9 / 14
第九話
しおりを挟む
熱い熱気が体育館には流れて、相手チームのスタンド席は赤色に染まっていた。それを見て圧倒され、チームが萎縮するのを見逃さなかった。1年だが、インカレではスターティングファイブで出場することになった。相手チームは強豪校で、勝てるとはチーム内誰も思っていないようだった。でも、ここで踏ん張りチャンスを自分のものにしようと考えていた。
「さぁ、声出していきましょう!」と先輩達に手を叩いて鼓舞する。
「オー!」と声を出してコートに入って行くと、脚を開いてストレッチする。試合が始まると、相手チームからの攻撃からとなりディフェンス頑張っていこうと、先輩達の背中を叩いて奮起させる。速度の遅いパスを手を出してスティールすると走り、レイアップを決めた。幸先よく点を決めると、シュートタッチも良く1人で30点入れていた。シュートさせないように、相手チームも守ってくるが上手くファールを貰って、フリースローでも点を重ねた。先輩も調子が上がってきて
「このままだと勝てるかも。よし、今日かつぞ」と士気を上げる。交代でベンチに戻ると点が入らない時間がしばらく続く。2桁点差から1桁点差に追い上げられていた。
「岡田、行けるか?」
監督に言われ、力強く頷いてコートに出てボールを集めて欲しいと、先輩にお願いした。
オフェンスでアウトサイドで、点が入り始まると、相手チームが守るのが後手になってきた。
「よし、先輩反撃です。行きましょう!」
「よしっ!」
勢いは試合終了まで続き、勝利すると試合会場で見に来ていた人達が歓声を上げた。そのスタンド席を眺める。いつものように美波ちゃんの姿を探していた。無意識なその行動で、いるはずのない体育館でその姿を見つけた。嬉しくて、でも困惑しながら目が合って気まずそうにする美波ちゃんに近寄る。
「何で?いるの?」と話しかける。
「担当患者さんだったから、膝の調子良くなったのかなって」
「それだけ?オレ、頑張ってるから。認められるように勉強も。最後に言った言葉、あの時のままの気持ちだから。だから、また見に来て」
驚いた表情を見せて、頷く姿に嬉しくて手を振ると小さく振り返してくれた。友人から
「お前、にやけすぎだぞ」とどつかれた。
「彼女来てたのか?」と先輩に言われる。
「違いますよ」と返して、でも美波ちゃんのことは諦めないと強く思った。
「さぁ、声出していきましょう!」と先輩達に手を叩いて鼓舞する。
「オー!」と声を出してコートに入って行くと、脚を開いてストレッチする。試合が始まると、相手チームからの攻撃からとなりディフェンス頑張っていこうと、先輩達の背中を叩いて奮起させる。速度の遅いパスを手を出してスティールすると走り、レイアップを決めた。幸先よく点を決めると、シュートタッチも良く1人で30点入れていた。シュートさせないように、相手チームも守ってくるが上手くファールを貰って、フリースローでも点を重ねた。先輩も調子が上がってきて
「このままだと勝てるかも。よし、今日かつぞ」と士気を上げる。交代でベンチに戻ると点が入らない時間がしばらく続く。2桁点差から1桁点差に追い上げられていた。
「岡田、行けるか?」
監督に言われ、力強く頷いてコートに出てボールを集めて欲しいと、先輩にお願いした。
オフェンスでアウトサイドで、点が入り始まると、相手チームが守るのが後手になってきた。
「よし、先輩反撃です。行きましょう!」
「よしっ!」
勢いは試合終了まで続き、勝利すると試合会場で見に来ていた人達が歓声を上げた。そのスタンド席を眺める。いつものように美波ちゃんの姿を探していた。無意識なその行動で、いるはずのない体育館でその姿を見つけた。嬉しくて、でも困惑しながら目が合って気まずそうにする美波ちゃんに近寄る。
「何で?いるの?」と話しかける。
「担当患者さんだったから、膝の調子良くなったのかなって」
「それだけ?オレ、頑張ってるから。認められるように勉強も。最後に言った言葉、あの時のままの気持ちだから。だから、また見に来て」
驚いた表情を見せて、頷く姿に嬉しくて手を振ると小さく振り返してくれた。友人から
「お前、にやけすぎだぞ」とどつかれた。
「彼女来てたのか?」と先輩に言われる。
「違いますよ」と返して、でも美波ちゃんのことは諦めないと強く思った。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる