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section 1
No.003
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ヴェインは仮想の宇宙空間から落ちたようで、映像が横になっていた。
起き上がって視界を正常位置に戻した。
乱暴に放り込まれた場所には、錆だらけの古い鉄製の大型飛行船が船舶修理施設に停められていた。しかもこのドックは大昔に廃棄され、あちらこちらが崩れかけ、一部の崩壊した天井から、太陽光が射していた。
埃っぽいのか、光の梯子が、いくつも射していた。幻想的だが不気味な静けさがあった。
「突然、こんな所に放り出されるのかよ」
その時背後から、金属の管にギターの低音を響かせたような、重厚な呻き声が轟き、ヴェインは影に覆われた。
ゾクリと全身に鳥肌が立ち、前のめりになりながら振り向いた時には、うねうねと軟体金属生物が触手をくねらせ、山のように巨大化した。
「うわああああっ!」
と思わず声を上げたヴェインは、貰ったばかりのレーザー銃をとにかく撃ちまくった。
ぎゅううと変な奇声を上げたエイリアンは口らしき穴をガバっと広げた。
「なんだ、なんだ!」
金属製の触手をぱっぁ――と広げて、威嚇攻撃が来ると悟った時だった。
もうやられる、と悟った刹那、数弾のライフル弾がエイリアンに撃ち込まれた。
エイリアンの動きが止まった時、ハッと我に返ったヴェインも、レーザー銃を撃ちまくった。
触手を粉砕されたエイリアンは奇声を発した後、爆ぜるように砕け散った。
エイリアンが消えた跡には、何かカードのような物が宙に浮いていた。
「何だこれ」と眺めていると、ライフル弾を撃ち込んだ主が、対物狙撃用ライフルを片手で抱えながら、やって来た。
「マジ、ていうか、すげぇカッコイー」
久しぶりにお目にかかるな。
ようは、アンチ・マテリアル・ライフルだ。やっぱデカイしいかついなぁ。
「あれ、君、ルーキー?」
攻撃対象が人間や動物では無く、戦車や装甲車を対象にした火器だ。さすがにデカい。
140センチはあるだろう。重量級にもかかわらず、肩に立て掛けた方の腕だけで楽々抱えていた。プレイしてきたシューティング・ゲームでは重量ペナルティで、歩くスピードが遅くなった。
まぁVR空間なので、現実の本人に銃の重さまでは伝わらないが。
にしてもリアル感が凄い。ガス式のセミオート・ライフル、ピカティニーレイルに特殊スコープ装備の特殊アルミ合金製レシーバー、見た目的なごつさには、リアルな迫力がある。
「ああ、これか。ちなみに50口径、フル装備ながらも14キロと軽量だけど、俺ははっきり言って銃向きじゃないんだよなぁ。でもこいつのスキルさえ習得すれば、遠距離からマイニングできるよ」
ヴェインの視線の先に気付いたようで、わざわざ丁寧に説明してくれた。
ライフルを地に突き立てた男は、宙に浮くカードをタッチして、腕時計と一体になった端末にかざすと、カードは消えた。
『新ブロックがチェーンに追加されました。エイリアン・レベルD5。報酬0.55ユードが生成されます』
その腕時計が何を言っているのか、意味が分からなかった。
「あの状況で咄嗟に銃を撃てるなんて、初めてにしてはなかなかの反応だよ。にしても、デビュー早々、難易度の高いエリアに落とされるなんて、不運だね、君」
大物のアンチ・マテリアル・ライフルに寄り掛かかり、ヴェインに苦笑いを向けた男は、ヴェインの姿を上から下まで眺めるというより、よくよく確認していた。
「受付のアンドロイドに嫌われてるのかも。渡されたのレーザー銃、一丁だけだし」
手に握るレーザー銃を眺めながら、これから先どうしようかと思い、ヴェインは口端を引き攣らせた。
皆が同じようにスタートしていると思うと、稼げるようになるのは、やはりセンスなんだと、早々に思い知らされた。
「初期装備は皆同じだよ。手っ取り早く成長するには、ソロよりも、パーティに入るのが良い。どのフィールドにも、町はある。コミュニティ本部に行けば、メンバーを募集してるパーティが掲載されてるよ」
「なるほどな、ありがと。助けてもらった上に、色々教えてくれて」
長身で耳が長い、琥珀色のぼさぼさの短髪に黒檀色の瞳がやけに目立つ、いわゆるエルフタイプだ。広げれば人より大きそうな翼が背中に生えていた。腰ベルトにはハンドガン・ホルダーが二丁、ぶら下がっていた。
銃は苦手とか言いながら、意外と持ち合わせている。
「君、何の下調べもなく飛び込んで来たんだな」
「皆、そうなんじゃないの? やっぱり、調べてくるもん?」
ぼさぼさ頭の翼の生えた男は、フフッといかにも見下すように鼻で笑った。しかも、完全にアホだと思われた笑いだ。
少し苛っとして、ヴェインは唇を尖らせた。
「笑ってゴメン。俺もそうだったな、と思って。俺、レインツリー、君は」
「俺は、ヴェイン。見ての通り、来たばかりのルーキーだ」
「――ーーマジ、ーーーー君、じゃなくて、お前、男だったの?」
出たお決まりの科白。どいつもこいつも、猫タイプは女だと、思い込み過ぎだ。この際、マイニング・ワールド内のコスチュームは思い切って、女兵士風にするか。
「見飽きたリアクションだよ。じゃあ、取り敢えず、町に行ってみるよ。武器屋もあるだろうし。ちょっと待て、そういえば、武器購入って、ユード支払いか?」
暗号通貨のウォレットには大した金が入っていない事実に気付き、こめかみが冷やりとした。
金が溜まるまで、レーザー銃一丁で戦わなければならないのかと思うと、頭痛が起きそうになった。
ヤバい、もう挫折しそう。
バーチャライザーに映るメニュー画面から、所持ユード額を確認して泣きそうになった。
武器の相場がいくらするのか分からないが、何をやるにしても初期投資には金が掛かる。何かを始める場所がVR世界であっても、同じだったか。
バイク屋を作るために購入した家と、店に改造した工事費がまだ払い途中だ。もしここで失敗したら、やっぱり博打だったかと、諦めかけた時だった。
「まあ焦るなって、武器の前に、先ずは、これだ」
とレインツリーは手首に付けた、腕時計みたいな端末をヴェインに見せた。
さっきカードにかざした端末だった。
起き上がって視界を正常位置に戻した。
乱暴に放り込まれた場所には、錆だらけの古い鉄製の大型飛行船が船舶修理施設に停められていた。しかもこのドックは大昔に廃棄され、あちらこちらが崩れかけ、一部の崩壊した天井から、太陽光が射していた。
埃っぽいのか、光の梯子が、いくつも射していた。幻想的だが不気味な静けさがあった。
「突然、こんな所に放り出されるのかよ」
その時背後から、金属の管にギターの低音を響かせたような、重厚な呻き声が轟き、ヴェインは影に覆われた。
ゾクリと全身に鳥肌が立ち、前のめりになりながら振り向いた時には、うねうねと軟体金属生物が触手をくねらせ、山のように巨大化した。
「うわああああっ!」
と思わず声を上げたヴェインは、貰ったばかりのレーザー銃をとにかく撃ちまくった。
ぎゅううと変な奇声を上げたエイリアンは口らしき穴をガバっと広げた。
「なんだ、なんだ!」
金属製の触手をぱっぁ――と広げて、威嚇攻撃が来ると悟った時だった。
もうやられる、と悟った刹那、数弾のライフル弾がエイリアンに撃ち込まれた。
エイリアンの動きが止まった時、ハッと我に返ったヴェインも、レーザー銃を撃ちまくった。
触手を粉砕されたエイリアンは奇声を発した後、爆ぜるように砕け散った。
エイリアンが消えた跡には、何かカードのような物が宙に浮いていた。
「何だこれ」と眺めていると、ライフル弾を撃ち込んだ主が、対物狙撃用ライフルを片手で抱えながら、やって来た。
「マジ、ていうか、すげぇカッコイー」
久しぶりにお目にかかるな。
ようは、アンチ・マテリアル・ライフルだ。やっぱデカイしいかついなぁ。
「あれ、君、ルーキー?」
攻撃対象が人間や動物では無く、戦車や装甲車を対象にした火器だ。さすがにデカい。
140センチはあるだろう。重量級にもかかわらず、肩に立て掛けた方の腕だけで楽々抱えていた。プレイしてきたシューティング・ゲームでは重量ペナルティで、歩くスピードが遅くなった。
まぁVR空間なので、現実の本人に銃の重さまでは伝わらないが。
にしてもリアル感が凄い。ガス式のセミオート・ライフル、ピカティニーレイルに特殊スコープ装備の特殊アルミ合金製レシーバー、見た目的なごつさには、リアルな迫力がある。
「ああ、これか。ちなみに50口径、フル装備ながらも14キロと軽量だけど、俺ははっきり言って銃向きじゃないんだよなぁ。でもこいつのスキルさえ習得すれば、遠距離からマイニングできるよ」
ヴェインの視線の先に気付いたようで、わざわざ丁寧に説明してくれた。
ライフルを地に突き立てた男は、宙に浮くカードをタッチして、腕時計と一体になった端末にかざすと、カードは消えた。
『新ブロックがチェーンに追加されました。エイリアン・レベルD5。報酬0.55ユードが生成されます』
その腕時計が何を言っているのか、意味が分からなかった。
「あの状況で咄嗟に銃を撃てるなんて、初めてにしてはなかなかの反応だよ。にしても、デビュー早々、難易度の高いエリアに落とされるなんて、不運だね、君」
大物のアンチ・マテリアル・ライフルに寄り掛かかり、ヴェインに苦笑いを向けた男は、ヴェインの姿を上から下まで眺めるというより、よくよく確認していた。
「受付のアンドロイドに嫌われてるのかも。渡されたのレーザー銃、一丁だけだし」
手に握るレーザー銃を眺めながら、これから先どうしようかと思い、ヴェインは口端を引き攣らせた。
皆が同じようにスタートしていると思うと、稼げるようになるのは、やはりセンスなんだと、早々に思い知らされた。
「初期装備は皆同じだよ。手っ取り早く成長するには、ソロよりも、パーティに入るのが良い。どのフィールドにも、町はある。コミュニティ本部に行けば、メンバーを募集してるパーティが掲載されてるよ」
「なるほどな、ありがと。助けてもらった上に、色々教えてくれて」
長身で耳が長い、琥珀色のぼさぼさの短髪に黒檀色の瞳がやけに目立つ、いわゆるエルフタイプだ。広げれば人より大きそうな翼が背中に生えていた。腰ベルトにはハンドガン・ホルダーが二丁、ぶら下がっていた。
銃は苦手とか言いながら、意外と持ち合わせている。
「君、何の下調べもなく飛び込んで来たんだな」
「皆、そうなんじゃないの? やっぱり、調べてくるもん?」
ぼさぼさ頭の翼の生えた男は、フフッといかにも見下すように鼻で笑った。しかも、完全にアホだと思われた笑いだ。
少し苛っとして、ヴェインは唇を尖らせた。
「笑ってゴメン。俺もそうだったな、と思って。俺、レインツリー、君は」
「俺は、ヴェイン。見ての通り、来たばかりのルーキーだ」
「――ーーマジ、ーーーー君、じゃなくて、お前、男だったの?」
出たお決まりの科白。どいつもこいつも、猫タイプは女だと、思い込み過ぎだ。この際、マイニング・ワールド内のコスチュームは思い切って、女兵士風にするか。
「見飽きたリアクションだよ。じゃあ、取り敢えず、町に行ってみるよ。武器屋もあるだろうし。ちょっと待て、そういえば、武器購入って、ユード支払いか?」
暗号通貨のウォレットには大した金が入っていない事実に気付き、こめかみが冷やりとした。
金が溜まるまで、レーザー銃一丁で戦わなければならないのかと思うと、頭痛が起きそうになった。
ヤバい、もう挫折しそう。
バーチャライザーに映るメニュー画面から、所持ユード額を確認して泣きそうになった。
武器の相場がいくらするのか分からないが、何をやるにしても初期投資には金が掛かる。何かを始める場所がVR世界であっても、同じだったか。
バイク屋を作るために購入した家と、店に改造した工事費がまだ払い途中だ。もしここで失敗したら、やっぱり博打だったかと、諦めかけた時だった。
「まあ焦るなって、武器の前に、先ずは、これだ」
とレインツリーは手首に付けた、腕時計みたいな端末をヴェインに見せた。
さっきカードにかざした端末だった。
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