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蒼然とした森の中にて――七年前・冬の夜
*
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森の夜は恐ろしいほどの暗闇と、底冷えする清涼な空気に満たされていた。
その闇の中で二人の子供が火を囲んでいた。
リディアとルークが虚飾城を出てから丸一日が過ぎた今、未だ迎えの気配はない。
(このまま王都に辿り着けるわけがない……)
持って来た食料の配分を考えていると、森のどこかから獣の遠吠えが聞こえて来た。肉食の野生動物はいないと聞いていたので、ルークは他所から流れてきた野犬だろうと考えた。
野犬は怖い。
群で行動する賢い獣達にとって、小さな子供二人を食らうことなど、森の草食動物を捕まえることより簡単だろう。
(いい加減、戻る気になってくれればいいけれど)
苦々しい思いで傍らの友人を盗み見ると、彼女は夜も森の獣にも関心が無いような顔で、オレンジ色の炎を凝視していた。
本で読んだ知識だけで、やっとのこと作り出した焚き火はこの上もなく小さく、森の暗闇を打ち払ってくれるほど心強いものではなかった。
その頼りない火を見つめるリディアの白い肌は焚き木が爆ぜる度に炎の揺らめきを映し、大きな黒い瞳は橙色の炎を映していた。
その様はとても幻想的で美しいとも言える光景であったのに、何故かルークは不安になった。
彼女が笑わないから。
普段はうるさいほどに快活なリディアが、ルークが合流してから一度も笑っていないのだ。
「リディア、これが今夜の食事です。少ないですが、我慢してくださいね」
ソーセージを挟んだパンを差し出したが、リディアはそれが不満なのか、ルークの言葉を聞いていないのか、ぼうっと焚き火を見つめたまま動かない。
(どうしよう? 城に帰る気にもならず、食事もしてくれないとなったら……)
一緒に居ながら大国の王女の体調が崩れるのを見過ごしたとなったら、その責任はいかほどだろう。
(僕が責任を取るのだったらいいけれど、バーディスルにまで火の粉が飛んだら……?)
唐突に空気が動いた。
隣で膝を抱えていたリディアが身じろぎしたのだ。考え事に没頭していたルークは瞬時に我に返り、友人に異変が起きたのかと炎から傍らに目を転じた。
リディアは短剣を炎に翳していた。
何を考えているのか掴みかねる、ぼうっとした表情で、光を反射する刃を見つめているのだった。
「不用意に剣を抜くのは危ないですよ」
声を掛けるが、聞こえていないのか聞く気がないのか、少女は短剣をしまう素振りを見せなかった。仕方が無いので強引に剣と友人の間にパンを割り込ませる。
少し驚いたようで、半眼になっていた瞳が大きく見開かれた。
「リディア、ごはんです」
「……ん。ああ」
まるで夢から覚めたかのようにぱちぱちと瞬きしたリディアは、短剣を地面に置き、パンを受け取った。
(リディアは……このままでは壊れてしまうかもしれない)
緩慢な動作でパンを食べ出したリディアを見つめ、ルークは思った。
ラーラが殺された知らせは、明るい金髪の侍女を姉のように母のように慕っていた幼い少女の心に、酷く残酷に響いたのだろう。
(本当に、貴方はトルトファリア王家の血を濃く受け継いでいる)
どこか皮肉な思いで見つめるルークの視線の先には、食べることを忘れてしまったかのように再び動かなくなったリディアがいる。
(かつて執着したものに、いつまでも固執する……本当に似ている)
沸き起こってきた憎悪に呼応したかのように、先程ルークを襲った胸の痛みが再び戻ってきた。
胸に杭を打ち込まれかのような衝撃を、歯を喰いしばってやり過ごした後、罅が入って砕け散るかのような激痛が全身に走る。
体を地に横たえ、体を丸めて耐えたが、噛み締めた歯の間から苦悶のうめきが洩れた。
「いいぃっ!」
脂汗が吹き出、ルークの思考は真っ白になった。
その時、
「ルーク?」
不思議そうな声が降って来た。
しかしそれに答える余裕はルークに無かった。ただ痛みに耐えて体を震わせることしか出来ない。
「何、してるの?」
声が近くなり、冷や汗に濡れた額に暖かい手の平が乗せられた。
「ルーク……」
何を言っても何をしても答えないルークに興味を失ったのか、つと手の平が離れた。が、離れたとルークが思った瞬間に頭を抱き寄せられた。
「嫌だ! 死んじゃ嫌だ! ルーク!」
その声の大きさに驚いた為か、ルークを蝕んでいた痛みが唐突に消えた。
(終わった?)
安堵しルークは緊張を解いた。しかし彼の頭はまだリディアの腕の中だ。
「ルーク!」
半ば錯乱し始めたリディアは叫び続けた。
「私を置いていかないで! ラーラを失い、お前を失い……私はどうしたらいいんだ! どうして生きていけるんだ? 死なないで! 私の傍にいて! 嫌だ嫌ああぁぁっ!」
ぽつぽつと、ルークの頬に降る暖かい滴があった。それは止まることなく降り続け、少年の顔を濡らした。
ルークは頭を抱えられながらも上半身を起こし、わあわあと泣き叫ぶリディアの背に腕を回した。
「……もう、大丈夫です。少しお腹が痛くなっただけですよ。僕はまだ死にません……ラーラのように貴方を置いていくようなことはしません。安心してください」
そう言って背中を撫でると、頭を羽交い絞めていた腕の力が抜け、リディアは崩れるようにルークの胸の中に顔を埋めて泣き出した。
「ルーク……ラーラが、ラーラが!」
愛する人の名を呼びながら胸の中で泣くリディアを、優しく抱き締め慰めるルークの耳に、自分達の名前を呼ぶ声が聞こえて来た。
ようやく迎えが追いついたようだ。
声はまだ微かだが、目印を辿っているのならば迷う事無くここに辿り着くだろう。焚き火もこの暗い森の中では良い標になる。
「リディア」
迎えが来たから帰りましょう、と続けようとしたが、縋るように強くリディアに抱き締められ、ルークは口を噤んだ。
(貴方は心から慕った人間の、最後の痛みにすら共感する……)
出口の無い迷路に迷い込んだような気持ちになった。
(貴方が……トルトファリアの王女でさえなければ良かったのに)
遠くで歓声にも似た声が上がった。
焚き火の灯りを見つけたのかもしれない。ざわめきが凄い速さで近付いてきた。
ルークの唇が、起こり得ないことを願った自分を笑う自嘲に歪む。
やがて二人の子供は、虚飾城の兵士達に発見され、保護された――。
その闇の中で二人の子供が火を囲んでいた。
リディアとルークが虚飾城を出てから丸一日が過ぎた今、未だ迎えの気配はない。
(このまま王都に辿り着けるわけがない……)
持って来た食料の配分を考えていると、森のどこかから獣の遠吠えが聞こえて来た。肉食の野生動物はいないと聞いていたので、ルークは他所から流れてきた野犬だろうと考えた。
野犬は怖い。
群で行動する賢い獣達にとって、小さな子供二人を食らうことなど、森の草食動物を捕まえることより簡単だろう。
(いい加減、戻る気になってくれればいいけれど)
苦々しい思いで傍らの友人を盗み見ると、彼女は夜も森の獣にも関心が無いような顔で、オレンジ色の炎を凝視していた。
本で読んだ知識だけで、やっとのこと作り出した焚き火はこの上もなく小さく、森の暗闇を打ち払ってくれるほど心強いものではなかった。
その頼りない火を見つめるリディアの白い肌は焚き木が爆ぜる度に炎の揺らめきを映し、大きな黒い瞳は橙色の炎を映していた。
その様はとても幻想的で美しいとも言える光景であったのに、何故かルークは不安になった。
彼女が笑わないから。
普段はうるさいほどに快活なリディアが、ルークが合流してから一度も笑っていないのだ。
「リディア、これが今夜の食事です。少ないですが、我慢してくださいね」
ソーセージを挟んだパンを差し出したが、リディアはそれが不満なのか、ルークの言葉を聞いていないのか、ぼうっと焚き火を見つめたまま動かない。
(どうしよう? 城に帰る気にもならず、食事もしてくれないとなったら……)
一緒に居ながら大国の王女の体調が崩れるのを見過ごしたとなったら、その責任はいかほどだろう。
(僕が責任を取るのだったらいいけれど、バーディスルにまで火の粉が飛んだら……?)
唐突に空気が動いた。
隣で膝を抱えていたリディアが身じろぎしたのだ。考え事に没頭していたルークは瞬時に我に返り、友人に異変が起きたのかと炎から傍らに目を転じた。
リディアは短剣を炎に翳していた。
何を考えているのか掴みかねる、ぼうっとした表情で、光を反射する刃を見つめているのだった。
「不用意に剣を抜くのは危ないですよ」
声を掛けるが、聞こえていないのか聞く気がないのか、少女は短剣をしまう素振りを見せなかった。仕方が無いので強引に剣と友人の間にパンを割り込ませる。
少し驚いたようで、半眼になっていた瞳が大きく見開かれた。
「リディア、ごはんです」
「……ん。ああ」
まるで夢から覚めたかのようにぱちぱちと瞬きしたリディアは、短剣を地面に置き、パンを受け取った。
(リディアは……このままでは壊れてしまうかもしれない)
緩慢な動作でパンを食べ出したリディアを見つめ、ルークは思った。
ラーラが殺された知らせは、明るい金髪の侍女を姉のように母のように慕っていた幼い少女の心に、酷く残酷に響いたのだろう。
(本当に、貴方はトルトファリア王家の血を濃く受け継いでいる)
どこか皮肉な思いで見つめるルークの視線の先には、食べることを忘れてしまったかのように再び動かなくなったリディアがいる。
(かつて執着したものに、いつまでも固執する……本当に似ている)
沸き起こってきた憎悪に呼応したかのように、先程ルークを襲った胸の痛みが再び戻ってきた。
胸に杭を打ち込まれかのような衝撃を、歯を喰いしばってやり過ごした後、罅が入って砕け散るかのような激痛が全身に走る。
体を地に横たえ、体を丸めて耐えたが、噛み締めた歯の間から苦悶のうめきが洩れた。
「いいぃっ!」
脂汗が吹き出、ルークの思考は真っ白になった。
その時、
「ルーク?」
不思議そうな声が降って来た。
しかしそれに答える余裕はルークに無かった。ただ痛みに耐えて体を震わせることしか出来ない。
「何、してるの?」
声が近くなり、冷や汗に濡れた額に暖かい手の平が乗せられた。
「ルーク……」
何を言っても何をしても答えないルークに興味を失ったのか、つと手の平が離れた。が、離れたとルークが思った瞬間に頭を抱き寄せられた。
「嫌だ! 死んじゃ嫌だ! ルーク!」
その声の大きさに驚いた為か、ルークを蝕んでいた痛みが唐突に消えた。
(終わった?)
安堵しルークは緊張を解いた。しかし彼の頭はまだリディアの腕の中だ。
「ルーク!」
半ば錯乱し始めたリディアは叫び続けた。
「私を置いていかないで! ラーラを失い、お前を失い……私はどうしたらいいんだ! どうして生きていけるんだ? 死なないで! 私の傍にいて! 嫌だ嫌ああぁぁっ!」
ぽつぽつと、ルークの頬に降る暖かい滴があった。それは止まることなく降り続け、少年の顔を濡らした。
ルークは頭を抱えられながらも上半身を起こし、わあわあと泣き叫ぶリディアの背に腕を回した。
「……もう、大丈夫です。少しお腹が痛くなっただけですよ。僕はまだ死にません……ラーラのように貴方を置いていくようなことはしません。安心してください」
そう言って背中を撫でると、頭を羽交い絞めていた腕の力が抜け、リディアは崩れるようにルークの胸の中に顔を埋めて泣き出した。
「ルーク……ラーラが、ラーラが!」
愛する人の名を呼びながら胸の中で泣くリディアを、優しく抱き締め慰めるルークの耳に、自分達の名前を呼ぶ声が聞こえて来た。
ようやく迎えが追いついたようだ。
声はまだ微かだが、目印を辿っているのならば迷う事無くここに辿り着くだろう。焚き火もこの暗い森の中では良い標になる。
「リディア」
迎えが来たから帰りましょう、と続けようとしたが、縋るように強くリディアに抱き締められ、ルークは口を噤んだ。
(貴方は心から慕った人間の、最後の痛みにすら共感する……)
出口の無い迷路に迷い込んだような気持ちになった。
(貴方が……トルトファリアの王女でさえなければ良かったのに)
遠くで歓声にも似た声が上がった。
焚き火の灯りを見つけたのかもしれない。ざわめきが凄い速さで近付いてきた。
ルークの唇が、起こり得ないことを願った自分を笑う自嘲に歪む。
やがて二人の子供は、虚飾城の兵士達に発見され、保護された――。
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