初恋

あんず

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初めての。

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ミナは俺の手を引いて部屋に入れた。
二人で抱き合う。


「ヨシの温もり、感じたいんだ。
いい?」

俺は頷く。


「怖かったら言って。
僕はヨシを怖がらせたくないんだ。」


「ありがとう。
今日はミナに甘えたいよ。
こんな俺でいいのか?」

ミナも頷く。



二人でハダカになった。
ベッドに潜り込む。
ミナが俺を優しく抱きしめる。



ミナは優しく
優しく抱きしめてくれた。



恥ずかしくて
二人共、真っ赤な顔だ。


ただ
ただ
抱き合っていた。





どのくらい時間が経っただろう?

ヨシが小さな声で呟いた。


「ミナはその……セックスしたコトあるの?」


「ないよ?僕ら中1だよ?」


「そうだよね?」


「ヨシ、どうかした?」


「セックスするなら……ミナにしてもらいたいと思って。」


いつもは男前なヨシが可愛く見える。
ヨシが愛おしい。


「してみる?」
ヨシは頷いた。


「ヨシ、怖かったら言うんだよ?」





ミナは優しく俺を抱いてくれた。

センパイたちが触ったみたいに乱暴ではなく

壊れ物に触るみたいに俺に触れた。

初めての挿入は恥ずかしくて違和感がスゴくあったけど


気持ち良かった。

ミナにしてもらって良かった。




「僕、ヨシを傷付けてないか?
ヨシ好きな子いるんだろう?」


「特別はミナだよ?
好きな子はいるけど……小さい頃の記憶で今、どうしているか
分からないんだ。」


「えっ?」


「その子、ビー玉みたいにおっきな瞳で
クルクルした髪が可愛くて
僕のお姫様だったんだよ。」


「いつの話し?」


「保育園だよ?
俺、本当に『なっちゃん』を独占したかったんだ。」


「なっちゃん?」


「うん。なっちゃん。
なっちゃんは好きだけど
ミナが特別だよ?」




いつまでも抱き合っていたかったけど
もう11時。
父さんに電話して
迎えに来てもらった。





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