罪悪感

橋本矢戸

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第四.五話 昴視点

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 ただの思いつきでキャンプに興味が出て知り合いで唯一のソロキャンパーである誠を誘った。
 中学以来そこまで関わらなかった幼馴染、実家が近く昔はよく遊んだ。その程度の関係。そもそも距離感がよくわからなくて空気読めてない人だから苦手な部類だった。趣味もそこまで被ってないし味の好みも似ているようで違った。話が続かないで気まずくなることが多い。それでもなぜか誘ってしまった。
 男と付き合ったことがある。
キャンプ当日にそんな事を聞かされた。
しかも寝る前に
彼女がいたことに驚きはしないけど好きでもない人と、それも男と付き合うことは理解ができなかった。男に関しては考えたこともなかった。でも同性愛は社会的には認められつつあるわけだし偏見的なものもない。
 そんな事を考えていたらいつのまにかテントで熟睡していた。しかも隣で昨晩カミングアウトしてきた幼馴染が自分の寝袋にしがみつくようにして寝てるのを見てギョッとする。しかも普段は塗らないリップクリームらしきものが自分の唇に付いていた。悶々としながら身支度をしてご飯を食べてチェックアウトの準備をする。観光をしながら帰るのは少し楽しみでもあった。
 銭湯について脱衣所で少し困った。
同性愛の友人は普通に銭湯に入れるのかそんな事を考えていたらいつのまにか先に中に入っていってしまった。
意識しすぎだよな、同性愛者といえど誰でもいいわけではない。緊張も意識もするけど意味がない。
 俺が入った時にはもう誠は湯船に入る直前だった。俺も急いで湯船に入る。
体が温まった後に色々回ったりサウナに入ったり、寝ころび湯に入ってすぐ寝てしまった。
 いつのまにか1人になっていた。
サウナに入って体を温め直し脱衣所に向かう。置いていった事に文句を言い出る準備をする。
 帰りの車内で緊張しながらも色々話した。でも頭では誠が抱かれる側かとかどんな声を出すのかとかそんな事を考えてしまっていた。裸を見たせいか鮮明なイメージが浮かんでしまう。あまり知識がないから正直普通のAVみたいな感じのイメージになる。興奮とまでいかなくても少し昂るものがある。
 ゴツいといかなくても薄っすら浮き出た筋にしなやかな体。所々女性のような体触れるだけで震え、いつもより高い声、でもしっかり誠の声だとわかる声で喘ぐ。そんな事を考えてしまっていた。
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