを忘れ、集中する熱に何かが掠めた。
あっ....ハル...ト....?そんな、ことまで...しなくていい....です...。
止めようにも未だ重く、思ったように体が動かせない。
「——てろ。快感...追え...いい」
朦朧とする意識の中、途切れ途切れに声が聞こえる。
快感を、追う....?
そうか。これは夢だから、何も考えず身を任せてしまえばいい....。
ふっ....ん....んっ...ぁっ....
胸の頂きに生暖かいものが這う感触にくすぐったさを感じながらも身体の中心にある熱を優しく擦られ身体が勝手に動いてしまう。
ひぁっ...んっ、んん...はぁ...
頂きを強く吸われ、そんな場所何も感じないだろうにじんじんと痺れたように熱が広がった。
んぁっ!んんっ...あっ、はっ...んうっ...
陰茎を這う手の予想出来ない動きにあっという間に達してしまいそうになる。
自分で触る時とまるで違う。しかも自分で触る時は処理をする為だけのただの作業に過ぎない。初めての感覚が少しだけ怖い。
んっ、くっ....んぁあっ!
それでも快感に身を任せ、呆気なく達してしまった。
ぼーっとする頭で最期にいい夢も見れたし、もう眠ろうかと考えていたら後孔に何かが当てがわれた。
ぎくりと身をすくませると
「嫌か?」
優しく聞かれた。
嫌?....嫌、ではない。
ただ、ハルトが抱く側とは思いもしなかったのと、自分にそんな願望があったことに驚いているだけだ。
首を横に振ればゆっくりと中に入ってきた。
入ってきた異物感の生々しさに、これは本当に夢なのかと疑問に思う。
こんな所に入れられたこともないのに想像力だけで補えるものなのだろうか。
「もしかして、初めて?」
頷くと中に入っているものがぴくりと動いた。
ゆっくりと動いていくそれをどうしても締め付けてしまい、動きがよりはっきり分かってしまう。
あっ...?
何かが一点を掠めた時、違和感以外の電気が走ったかのような感覚があった。
やっ...あっ、ん...ふ..、んんっ
そこを重点的に擦られ違和感よりも快感の方が上回っていた。
なんだ、これは。
これ以上されると自分が自分じゃなくなるような気がして怖くなる。
なので引き抜かれた時はほっとした。
だが、まだ眠らせてくれる気はないらしい。
「痛かったら言えよ」
ハルトにしては乱暴な物言いだ。
けれど、夢なのだから痛みなど感じないのに。
相変わらず優しい人だ。
うっ...ん、はぁ...っぁ、んっ..あっ
先程とは比べられないほど太いものが入ってきて一瞬息が詰まる。
ただ、苦しいだけではなく先程電気が走った所に擦り付けられ快感で勝手に腰が跳ねてしまう。
うぁっ!あっ、ん..はぁ...んっ...
さらに奥へ、一気に太いものが入り込み思わずぎゅっと締め付けてしまった。
中に入っているものがビクビクと震えるのが分かりそれさえも快感に変わる。
ひぅっ!うぁ...あっ、んんっ!
再び前の熱を触られさらに快感が増す。
ひっ、あぁっ!んっ、あっ...あぁぁっ!
中のものの動きが速まったと思えば前を触る手も速くなる。
目の前がチカチカと点滅し、あまりの快感に再び精を放ってしまった。
それと同時に中に暖かいものが注ぎこまれる感覚があった。
それがなにかを理解する前に意識が遠のいていく。
これで、本当に終わりか....。
ハルト....夢の中だとしても、穢してしまってすみません....。
どうか、幸せに.....———。
「っ、はぁ、はぁ....っ、くそっ...!」
魔物の大群を相手にしながら思わず汚い言葉が漏れる。
ペアで動いていた者とはいつの間かはぐれてしまった。
私も既に満身創痍だ。
団長も、他の団員も見える範囲にはおらず、居るのは魔物ばかり。
魔物が増えていると知ってはいたがこれほどとは....。
これほど多くの魔物に囲まれれば私はもう助からないだろう。
それでも、命続く限り一体でも多くの魔物を倒す。
腕が動かなくなるまで、意識がなくなるまで剣を振るった。
◇◇◇◇
———。
———。
———寒い...。
私は.....どう、なった.....?
痛みは何も感じないが身体はやけに重い。
そうだ。魔物の暴走が....。
じゃあ、やはり私は死んだのだな....。
「———?」
誰....?声が聞こえる....?
重たい瞼を持ち上げると人影がうっすらと見えた。
———黒い、髪の毛....?
「——綺麗.....」
綺麗....?
そんな事を言ってくれたのはあの人だけだ。
黒い髪と瞳をもった、心の綺麗な人。
もしかして、ハルト....?
ああ、そうか。これは夢か。
死にゆくなか、神が最期に与えてくれたのだろう。
ぼーっとする意識のなか目の前にいる人を引き寄せ、自身の唇に押し当てた。
拒否されない、ということはやはり都合のいい夢だ。
それならば何をしたって許されますよね?
舌を侵入させると、ねっとりと絡みついてきたことに驚き思わず引っ込める。
だが、逃がさないとばかりに舌が追ってくる。
生々しい感覚に息をするのも忘れた。
....気持ちいい....もっ...と....欲しい....。
私の気持ちに応えるように再度深く口付けられる。
いつの間にか寒さを忘れ、集中する熱に何かが掠めた。
あっ....ハル...ト....?そんな、ことまで...しなくていい....です...。
止めようにも未だ重く、思ったように体が動かせない。
「——てろ。快感...追え...いい」
朦朧とする意識の中、途切れ途切れに声が聞こえる。
快感を、追う....?
そうか。これは夢だから、何も考えず身を任せてしまえばいい....。
ふっ....ん....んっ...ぁっ....
胸の頂きに生暖かいものが這う感触にくすぐったさを感じながらも身体の中心にある熱を優しく擦られ身体が勝手に動いてしまう。
ひぁっ...んっ、んん...はぁ...
頂きを強く吸われ、そんな場所何も感じないだろうにじんじんと痺れたように熱が広がった。
んぁっ!んんっ...あっ、はっ...んうっ...
陰茎を這う手の予想出来ない動きにあっという間に達してしまいそうになる。
自分で触る時とまるで違う。しかも自分で触る時は処理をする為だけのただの作業に過ぎない。初めての感覚が少しだけ怖い。
んっ、くっ....んぁあっ!
それでも快感に身を任せ、呆気なく達してしまった。
ぼーっとする頭で最期にいい夢も見れたし、もう眠ろうかと考えていたら後孔に何かが当てがわれた。
ぎくりと身をすくませると
「嫌か?」
優しく聞かれた。
嫌?....嫌、ではない。
ただ、ハルトが抱く側とは思いもしなかったのと、自分にそんな願望があったことに驚いているだけだ。
首を横に振ればゆっくりと中に入ってきた。
入ってきた異物感の生々しさに、これは本当に夢なのかと疑問に思う。
こんな所に入れられたこともないのに想像力だけで補えるものなのだろうか。
「もしかして、初めて?」
頷くと中に入っているものがぴくりと動いた。
ゆっくりと動いていくそれをどうしても締め付けてしまい、動きがよりはっきり分かってしまう。
あっ...?
何かが一点を掠めた時、違和感以外の電気が走ったかのような感覚があった。
やっ...あっ、ん...ふ..、んんっ
そこを重点的に擦られ違和感よりも快感の方が上回っていた。
なんだ、これは。
これ以上されると自分が自分じゃなくなるような気がして怖くなる。
なので引き抜かれた時はほっとした。
だが、まだ眠らせてくれる気はないらしい。
「痛かったら言えよ」
ハルトにしては乱暴な物言いだ。
けれど、夢なのだから痛みなど感じないのに。
相変わらず優しい人だ。
うっ...ん、はぁ...っぁ、んっ..あっ
先程とは比べられないほど太いものが入ってきて一瞬息が詰まる。
ただ、苦しいだけではなく先程電気が走った所に擦り付けられ快感で勝手に腰が跳ねてしまう。
うぁっ!あっ、ん..はぁ...んっ...
さらに奥へ、一気に太いものが入り込み思わずぎゅっと締め付けてしまった。
中に入っているものがビクビクと震えるのが分かりそれさえも快感に変わる。
ひぅっ!うぁ...あっ、んんっ!
再び前の熱を触られさらに快感が増す。
ひっ、あぁっ!んっ、あっ...あぁぁっ!
中のものの動きが速まったと思えば前を触る手も速くなる。
目の前がチカチカと点滅し、あまりの快感に再び精を放ってしまった。
それと同時に中に暖かいものが注ぎこまれる感覚があった。
それがなにかを理解する前に意識が遠のいていく。
これで、本当に終わりか....。
ハルト....夢の中だとしても、穢してしまってすみません....。
どうか、幸せに.....———。
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