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7 終盤
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3月16日 学校
今日も僕は苦しみを味わい続けた。
それに伴って、俺の何かが奥深くで覚醒する。
3月17日 学校
真実を知る日がきた。
さくらとの決着が今。
僕はさくらに宣戦布告を仕掛けた。
「お前なんかに勝てるわけねーだろw」
俺の優しさはここまでだ。
事前に決められたように2人の闘いは同時に始まった。
さくらは余裕そうにしている。
次の瞬間、さくらには1つ、殴られた跡が残った。
僕はこんなことしたくなかった。
これがさくらの火種になったのだろうか。
2人は人間が出せるはずのないスピードで闘った。
さくらはカッターを持っていた。
特に驚きは無かった。
熱く、冷酷なこの闘い、2人は魔法を使っているとまで思えた。
気づいたら砂ぼこりが薄くなってきた。
さくらはこう言った。
「お願い、許して。」
決着の時だった。
僕は元々さくらと仲良くしたいだけだった。
勿論、僕は許すつもりだった。
でも、気づいたら僕はさくらに最後の1撃を加えていた。
さくらは、1滴の涙を残して、それ以降目を開くことは無かった。
僕は悲しみに暮れていた。
数秒後。
同日 ???
ここは…どこだ?天国か?
さっきまであったもの、いた人、地形まで全て消えている。
今、僕が立っているこの地面も、地面かわからない。
全部、真っ白だ。
どこを見渡しても、白一色。
俺は達成感があった。
「俺」は。
俺は海斗の生活をダイジェストで見ていた。
そう、俺はエンディングを見ていた。
「僕」はゲームの世界に生きていたのだ。
今日も僕は苦しみを味わい続けた。
それに伴って、俺の何かが奥深くで覚醒する。
3月17日 学校
真実を知る日がきた。
さくらとの決着が今。
僕はさくらに宣戦布告を仕掛けた。
「お前なんかに勝てるわけねーだろw」
俺の優しさはここまでだ。
事前に決められたように2人の闘いは同時に始まった。
さくらは余裕そうにしている。
次の瞬間、さくらには1つ、殴られた跡が残った。
僕はこんなことしたくなかった。
これがさくらの火種になったのだろうか。
2人は人間が出せるはずのないスピードで闘った。
さくらはカッターを持っていた。
特に驚きは無かった。
熱く、冷酷なこの闘い、2人は魔法を使っているとまで思えた。
気づいたら砂ぼこりが薄くなってきた。
さくらはこう言った。
「お願い、許して。」
決着の時だった。
僕は元々さくらと仲良くしたいだけだった。
勿論、僕は許すつもりだった。
でも、気づいたら僕はさくらに最後の1撃を加えていた。
さくらは、1滴の涙を残して、それ以降目を開くことは無かった。
僕は悲しみに暮れていた。
数秒後。
同日 ???
ここは…どこだ?天国か?
さっきまであったもの、いた人、地形まで全て消えている。
今、僕が立っているこの地面も、地面かわからない。
全部、真っ白だ。
どこを見渡しても、白一色。
俺は達成感があった。
「俺」は。
俺は海斗の生活をダイジェストで見ていた。
そう、俺はエンディングを見ていた。
「僕」はゲームの世界に生きていたのだ。
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