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第七話
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「どうしたら自信持てるようになるんだろうな」と、デールームで面会に来た友人に話す。ビックリした顔を見せて
「彼女、年上だといろんな悩みがあるんだな。自信なんて、彼女自分のものになればつくんじゃないの?」と友人が言う。
「そういうんじゃなくて、自分と不釣り合いっていう気がして。所詮ガキだから」
「大人になれば自信がつくって訳でもないだろ。自己肯定感持つには、彼女から認めて貰えるように進学して、プロとしても頑張るとか?特別指定も今プロリーグであるし」
「リハビリ時間かかりそうだし、勉強する時間あるし、進学しようかな」
「お前なら推薦とれるだろ。先生も進学しないのもったいないって言ってたぞ」
「でも、美波ちゃんなんて言うかな?社会人と学生のままになったなら、やめようって言われるかな?」悩みが増えそうだと、頭を抱えた。
美波ちゃんが準夜でまわってきて、血圧を測る。勉強をしているのを見て
「頑張ってるね」と言う。表情が変わる。逡巡しながら
「大学進学しようかなって」反応を見ながら話すと
「そうなんだ。頑張ってね」と返ってきた。
「無理はないよね?」
美波ちゃんが愛してくれている自信が、根拠なくあった。大丈夫だと自負していた。
「無理だよ」
その言葉に思考が止まる。
「何で?」
「学んでる時はいろんなことが煩わしくなるでしょ。それ分かるから。大丈夫、頑張って。ずっと応援してるから」と言う。笑おうとした顔が悲しそうに曇る。
「無理してないよ」と言うと
「今はそうだけど、そのうち無理してるって分かるようになるから」
悲しそうに言った。
「邪魔したくないから。キャンパスライフ楽しみだね。じゃね」と出て行く後ろ姿に
「オレ、諦めないから」と声をかけた。邪魔したくないからってなんだよと、毒付きたくなる。頭の片隅に冷静な自分がいて、美波ちゃんが自分を心配してくれている事に気づいて、愕然とする。やっぱガキだと、自分がイヤになる。美波ちゃんに認められて理解してもらって、心配されないようにどうしたらいいのかと考える。大学に進学しても勉強を両立出来る所を見せ続けないとと思った。それから勉強を頑張った。美波ちゃんはしばらく見ない。逢いたいと思うが、リハビリと勉強に集中しようと考えていた。同室の人とリハビリ室で一緒になって話しかけられる。
「美波ちゃん、異動だって。新生児医療センターなんて大変そうじゃない?」
頭が真っ白になった。
「彼女、年上だといろんな悩みがあるんだな。自信なんて、彼女自分のものになればつくんじゃないの?」と友人が言う。
「そういうんじゃなくて、自分と不釣り合いっていう気がして。所詮ガキだから」
「大人になれば自信がつくって訳でもないだろ。自己肯定感持つには、彼女から認めて貰えるように進学して、プロとしても頑張るとか?特別指定も今プロリーグであるし」
「リハビリ時間かかりそうだし、勉強する時間あるし、進学しようかな」
「お前なら推薦とれるだろ。先生も進学しないのもったいないって言ってたぞ」
「でも、美波ちゃんなんて言うかな?社会人と学生のままになったなら、やめようって言われるかな?」悩みが増えそうだと、頭を抱えた。
美波ちゃんが準夜でまわってきて、血圧を測る。勉強をしているのを見て
「頑張ってるね」と言う。表情が変わる。逡巡しながら
「大学進学しようかなって」反応を見ながら話すと
「そうなんだ。頑張ってね」と返ってきた。
「無理はないよね?」
美波ちゃんが愛してくれている自信が、根拠なくあった。大丈夫だと自負していた。
「無理だよ」
その言葉に思考が止まる。
「何で?」
「学んでる時はいろんなことが煩わしくなるでしょ。それ分かるから。大丈夫、頑張って。ずっと応援してるから」と言う。笑おうとした顔が悲しそうに曇る。
「無理してないよ」と言うと
「今はそうだけど、そのうち無理してるって分かるようになるから」
悲しそうに言った。
「邪魔したくないから。キャンパスライフ楽しみだね。じゃね」と出て行く後ろ姿に
「オレ、諦めないから」と声をかけた。邪魔したくないからってなんだよと、毒付きたくなる。頭の片隅に冷静な自分がいて、美波ちゃんが自分を心配してくれている事に気づいて、愕然とする。やっぱガキだと、自分がイヤになる。美波ちゃんに認められて理解してもらって、心配されないようにどうしたらいいのかと考える。大学に進学しても勉強を両立出来る所を見せ続けないとと思った。それから勉強を頑張った。美波ちゃんはしばらく見ない。逢いたいと思うが、リハビリと勉強に集中しようと考えていた。同室の人とリハビリ室で一緒になって話しかけられる。
「美波ちゃん、異動だって。新生児医療センターなんて大変そうじゃない?」
頭が真っ白になった。
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