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西帝国の大臣たちは
大聖女獲得のために息子たちの
アピール作戦が始まっていた。
大聖女の後継人となった皇后の元には
2人の息子の他にも縁談を決めなくては
ならなくなり頭を抱えていた。
「よく来てくれたわね。
今日はあなた達の縁談を決めたくて
呼んだのよ」
皇后は茶をひと口飲むと3人を見た
口火を切ったのは皇太子だった
「またですか以前に好きにしろと
言ったではありませんか」
「そうだけれどあの頃とは
年齢が違うわ…そろそろ決めなさいな」
皇太子には妃候補に2人の令嬢が居た。
「貴方はいいけれど2人が可哀想だわ
もし選ばれ無かった令嬢は
すぐにでも次の相手を見つけなければ
ならないのよ?
いつまでも貴方の我儘で引き伸ばして
いる訳にはいかないのよ」
「はぁ、、わかりました
近く令嬢に会って決めたい思います」
「そうしてちょうだい」
皇后は次にアベルを見た
「で、貴方は?
自分で見つけると宣言してから
何年過ぎたかしらね?」
アベルは茶を口にした後
とぼけたように答えた
「何年でしょうか…覚えていません」
「全く!
2人ともいい加減にしなさい!
王族の婚姻は遊びでは無いのですよ!」
ふん!
今度はディアターナを見た
「貴女はどんな相手を望んでいるのかしら?
もちろん爵位やら何やらあるけれど
出来るだけ希望に添える相手を探すわ」
ディアターナは悩んだ
「今は…考えられません」
だって…マークって言う秘密の彼氏が
いるんだもの。
もちろん結婚とかはお互いに考えてないし
立場を尊重しながら楽しく付き合っている。
マークとこっそり会ったり話したり
それがいいのよね。ふふっ
マークはディアターナの指名で
専任騎士として任務に付いている…
ほら、少し離れているけど
見える場所に居るでしょう?
ディアターナは友人として
忠告を受けた後
「私に色々と教えてほしい。
友人としてじゃなくて、、彼氏みたいに?
出来れば…友人以上の関係で…
無理かな?」と告白した。
マークは
「貴女は大聖女様です。
きっとこの先に身分相応の相手と
縁談を結ぶでしょう。
つまり…本気になったらいけないのです。
ディア…理解してもらえますか」
「うん、、
もしマークに好きな人が出来たり
縁談があったら邪魔しなさいから…
だからそれまでの彼氏って事で…」
「いいですよ。
俺はディアが好きだから
でも関係は内緒です。
誰かに知られたら終わりです
それでも良ければ」
「うん!よろしくねマーク!」
てな感じで付き合い始めて…
ちょいラブな感じなのだ。
人目を避けて隠れて会ったり
メモでやり取りしたり
目が合うと 微かに微笑みあったり
うっ、たまらん!
ディアターナはチラリとマークを見れば
マークは微かに口角を上げた。
はぁ、、どんどんマークを好きに
なっちゃうわ…かっこいいっ!
今は結婚よりも恋愛よね!
ディアターナは初めての恋を
楽しんでいた。
一方でマークは
必死に気持ちを隠しながら
ディアターナと付き合っていた。
あの時
カッコつけてディアと距離を置いた。
そう、、傷つきたくないからだ
「身分違い」はどうにも出来ない…
俺に好きな人が出来たら。
縁談がきたら…ディアはそう言った。
けど……
俺は天真爛漫なディアが好きだから
「貴女よりも先に結婚する事は無い」
そう言いたかった。
皇后と茶をしてから2週間後
皇太子は相手に侯爵令嬢を指名した。
公爵令嬢はハッキリとした性格で
ズバリとものを言うタイプだ。
そして侯爵令嬢のアーリア嬢は
もの静かなタイプ。
常に周りを観察しながら言葉を発する
人だった。
どうやら決めては「笑顔」のようだけど
両陛下は快諾すると侯爵家に
内定を伝え
正式に婚約準備に入った。
そしてアベルはいつも通りに
騎士団長として見回りや騎士の指導を
していた。
再び皇后からの呼び出しがあった
「いらっしゃいアベル
今日は貴方と話がしたかったのよ」
「何でしょうか」
「私ね、考えたんだけれど…
貴方の相手に聖女様はどうかしら?
歳はちょっと離れているけれど
6歳ぐらいならば大丈夫よね?」
「はぁ、、年齢の問題ではありませんよ
お互いに相容れないと思いますが」
「そう?まぁ政略結婚なんて
一緒に暮らしていれば
そのうちになるようになるわよ」
「……。
母上がそこまで言うならば
まずは聖女に聞いてみますが
俺としてはあくまで政略結婚であり
聖女様は聖女として見ますので
彼女が女性として幸せになるかは
約束出来ませんよ」
「なんて事を…
例え政略結婚だとしても
縁を結んだなら
男として夫として妻を大事にする。
当たり前の事だわ」
「どう接して良いものか
全く検討がつきませんね」
「まずは初夜に始まり定期的に
妻との関係を維持しながら
食事をして出かけたり
プレゼントを用意して
日々のスキンシップと
コミニュケーションで
育くんでいくのよ。
全く…子どもじゃあるまいし…」
「母上。
そういう事を言っているわけでは
ありませんよ」
「だったら何よ。
いい?相手候補に聖女を入れなさい。
これは母としての意見よ」
「わかりましたよ」
アベルはため息をつきながら
騎士練習場へと向かった。
護衛騎士を見てニマッと笑い
アホヅラしている女を
妃として見ろなんて
冗談じゃない。
アベルは
ディアターナとマークの関係に
気がついていた。
続く
大聖女獲得のために息子たちの
アピール作戦が始まっていた。
大聖女の後継人となった皇后の元には
2人の息子の他にも縁談を決めなくては
ならなくなり頭を抱えていた。
「よく来てくれたわね。
今日はあなた達の縁談を決めたくて
呼んだのよ」
皇后は茶をひと口飲むと3人を見た
口火を切ったのは皇太子だった
「またですか以前に好きにしろと
言ったではありませんか」
「そうだけれどあの頃とは
年齢が違うわ…そろそろ決めなさいな」
皇太子には妃候補に2人の令嬢が居た。
「貴方はいいけれど2人が可哀想だわ
もし選ばれ無かった令嬢は
すぐにでも次の相手を見つけなければ
ならないのよ?
いつまでも貴方の我儘で引き伸ばして
いる訳にはいかないのよ」
「はぁ、、わかりました
近く令嬢に会って決めたい思います」
「そうしてちょうだい」
皇后は次にアベルを見た
「で、貴方は?
自分で見つけると宣言してから
何年過ぎたかしらね?」
アベルは茶を口にした後
とぼけたように答えた
「何年でしょうか…覚えていません」
「全く!
2人ともいい加減にしなさい!
王族の婚姻は遊びでは無いのですよ!」
ふん!
今度はディアターナを見た
「貴女はどんな相手を望んでいるのかしら?
もちろん爵位やら何やらあるけれど
出来るだけ希望に添える相手を探すわ」
ディアターナは悩んだ
「今は…考えられません」
だって…マークって言う秘密の彼氏が
いるんだもの。
もちろん結婚とかはお互いに考えてないし
立場を尊重しながら楽しく付き合っている。
マークとこっそり会ったり話したり
それがいいのよね。ふふっ
マークはディアターナの指名で
専任騎士として任務に付いている…
ほら、少し離れているけど
見える場所に居るでしょう?
ディアターナは友人として
忠告を受けた後
「私に色々と教えてほしい。
友人としてじゃなくて、、彼氏みたいに?
出来れば…友人以上の関係で…
無理かな?」と告白した。
マークは
「貴女は大聖女様です。
きっとこの先に身分相応の相手と
縁談を結ぶでしょう。
つまり…本気になったらいけないのです。
ディア…理解してもらえますか」
「うん、、
もしマークに好きな人が出来たり
縁談があったら邪魔しなさいから…
だからそれまでの彼氏って事で…」
「いいですよ。
俺はディアが好きだから
でも関係は内緒です。
誰かに知られたら終わりです
それでも良ければ」
「うん!よろしくねマーク!」
てな感じで付き合い始めて…
ちょいラブな感じなのだ。
人目を避けて隠れて会ったり
メモでやり取りしたり
目が合うと 微かに微笑みあったり
うっ、たまらん!
ディアターナはチラリとマークを見れば
マークは微かに口角を上げた。
はぁ、、どんどんマークを好きに
なっちゃうわ…かっこいいっ!
今は結婚よりも恋愛よね!
ディアターナは初めての恋を
楽しんでいた。
一方でマークは
必死に気持ちを隠しながら
ディアターナと付き合っていた。
あの時
カッコつけてディアと距離を置いた。
そう、、傷つきたくないからだ
「身分違い」はどうにも出来ない…
俺に好きな人が出来たら。
縁談がきたら…ディアはそう言った。
けど……
俺は天真爛漫なディアが好きだから
「貴女よりも先に結婚する事は無い」
そう言いたかった。
皇后と茶をしてから2週間後
皇太子は相手に侯爵令嬢を指名した。
公爵令嬢はハッキリとした性格で
ズバリとものを言うタイプだ。
そして侯爵令嬢のアーリア嬢は
もの静かなタイプ。
常に周りを観察しながら言葉を発する
人だった。
どうやら決めては「笑顔」のようだけど
両陛下は快諾すると侯爵家に
内定を伝え
正式に婚約準備に入った。
そしてアベルはいつも通りに
騎士団長として見回りや騎士の指導を
していた。
再び皇后からの呼び出しがあった
「いらっしゃいアベル
今日は貴方と話がしたかったのよ」
「何でしょうか」
「私ね、考えたんだけれど…
貴方の相手に聖女様はどうかしら?
歳はちょっと離れているけれど
6歳ぐらいならば大丈夫よね?」
「はぁ、、年齢の問題ではありませんよ
お互いに相容れないと思いますが」
「そう?まぁ政略結婚なんて
一緒に暮らしていれば
そのうちになるようになるわよ」
「……。
母上がそこまで言うならば
まずは聖女に聞いてみますが
俺としてはあくまで政略結婚であり
聖女様は聖女として見ますので
彼女が女性として幸せになるかは
約束出来ませんよ」
「なんて事を…
例え政略結婚だとしても
縁を結んだなら
男として夫として妻を大事にする。
当たり前の事だわ」
「どう接して良いものか
全く検討がつきませんね」
「まずは初夜に始まり定期的に
妻との関係を維持しながら
食事をして出かけたり
プレゼントを用意して
日々のスキンシップと
コミニュケーションで
育くんでいくのよ。
全く…子どもじゃあるまいし…」
「母上。
そういう事を言っているわけでは
ありませんよ」
「だったら何よ。
いい?相手候補に聖女を入れなさい。
これは母としての意見よ」
「わかりましたよ」
アベルはため息をつきながら
騎士練習場へと向かった。
護衛騎士を見てニマッと笑い
アホヅラしている女を
妃として見ろなんて
冗談じゃない。
アベルは
ディアターナとマークの関係に
気がついていた。
続く
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