君という生き物

ぬ子

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いつものこと

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昨日は澪に会っていたから布団に入ったのは3時半。

移動に割と時間のかかる大学に通い、地元に戻りバイトをこなし、その帰りになすがままに彼女に呼ばれて…という生活が続いている。
眠くないと言えば嘘になり、実際に運転中や講義に支障が出始めるのも時間の問題だ。

そんな生活を強いる割に、澪は僕を若いねぇ、としみじみ言うのである。

彼女は年の差というものをひたすら気にしていて、(3つしか違わないと思う僕は重要視していないけれど)少しでも若くいたいらしい。

中身を知ってしまえば、彼女は精神的にもそれほど大人ではない気がするが。




僕だって全く嫌なら会いに行ったりしない。
振り回されていないとは言い難いが、肝心な所では彼女はきちんとしおらしい。

その態度が憎めないし、可愛いと思うこともある。
こんな言い方は語弊があるけれど、そりゃそれなりに気に入っていなければ何度も寝たりしない。

澪曰く、健全な二十歳。にも見境くらいはある。
少なくとも僕にはある。





そんなことを考えながら帰り支度をしていると、ふわふわとした足取りでおつかれさまーと声を掛けられた。
相変わらず可愛いらしい、女の子の典型のようなこの子はバイト先の同い年の……というか僕の元カノだ。


別れてよそよそしい態度を取られるよりまだ良いのかもしれないが、それなりに別れた直後はこの変わらなさに応えたものだ。
なんというか、そのへんは澪の方が不安定だと思う。
いかにも女の子女の子しているこちらは意外と芯があってタフだ。
というか、こんな風に人を比べるなんて何してるんだか。


でも元カノと雲行きが怪しくなってから別れたあと暫くまでずっと話を聞いて時には茶化して慰めてくれたのは澪だった。

今でこそこんな関係でも、澪が元から面倒見のよいお姉さんであることは確かだ。
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