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離ればなれ
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光星がアメリカに出発した日の夜。
花純は仕事を終えると、自分のワンルームマンションに帰って来た。
「ただいま。ふう……、なんだか久しぶりだな」
換気がてら窓を開けると、そのままベランダに出る。
夜空を見上げるといくつもの星が瞬いていた。
「綺麗な星。……光星さん」
呟いた途端、涙が込み上げてきて戸惑う。
「あれ、おかしいな。どうしたんだろ?」
慌てて指先で涙を拭った。
こんな感覚は初めてだ。
寂しい? 心細い?
切なくて、胸が痛む。
これまでは、一人気ままな方が好きだったのに。
光星が先週、離れるのは寂しいと言った時だって、自分は平気だったのに。
「光星さん、会いたい……」
心強い存在がそばにいてくれるようになったら、自分はこんなにも弱くなってしまったのだろうか。
触れ合う温かさを知ってしまったら、離れた時にこんなにも心細さを感じるようになってしまったのだろうか。
恋をしたら、一人では生きていけない弱い人間になってしまった?
「強くなりたい。光星さんを支えられるように」
ギュッと唇を噛み締めて涙を堪える。
光星は今頃飛行機の中。
「この星空を、光星さんも見てるかな……」
次に会える時までがんばろうと、花純はひときわ綺麗に輝く一等星に誓った。
◇
翌朝。
アラームの音で目を覚ました花純は、スマートフォンに手を伸ばす。
と、アラームを止めた途端、電話がかかってきた。
「わっ、びっくりした。電話? 光星さんだ!」
急いで電話に出る。
「もしもし、光星さん?」
『花純、おはよう。ちょうど起きる頃だと思って』
「今起きました。光星さんは、無事に着きましたか?」
『ああ、着いたよ。こっちは昼過ぎだけど、時差ボケで眠い。花純は? よく眠れた?』
「うーん、ちょっと寝不足です。一人で寝るのは久しぶりで……」
すると電話の向こうで光星が声のトーンを下げた。
『ひょっとして、寂しかった?』
「……はい」
小さく返事をすると、光星は無言になる。
「えっと、光星さん?」
『ごめん、嬉しくてニヤけて……』
「え?」
『花純が俺のこと、そんなふうに思ってくれるのが嬉しい。って、ごめん。寂しがらせてるのに』
改めてそう言われ、花純も気恥ずかしさに言葉に詰まった。
『花純、早く会いたい』
「私もです」
その時、遠くから『コウセイ!』とアンドリューの声がした。
「アンドリューが呼んでますね。もう切ならきなゃ」
『そうだな。花純も仕事、気をつけて行っておいで。また連絡する』
「はい、光星さんもお仕事がんばってください」
『ありがとう。それじゃあ』
通話を終えると、花純は嬉しさと寂しさが入り混じったような気分でスマートフォンを胸に当てる。
遠く離れているのは寂しいけれど、光星の優しさを感じて心が温かくなった。
「やっぱり好き。光星さんが大好き」
ポツリと呟くと、笑顔でベッドを降りた。
◇
「花純ー、ランチ行こ!」
「うん!」
昼休みに千鶴に誘われ、二人で5階のカフェに行く。
いつもと変わらず、滝沢がレジカウンターから笑いかけてきた。
「お疲れーっす!」
「滝沢、あんたいっつもここにいて、大学大丈夫なの? 留年すんじゃない?」
「ちゃんと単位取ってるっつーの! ひでーな、杉崎さん。サービスなしね」
「わー、うそうそ!」
「もう遅い。今日はチーズ減り減り」
「なによ、それ」
二人のやり取りに、花純は思わず笑い出す。
「森川さんは何にする? カフェモカにホイップマシマシにしようか」
「いいね、そうしようかな。今日は甘いもの食べたい気分」
「じゃあ、パンケーキがおすすめ。酸味のあるフルーツソースの」
「うん! そうする。ありがとね、滝沢くん」
すると千鶴がムッとしながら割って入った。
「滝沢、花純にばっかり甘いじゃない。私へのおすすめは?」
「そうっすねー。鬼カラのアラビアータ、唐辛子マシマシで」
「そんなとこ、増さんでいい!」
「増さんでいいって、日本語おかしくね?」
「あんたの日本語の方がよっぽどおかしいわよ!」
揉めつつも、結局千鶴はアラビアータを注文した。
「へえ、上条さん今アメリカなんだ」
「うん、そうなの。 仕事で1週間」
「ふうん。花純、それでちょっと元気なかったんだ」
「え、私そんなふうに見えた?」
「なんとなくね。最近ホワーンとしてたのが、今日はシュンってしぼんでたから」
テーブルでそんな話をしていると、滝沢が料理を運んで来た。
「お待たせー。なに? 上条さん今アメリカなの?」
「うん、そう」
「じゃあ帰ってくるまで俺とつき合う?」
「なんでそうなるのよ? つき合いません」
「ちえっ、ケチー」
笑いながら軽口を叩いて、滝沢はカウンターへと戻って行く。
「ね、花純。それなら今夜飲みに行かない? 原も誘ってさ」
千鶴の言葉に花純はすぐさま頷く。
「うん、行きたい!」
「よし、決まりね。原にも言っとく」
すると後ろから「俺も行きまーす!」と滝沢の声がした。
「この地獄耳! ちゃんと仕事しなさい!」
千鶴はそう言ったあと、「仕方ない、あいつも連れてってやるか」と笑った。
花純は仕事を終えると、自分のワンルームマンションに帰って来た。
「ただいま。ふう……、なんだか久しぶりだな」
換気がてら窓を開けると、そのままベランダに出る。
夜空を見上げるといくつもの星が瞬いていた。
「綺麗な星。……光星さん」
呟いた途端、涙が込み上げてきて戸惑う。
「あれ、おかしいな。どうしたんだろ?」
慌てて指先で涙を拭った。
こんな感覚は初めてだ。
寂しい? 心細い?
切なくて、胸が痛む。
これまでは、一人気ままな方が好きだったのに。
光星が先週、離れるのは寂しいと言った時だって、自分は平気だったのに。
「光星さん、会いたい……」
心強い存在がそばにいてくれるようになったら、自分はこんなにも弱くなってしまったのだろうか。
触れ合う温かさを知ってしまったら、離れた時にこんなにも心細さを感じるようになってしまったのだろうか。
恋をしたら、一人では生きていけない弱い人間になってしまった?
「強くなりたい。光星さんを支えられるように」
ギュッと唇を噛み締めて涙を堪える。
光星は今頃飛行機の中。
「この星空を、光星さんも見てるかな……」
次に会える時までがんばろうと、花純はひときわ綺麗に輝く一等星に誓った。
◇
翌朝。
アラームの音で目を覚ました花純は、スマートフォンに手を伸ばす。
と、アラームを止めた途端、電話がかかってきた。
「わっ、びっくりした。電話? 光星さんだ!」
急いで電話に出る。
「もしもし、光星さん?」
『花純、おはよう。ちょうど起きる頃だと思って』
「今起きました。光星さんは、無事に着きましたか?」
『ああ、着いたよ。こっちは昼過ぎだけど、時差ボケで眠い。花純は? よく眠れた?』
「うーん、ちょっと寝不足です。一人で寝るのは久しぶりで……」
すると電話の向こうで光星が声のトーンを下げた。
『ひょっとして、寂しかった?』
「……はい」
小さく返事をすると、光星は無言になる。
「えっと、光星さん?」
『ごめん、嬉しくてニヤけて……』
「え?」
『花純が俺のこと、そんなふうに思ってくれるのが嬉しい。って、ごめん。寂しがらせてるのに』
改めてそう言われ、花純も気恥ずかしさに言葉に詰まった。
『花純、早く会いたい』
「私もです」
その時、遠くから『コウセイ!』とアンドリューの声がした。
「アンドリューが呼んでますね。もう切ならきなゃ」
『そうだな。花純も仕事、気をつけて行っておいで。また連絡する』
「はい、光星さんもお仕事がんばってください」
『ありがとう。それじゃあ』
通話を終えると、花純は嬉しさと寂しさが入り混じったような気分でスマートフォンを胸に当てる。
遠く離れているのは寂しいけれど、光星の優しさを感じて心が温かくなった。
「やっぱり好き。光星さんが大好き」
ポツリと呟くと、笑顔でベッドを降りた。
◇
「花純ー、ランチ行こ!」
「うん!」
昼休みに千鶴に誘われ、二人で5階のカフェに行く。
いつもと変わらず、滝沢がレジカウンターから笑いかけてきた。
「お疲れーっす!」
「滝沢、あんたいっつもここにいて、大学大丈夫なの? 留年すんじゃない?」
「ちゃんと単位取ってるっつーの! ひでーな、杉崎さん。サービスなしね」
「わー、うそうそ!」
「もう遅い。今日はチーズ減り減り」
「なによ、それ」
二人のやり取りに、花純は思わず笑い出す。
「森川さんは何にする? カフェモカにホイップマシマシにしようか」
「いいね、そうしようかな。今日は甘いもの食べたい気分」
「じゃあ、パンケーキがおすすめ。酸味のあるフルーツソースの」
「うん! そうする。ありがとね、滝沢くん」
すると千鶴がムッとしながら割って入った。
「滝沢、花純にばっかり甘いじゃない。私へのおすすめは?」
「そうっすねー。鬼カラのアラビアータ、唐辛子マシマシで」
「そんなとこ、増さんでいい!」
「増さんでいいって、日本語おかしくね?」
「あんたの日本語の方がよっぽどおかしいわよ!」
揉めつつも、結局千鶴はアラビアータを注文した。
「へえ、上条さん今アメリカなんだ」
「うん、そうなの。 仕事で1週間」
「ふうん。花純、それでちょっと元気なかったんだ」
「え、私そんなふうに見えた?」
「なんとなくね。最近ホワーンとしてたのが、今日はシュンってしぼんでたから」
テーブルでそんな話をしていると、滝沢が料理を運んで来た。
「お待たせー。なに? 上条さん今アメリカなの?」
「うん、そう」
「じゃあ帰ってくるまで俺とつき合う?」
「なんでそうなるのよ? つき合いません」
「ちえっ、ケチー」
笑いながら軽口を叩いて、滝沢はカウンターへと戻って行く。
「ね、花純。それなら今夜飲みに行かない? 原も誘ってさ」
千鶴の言葉に花純はすぐさま頷く。
「うん、行きたい!」
「よし、決まりね。原にも言っとく」
すると後ろから「俺も行きまーす!」と滝沢の声がした。
「この地獄耳! ちゃんと仕事しなさい!」
千鶴はそう言ったあと、「仕方ない、あいつも連れてってやるか」と笑った。
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