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一章
15話 仮入部1
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今日から仮入部期間が始まった。
朝学校に着くと、クラスの前にたくさんの先輩がいた。
それらをかき分けて教室に入ると坂ノ宮さんが困った顔をしてこちらに近づいてくる。
「大丈夫ですか?」
「はい。どうしました?」
「その、クラスの前に先輩がいっぱいいるでしょう?」
坂ノ宮さんはなぜこんなに先輩がいるのかを説明してくれた。
どうやら「新入生狩り」が行われているらしい。
特に運動部が多いようで、見学の時にちょっかいを出していたのは品定めをするためだったようだ。
俺の所にはサッカー部員がしつこく勧誘に来ている。
「で、そのサッカー部に入るんですか?」
「仮入部くらいはしてもいいかな、と考えてます」
「僕は、まだそういうのないので羨ましいです」
俺はサッカー部員に突っ込まれたであろう仮入部届に自分の名前を記入した。
その様子を坂ノ宮さんは興味深そうに見てくる。
「箕六って名前あんまり見ませんよね」
「そうですね。私自身もなんでこんな名前を付けられたのかわかりません」
俺はそう言うと、仮入部届を持って職員室に行った。
職員室に入ると、丁度担任の先生が席を立った所で忙しそうだ。
「あの、これお願いします」
「ああ、はい。わかりました」
「ありがとうございます。失礼します」
職員室を出て、教室に向かう途中の階段で桜さんがカメラを構えていた。
「…何やってるんです?」
「ちょっと通常風景を。高校生になったので新しいジャンルにチャレンジ」
「は、はぁ。先に戻ってますよ」
俺は横をそろりと通り、教室に戻った。
桜さんは写真部をつくろうとしているのだろうか。
部活が始まると、学校が始まったとも思う。
俺の中では部活もまた、一人にしてくれるものだ。
教室に着くと、携帯に桜さんからメールの着信があった。
サッカー部に写真撮りに行くので覚悟しておいてください。
朝学校に着くと、クラスの前にたくさんの先輩がいた。
それらをかき分けて教室に入ると坂ノ宮さんが困った顔をしてこちらに近づいてくる。
「大丈夫ですか?」
「はい。どうしました?」
「その、クラスの前に先輩がいっぱいいるでしょう?」
坂ノ宮さんはなぜこんなに先輩がいるのかを説明してくれた。
どうやら「新入生狩り」が行われているらしい。
特に運動部が多いようで、見学の時にちょっかいを出していたのは品定めをするためだったようだ。
俺の所にはサッカー部員がしつこく勧誘に来ている。
「で、そのサッカー部に入るんですか?」
「仮入部くらいはしてもいいかな、と考えてます」
「僕は、まだそういうのないので羨ましいです」
俺はサッカー部員に突っ込まれたであろう仮入部届に自分の名前を記入した。
その様子を坂ノ宮さんは興味深そうに見てくる。
「箕六って名前あんまり見ませんよね」
「そうですね。私自身もなんでこんな名前を付けられたのかわかりません」
俺はそう言うと、仮入部届を持って職員室に行った。
職員室に入ると、丁度担任の先生が席を立った所で忙しそうだ。
「あの、これお願いします」
「ああ、はい。わかりました」
「ありがとうございます。失礼します」
職員室を出て、教室に向かう途中の階段で桜さんがカメラを構えていた。
「…何やってるんです?」
「ちょっと通常風景を。高校生になったので新しいジャンルにチャレンジ」
「は、はぁ。先に戻ってますよ」
俺は横をそろりと通り、教室に戻った。
桜さんは写真部をつくろうとしているのだろうか。
部活が始まると、学校が始まったとも思う。
俺の中では部活もまた、一人にしてくれるものだ。
教室に着くと、携帯に桜さんからメールの着信があった。
サッカー部に写真撮りに行くので覚悟しておいてください。
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