104 / 139
第二章 原作開始
第99話 飛んで火にいる? 捕縛しますね。
しおりを挟む
立ち上がり、転移しようとしたその瞬間、目の前のローテーブルの上に人が現れ――
ギン!
――逆手に持った短剣を振るってきた。が、ストレージから取り出した剣で受け止める。
「何者だ!」
黒づくめの襲撃者を鑑定すると、昔、洗脳執事のゲヒルンを殺したベオ……なんとかさんや、ボッタクリーノと一緒にいたイン……インなんとかさんと同じアザゼル派の刺客とわかる。
五年前だし名前忘れたけど、あの人たちよりレベルは上だ。
それに今の確実に首を狙ってきた剣筋、おそらく解体場で男たちを殺したやつだよね。
「チッ!」
「首狩り! 私の前で暗殺を試みるとは舐められたものだな! バインド!」
ギルマスさんの足元の影から伸びた触手のようなものが黒づくめに迫るが、短剣で切り裂きローテーブルの上から部屋のすみに飛び去る。
転移の魔道具を持っているから、発動される前に捕まえる!
「逃がしませんよ!」
黒づくめの背後に転移して、ギルマスさんが伸ばしているバインドの触手に向けて蹴り飛ばす。
「はっ!」
「グガッ!」
「ギルマスさん!」
「来い! バインド!」
触手を増やし受け止めたギルマスさん。
「転移の魔道具を持ってます! その短剣です!」
「なにっ! させるか!」
魔力の流れが短剣に向けて流れ込もうとした黒づくめをギルマスさんが思いっきり殴る。
よし! 魔力が乱れた!
「痛いですよ!」
躊躇している暇はない。黒づくめの手首を切り飛ばし、物理的に短剣を取り上げる。
「ガアッ!」
カランと短剣が床に落ちた。でも油断はしない。さっさと転移の魔道具である短剣をストレージにしまう。
「お見事ですギルマスさん」
「いや、見事なのは英雄ドライの方だ。しかし、あの不意打ちに良く反応できたな」
「いっぱい修行してますからね」
イスと組み手をすると、もっと上手く転移を使いながら攻めてくるもんな。
だから突然だとしても、目の前に転移してくれば反応するのはそんなに難しくはない。
「ところで……」
「ああ。コイツは暗殺ギルドのものだ。それもSランクの首狩りという。しかし……なぜドライを狙う。そんな依頼は来ていない……」
そうだ。この人たちって歯に毒を仕込んでたよな……。
「依頼のない暗殺は厳罰の対象だ。そうでないとギルドがたち行かん」
「ギルマスさん。この方たぶん自殺すると思うんで、ちょっと失礼しますね」
そう言って返事を聞く前に気絶させるべく、手加減スキル全開で殴ってから転移で高原に戻った。
……魔牛増えてるよ……。いや、今はそれどころじゃないな。
「イス、ちょっと手伝って欲しいんだけど、一緒に来てくれる?」
『なに? また騒動に巻き込まれてるのドライ。飽きないわね』
いや、好きで巻き込まれてるわけじゃないんだけどね。
パッと目の前に現れ浮いているイスを掬うように手のひらに乗せる。
「わたくしのおっぱいが!」
いや、リズのじゃないからね……。
「……みんな、ちょっと遅くなるかもだけど、待っててね」
いつの間にか全員魔牛の背にまたがってるし、大丈夫そうだけど……魔牛、高原中から集まってきてない?
こちらに向かってのしのしと歩み寄ってくる魔牛たち。
「むー、仕方ありませんわね。イス様はお貸しいたしますわ。わたくしたちは魔牛たちと待っておりますので、ご安心を」
「ドライ、あまり遅いと私たちでフェリル村に行くわよ?」
「なんだドライ、また何かあったのか? 頑張れよ」
「な、なにか、わかり、ませんが、待ってますね、ってコラ、喧嘩しちゃ駄目です!」
「なにか、お手伝いはございませんか?」
「カ、カイラさん、ちょっと暗殺未遂なだけで、もう犯人も捕まえたし大丈夫かな」
さっきまで魔牛の上でみんなといたのに、目の前に現れるとか……転移より驚くよ……。
「それでイス様の出番ですか」
「うん。おそらく歯に毒が仕込まれてるだろうからね。じゃあ急ぐから、ごめんね」
それだけ言ったあと転移でギルマスさんのいる部屋に戻り、イスを黒づくめの男に投げつける。
「イスお願い」
『任せなさい!』
ぺちょっと黒づくめの顔に張り付いたイス。これで自殺は防げるはずだ。
「スライム? 従魔か?」
バインドからロープでの拘束に変えているギルマスさん。いきなり投げつけられたイスを見て一瞬だけ『ぎょっ』と表情をこわばらせた。
「はい。ちゃんと登録もしてますよ。経験上こんな方は歯に毒を仕込んでるんですよね」
『あったわ。ストレージにしまったから、もう死ねないわよコイツ』
「ありがとうイス。じゃあ、まだ気絶……してるね、色々と魔道具も持ってるから、今のうちに剥いちゃいましょう」
「暗器の類いは剥ぎ取ったが、魔道具、か」
「はい。この指輪は魔力の回復ようですね、こっちの腕輪は――」
と、剥いでいくと、黒頭巾は認識阻害の魔道具だった。
「こんな顔をしていたのか『首狩り』は……」
「首狩り? そう言えばそんな名前で呼んでましたね」
「ああ。なんのこだわりかわからないが、コイツが請けた依頼の標的は、全員首を切断されるからついた二つ名だ」
「そうなのですね」
「だが……英雄ドライの暗殺依頼はなかったはずなんだが……なあ、死なないか?」
「ん? あ、イス、そろそろ退かないと窒息しちゃうよ?」
『そうね、よいしょっと。これで私の役目は終わり? 物足りないんだけど』
「んー、ギルマスさん、あの弓を射った人も暗殺ギルドの方ですか?」
「……ああ。だがヤツは依頼をこなしただけだ」
……まあ、それは仕方がないか。
「仕方がないですね。ま、この首狩りさんを捕まえられて良かったです」
「ソイツはもう暗殺ギルドは除名だ。依頼にない殺しは御法度だからな。好きにしてくれて良い」
ギルマスさんも複雑だろうな。冒険者ギルドのマスターでもあるし。
「はぁ……。英雄ドライ、すまないが、暗殺ギルドのことは……」
「はい。口外しない方がいいのですよね?」
「ああ。依頼主には王もいる。外部には知られるべきではないからな」
「グッ……」
あ、起きましたね。
ギン!
――逆手に持った短剣を振るってきた。が、ストレージから取り出した剣で受け止める。
「何者だ!」
黒づくめの襲撃者を鑑定すると、昔、洗脳執事のゲヒルンを殺したベオ……なんとかさんや、ボッタクリーノと一緒にいたイン……インなんとかさんと同じアザゼル派の刺客とわかる。
五年前だし名前忘れたけど、あの人たちよりレベルは上だ。
それに今の確実に首を狙ってきた剣筋、おそらく解体場で男たちを殺したやつだよね。
「チッ!」
「首狩り! 私の前で暗殺を試みるとは舐められたものだな! バインド!」
ギルマスさんの足元の影から伸びた触手のようなものが黒づくめに迫るが、短剣で切り裂きローテーブルの上から部屋のすみに飛び去る。
転移の魔道具を持っているから、発動される前に捕まえる!
「逃がしませんよ!」
黒づくめの背後に転移して、ギルマスさんが伸ばしているバインドの触手に向けて蹴り飛ばす。
「はっ!」
「グガッ!」
「ギルマスさん!」
「来い! バインド!」
触手を増やし受け止めたギルマスさん。
「転移の魔道具を持ってます! その短剣です!」
「なにっ! させるか!」
魔力の流れが短剣に向けて流れ込もうとした黒づくめをギルマスさんが思いっきり殴る。
よし! 魔力が乱れた!
「痛いですよ!」
躊躇している暇はない。黒づくめの手首を切り飛ばし、物理的に短剣を取り上げる。
「ガアッ!」
カランと短剣が床に落ちた。でも油断はしない。さっさと転移の魔道具である短剣をストレージにしまう。
「お見事ですギルマスさん」
「いや、見事なのは英雄ドライの方だ。しかし、あの不意打ちに良く反応できたな」
「いっぱい修行してますからね」
イスと組み手をすると、もっと上手く転移を使いながら攻めてくるもんな。
だから突然だとしても、目の前に転移してくれば反応するのはそんなに難しくはない。
「ところで……」
「ああ。コイツは暗殺ギルドのものだ。それもSランクの首狩りという。しかし……なぜドライを狙う。そんな依頼は来ていない……」
そうだ。この人たちって歯に毒を仕込んでたよな……。
「依頼のない暗殺は厳罰の対象だ。そうでないとギルドがたち行かん」
「ギルマスさん。この方たぶん自殺すると思うんで、ちょっと失礼しますね」
そう言って返事を聞く前に気絶させるべく、手加減スキル全開で殴ってから転移で高原に戻った。
……魔牛増えてるよ……。いや、今はそれどころじゃないな。
「イス、ちょっと手伝って欲しいんだけど、一緒に来てくれる?」
『なに? また騒動に巻き込まれてるのドライ。飽きないわね』
いや、好きで巻き込まれてるわけじゃないんだけどね。
パッと目の前に現れ浮いているイスを掬うように手のひらに乗せる。
「わたくしのおっぱいが!」
いや、リズのじゃないからね……。
「……みんな、ちょっと遅くなるかもだけど、待っててね」
いつの間にか全員魔牛の背にまたがってるし、大丈夫そうだけど……魔牛、高原中から集まってきてない?
こちらに向かってのしのしと歩み寄ってくる魔牛たち。
「むー、仕方ありませんわね。イス様はお貸しいたしますわ。わたくしたちは魔牛たちと待っておりますので、ご安心を」
「ドライ、あまり遅いと私たちでフェリル村に行くわよ?」
「なんだドライ、また何かあったのか? 頑張れよ」
「な、なにか、わかり、ませんが、待ってますね、ってコラ、喧嘩しちゃ駄目です!」
「なにか、お手伝いはございませんか?」
「カ、カイラさん、ちょっと暗殺未遂なだけで、もう犯人も捕まえたし大丈夫かな」
さっきまで魔牛の上でみんなといたのに、目の前に現れるとか……転移より驚くよ……。
「それでイス様の出番ですか」
「うん。おそらく歯に毒が仕込まれてるだろうからね。じゃあ急ぐから、ごめんね」
それだけ言ったあと転移でギルマスさんのいる部屋に戻り、イスを黒づくめの男に投げつける。
「イスお願い」
『任せなさい!』
ぺちょっと黒づくめの顔に張り付いたイス。これで自殺は防げるはずだ。
「スライム? 従魔か?」
バインドからロープでの拘束に変えているギルマスさん。いきなり投げつけられたイスを見て一瞬だけ『ぎょっ』と表情をこわばらせた。
「はい。ちゃんと登録もしてますよ。経験上こんな方は歯に毒を仕込んでるんですよね」
『あったわ。ストレージにしまったから、もう死ねないわよコイツ』
「ありがとうイス。じゃあ、まだ気絶……してるね、色々と魔道具も持ってるから、今のうちに剥いちゃいましょう」
「暗器の類いは剥ぎ取ったが、魔道具、か」
「はい。この指輪は魔力の回復ようですね、こっちの腕輪は――」
と、剥いでいくと、黒頭巾は認識阻害の魔道具だった。
「こんな顔をしていたのか『首狩り』は……」
「首狩り? そう言えばそんな名前で呼んでましたね」
「ああ。なんのこだわりかわからないが、コイツが請けた依頼の標的は、全員首を切断されるからついた二つ名だ」
「そうなのですね」
「だが……英雄ドライの暗殺依頼はなかったはずなんだが……なあ、死なないか?」
「ん? あ、イス、そろそろ退かないと窒息しちゃうよ?」
『そうね、よいしょっと。これで私の役目は終わり? 物足りないんだけど』
「んー、ギルマスさん、あの弓を射った人も暗殺ギルドの方ですか?」
「……ああ。だがヤツは依頼をこなしただけだ」
……まあ、それは仕方がないか。
「仕方がないですね。ま、この首狩りさんを捕まえられて良かったです」
「ソイツはもう暗殺ギルドは除名だ。依頼にない殺しは御法度だからな。好きにしてくれて良い」
ギルマスさんも複雑だろうな。冒険者ギルドのマスターでもあるし。
「はぁ……。英雄ドライ、すまないが、暗殺ギルドのことは……」
「はい。口外しない方がいいのですよね?」
「ああ。依頼主には王もいる。外部には知られるべきではないからな」
「グッ……」
あ、起きましたね。
113
あなたにおすすめの小説
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる