ただ平和に暮らせれば私は…。

まり

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15.国王主催の大会

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けっこう並んでる。
みんな当日登録なんだな…。

登録が終わると、すぐにくじ引きで相手が決まるらしい。
剣も魔法もあり。
誰でも参加可能


会場は1A、2A、3A、4A、1B、2B……Dまである。

負け判定は3つ。
・降参
・気絶
・ステージから落ちる

やだなぁ。めんどくさいなぁ。

「おい!あんなちっこいガキが並んでるぞ?まさか出るわけじゃないだろ?」

「まさか!誰かの変わりに並んでるんだろ。もし、本当にこの大会に出るとしたら、死にたがりか、腕に自信があるんだろ。」

「身の程知らずとは、ああいうやつのことを言うんだな」

「ははは。」


はいはい、どうも身の程知らずで~す。
そういえばギルドマスター、優勝しろって一言も言ってなかった。

……負ければいいじゃん!
なんで今まで気づかなかったんだろ、私天才では?

相手に手抜きと思われたら悪いけど…
ごめんね、心の中で先に謝っとこ!



ふう。やっと私の番か。
名前はとりあえず"シグレ"
注意事項も一応読んでおこう。


---この大会で死んだ場合は一切責任を負わない。---

無責任というかなんというか。

さてさて、クジ引こう。
誰が出るかなーっと!見てもわからないと思うけど

『ん?ルイ・オーギュスト?誰』

「おい!!このガキ、5回連続優勝者のルイ・オーギュストが対戦相手だぞ!!」

「死んだな。」

「いや!子供相手なら少し手加減してくれるかも!!」

え?やばい人引いちゃった感じ?

「ルイさんなら大丈夫だよ!女子供に優しいから!」

「おいガキ、子供でよかったな。」

「お話中失礼します。シグレさん。あと1時間後に試合が始まるので
準備をよろしくお願いします。」

『あ。はい。』
話してたわけじゃないよー。





やばい。迷った。あと10分なのに
この大会、案内係とかいないの?不親切選手権なの??

とりあえず走り回ればつく!!

けど、なんでここ誰もいないのぉぉぉぉぉぉ!!!


《ドカッ》

『うわっ!』

ぶつかった相手は、
茶髪、背が高くて顔がいい、声も爽やか。
イケメンだ~~~~!!!

「おっとごめんよ。大丈夫かい?ここは、子供が来るようなところではないよ。」

『あ。すいません。道に迷ってしまって。』

「間違って、迷い込んでしまったんだね。」

『いいえ。大会に出るためにここにいたんですが、道に迷って会場がどこにあるのか分からないんです。』

「ふむ。そうだったのか。では、会場まで案内してあげるよ。何ブロックかわかるかい?」

『3Bブロックと聞きました。』

「3B?ふーん。そう。きみが。」

『?なにか?』

「いいや。なんでもないよ。さ、こっちだよ。3Bは、すぐそこだ。」

そして本当に会場まで案内してくれた。


『間に合った!!あり、、。あれ?いない。』

ありがとうって言おうと振り返ると、もういなかった。



『どこに行ったんだろ。またあったらお礼しないと。会えるかな?』

「シグレさん。名前が呼ばれたら、ステージに上がってください。」

『わかりました。』

相手はどこにいるんだろ?

アナウンスが響く

「この大会でに初めて出る新人シグレ!
対するは、 5回連続優勝者ルイ・オーギュスト!!!!」

観客がざわめく。
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