39 / 139
第一章 原作前
第35話 上前をハネよう
しおりを挟む
「ウギギガガガガガ――」
「……えっと、なんというか……ごめんね」
刺された太ももではなく、股間を押さえ、泡を吹いてるガイツに、聞こえてないだろうけど謝っておく。
「ドライやりましたわね! 勝つと信じていましたわ! それより本当にお怪我は大丈夫ですの?」
「うん。もうほぼ治ってるからね、ほら」
ぐるぐると腕を回して見せる。自己再生が優秀で助かったよ。
「お見事ですドライ様」
「うむ。突き刺しが有効な武器を切る動作へ変えさせ、軌道の読みやすくなった攻撃を掻い潜るとは見事であるが……本当に怪我が治ったのであるか?」
「ありがとうございます。はい、こんな感じです。もう治ってますよってインの方は?」
襟首を開いて刺された肩を見せるとミラさんもツヴァイ兄さんと同じように目を見開いて驚いている。
「血だらけですわ、拭いて差し上げますね」
『私が綺麗にしてもいいわよ? それか生活魔法でも一緒だけどね~』
そう言ってめくった左肩と、口元をリズが拭き取り、まだ隠れたままの右肩をイスが胸元から出てきてくっつき、一瞬で吸い取ってくれた。
生活魔法を使う間もなかったな。拭き残しと服までイスが綺麗にしてくれたし。
「なんと……傷痕すらないとは」
「これは……見たことの無いスキル、でしょうか」
「ん~、それは内緒ってことで」
自己再生は内緒にしておくことにした。まわりに人がいて、聞かれて広まるとマズそうだしな。
それに今回のように、油断も誘えそうだし。まあ何度も痛い目にはあいたくはないんだけどね。
というか、自己再生が無ければ今ここに転がっていたのは間違いなく俺だっただろうな。
まわりにいた商会の従業員たちは諦めたのか、どんどん無抵抗のまま騎士に取り押さえられていく。
その中で、一人、どこかで見たような姿のインが倒れてました。
あ忘れてた……ってこれは……同じパターンか。俺の血を綺麗にしてから、どこに行ったかと思ってたら……。
『ドライ、コイツも口の中に毒が仕込まれていたわよ』
手足が無くなり、切り口を火であぶられ止血されたインの顔に被さったイス。
「毒見つけてくれたんだ、ありがとうイス。でも、そろそろ……」
インはゲヒルンを監視していたベオと同じように息ができないためだろう、ビクンビクンと痙攣していた。
『そうだったわね、リズ、戻るわよ』
「はいですわ! イス様こちらへ!」
リズが手を広げたところにイスがぴょんぴょんと飛び跳ねて胸に飛び込み、にゅるんと定位置についた。
のたうち回るガイツをロープでミラさんが拘束して間も無く、商会の積み込みをしていたものや、商会の中にいたものたち全員の捕縛が終る。
「ここにいるものたちの捕縛が終わりました」
「うむ。全て城の地下へ送り、取り調べと、ここにいなかったものの捕縛を急げ」
「承知いたしました。あと、商会の荷物になったものたちは……」
「そうであるな。身元を調べておくように。家族への報告もあるのでな」
「はい。あと、商会の物資も差し押さえておきます」
「うむ。不正の帳簿などがあるやも知れん、慎重に取り扱うのだ」
「はっ!」
騎士の一人が捕縛作戦終了の報告をしてきて、この後の動きを指示したツヴァイ兄さん。とりあえずのところはこれで終わりになりそうだ。
問題はインも、教国のものだったこと。
「ツヴァイ様。このものは教国の暗部のようです。以前この刺青と同じものを彫ったものたちと少々あったもので間違いないかと」
「ふむ。ベオといい、こやつといい、教国が絡んでおるのとは難儀であるな」
「はい。今回の件、背後が教国であるなら、クリーク辺境伯家だけでは、現状、分が悪いと言わざるを得ません」
教国が運営している教会。いや、教会が大きくなって国にまでなったそうだけど、この教会っていうのがほぼどこの国にもあるってことだ。
当然のようにクリーク辺境伯領にもある。それもほぼすべての町に。
辺境伯という権力で教会を排除できるのか、と言えばそれも難しい。教会は回復系の魔法をほぼ独占しているからだ。
前世のように医療も発達していない中で、怪我や病気になってしまったら、教会の回復魔法に頼るしかない。
回復ポーションなるものもあるようだけど、高価で、一部のものたちしか手が出ない状況だ。
その一部が貴族や裕福な層のものたちと、冒険者でも自分で見つけたり、稼げる高ランクのものたちだけ。
ポーションで思い出したけど、原作が始まる数年前に流行り病の熱病が大陸全土に広まったとかあったよな。
教国がその時、浄化ポーションを大量に放出して熱病の終息に力を貸したってあった……。
これは……なんとか教国の力を借りずに自分達でクリアしたいよな。浄化ポーションか……ん?
そういえばリズのお母さんは高熱も出てるって言ってたよな……ということは! 熱病が流行り出す前触れの可能性があるぞ!
『ドライが止まってるわね』
『きっと素晴らしいことを考えているのですわ。真剣に考え込む横顔も素敵ですわー』
ボッタクリーノ商会にも浄化ポーションが売ってたかもだよな……。
そしてそれを自分達で作れればいいんじゃないか?
それに辺境伯って権力を使いまくれば王国内どころか大陸全土に売り出すことも可能だよね?
「ツヴァイ兄さん、浄化ポーションというの知ってますか?」
「浄化ポーションなら城にも何本かあるはずであるが」
よし、城にあるならわざわざ探さなくてもいいな。いや、商会にもあればそれも手に入れておきたい。
いっそのことクリーク家で作ったりはできないのかな?
「……それの作り方とかわかりますか?」
「作り方でございましたら、わたくしが知っております。ドライ様とエリザベス様は聖魔法をお使いになりますので、あとは錬金術師を雇えれば作れるはずです」
「おお! 錬金術師ですか、クリークにいるのかな?」
「うむ。確かおったと記憶している」
よしよし。原作開始前にこれはやっておきたい。
熱病の功績で力が強くなるだろう教国を出し抜ければ、教会を排除できる一手になるかもしれない。
こっちはここまでやられたんだ。上前ハネるくらいはいいよね。
「……えっと、なんというか……ごめんね」
刺された太ももではなく、股間を押さえ、泡を吹いてるガイツに、聞こえてないだろうけど謝っておく。
「ドライやりましたわね! 勝つと信じていましたわ! それより本当にお怪我は大丈夫ですの?」
「うん。もうほぼ治ってるからね、ほら」
ぐるぐると腕を回して見せる。自己再生が優秀で助かったよ。
「お見事ですドライ様」
「うむ。突き刺しが有効な武器を切る動作へ変えさせ、軌道の読みやすくなった攻撃を掻い潜るとは見事であるが……本当に怪我が治ったのであるか?」
「ありがとうございます。はい、こんな感じです。もう治ってますよってインの方は?」
襟首を開いて刺された肩を見せるとミラさんもツヴァイ兄さんと同じように目を見開いて驚いている。
「血だらけですわ、拭いて差し上げますね」
『私が綺麗にしてもいいわよ? それか生活魔法でも一緒だけどね~』
そう言ってめくった左肩と、口元をリズが拭き取り、まだ隠れたままの右肩をイスが胸元から出てきてくっつき、一瞬で吸い取ってくれた。
生活魔法を使う間もなかったな。拭き残しと服までイスが綺麗にしてくれたし。
「なんと……傷痕すらないとは」
「これは……見たことの無いスキル、でしょうか」
「ん~、それは内緒ってことで」
自己再生は内緒にしておくことにした。まわりに人がいて、聞かれて広まるとマズそうだしな。
それに今回のように、油断も誘えそうだし。まあ何度も痛い目にはあいたくはないんだけどね。
というか、自己再生が無ければ今ここに転がっていたのは間違いなく俺だっただろうな。
まわりにいた商会の従業員たちは諦めたのか、どんどん無抵抗のまま騎士に取り押さえられていく。
その中で、一人、どこかで見たような姿のインが倒れてました。
あ忘れてた……ってこれは……同じパターンか。俺の血を綺麗にしてから、どこに行ったかと思ってたら……。
『ドライ、コイツも口の中に毒が仕込まれていたわよ』
手足が無くなり、切り口を火であぶられ止血されたインの顔に被さったイス。
「毒見つけてくれたんだ、ありがとうイス。でも、そろそろ……」
インはゲヒルンを監視していたベオと同じように息ができないためだろう、ビクンビクンと痙攣していた。
『そうだったわね、リズ、戻るわよ』
「はいですわ! イス様こちらへ!」
リズが手を広げたところにイスがぴょんぴょんと飛び跳ねて胸に飛び込み、にゅるんと定位置についた。
のたうち回るガイツをロープでミラさんが拘束して間も無く、商会の積み込みをしていたものや、商会の中にいたものたち全員の捕縛が終る。
「ここにいるものたちの捕縛が終わりました」
「うむ。全て城の地下へ送り、取り調べと、ここにいなかったものの捕縛を急げ」
「承知いたしました。あと、商会の荷物になったものたちは……」
「そうであるな。身元を調べておくように。家族への報告もあるのでな」
「はい。あと、商会の物資も差し押さえておきます」
「うむ。不正の帳簿などがあるやも知れん、慎重に取り扱うのだ」
「はっ!」
騎士の一人が捕縛作戦終了の報告をしてきて、この後の動きを指示したツヴァイ兄さん。とりあえずのところはこれで終わりになりそうだ。
問題はインも、教国のものだったこと。
「ツヴァイ様。このものは教国の暗部のようです。以前この刺青と同じものを彫ったものたちと少々あったもので間違いないかと」
「ふむ。ベオといい、こやつといい、教国が絡んでおるのとは難儀であるな」
「はい。今回の件、背後が教国であるなら、クリーク辺境伯家だけでは、現状、分が悪いと言わざるを得ません」
教国が運営している教会。いや、教会が大きくなって国にまでなったそうだけど、この教会っていうのがほぼどこの国にもあるってことだ。
当然のようにクリーク辺境伯領にもある。それもほぼすべての町に。
辺境伯という権力で教会を排除できるのか、と言えばそれも難しい。教会は回復系の魔法をほぼ独占しているからだ。
前世のように医療も発達していない中で、怪我や病気になってしまったら、教会の回復魔法に頼るしかない。
回復ポーションなるものもあるようだけど、高価で、一部のものたちしか手が出ない状況だ。
その一部が貴族や裕福な層のものたちと、冒険者でも自分で見つけたり、稼げる高ランクのものたちだけ。
ポーションで思い出したけど、原作が始まる数年前に流行り病の熱病が大陸全土に広まったとかあったよな。
教国がその時、浄化ポーションを大量に放出して熱病の終息に力を貸したってあった……。
これは……なんとか教国の力を借りずに自分達でクリアしたいよな。浄化ポーションか……ん?
そういえばリズのお母さんは高熱も出てるって言ってたよな……ということは! 熱病が流行り出す前触れの可能性があるぞ!
『ドライが止まってるわね』
『きっと素晴らしいことを考えているのですわ。真剣に考え込む横顔も素敵ですわー』
ボッタクリーノ商会にも浄化ポーションが売ってたかもだよな……。
そしてそれを自分達で作れればいいんじゃないか?
それに辺境伯って権力を使いまくれば王国内どころか大陸全土に売り出すことも可能だよね?
「ツヴァイ兄さん、浄化ポーションというの知ってますか?」
「浄化ポーションなら城にも何本かあるはずであるが」
よし、城にあるならわざわざ探さなくてもいいな。いや、商会にもあればそれも手に入れておきたい。
いっそのことクリーク家で作ったりはできないのかな?
「……それの作り方とかわかりますか?」
「作り方でございましたら、わたくしが知っております。ドライ様とエリザベス様は聖魔法をお使いになりますので、あとは錬金術師を雇えれば作れるはずです」
「おお! 錬金術師ですか、クリークにいるのかな?」
「うむ。確かおったと記憶している」
よしよし。原作開始前にこれはやっておきたい。
熱病の功績で力が強くなるだろう教国を出し抜ければ、教会を排除できる一手になるかもしれない。
こっちはここまでやられたんだ。上前ハネるくらいはいいよね。
128
あなたにおすすめの小説
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる