貴方もヒロインのところに行くのね? [完]

風龍佳乃

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ホルバは1歳下の子爵令嬢と婚約し
今は領地経営を学んでいるらしい

バーレンはまだ婚約者が居なくて
友人達はマデリーンを忘れられない。と
茶化した

サブリナは侯爵子息と婚約までいったが
お遊びが原因で破棄になり
子爵が激怒してアカデミーを中退した。
と言った

サブリナを取り囲んでいた子息達は
いつの間にか解散していて
2年生になる頃には1人で居る事が多く
サブリナも余りアカデミーに
登校していなかった様だ

色々あったのねー

友人達の提案でマデリーンは最後に
入場してみんなを驚かせよう!
と、なった
成人を迎えるのにやる事は以前と
変わらないな。とマデリーンは
ちょっと嬉しかった


迎えた当日

マデリーンは兄にエスコートを頼んだ
使用人達はマデリーンを飾るのは
久しぶりだと張り切ってくれた

「うわ、とても綺麗ですよ」

「お嬢様は顔が変わったというか
表情に気品が加わりました」

「やだ、褒めすぎよ?
気品があるのは生まれつきだからね?」

「「「ぶはっ、、お嬢様 最高です!」」」

使用人達の笑いは何?
おかしいなぁ?
マデリーンは支度を終えた

エントランスで待つキル二ーの元に
向かった

「え!マデリーン お前、本当に綺麗だな
うわ、、親父泣かせだな」

「何で親父泣かせなのよ失礼ね
お待たせ」

「絶対に求婚者来るぞ?選別が大変だ」

「もう大袈裟よ」

マデリーンは会場に到着すると
少し馬車で待機して友人達との
打ち合わせ通りに会場に入った

「アビュータ伯爵家
マデリーン嬢そしてキル二ー子息入場」

家門と主人公そしてエスコート者の順で
名前が呼ばれ
マデリーンは兄の腕に手を回すと
開いた扉から優雅に入場した

「ん?ねぇちょっと何で兄様が
緊張するのよ、、」

「お前…視線!めっちゃ見られてるぞ」

「だから何よ?もう…」

キル二ーにエスコートされて中央まで
進み軽く挨拶をして
友人達が待つ場所に向かった

「お待たせ」

「ちょっとマデリーン、今の何?」

「そうそうびっくりしたわ
凄く優雅で良かったわよ」

「あ、南で習った挨拶よ
パーティー会場でやってみたかったの」

「そうなのね、みんな見てたわよ」

マデリーンは友人達のパートナーに
挨拶を交わし王族が入場するのを待った

「そろそろね」

爵位が高い順に列をつくり並び
全員が並ぶとファンファーレが鳴り
皆が頭を下げた

「面をあげよ
今日は成人を迎えた事をめでたく思う」

陛下の挨拶が終わると1組ずつ挨拶をしていく
マデリーンは伯爵家の1番目だ
キル二ーと一緒に前に出た

「アビュータ伯爵家マデリーンで
ございます」

マデリーンはヒューランに教えてもらった礼をしてみた

やってみたかったのよね。ふふっ

「ほう、アビュータのマデリーンか
その法はどこで習ったのだ」

「南に留学しました時に学びました」

「そうか!皇后が南の出だからな
見たら喜ぶだろうな」

「有り難きお言葉身に染み入ります」

「ははは」 そこで秘書官が入った

「陛下、お時間が…」

「おおそうか、マデリーンよおめでとう」

成功かしら?今日はヒューランに
感謝だわ

挨拶が終わると陛下は会場を後にした

成人者達のダンスが始まり
マデリーンはキル二ーと踊った

「おい、これから大変だぞ」

「何が?」

「目立ちたがり屋だったんだな
まぁ、すぐにわかるさ」

キル二ーとの踊りを終えてすぐに
わかった

ダンスを待つ希望者が並んでいる

「嘘!大変って…この事なのね」

キル二ーからの2人と踊りギブアップ

キル二ーがやんわりとマデリーンが
ダンスを終えた事を子息達に伝えると
マデリーンは安堵してジュースを
飲んだ

「はぁ、生き返ったわ」

「だから言っただろ?
でもさ、エスコートしてた男達まで
お前を見てたぞ、気をつけろよ
「私の婚約者を取らないで」とか
言われるぞ?」

「無いわよ、人の婚約者に手を出すわけ
ないじゃない」

「そうだなお前は大丈夫だな」

「そうそう!ないわよ」

2人で笑っていた時だった

「マデリーン」

マデリーンを呼ぶ声に身体がピクリと
止まった

この声は…… バーレンだ

振り返っていいの?
振り返らない方がいいの?
誰か教えて……よ

キル二ーがサッと入ってくれた

「やぁ、おめでとう」

「ありがとうございます
私はバーレン・ダグラスといいます
その…マデリーン嬢とは少し親しく
させて頂きました」

「少し、親しく、か…
難しい事を言うね。で、何かな」

「はい、マデリーン嬢と話しを
したいのですが」

キル二ーはチラリとマデリーンを見た

マデリーンはコクリと頷いた

「そうか、じゃあマデリーン
テラスに行きなさい。ここから見える
から」

「はい」

マデリーンはゆっくりと振り返った
そこに居たのはあの頃よりも
背が高くガッチリしたバーレンだった

「マデリーン嬢エスコートしても?」

バーレンが腕を出した

「お願いします」

マデリーンはバーレンの腕に
手を回した

2人がゆっくりテラスに向かうと
友人達はニヤニヤしながら
後ろ姿を見ていた
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