最後の展開に驚く物語

中一の厨二病

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5 冬休み

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12月25日 繁華街

僕とさくらは繁華街に立つ大きなクリスマスツリーに2人でいた。
さくらはいつものように色々なものを買っている。
さくらに対する感情が複雑になっていく。

12月26日 家

冬休みは2週間しかないのに、宿題が多かった。
それでも僕は真面目に取り組んだ。
今日は就寝前までで全体の2分の1程が終わった。
すぐに寝て疲れをほぐそう。

12月31日 家

今日は大晦日。
僕は家族で新年を迎えようとしている。
さくらは、さくらの友達と夜11時を超えても外にいる。
本来なら深夜徘徊などで指導を受けるはずなのに、可愛いからと見逃されている。
親は仕事でいないらしい。
正直、さくらに対してイライラしてきた。

1月4日 さくらの家

僕は何人かの友達と、さくらの家に行かせてもらった。
さくらの部屋は金持ち感がすごいと思った。
それを言うとさくらはこう返した。
「お前みたいな貧乏人とは違うんだよw」
僕は本気で殴りそうになった。
そんなこともあったが、とりあえずさくらの家で遊ばせてもらった。

僕は帰っている時、考えた。
僕はさくらのことをどう思っているのだろう、と。
こんな関係、友達と言えるのか。
これからどう接したらよいのか。
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