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「聖女、緊張しているのか」
アベルの言葉にゆっくりと頷いた
「ダンスです。全てはダンスですよ
逃げたいです、、本当に」
ディアターナは下を向いた
「練習したと聞いたぞ
堂々としていればいい」
「あの…踊る直前に殿下の足に
保護をつけますね」
アベルはその言葉に思わず笑いをこらえた。
「そんなに酷いのか、、
2重にかけてくれ」
「ちょっ…普通は大丈夫だから任せろ。
とか言うんじゃないのですか?」
「あぁ他の令嬢ならばそう言うな。
けれど君は別だ。
俺は足を大事にしているからな」
「……」
仲良さそうな2人をマークが
遠目に見ていた。
ディア…
やっぱり君は高嶺の花なんだな。
高台が似合うよ……
殿下の隣がね、、
グッと拳を握った。
パーティーが始まり陛下の挨拶が終わると
主人公がダンスを始めた
アベルとディアターナも準備を始め
アベルの足に保護をかけた。
アベルがディアターナをエスコートして
ホール中央にスタンバイすると
曲が流れた。
各国の王族たちと一緒に踊り出すと
ディアターナを見ながらマークは
美しいディアターナに見とれていた。
あぁ、、ディア とても綺麗だよ
ずっとずっと君を見ていたい。
けれどマークは王女の護衛騎士
王女を見ていなければいけない。
心の中でため息をついた。
アベルはダンス中
軽くディアターナを
持ち上げて踊っている。
周りからは見えない程度に
浮いたディアターナは
アベルの人形といった感じだった。
それでも無事にダンスを終えた
ディアターナは何もなかったように
アベルと席に戻ると とりあえず安堵した。
「殿下ありがとうございました」
「フッ、保護はありがたいが
やっぱり踏まれるのは
勘弁して欲しいからな」
「そうですか、そうですよね
良かったですよ。はいはいっ」
「フッ、顔に出すな
君はすぐに顔に出るな
今日はこの後 大聖女様の紹介も
あるんだ。本当に心配だな」
パーティーの締めくくりに
西帝国の陛下から大聖女の紹介があった。
各国の王族や要人たちは
西帝国に誕生した大聖女ディアターナを
目を輝かせながら見つめていた。
ディアターナは挨拶を無事に
終わらせるとパーティーの締めくくりに
会場いっぱいに光のシャワーを
降り注いだ
「来賓された皆さまに幸あれ」
シャンデリアに反射した光は
とても美しく皆は言葉を無くし
ただただ暖かい光を全身に浴びていた。
光が静かに消えると会場からは
鳴り止まない拍手が響き
皇太子殿下の挙式は無事に終了した。
「あぁぁー疲れたぁ……」
アベルがディアターナを部屋まで
エスコートするも
ディアターナは緊張がほぐれ
殿下の前でグダグダになってしまった。
「全く、大聖女もただの小娘だな
今日はゆっくり休んでくれ」
アベルはそう言うと とっとと
居なくなった。
「あぁ、
もう早く自分のベッドで寝たいわ」
侍女たちは笑った
「聖女様、アベル殿下に感謝してくださいね
王宮で部屋を用意してくださったのだから
今の疲れようでしたら屋敷まで
持ちませんでしたよ」
侍女たちは手際よくドレスを脱がし
ディアターナを風呂に入れた
「気持ちいい!このまま寝たいっ」
支度を終えてベッドに入れば
すぐに寝息をたてた。
侍女たちはディアターナを見た後
静かに部屋を出て騎士に挨拶をして
さがった。
ディアターナが泊まる部屋の前には
護衛騎士が5人も待機していた。
マークも護衛対象の王女が
部屋に入ると扉の外に立ち
辺りを見回しながら任務を遂行していた。
朝
マークは交代騎士に挨拶すると
すぐに部下からの報告確認という
名目をつくり
ディアターナが眠る部屋へと向かった。
部下はディアターナはまだ眠っていて
かなり疲れた様子だったと報告を受けた。
マークはディアターナを心配しながらも
次の任務に向けて騎士部屋で
横になった。
挙式から3日
各客人は観光を終わらせると
それぞれの国に帰り始めたが
マークの護衛対象である王女は
アベルとの面会を申し出ていた。
アベルは時間をつくり王女と
話し合いをしていた。
マークたち騎士は扉の前で待機していた。
長い話を終えた王女は
「自分の専属騎士と帰国準備をするから
西帝国の騎士はここまでで良い」
そう告げた。
そして翌日 王女は帰国した。
マークはやっと終わった…と
体を休めた。
数日が過ぎ
マークはアベルに呼ばれた
「今日は個人的な話だ」
人払いをした部屋に
アベルとマークの2人だけになった。
「俺に縁談の話がきた…
相手は大聖女ディアターナだ。
どうやら皇后は私たちを結ばせたいらしい
お前はどう思う」
どうとは…
貴方様は私の上司であり王族ですよ…
一体どんな返事を待っているのですか
「わかりません」
「ほう、わからんか、なるほどな……
そうか私の勘違いだったようだな」
「勘違いとはなんでしょうか」
「いや、お前が良いならばいいんだ。
まぁ呼び出した土産に面白い話しを
聞かせよう」
アベルはマークを見ながら口角を上げた。
「先日、お前が護衛を担当した王女だが
権力争いが激しいようでな…
我が国との堅い結びを希望していた。
王女は婿を我が国から探し
それに伴い騎士も味方にしたいらしい。
王女は私に「国に来る気はないか」
と尋ねてきたよ」
つまりアベル殿下を婿に迎えたいと?
マークはアベルの腹底を聞きたかった。
続く
アベルの言葉にゆっくりと頷いた
「ダンスです。全てはダンスですよ
逃げたいです、、本当に」
ディアターナは下を向いた
「練習したと聞いたぞ
堂々としていればいい」
「あの…踊る直前に殿下の足に
保護をつけますね」
アベルはその言葉に思わず笑いをこらえた。
「そんなに酷いのか、、
2重にかけてくれ」
「ちょっ…普通は大丈夫だから任せろ。
とか言うんじゃないのですか?」
「あぁ他の令嬢ならばそう言うな。
けれど君は別だ。
俺は足を大事にしているからな」
「……」
仲良さそうな2人をマークが
遠目に見ていた。
ディア…
やっぱり君は高嶺の花なんだな。
高台が似合うよ……
殿下の隣がね、、
グッと拳を握った。
パーティーが始まり陛下の挨拶が終わると
主人公がダンスを始めた
アベルとディアターナも準備を始め
アベルの足に保護をかけた。
アベルがディアターナをエスコートして
ホール中央にスタンバイすると
曲が流れた。
各国の王族たちと一緒に踊り出すと
ディアターナを見ながらマークは
美しいディアターナに見とれていた。
あぁ、、ディア とても綺麗だよ
ずっとずっと君を見ていたい。
けれどマークは王女の護衛騎士
王女を見ていなければいけない。
心の中でため息をついた。
アベルはダンス中
軽くディアターナを
持ち上げて踊っている。
周りからは見えない程度に
浮いたディアターナは
アベルの人形といった感じだった。
それでも無事にダンスを終えた
ディアターナは何もなかったように
アベルと席に戻ると とりあえず安堵した。
「殿下ありがとうございました」
「フッ、保護はありがたいが
やっぱり踏まれるのは
勘弁して欲しいからな」
「そうですか、そうですよね
良かったですよ。はいはいっ」
「フッ、顔に出すな
君はすぐに顔に出るな
今日はこの後 大聖女様の紹介も
あるんだ。本当に心配だな」
パーティーの締めくくりに
西帝国の陛下から大聖女の紹介があった。
各国の王族や要人たちは
西帝国に誕生した大聖女ディアターナを
目を輝かせながら見つめていた。
ディアターナは挨拶を無事に
終わらせるとパーティーの締めくくりに
会場いっぱいに光のシャワーを
降り注いだ
「来賓された皆さまに幸あれ」
シャンデリアに反射した光は
とても美しく皆は言葉を無くし
ただただ暖かい光を全身に浴びていた。
光が静かに消えると会場からは
鳴り止まない拍手が響き
皇太子殿下の挙式は無事に終了した。
「あぁぁー疲れたぁ……」
アベルがディアターナを部屋まで
エスコートするも
ディアターナは緊張がほぐれ
殿下の前でグダグダになってしまった。
「全く、大聖女もただの小娘だな
今日はゆっくり休んでくれ」
アベルはそう言うと とっとと
居なくなった。
「あぁ、
もう早く自分のベッドで寝たいわ」
侍女たちは笑った
「聖女様、アベル殿下に感謝してくださいね
王宮で部屋を用意してくださったのだから
今の疲れようでしたら屋敷まで
持ちませんでしたよ」
侍女たちは手際よくドレスを脱がし
ディアターナを風呂に入れた
「気持ちいい!このまま寝たいっ」
支度を終えてベッドに入れば
すぐに寝息をたてた。
侍女たちはディアターナを見た後
静かに部屋を出て騎士に挨拶をして
さがった。
ディアターナが泊まる部屋の前には
護衛騎士が5人も待機していた。
マークも護衛対象の王女が
部屋に入ると扉の外に立ち
辺りを見回しながら任務を遂行していた。
朝
マークは交代騎士に挨拶すると
すぐに部下からの報告確認という
名目をつくり
ディアターナが眠る部屋へと向かった。
部下はディアターナはまだ眠っていて
かなり疲れた様子だったと報告を受けた。
マークはディアターナを心配しながらも
次の任務に向けて騎士部屋で
横になった。
挙式から3日
各客人は観光を終わらせると
それぞれの国に帰り始めたが
マークの護衛対象である王女は
アベルとの面会を申し出ていた。
アベルは時間をつくり王女と
話し合いをしていた。
マークたち騎士は扉の前で待機していた。
長い話を終えた王女は
「自分の専属騎士と帰国準備をするから
西帝国の騎士はここまでで良い」
そう告げた。
そして翌日 王女は帰国した。
マークはやっと終わった…と
体を休めた。
数日が過ぎ
マークはアベルに呼ばれた
「今日は個人的な話だ」
人払いをした部屋に
アベルとマークの2人だけになった。
「俺に縁談の話がきた…
相手は大聖女ディアターナだ。
どうやら皇后は私たちを結ばせたいらしい
お前はどう思う」
どうとは…
貴方様は私の上司であり王族ですよ…
一体どんな返事を待っているのですか
「わかりません」
「ほう、わからんか、なるほどな……
そうか私の勘違いだったようだな」
「勘違いとはなんでしょうか」
「いや、お前が良いならばいいんだ。
まぁ呼び出した土産に面白い話しを
聞かせよう」
アベルはマークを見ながら口角を上げた。
「先日、お前が護衛を担当した王女だが
権力争いが激しいようでな…
我が国との堅い結びを希望していた。
王女は婿を我が国から探し
それに伴い騎士も味方にしたいらしい。
王女は私に「国に来る気はないか」
と尋ねてきたよ」
つまりアベル殿下を婿に迎えたいと?
マークはアベルの腹底を聞きたかった。
続く
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