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エドモンドはナタリナをティールーム
に案内した。
ここは生徒会の人しか入れないはず…
大丈夫なのかしら…
エドモンドの側近は2人にお茶を出して
隣の部屋で何やら書類に目を通している
「……。」ナタリナはどうしていいか
わからないでいる
「ナタリナ嬢。首席入学したそうだね
凄いじゃないか」
「いえ、たまたまですわ…」
「たまたまで首席ってさ、相当
有能って事だよ」
え?「あ、えっと頑張りました」
プハッ「ナタリナ嬢って面白いね」
エドモンドは気さくな笑みを向けてきた
その笑顔に少し元気を貰えた気がした。
「ナタリナ嬢とはあのお茶会以来
だよね。10年になるのかー」
エドモンドに見つめられたナタリナは
ちょっと恥ずかしくなってしまい
話せなくなってしまった。
「もしかして急に誘って
悪かったかな」
「違います。あ、私が緊張している
だけなんです。すみません」
「そうか、緊張してるのか。
ナタリナ嬢は茶会は苦手なのかな?
余り見かけないからさ」
「苦手とかではありませんが…
多分、父や母が私に話しを
持って来ないのかと思います」
エドモンドは少し驚いた顔をして
「そうか、悪い事を聞いてしまったな」
と、申し訳なさそうな表情をする。
「ん…今度、僕が茶会に誘っても
いいだろうか?」
「はい。ただ…参加出来るかは
わかりませんが…嬉しいです」
「参加出来ない。とは何故かな?」
「恥ずかしながら、手紙が私に
届くかわかりません。それに
ドレスとか…ないんです」
エドモンドは衝撃を受けた。
ナタリナ嬢は公爵家だぞ?
どういう事なんだ…
「ならば、僕が行ってもいいかな?」
「はい、もちろんです」
「じゃあ、またお茶しよう。約束だよ」
そうしてエドモンドと別れた。
※※※
エドモンドは思い返していた。
婚約者を決めるお茶会の時
ナタリナ嬢のお菓子を食べる姿が
可愛くてずっと見てたな…
すごく嬉しそうな表情が良かったんだ。
僕は婚約者にナタリナ嬢を指名したけど
イザベラ公爵令嬢が選ばれたんだ。
イザベラの母イーダス公爵夫人は
ワンド王国の第3王女で
留学生として来た学園で伯爵と出会い
大恋愛をして結婚し、当時は
身分を越えたラブロマンスとして
盛り上がり、伯爵は一代限りの
公爵位を与えられたのだ。
問題はイザベラ嬢。
彼女には想い人がいて2人は愛し合い
将来を誓っていたと言う。
エドモンドは2人には幸せに
なってほしいと思っている。
なんせ相手はマルダ国の王子
イザベラ嬢を妃として迎えたい。と
何度も親書が来ている程だ…
王女が居ないこの国から
公爵令嬢が嫁げば悪い事など
何も無い。
むしろ有効関係を持続出来るのだから。
この状態に陛下も頭を悩ませていた
婚約白紙を検討しているが、
新たな王子妃選びや貴族院との
話し合いが難航していて
未だ話し合いが続いているのだ。
エドモンドは
陛下の最終決定に従うつもりだが、
早期の判断を願いでていた。
後日
ナタリナはライナスに会う事を躊躇して
いたが、
いつかは話し合わなければならないし、
あの女性はただの仲の良い友人かも
しれない。
と、自分に言い聞かせていた。
ナタリナは思い切って
ライナスが生活する学生寮へと向かった
確か、ここよね。
寮の前で立ち止まり考えている。
うっ…部屋はどこかしら?
ちゃんと調べてから来るべきだったわ…
に案内した。
ここは生徒会の人しか入れないはず…
大丈夫なのかしら…
エドモンドの側近は2人にお茶を出して
隣の部屋で何やら書類に目を通している
「……。」ナタリナはどうしていいか
わからないでいる
「ナタリナ嬢。首席入学したそうだね
凄いじゃないか」
「いえ、たまたまですわ…」
「たまたまで首席ってさ、相当
有能って事だよ」
え?「あ、えっと頑張りました」
プハッ「ナタリナ嬢って面白いね」
エドモンドは気さくな笑みを向けてきた
その笑顔に少し元気を貰えた気がした。
「ナタリナ嬢とはあのお茶会以来
だよね。10年になるのかー」
エドモンドに見つめられたナタリナは
ちょっと恥ずかしくなってしまい
話せなくなってしまった。
「もしかして急に誘って
悪かったかな」
「違います。あ、私が緊張している
だけなんです。すみません」
「そうか、緊張してるのか。
ナタリナ嬢は茶会は苦手なのかな?
余り見かけないからさ」
「苦手とかではありませんが…
多分、父や母が私に話しを
持って来ないのかと思います」
エドモンドは少し驚いた顔をして
「そうか、悪い事を聞いてしまったな」
と、申し訳なさそうな表情をする。
「ん…今度、僕が茶会に誘っても
いいだろうか?」
「はい。ただ…参加出来るかは
わかりませんが…嬉しいです」
「参加出来ない。とは何故かな?」
「恥ずかしながら、手紙が私に
届くかわかりません。それに
ドレスとか…ないんです」
エドモンドは衝撃を受けた。
ナタリナ嬢は公爵家だぞ?
どういう事なんだ…
「ならば、僕が行ってもいいかな?」
「はい、もちろんです」
「じゃあ、またお茶しよう。約束だよ」
そうしてエドモンドと別れた。
※※※
エドモンドは思い返していた。
婚約者を決めるお茶会の時
ナタリナ嬢のお菓子を食べる姿が
可愛くてずっと見てたな…
すごく嬉しそうな表情が良かったんだ。
僕は婚約者にナタリナ嬢を指名したけど
イザベラ公爵令嬢が選ばれたんだ。
イザベラの母イーダス公爵夫人は
ワンド王国の第3王女で
留学生として来た学園で伯爵と出会い
大恋愛をして結婚し、当時は
身分を越えたラブロマンスとして
盛り上がり、伯爵は一代限りの
公爵位を与えられたのだ。
問題はイザベラ嬢。
彼女には想い人がいて2人は愛し合い
将来を誓っていたと言う。
エドモンドは2人には幸せに
なってほしいと思っている。
なんせ相手はマルダ国の王子
イザベラ嬢を妃として迎えたい。と
何度も親書が来ている程だ…
王女が居ないこの国から
公爵令嬢が嫁げば悪い事など
何も無い。
むしろ有効関係を持続出来るのだから。
この状態に陛下も頭を悩ませていた
婚約白紙を検討しているが、
新たな王子妃選びや貴族院との
話し合いが難航していて
未だ話し合いが続いているのだ。
エドモンドは
陛下の最終決定に従うつもりだが、
早期の判断を願いでていた。
後日
ナタリナはライナスに会う事を躊躇して
いたが、
いつかは話し合わなければならないし、
あの女性はただの仲の良い友人かも
しれない。
と、自分に言い聞かせていた。
ナタリナは思い切って
ライナスが生活する学生寮へと向かった
確か、ここよね。
寮の前で立ち止まり考えている。
うっ…部屋はどこかしら?
ちゃんと調べてから来るべきだったわ…
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