初恋

あんず

文字の大きさ
36 / 134

呪文。

しおりを挟む
そのまま2人で抱き合って眠った。

お互いの温もりを感じながら

幸せな眠りを手に入れた……。






2時……
俺は目が覚めた。

トイレに行こうと思ったけど、
リビングにご両親がいたら気不味いと思い

眠っているミナを起こした。


「ミナ、俺トイレ行きたい。
一緒にリビング来て…」



小さく
声を掛けると

「ヨシは怖がりさん?」
と呟いて
ゆっくりと起きてくれた。


「違うよ。
もしご両親がリビングにいていきなり知らない子がいたら驚くでしょ?」

「心配ないのに」

「ミナ?なんて言ったの?」

ミナが何か言ったけど小さくて聞こえなかった。


「ほら行こう?」

俺の手を引いてベッドから出る。



そのまま部屋を出ようとした。







「ミナ、俺らヤバイよ。」

ハダカのままだ。




「大丈夫。」

ミナは俺の手を引く。


どうしようと思いながらも
ミナについて行く。





誰も帰った感じがない。

俺たち2人きりだ。






トイレを済ませ
ベッドに戻る。


また
抱き合う。





ミナが震えている。

俺の胸に頭を擦り付けて

泣いている。




「ヨシ、一緒にいてくれてありがとう。

僕、ヨシが居なかったら

潰れちゃいそうだ。」



俺はミナの柔らかい少しクセのある髪を撫でて




「俺にはミナが必要だよ?

ミナがいないと俺をキレイにしてくれるヒトいないよ?

ミナは俺の特別だよ?」





ミナが眠るまで
呪文のように繰り返した。







部活に行くために
5時半に起きる。




ミナの
父さんも
母さんも


帰らなかった。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

キサラギムツキ
BL
長い間アプローチし続け恋人同士になれたのはよかったが…………… 攻め視点から最後受け視点。 残酷な描写があります。気になる方はお気をつけください。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...